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2015年3月18日 (水)

産む機械?

「産まない」時代の女たち  ジェーン・バートレット  とびら社

 サブタイトルは、チャイルド・フリーという生き方なんですが、主に欧米、その中でも英でのお話がメインかなぁ?と…どゆ本とゆーと、結婚していても、もしくは事実婚、同棲していても、また、今現在フリーであったとしても、今現在(多分将来も含む)は子供を産まない決意をしていらっしゃる人達でしょか?そのインタビューを軸にして、構成した本かなぁ?著者の解説を踏まえて、インタビューが散りばめられているとも言うか?

 結局、これはNoと言える何ちゃらですかねぇ?最早、女は嫁に行け、子供産め、夫と義父母の面倒みろという暗黙の了解事項って、どーよ?の世界に突入した模様…「母親になることは、今なお、女性の最大の偉業と見なされている。わたしたちの社会は観念的には、母性を自己犠牲と無償の愛の象徴としてほめそやす。しかしそのいっぽう、現実的に母親たちが受ける扱いは惨憺たるものだ。過小評価され、報酬はなく、無能で退屈というお仕着せに甘んじなければならないのだから。社会の施設や設備は概して、子連れの女性のニーズに応えきれていない。子育ては、すばらしいことではあるが、同時に身の毛もよだつ辛苦でもあると悟った女性たちの心が揺れるのは、ごくもっともなのだ」とゆー現実の認識からして、共有できるのか?否か?今までそーだったんだから文句言うな、それが女の仕事だろがとか平気で言いそーな人達がいそーだしなぁ(笑)

 かくて「子どもをもたない女性への風当たりは相当なものだ」となる訳で…世間的に何で子供産んだの?という質問はまず出ないが、何で子供産まないの?は間接的には礫のよーにやってくると…で、そゆ生き方を選ぶ女性は、バリキャリか、オールドミス(死語?)じゃね?とゆー話になるのがオチらすぃ(笑)

 で、本書は本当に産まない女性達は世間が思い描くよーなステレオタイプのおかしな人達なのか?を検証していく旅に出るぅ…ですかねぇ?

 アリス的には、やはりここは女性陣の出番なんだろか?で朝井さんか?ただし、本書はカポーの割合も多くて、夫婦で子供がいらないと決断している人が結構多いのにもおろろいた…でもって、避妊についても避妊具・避妊薬もあるにはあるが、むしろ施術(男性の場合、精管結紮切断術、女性の場合、卵管切除術)によるそれが多いのにもおろろいた…子供がいらないという決意はそこまで固いものだったんですよ、奥さん(誰?)

 女性は子供産んで当たり前という社会的圧力については今更の話ですので詳細は本書をドゾ。で、仕事と妊娠となると「イギリスでは一九七〇年代に男女雇用均等法が制定されたが、昇進の面においては、いまだ多くの女性が排斥されている。そこには、女性は子どもを産むために仕事を辞めてしまうので、養成に投じた資力が無駄になるという思いこみがある」の件は、いずこの国も建前と本音というとこじゃね?法律的には平等ですよ、でも実質が伴っているのか?と言えば…ちなみに「イギリスでは女性の週ごとの総収入はいまだ、男性の六十五%にすぎず、職業も性によってはっきり区分されている」そな…「妊娠・出産にかかわる権利の保障は現在、被雇用者の権利にふくめられるのが当然になっているが、では、家族計画クリニックに通ったり中絶を理由に仕事を休むことが許されるかといえば、考えられないのが実状だろう」とゆーのは、産むのでさえどーよなら、産まないのになれば…風当りは相当にアレなのは言うまでもないよーな…

 また、宗教的因習についての詳細も本書をドゾですけど、カトリックの場合「大家族は教会のもっとも輝やかしい花壇」で、キリスト教だと「産めよ、増やせよ」で、イスラム教は「結婚せよ、産み増やせ」なんだとか…

 そして社会の結婚観というものも、「結婚の第一義は「子どもを産むという目的」」じゃまいかが厳然とある模様…ちなみに「ウェディング・ドレスを裁って命名式のベビードレスを縫うという習慣もあるし、つい最近まで母親が「一番下の引き出し」を娘のためにあけておき、結婚して必要になったときのために家事の道具や赤ちゃん用品を詰めておくというのも一般的だった」とな…ウェデングドレスのリサイクルあると思いますなのか、そーいや打掛は布団になるんだっけ?日本の場合?

 芸術のスタンスで見た場合にも「母親の喜びはいやがおうにも誇張され、母親業が人によっては大変な苦行であるという事実を認識している芸術を見つけるのは実際、至難の業だ」って、そーだったのか?アマノン?その最たるものが聖母マリア像か?ソフトフォーカスの世界じゃね?でして、「だいたい、聖母が汚れたおもつを取りかえている姿など、目にすることがあるだろうか?」は、いや、何ちゅーか、まさにそーきたかの世界じゃね?

