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2015年2月22日 (日)

どこから、どこへ?

隕石コレクター  リチャード・ノートン  築地書館

 コピーは、鉱物学、岩石学、天文学が解き明かす「宇宙からの石」なんですが、隕石一般とゆーか、隕石に絡んでいたらどこまでもの世界かなぁ?なのでやたらと範囲が広いというか、通して読むとちょっとバラけた、もしくはかっとんだ感じがしないでもないんだけど、これ訳者のあとがきを拝読すると「原書はいわば「隕石大全」ともいえるもので、隕石の従兄弟である流星や流星群から、隕石落下にともなう現象、クレーター、隕石が科学的に認められた過程、有名な落下、隕石の分類、その起源、隕石ハンター…と数えきれないほど多くのトピックを厚かった大著だ。日本語版を出すにあたり、残念ながら第一章から第八章までを割愛し、本書の最も魅力的な部分、つまり、「隕石ハンター」「隕石の分類」、そして「隕石から見えてきた地球と宇宙」に集中せざるをえなかった」そーで、結果どーなったかとゆーと「大幅に割愛したために無理な部分が出てきたが、「日本語版が第三版だというぐらいの気持ちで編集していただいて構わない」という著者の言葉に励まされ、順番の入れ替えや補足、明らかに古い箇所の削除や隕石回収データの更新などを行い、隕石に興味を持つ人々の知的好奇心を満足させられるような隕石学入門を目指した」になったとな…

 でまぁ本書はおおまかにいうと三つの章から成り立っているんだけど、これが通奏低音は隕石だけど、方向性はずぇんずぇん違うんじゃね?な本が出来上がったという事らすぃ…隕石というか、隕石という石の話じゃねから、隕石探しに鳥か連れた人達じゃね?な話から、隕石ってどこから来たの?に至っては石の話というより天文学じゃね?でして、よーするに隕石を極めるって博物学のよーに総合科学力が必要らすぃ(笑)それも最先端科学から趣味的なソレまで網羅せんとあかんのじゃーっなノリか(笑)

 とゆー訳で、隕石に興味のある方は本書をドゾというより、本書で自分の興味をひくところからドゾの世界かなぁ(笑)

 アリス的に隕石…自他共に認める雑学データベースのアリスからしたら隕石も守備範囲な気がしないでもないけど、ジャバウォッキーの准教授だから、もしかして隕石の一つ位保有していてもおかしくはないか?出先で蚤の市に行く位だから、ひょんな事からあると思いますじゃね(笑)安物の銀のペンダントよりは、遥かに可能性ありそーだと思うけどなぁ(笑)

 そんな訳で隕石なんですが、実は隕石というものは「科学者が発見するのではなく、一般の人が面白い石を探しているときに見つけたものだ」という事になるそで…ちなみに「隕石は黒くて重い」とな…そーだったのか?隕石?「ほとんどの隕石は地上の岩石よりも単位体積当りの重さが重い。これはニッケル-鉄の合金や含鉄鉱物を含むからだ」そな…気持ち的に空から飛んでくるのだから軽いのかと思っていたら、むしろ逆で重いのか?隕石?ついでに言うと、金属含んでいる可能性大だから「ある程度磁石にくっつく」という事にもなるらすぃ(笑)

 でもって「知られてる隕石のうち約三分の二が「発見隕石」である」だそで、発見隕石とは何ぞや?とゆーと「隕石が落下するときに見られる火球が目撃されず、落下後かなり経ってから発見される隕石のことだ」そな…どん位とゆーと「オルドビス紀の二つの「隕石の化石」を除くと、最古のものは南極で見つかった約七〇万年前の隕石」だとか…地球史的にみれば最近の話じゃまいか?になるのかなぁ?とゆー事で「地球の環境は隕石の生存にあまり適していないのである」になっちゃう模様(笑)

 ちなみに「隕石の巨大なものは、すべて「鉄隕石」である」そーで、これまた「すべて有史以前のものだと考えられている」とな…女、犬、テント(アーニートゥ)(グリーンランド→アメリカ自然史博物館/米)とか、ウィラメッテ(オレゴン→アメリカ自然史博物館)、オールドウーマン(モハヴェ砂漠のオールドウーマン山脈→カリフォルニア砂漠情報センター)、ポートオーフォード(ローグリバー山脈→不明・もしくはガセ)、ツーソン・リング(サンタリタ山脈・トゥバック→スミソニアン協会)、カールトン(サンタリタ山脈→スミソニアン協会)、さて、このツーソンからの隕石の話は実に興味深いので是非本書をドゾ。隕石と分かって送った(贈った)人と、その隕石を輸送した人と、スミソニアンの対応が実にパネェ…それにしてもこの運んだ人の言う事を真に受けて間違ったスミソニアンの方々はまことにお気の毒ではあるけど、事実が暴露されてからのスミソニアンの対応が、日本人としてはよく知っておくべきだろぉなぁ(笑)間違いが指摘されて、尚且つ政治的にも異議申し立てを十年も続けて、ようやく訂正されるに至るって…成程、米ってそゆ伝統芸能なんですねぇ…さすが正義の国は一味違う(笑)その他、米だけではなくて、世界中にも巨大隕石あると思いますらしいので詳細は本書をドゾ。

 他に隕石ハンターとゆーか、隕石に憑りつかれた人達のお話もこれまた興味深いので、こちらも詳細は本書をドゾ。ハーヴィー・ハロウ・ナイニンガーとか、ロバート・A・ハーグとか出てきます(笑)

