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2015年3月23日 (月)

この線路はいつか来た道?

女三人シベリア鉄道  森まゆみ  集英社

 タイトルからして軽いシベリア旅行記みたいなノリかと思ってみたら、この女三人というのは、著者の女友達との弥次喜多的なソレじゃなくて、過去にシベリア鉄道を旅した女性三人の足跡をなぞる旅だったんですねぇ…で、その三人とは誰なんじゃ?というと、与謝野晶子、宮本百合子、林芙美子…日本人ならたいていの人は知っているビックネームがズラリとな…

 でまぁ、著者は日本を旅立ち、ロシアルートをメインにして、中国ルートもフォローしつつ、一路パリに向かうでござるの巻か?お供というより、ガイド兼通訳の女子大学院生(露/中)をそれぞれにつけての女二人旅が始まると…

 飛行機の発達した今、遠方に列車で行く旅というのは、どーなんだろぉ?シベリア的にはあると思いますなんだろか?しかし、思うに露こそ高速鉄道必要なんじゃね?かなぁ…まぁ厳寒でも動くならば、だけど(笑)後は線路のメンテナンスが大変か…

 それにしてもシベリア鉄道って物凄く昔からあるイメージでいたら、全線開通したのは1904年、日露戦争の年とは…そして、この三人も明治大正昭和と激動の20世紀前半史ともろ被りで進む訳で、舞台はいやでもドラマチックでございます。まさに旅が命懸けだった時代の話が展開しておりまする…

 その頃と今と旅は二重らせんを描いて進むってか(笑)

 アリス的にシベリアとなるとロシア紅茶絡みとなるのだろぉか?でもって列車の旅は、アリス鉄オタだからなぁ(笑)シベリア鉄道の旅はマレーみたいに旅した事があるのか?どーか?アリスの場合はあながちないとは言い切れないからなぁ(笑)思いもしないとこ行っている感じだし(笑)他にアリス的なとこというと、作家的なとこだろか?三人とも文学つながりで、どーよだけど、女流作家的なとこでいくなら朝井さん出番ですになるのだろーか?となると、今朝井さんがシベリア鉄道の旅に出るぅーっとなれば、どーなっていただろー?という夢はあるよなぁ(笑)

 さて、現代のシベリア鉄道の旅、色々エピが出できて、昔のそれより現代のソレの方が何か新鮮な気がしますた(笑)やっぱ大陸って時間軸が違う気がする(笑)例えば「いまでもロシアは旅するのがめんどくさい国だ。まずヴィザがいる。それもロシア国内での経路、行動がはっきりしないともらえない。シベリア鉄道の乗りつぎの切符と、下車する地点でのホテルのバウチャーをそろえてから、やっとヴィザが下りた。二週間かかったが、特急で一日でやってもらうこともできる。しかし早くしてもらえばそれだけ値段が高くなるという現金なシステムだ」って、自由化したとはいえ、露は未だにそゆ国の方針なんですねぇ…「入国してからも、滞在したホテルのハンコをうっかり押してもらうのを忘れると出国のさい、どこで何をしていたかと厳しく追及されるという。パスポート不携帯で警官に尋問をうけ、賄賂を要求されることもあるから気をつけろ、と旅行社に念を押された」って…しかも著者の友人はかの地で警官に「二十万円、賄賂をとられたことがある」って…こーしてみると一時話題になった伊のレストランの暴利もまだ安く見えてくるから、世の中って…

 ちなみにウラジオストクで一番儲かる商売が「中古車を仕入れて売るんだな」(@送迎のドライバー)とな…そんな訳なのかは知らないが現地は結構日本車走っていて、中古だけに営業車なんかだとその名前がデカデカと日本語で書いたままになっているらすぃ(笑)で、その心は「消すのにヒマとお金がかかるから」(アリョーナ/同行の大学院生)とな(笑)さて、現地はどんなとこというと「スリもいる。マフィアも多い」で「夜は出ない方がいい」(@アリョーナ)って…そして日本センターや日本語学校もあり、極東大学東洋研究所等々ある模様…それにしてもウラジオストク(ウラジ・ヴォストーク)の語意が「極東を制圧せよ」とは知らなんだ…それが露人のメンタリティなんだろか…