 子供を持たない女性像についてのマスコミのイメージは、上にも書いたけど、バリキャリか、オールドミスだそな…こちらも詳細は本書をドゾ。

 世間のプレッシャー系では結婚していた場合「息子に子どもを授けるのは嫁の義務であり、息子が男としての権利を否定されていると感じる姑だ」そな…所謂、孫の顔が見たいって奴ですか?そーですか…

 とまぁ、そんな世界で子供を産まない人生を歩むとどーなるか?「ずっと変り種で通っていたし、ふつうじゃないと思われていましたよ。周囲の期待に添うことができなかったばかりにね」(@モード)とゆー事になる模様…

 このモードさんの場合、本書では75歳、元看護士、子供いない人生を歩んできた人なんですが、孤独についてのとこがこれまた実に英的な要素を含んでいて…「当時、子どもをもたないと決意するような女性はわたしの階級にはいなかったんです。できればこんな言葉は使いたくないけれど、結局のところ、そういうことなんですよね。そういう女性は中・上流階級に属していて、高い教育を受けているものと決まっていたし、いっぽうのわたしは労働者階級なんですから。ロンドンで、看護の仕事を通じてそういう女性たちに出逢いました。ひとりは、心理学者だったと覚えています。でも、そういう女性たちは、わたしの収入ではつきあいきれないような人たちでした」(@モード)で、同じ産まない女性の中にも厳然たる階級が存在していらっさるとな…さすが大英帝国サマは違う…

 子供を持つべき?持たないべきか?それが問題だ?ってか?で、やはり仕事との両立はどこの世界も大変な模様…例えばオーケストラに所属している場合…「以前、オーケストラ所属の託児所を設けたらどうかという話が出たこともありましたが、夜中の十二時半まで小さな子どもの面倒をみてくれる人がどこにいるというんです?」(@カレン)は働く女性の育児負担としてリアルすぎる程リアルかな…英でさえこれなんだからましてや日本なんか…皆まで言うなの世界か…

 後、子供を持たない自由を何とか行使しようとすれば都会住まいの方が因習に束縛されないので住みやすいという事になるらすぃ…そー言えば、准教授もアリスも都市住まいだよなぁ…朝井さんも…ただ京都というのは、都市的に因習の束縛のない土地かとゆーと…うーん…

 まぁ、産む産まないの選択の自由が正当なものか?否かの意識の違いによって、本書を拝読するには、どーかなぁ?な世界かなぁ?「ずっとずっと、自明とされてきた既成事実に対してなのだ。女性としてのわたしの役割にはどうして、必然的に、母親になることがふくまれているのだろう。プレッシャーに屈して子どもを産むのは、服従することに等しい。それによって、社会の管理は容易になり、なかでも女性を家庭に閉じこめ、公的な生活から切り離しておくことができるのだから」の件の受け止め方も違ってくるんじゃまいか?

 そゆのを踏まえての、子供を持たない人達へのインタビューと現実、事実、実態が浮かび上がってくる本かなぁ…ある意味、持たない人達の弁は本音ととれるのだろーでして、結局、これは社会をうつす鏡のよーな気がしないでもないよーな…個人的に、子供を育てる自信がない、DVに走ってしまうかも、とか、良い親になれる自信がないとか資質的なとこも出てきますが…生まれてくる子供に申し訳ない系とでも言うか?また性格的なものもあったり、子供は苦手みたいなソレ…取説通りとはいかないだろ、常考ですかねぇ…

 も一つは、リスク管理的にどよ?かなぁ?大きく観れば人口爆発している現代に更に増やすのはどーか?もあれば、小さいとこでは個人に帰結するソレもあると…子供を持つ事によって女性のキャリア・学業・資格が断念されて、仕事・収入的に低くなり、余暇も激減するとな…養育費と養育時間(手間)を天秤にかけたら、どーでしっしゃろ?はあると思いますなのか?こー言っては何だけどタブル・インカムと、夫だけ正規雇用で妻は家にいて子育て中、もしくは妻は更に非正規雇用で子育て中の家計の比較って、余裕とかゆとりとか比較したら、どーよ?何かトーシロから見ても火を見るより明らかなよーな?

 まぁそれでもうちのママは世界一と、家族総出で、社会総出で浸れていた時代はよかったんだろーけど、現代社会、経済は焼畑農業がジャスティスだからなぁ…働くなら女性も男性を同じよーに働け、育児もこなせって…それってありですかぁー?だよなぁ…ちなみにそれを男性視点から見ると女のわがままという事になるらすぃ…

 という訳で、詳細は本書をドゾ。ある意味壮大な告白記だよなぁ…これを理解・クリアしないと少子化なんて、多分解決する話じゃないよーな(笑)いえ、笑いごとじゃないけど、もー笑うしかないよーな?母性本能が誰にでもあり、それが最優先されるのが本能だとするならば「生物学に駆りたてられて、何度も何度も、限界を迎えるまで妊娠を繰り替えし、生殖しつつげるのが筋ではないのか?」は、先進諸国では出産率が二人以下がありがちな昨今としてはどーなんでしょ?先進国の女性は皆本能の壊れた女性という事になるんだろーか?何とゆーか、セックスジャンキーは聞くけれど、自ら率先しての妊娠ジャンキーってあるんだろーか?謎だ…

 本音の一つとしては「残念ではありますが、子どもがいないことで失ったものよりも、得たもののほうが多いですから」(@ルース)がリアルな実感としてある限り、少子化の歯止は…で、まぁ本書に登場してくる女性陣は皆、人生をエンジョイし、英的に言えば階級もさまざまだけど、概ね良好な人達の群れかなぁ?そして皆さん一家言ありで、自己肯定しているとこかなぁ…

 後、本書でおろろいたとこは不妊手術、英の場合は国民健康保険の適用内だったとこでしょか?尤もそれも最近は「適用を得るのが相当難しくなってきた」そで…少子化対策かと思ったら、「多くの公共の医療機関では経費削減のために、不妊手術の提供をやめるか、大幅に減らしており、希望者は私費で手術を受けざるを得なくなっている」って…潜在的に避妊の需要は一定数以上あるという事らすぃ…英的に医療問題となっているとゆー事なんでしょか?ウルフ先生?

 とゆー訳で興味のある方は本書をドゾ。それしか言えねぇ…

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