 さて、隕石採集にはに、ルーペや磁石が必須アイテムなのはともかく、採集手順が「素手ではなく道具を使って行われ、発見されたその場所で写真撮影をした後、仮の野外番号が付けられてプラスチック袋に密封保存される。それから標本は冷凍された状態でヒューストンにあるジョンソン宇宙センター内の隕石研究所に送られる。NASA、国立科学財団、ならびにスミソニアン協会が責任をもって標本の目録を作り、世界中の適切な科学者に分配する」となる模様…まぁ手順の基本形というか、ベストな一つじゃまいか?だろーけど…

 も一つ面白エピと言っていいのかで、隕石も石に違いないというとこでしょか?で炭素質コンドライトの場合、ちょっと変わった隕石という事になるらすぃーが、これを「無知な地質学者なら隕石ではなく変わった地球の岩石だと思ってしまうだろう」とゆーお話…「私は昔、大学の鉱物学の実験クラスに炭素質コンドライトを持っていって、先生や生徒に鑑定をお願いしてみた。かなりの論争の末、化学的に変化した堆積岩の一種だろうということで落ち着いた」そな…プロ及びプロ予備軍でも見誤う隕石、あると思いますなのか(笑)

 隕石は果たしてどっからやってきたとゆー目を地面から空に向けて考えみよーで、「小惑星こそが隕石の母天体だということだ」そな…更に、原始太陽系星雲のガスから、どーしてできたの解説の詳細も本書をドゾ。ちなみに「今から四〇年以上も昔、数人の勇気ある科学者が「隕石は小惑星から来るのではないか」と主張した。現在では明らかなこの仮説も、定着するまでには茨の道ならぬ「岩だらけの道」を通らなければならなかった」そな…この山あり谷ありのお話の詳細は本書をドゾ、涙なくして読めません(笑)

 とはいえ、これは「最も妥当だと考えられる推測にすぎない」訳で、どや顔するには「宇宙船で小惑星帯に行き、小惑星のサンプルをじかに集めることだろう。これは迷子の生みの親を探すのに、血液型検査やDNA検査を行うようなものだ」の件で、何かピーンときません?ナッツじゃなくて、小惑星のサンプルリターンっ…どこかでそんな話聞いた覚えが日本人ならあるじゃまいか?イトカワからの砂だか埃だか微粒子だかで、もしかしてそんな壮大な夢が実現するんじゃまいか?なのか?これってもしかして凄い事なんじゃね?いや、凄いとは思っていたけど、も・の・す・ご・い事だともしかしていつもの日本人が一番気付いていないパターンか(笑)

 それにしても地球って「毎年およそ四万トンの隕石質の塵粒子が地球に降り注ぐ。これは地球上どこでも一定で均一だ」とは知らなんだ…星は降り注いでいるってか?

 他にもたくさんエピ満載ですので、詳細は本書をドゾ。いやもー何とゆーか上を見ても隕石、下を見ても隕石の世界で、隕石とっかかりが多すぎるでしょか(笑)そして、未だに未知の部分が多すぐるというのも(笑)

 最後の本書で、隕石史なとこを一つ、隕石と生命で…「いくつかの隕石の中に海綿や珊瑚に似た生命体の化石を発見したという報告が出てきた。最初は単なる知的な論争であったものが、化学的な大騒動に変わっていった。ヨーロッパの優秀な科学者が罵り合うさまは、マスコミの恰好のネタになった」とな…とはいえ「一九世紀末までにこの論争も下火になった」そな…

 さて、話はここから先に進んで「一九三〇年代、カリフォルニア大学バークレー校の細菌学者チャールズ・B・チャップマンが、八つの異なる隕石の中に生きた微生物を発見し、培養に成功したと発表して、この説が再び浮上したのである。今回も報道が-このときはニューヨーク・タイムズが先行して-リップマンが隕石の中に生命体を発見したという挑発的な記事を掲載した」そな(笑)後にそれは「地球のパクリテリアだということがわかった」とな…「隕石はただ汚染されていたのだ」そー…

 しかし、そんな事でめげる米科学者ではなーいってか?「一九六一年、フォーダム大学のバーソロミュー・ナージとダグラス・J・ヘネシー、そしてエッソ調査会社のウォーレン・マイシャインは、共同で「オルゲイユ炭素質コンドライト」の分析をまとめた論文を発表し、その中で再びのこの問題を取り上げた」とな…「「オルゲイユ隕石」の中から、生命体の副産物に似た炭化水素が検出されたのだ」そな…そして彼らは「ニューヨーク・タイムズが報じるままにしておいた。「この隕石がどこから来たものであっても、何かがそこで生きていたと我々は確信している」というニューヨーク・タイムズの記事を読んだ読者は仰天した」って…さすが、天下のNYタイムズ、昔から歪みねぇ…そこにしびれるあこがれるぅ(笑)さすが正義の国の新聞サマは違う(笑)

 それはともかく、その後の月面探査とか、マーチソン隕石の件とか、火星探査とかの詳細は本書をドゾ。科学者の執念なのか?見つかるまでは探しますとゆー事なんですね、わかります(笑)

 隕石とはただの石ではないんですねぇ?それを見る人の視線によってさまざまに導き出されると…ただのパンピーではまずその石が隕石か?どーか?すらアレだが、と思っていたら巻末のコラムに「日本で一般の人が拾った岩石を隕石かどうか調べてもらうなら国立科学博物館に相談するのがよい」そーで…そーだったのか?博物館?上野のアレって、そんな仕事もしていたんですねぇ…

 目次参照  目次 理系

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