 も一つ、この旅中全般に渡ってだけど、露での料理(レストラン)はかなりお高めらすぃ…食事事情は与謝野晶子の時代からアレみたいだから、それは最早伝統芸能なんではなかろーか?尤も、市中のレストランならまだしも、車中の食堂車となると「ちゃんと昼ごはんの予約したのに、行ってみたら、なあーんにもなかった。連絡なかったから、でおしまい。メニューはたくさんあるけど、どれ聞いてもできません、できません。最初からどれができる?と聞いた方が早い」(@アリョーナ)というのが現実みたいです(笑)これが露風おもてなしなんだろか?

 さて駅舎の方はどーよ?というと、「駅に一つしかない食堂を」「駅関係者が占有する」とか、エレベータとかエスカレータはないよーで「バリアフリーどころじゃない」世界の模様…シベリア鉄道ではファーストクラスが二人用、二等だと四人用という事になっているらすぃ…「いまの二等は男女混合四人部屋。夜は密室で消灯する。ロシアに多いというアル中にからまれる話もきいたので」「今回は危険を回避することにした」との事で一等での二人旅が進む事になるとな…他の記述でも「ロシアにはアル中が多く、酒を飲むためなら人殺しもいとわない人もいる、なんてアリョーナがおどかすので」って、それ洒落になるレベルなんだろか…それとトイレ事情も「水といっしょにすべて線路に流れ落ちる」タイプらすぃ…まぁ原野ですから…

 ちなみに、同じ一等でも、客車が違うと中身が違う模様…「途中、七号車の一等はもっとモダンでテレビ付きなのがわかった。そちらはなぜかロシア人ばかり乗ってウォトカをやっている」そな…何かもー徹頭徹尾、露だなぁでFA?

 途中駅の停車時間内に、「構内で勝手に物を売るのは禁止されています、乗客は買わないで下さい、とくり返し放送している」けど、でもそんなの関係ねぇー(死語?)状態らすぃ…ちなみに牛乳は「賞味期限切れのものが多く」やばしらすぃ…更にピロシキも…基本「せっかく作ったんだし。悪いもの売ったって、列車が行っちゃえば誰も文句いわないもの」(@アリョーナ)が物売りの論理らすぃ…一見の客しか想定してないんだな、露って…当然キャビアもニセモノですた(笑)それとチタ駅にて「ホームに警察官が目立つ。目を合わせるな、とアリョーナがそぶりをする」って…

 モスクワにはモスクワ駅がないとはこれまた知らなんだ…「どの都市からの列車が発着するかで駅の名がつく」んだそな…

 またタリツィ木造建築博物館にて、「開館したてなのに、どの家もまだ開いていない」一戸一戸番をしているおばさんに「「ここは開かないのですか」と聞いても「知らない」の一言のみ。「公務員だし、給料が安いからしかたない」とアリョーナは意に介さない」公務員が変わらないというのはいずこの国も皆同じってか(笑)イルクーツク郷土誌博物館の場合は「入口の若い男はガムをくちゃくちゃ噛みながら、ずっとケータイで話している。外国人からは入場料を倍額とるらしい」とな(笑)

 「いったいモスクワには「何々の家博物館」がいくつあるのだろう。そしてあばあさんの解説員はどれくらいいるのだろう。どの人も威厳と学識があって、こんな人気のない所に置いておくのはもったいないようだった」そで、やる気のあるお婆さんパネェでござるの巻か?

 ホテルの対応は幾つか出てくるけど、モスクワのメトロボールの場合、五つ星ホテルらすぃが「フロントの女性たちの応対などはこの上なく無愛想で横着である」そな(笑)それでもって、「ソ連崩壊後、ホテル代は高騰して、これはユーロ以降のヨーロッパもそうだが、首都のいい場所では日本円で一泊三万とか四万とかする。しかも、ローマやパリにある安宿というのが、モスクワには見当たらないのだ。モスクワのホテル代は世界一高いというのは通説である」とな…ウクライナ以降ルーブルが暴落した今だと、相場的にはどーなってんでしょねぇ?

