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2015年4月 8日 (水)

恋をしましょー(笑)

日本人の恋物語  時野佐一郎  光人社

 これも一つの歴史読み物、エッセイになるのだろーか?歴史の登場人物も、単体として見るのではなくて、人のつながりとして見る場合、特に夫婦、恋人、愛人etc.関係などの男と女で見るとその時歴史が動いたになるから、あーら不思議(笑)そこは色々あってなですけど、仲の良かった二人あり、仲の悪かった二人あり、そして、その二人の回りに、子供やら親やら親戚やら友人、知人、部下、上司と絡んでくる人達もいる訳で(笑)いやがおうにも事態は動くと…これがパンピーなら私的な内々の事ですからで済むとこが、公人もしくは有名人となるとそーは問屋が卸さないってか(笑)ある意味、巻き込まれた人が不幸とゆー事になるよーな…

 で、本書的にいくと、幸せ指数高そーなのが福沢諭吉夫妻とするならば、巻き込まれ不幸度が最高なのが崇徳天皇じゃまいか?というのも当事者は、祖父と母と父…そのとばっちりで皇位が右往左往して乱に流刑ですから…親は選べないの典型の不幸とも言うじゃね?

 そゆ訳で浮気とか、不倫もいぱーいの世界でございます…当事者的には愛こそ全てだろーけど、これも一筋縄ではいかない話ばかりで、とかく男女関係はむつかしーとゆー事ですかねぇ(笑) 

 アリス的には、男と女…ミステリ的にはあると思いますの世界か?たいていミステリの動機って金(権力)か、恋愛だもんなぁ(笑)こちらに登場してくるよーな人達は殆どがその両方を手中に入れている人達ばかりなりだし(笑)

 他にアリス的というと、徳川家定が篤姫の為にカステラ焼いたとか…贈り物はカステラ、江戸時代からあったのか(笑)それとこれも家定なんだけど、「篤姫は犬が大好きだったが、犬嫌いの家定に遠慮して、ネコを飼ってサト姫と名付けたという心温まるエピソードも残っている」とな…ネコにカステラ、何か家定って准教授のチョイスと似ていたのだろーか?

 作家的なとこでは波多野秋子のとこのエピかなぁ(笑)「芥川龍之介などは秋子の依頼でなければ原稿を書きたくないと冗談をはき、彼女が訪れると猛スピードで原稿を仕上げたといい、絶対に人と会わないと宣言した永井荷風も、秋子の原稿依頼にだけは喜んで応じたと伝えられる」って…アリスが美人に弱いのはもしかして男のサガだけじゃくて、作家の伝統芸能だったのか?

 後、京都関係で、大奥…江戸にあったから武家風かと思えば、その実京風だったらすぃ「そもそも将軍のほとんどが、正室を公家から迎えており、大奥が公家風なのは当然といえた。江戸風などというものは存在しなかったのだ」とは知らなんだ、そーだったのか?大奥?

 とにかく最初から最後まで男と女なダバダバダな世界ですから、何だかなぁ?ですけど、何よりも著者が殿方という事で、視点が全体的に男性視線なんですよねぇ(笑)一例としては「世の男たちにとってみれば、妻以外の女性と「人道にそむく」関係になるというのは、ある種、憧れであることは間違いない。円満な家庭を持ちながら、かたや愛人と至福の一時を過ごす。想像しただけで楽しくなってくる」とか、蓮如が70代後半で五番目のお嫁さん貰うとこでは「うらやましいことに、たいへん若い娘であったといい」とか(笑)正直者乙でしょか(笑)

 全体的にそゆトーンなので、そじゃないとこがやたら目立つ感じかなぁ(笑)例えば、蓮如の「女人正機説」、与謝野晶子の「「女は結婚すべきものだ」というような役に立たない旧式な概論に動かされる事なく、結婚しよう。しかしそれが不可能なら、他にいくらでも女子の天分を発揮すべき文明の職能がある」「夫唱婦和などと申す事は男の方が自分の都合のいいように設けられた教で、根が女を対等に見ぬ未開野蛮のあさましい思想から出ております」の弁は、実に晶子らしーとゆー事かな(笑)それにしても、今でしょ(死語?)ではなくて、あの当時に言えたとこが晶子の凄いとこだよなぁ…結局、偉人というのは、その時代に迎合してきた軽さではなくて、時代を超越した普遍性を持てるか否かが、残っていくものなんだなぁ…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。歴史だけに陰謀論もあれば、異説もあれば、噂もあれば、IFもあると(笑)

 最後に本書で一番感動したっ(キパッ)なとこをで、福沢諭吉かなぁ(笑)何か一万円札のおじさんのイメージでいたら、この人の結婚観も凄い…今なら内閣府特命担当大臣になっていただきたい位じゃね(笑)色々説はあって詳細は本書をドゾですが、一例としては「日本は男の家系ばかり大切にするが、女性の家系もそれと同様に大事なものであり、結婚するさい、互いの苗字から一字をとって新姓をつくったらどうかと提案しており、まさに現代の夫婦別姓に通じるものがある」って…どっかの党みたいに反対だけで政策や代案を提出できないとこに比べればなんぼのもんじゃいじゃね(笑)いいかわるいか以前に引き出しがあるか否かは大きいよなぁ…

 何より凄いのは「妻を自分と対等な人間として扱う」(@福沢諭吉)と断言しているとこじゃまいか?今現在でもこれを言えて、実行している殿方って日本に何人いるんだろー?と素朴な疑問が(笑)まぁ福沢先生の名言は続くよどこまでもですが、何が一番凄いって、「明治人としては珍しく女遊びをしないタイプで、一切、花柳界に出入りしなかった」とゆーだけで、これからは尊敬する人は福沢先生にしまするっ、ええ、絶対(キパッ)

 掲載されている、登場人物達は、勝海舟と天璋院篤姫、坂本龍馬と千葉さな子、お龍、桂小五郎(木戸孝充)と幾松(松子)、福沢諭吉と阿錦、陸奥宗光と亮子(小兼)、北村透谷と石坂美那子、与謝野鉄幹と晶子、竹久夢二と岸たまき、長谷川賢(お島)、笠井彦乃(しの/山)、佐々木カ子ヨ、山田順子、有島武郎と安子、波多野秋子、牧野富三郎と猶、壽衛子、斉藤茂吉と輝子、永井ふさ子、石田吉蔵と阿部定、道鏡と孝謙・称徳天皇、平城天皇(安殿親王)と藤原薬子、白河法王、鳥羽天皇と待賢門院璋子、後醍醐天皇と阿野廉子、蓮如と如了、蓮祐、如勝、宗如、蓮能、朝井長政、柴田勝家とお市、武田信玄と三条、武田勝頼と夫人(北条氏政の妹)、徳川家康と築山殿、豊臣秀頼、本多忠刻と千姫、徳川家康と春日局、徳川綱吉と信子、小林一茶と菊、雪、やを、頼山陽、梨影と蘭斎

 目次参照  目次 文系

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