 露の民話的なとこで、アンガラ川のシャーマンの岩の伝説もパネェ…結果「この白い岩は妻の貞節をためす岩となった。疑いをもつ男は妻をこの岩から川に落し、泳がせる。溺れる女は他の男と悪いことをしているという」って…魔女狩りと似ていると思うのは気のせい?お伽噺的としていいのかで「ツァーの秘密って知ってる?ロマノフ家が末期に隠した宝がユジノサハリンスクにも日本にもあるそうだよ」(@ウラジーミル)って、ホンマでっかぁーっ?

 露では、シベリアの松の実は高品質、露人もお土産に購入するとか、それと舌打ち、日本だと顰蹙だけど「ロシアではホーゥとか何とか、いい場合の意味」なんだそな…そーだったのか?ロシア?

 それと露の日本ブームはやっぱ本当だった模様…「なのに日本人はロシアに興味もない」(@アリョーナ)とな…日本人だとシベリアだで思い起こすのはシベリア抑留だろか?後サハリン2とか(笑)更に「日本の女の子は金持ちばかりとつきあいたがる。外国人とつきあいたがる子もいるけれど、その目的は、英語が話したい、結婚して日本人離れしたきれいな子を産みたいだけ」(@アリョーナ)露人から見る若い日本の女の子って…

 それにしてもこんなシベリア鉄道の外国人客ってどこよ?と言えば、一位独、二位英、三位仏、四位米という事になるそな…現地車掌談…で、あんなにどこでもいそーな日本人はいないと(笑)

 現代露人の歴史観も色々あってなだけど「いまのロシア人は歴史なんか興味がない。誰が正しい、誰がまちがっているかなんて話には疲れ果ててしまったの。いま、そんなことを言ってる場合じゃない」(@アリョーナ)という事になるらすぃ…ちなみに「ニコライ・ミハイロヴィチはリベラルな歴史家であって、マクシム・ゴーリキーはその助命を嘆願したが、レーニンは「革命は歴史家を必要としない」といってはねのけたという」ですから…露における歴史って、今も昔も…

 にも関わらず「エカテリンブルクでロマノフ家の人々が復活しているのにも驚いたが、このモスクワの宗教熱もすごい。すごいというか、ちょっとこわい」位、燃え上がっていらっさる模様…一個前はアレたけど、二個前はオケってか?

 それと、人口問題、確か露も少子化傾向に入ったんじゃなかったっけかで「昔は子どもが多かった。ソ連時代に中絶は合法じゃなかったからよ」(@リュドミラ/露人ツアコン)とは…生活の方は「少なくとも昔は失業はなかった。そのころは働く義務があって、一週間もブラブラしてると警官が来て連れていって働かされた。今は働く権利はあるのだけど、働く場がない。仕事があまりない」そで「誰がいい思いをしているかというと、マフィアか、株でもうけた人か、どっちみち額に汗して働いた人じゃない」(@リュドミラ)露も正しく(?)資本主義社会に突入なさっている模様…

 露人の告白話は続くでソ連時代「アスタフィエフという作家が「戦争について」という本を書いてシベリア送りになった。本当のことを書く人はみんなシベリアへ送られたんだ。例のソルジェニツィンも」(@ウラジーミル/退役軍人・元林業主)とな…そんな露人から見て「中国人に比べるとユダヤ人てのはやさしい人が多い」(@ウラジーミル)という事になるそー(笑)

 とはいえ、基督救世主寺院を「「宗教はアヘンである」というレーニンの言葉に従い、革命後、教会は弾圧され」「一九三一年十二月五日、スターリンの命令で爆破された」とか…何とゆーか、今も昔もこれまた革命家は建造物の爆破がお好き?なんだろか?

 ミンスクによって現地人の話なんかも出てきますが、ベラルーシの現状も身も蓋もない感じでして詳細は本書をドゾですけど、一つ上げるとするならば「新聞やテレビで政府に反対をいうとすぐ逮捕される」(@ラリーサ)は生の声だけに生々しいよな…

 大連からの鉄道の旅も途中で挿入されているんですが、列車の旅より現地事情というか、現地人が凄すぎる…

 中国人のエピは何か比較の世界のよーな気がしてきてたが気のせいか?「大連はすずしい。海の魚おいしい」「それにくらべて上海は人も悪い、水もきたない、夏は暑い、川の魚でまずい、のだそうだ」とか、「地方差別を中国人はよく口にする」日本に留学してきた中国人も「吉林、延吉、大連から来た女の子が北京から来た子を仲間はずれにしていた」とか、北京出身というだけで都会だというのもある模様…またテレビで実業家が上海圏の人口だけで「「上海だけで日本に勝てる」と豪語していた」とか、「一人っ子政策で、両親と四人の祖父母にかわいがられる過保護な「小皇帝」ができ、他人のことを考えないといわれる。その実例をたくさん見かけた」とか、「指定席に座っているのはみな若者で、立っているのはじいちゃん婆ちゃんが多いというのが矛盾だが」とか…

 「富めるものと貧しきものの格差は資本主義の日本どころではない。党幹部や警官ら特権者は後から入って先に席に着き、先に食べて、支払わないで帰っていく」それが、中国のレストランでのジャスティスってか…

 そゆ雇用状況は、スッチーの場合、「どうせ機長の妹かなんかですよ」(@柳/大学院生)とゆ事で、「高級の職業はコネのある人間しかつけない。これからずっとこの、コネ、人脈という言葉を聞かされつづけることになる」とな…勤労姿勢も民間と公共、コネか否かで、全然違うよーで、とある飲食店では「店員は飛行機の乗務員とはケタ違いのにこやかさだ」になるそな(笑)現状はどーかというと、「いま老人と子どもはずいぶん優遇されていますが、中年世代が一番厳しい。職場も若者優先で、中高年は理由もなく解雇されています」(@柳)とな…

 家庭内事情も「ばあちゃんは生れた私が男の子でなかったでがっかり。中国では内孫しかかわいがりません。名前がつづきますから。それも男が孫子、女は孫女、差別がある。私が嫁いで子供を産んでも柳の名前は続きません。毛沢東でなくても、みんな名前を残したいんですね」(@柳)が中国家庭でのジャスティスらすぃ…

 そしてハルピンでは売りが「極東のパリ」なので、「ロシア人のあとに入ってきた日本人の足跡はきれいさっぱり拭い去られている。まるでいなかったかのように」だそな…「人種差別はいずこにもあり、中国人の日本人蔑視、ロシア人崇拝も度しがたい」位すざまじいものだとな(笑)

 建物事情も、「古いものを残しているといかにも町が発展していないように見えるので、中国ではどんどん壊しているのです」(@柳父)建設ラッシュと言えば聞こえはいいが、果たして…集合住宅にて「電灯ひとつない暗い階段を上っていく。なんで電気をつけないの?「だって誰がその電気代を払うかでもめるでしょ」なるほど、それが中国人」って…

 そんな日常なので「日本人が文革のことなど聞いてノートにとったら、日本のスパイか中国共産党の回し者と思われますよ」(@柳)だそな…「中国にいまだ言論の自由はなく、みんな過去をストレートに語れないことをわたしは肝に銘じた」とな…アレ、歴史を直視しない国はって言ってたのゴホンゴホン…

 面白いのは、中国のお坊さんも「妻帯が許されています」(@柳)って、ラマ教寺院の極楽寺での話なんですが、日本以外でも妻帯している僧侶っていたんだ?

 露、中国と何だか暗かったな話が多かったよーな気がするんですが、一路列車はワルシャワへとなると空気が変わるみたいです。特にホテル、ブリストルは「ネオルネサンス様式のすばらしいホテル」だそで「満面の笑みのドアマンに迎えられ、トランクは持ってもらえるわ、フロントの女性もモスクワとは比べものにならない親切さだ。地獄から天国へ移った感じ」と著者が書いている程に違う模様…その他、細かいサービスについての詳細は本書をドゾですけど、やっぱ職場って大切だなぁ(笑)それもそのはず「このホテルがホスピタリティで全欧州第一位に輝いているということだ」でお察し下さいってか(笑)

 続いてベルリンは「ベルリンはつまらいでしょう。夜は暗いし、人は少ないし、ろくなレストランもない」(@喫茶店のマスター)って、独人自身が自分の街にその評価って、どーよ…

 そして最終目的地パリでも色々ありますが、豆的には国際ホテル…「一九〇〇年のパリ大博覧会に合わせて開業」「今も現地で営業」中、「当時は日本人の定宿」で「三流ホテル」だったらすぃ…今も三流ホテルなんだろか?うーん…取りあえず「川沿いの道はいまもトウキオと呼ばれている」そな…そーだったのか?パリ?

 ちなみに世界大恐慌前のパリは米人が闊歩してていたらすぃ…が「恐慌のあとパリからアメリカ人が消えた」そで、異邦人的視線ではパリがパリ人に戻ったよーに見えてヤッターだが、「アメリカが買う贅沢品で、バランスをとって来ているんだから」な立ち位置に立つと、経済的にはどーよ?という事になる模様…他国の財布から自国に回そうとすると、どゆ事になるのか?は今も昔も変わりなしとゆー事か…

 女三人のとありながら、その三人の記述のとこはスルーしました。興味のある方は本書をドゾ。いや、それを上げていったら、この倍、更に倍でも追いつかない位の情報量なので(笑)まぁ三人とも家族・身内、回りにいる人がパネェなんてもんじゃないとこが共通項か?まっ本人自身もパネェちゃっパネェんだが(笑)まぁ一つだけ「男をば罵る。彼等子を生まず命を賭けず暇あるかな」、与謝野晶子は君死にたもうことなかれだけじゃないんです(笑)

 日本絡みのところは、シベリアの過去が果たしてどーよ?かなぁ?本書によると「敗戦により日本兵六十万人がシベリアに抑留され、四十万~五十万人はやがて帰国したが、十万~二十万人が厳寒のシベリアで死に、あるいは行方不明になった」とな…登場する露人の言い分とか、著者のソレとか、また歴史的何とかもあって、どの立ち位置に立つか?が歴史とは何か?だよなぁ…

 「「たしかに憲法九条は立派だけど、六十年もたてば事情が変わったんじゃないの。誰も日本やドイツが再び軍事大国になるとは思っていない。軍隊は自衛のために必要よ。日本は島国だから、ことに海軍を持つことは重要だと思うわ」わたしの考えとは違うが、その通りに記す」とかあったりして、ちなみにこちらはリュドミラさん談、実は彼女法律の専門家だったりもする…著者は九条を信じている派らすぃ…海外に出るよーになって「とくに発展途上国に出てみると、日本では少くともこれほどな飢えはない。少くともこんな身分差別はない。憲法九条のおかげで戦争はしない。内戦もない。言論や移動や宗教の自由はこの国よりはずっとある」そな…

 そんな訳で車内の茶飲み話で日本の皇室の話が出てきたとこでも「え、あんたは興味ないの?ロシアにだって王室があってもいいと思うよ。ロシアだってロマノフ一家殺しちまって惜しかったな」(@ウラジーミル)ですし、おすし(笑)

 そのくせ「靖国問題について聞かれ、ちょっと困った顔をしたら、向うも困ってしまった」と、アリョーナの実家のユーリー(大学の哲学の先生/英語話者/日本訪問経験有)さんとはフリーズしていたりする…

 それにしても日本の海外進出は今更な話ですけど、「エカテリンブルクは工業都市で、三井物産はじめ日本企業も進出している」そな…チャイナリスクならぬロシアリスクは大丈夫なんだろか?と昨今の世界情勢的には何だかなぁ…

 そして「わたしの経験では在外日本公館はどこでも、外から見ると日本人館員が暇そうにテニスをしたり、新聞を読んだりしている。塀は高く、入口は現地人ガードマンに守られ、とても日本人旅行者が気楽に立ち寄る、といったところではない」そな…うん、外務省職員は今日も日本国民の為に世界中で働いていらっさるよーです(笑)〇〇問題なんて(〇〇には任意の言葉を入力してくらはい/笑)そんなの関係ねぇー(死語?)ですよねぇー(笑)

 それと後藤新平が登場するとこも「彼は国会対策や人事ばかりに奔走する昨今の政治家とはちがい、調査力、政策立案力と実行力にとむ行政官であった。発展途上だった日本にはいまよりはるかになすべきことが多く、検疫制度、監獄衛生制度、鉄道敷設、道路建設から放送局、ボーイスカウトの創設まで、後藤の手がけた事業は多岐にわたり民生に益するものがあった」とな…有言実行の政治家が昔にはいたとゆー事ですかねぇ(笑)岸信介の件は詳細は本書をドゾですが、著者的にはサンフランシスコ講和条約辺りはどーなのだろぉ?9条にはこだわっているみたいですが、10条はどーよ?いっそ王子へですかねぇ(笑)

 歴史的なとこではも一つ、「「私は日本人に捕まって、無理やり駐車をさせられ、あとが膿んでひどい目にあった」とまくしたてた。よく聞くと、日本人が天然痘の予防接種を現地人にほどこしたのではないかと思われるが、衛生環境が悪いので腫れたのだろう。何でも悪くとれば悪くいえる」とか…柳さんの婆ちゃんパネェ…きっとこゆご老人いぱーいいるんだろなぁ…

 しかもこのお婆さん、日本の首相の誰が靖国神社に参拝したかまでチェックしていたりする。「昭和天皇はA級戦犯合祀後ヤスクニに一度も行かなかったことも知っていた。日本人が知らないようなことを、中国大陸の片隅でチェックしている庶民がいる。心しなければ」って…ウェストファリア条約とか、勅使とかそんなの関係ねぇー(死語?)なんだろなぁ…

 大連行の飛行機にはとてもビジネスマンには見えない殿方がいぱーい状態らすぃ…「昨年、大連に行ったときも、空港には男四人連れが、これから女の人と遊ぶ話で盛り上がっていた」そな…「国内でもてない日本人が、いっぱい中国に来ます」(@柳)って、中国人からは日本人男性ってこー見られているのか…しかも「定年になってオクさんと別れた日本人、たくさん大連に来るよ。ずっと若い女と暮らしています」(@柳)って…

 しかも、「若く美しい中国人女性が日本の農村の中年男性のところへ嫁に来る」どゆ事とゆーと中国の生活に見切りをつけて「日本人はみんな金持ちという甘言に魅かれ日本に来るらしい」そして「嫁ぎ先は農家。田畑で働くこと、あとつぎを産むことを期待され、姑とは生活習慣が合わず、こんなはずじゃなかったと投げやりになっていく女」って…「ブローカーが仲介料をもうけています。人身売買ですよ先生。でも三年もいれば永住権をもらえる。そしたらさっさと離婚して他の男に乗りかえる。気の毒なのはお金とられ、オクサンに逃げられた日本のおじさん」(@柳)って…日本の婚活そこまでいっちゃってるのか…

 後、今ホットな話題の一つじゃまいか?のリヒャルト・クーデンホフ・カレルギーの汎ヨーロッパ運動のとこかなぁ…尤も、これ当時から「その運動から「ソヴェト同盟」が排除されているということだった。ロマン・ロランはこれを「反ソ十字軍」として警告を発したが、一方、汎ヨーロッパ運動の側はかつてのロシア帝国への反発と警戒も強いのは否めない」とは…EUとは何か?も、色々あってなの世界が展開し、今も尚、色々あってなが続いてる訳か…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。最後に一つ、本書で一番正直だなぁと感心したエピを一つ、アリョーナさん25才の青年の主張「でも社会主義はヘンだよ。私は働くのが好き。でもいくら働いても働かなくても給料が同じ。なんで働かない人のために働かなきゃいけないの。私の働いた分を分けなきゃいけないの」これが露の大学院生のお言葉なんですねぇ…

 目次参照  目次 国外  目次 文系

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