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2015年4月16日 (木)

可笑しがる(キパッ)

男と女の江戸川柳  小栗清吾  平凡社

 何の本かと言えば、破礼句の本です。とゆー事で分かる人には分かる話か(笑)破礼句とは何ぞや?とゆーと、「卑猥なことをよんだ川柳。みだらな内容の川柳」(「日本語国語大辞典」)とな…それにしても国語の辞書ってこんな事まで書いてあるのか(笑)まっ、川柳の下ネタ版とゆー事でオケ?で、このバレとは「下がかりなことを指す「ばれ」という言葉があり、そういうことを詠んだ句だから「ばれ句(破礼句)」と言うようです」とは、まっとにかくそーゆー事なんですよ、奥さん(誰?)

 俳句と違って川柳はもーインパクト勝負というか、遊び心全開というか、笑いをとるがメインじゃね?そんな訳で下ネタも実にあっけらかーんとしていて、江戸の庶民はパネェというか、たくましい(笑)やっぱ、あの浮世絵、春画文化の国だものですかねぇ(笑)マジ、はいここわらうとこフルスロットルですから(笑)

 後、日本得意の掛詞みたいなのが多様されていて、豆知識というか、教養というか、お約束というか、その辺の機微がわっかるかなぁー?でして、実に日本的かも(笑)まっとにかく、眉をひそめる前に一読してみたらどーでしょお(笑)新たな地平線が見えるかも?

 アリス的に、川柳…まぁ落語好きらしーから江戸文化つながりであると思いますかなぁ?ただ、破礼句の方はどーだろぉ?所謂一つの艶笑譚だからなぁ…そー言えば、准教授は変態性欲の権威だった(笑)だから、この位は甘いの世界かもしらん(笑)

 破礼句的には「黒を飼うのはさせたいが高じたの」とか(笑)ここでの黒とは黒猫の事なんですが、何でいきなり猫が出てくるかとゆーと、「労咳の治療には、黒猫を飼うといいという俗信」があったそな…で、労咳が何で破礼句に出てくるかとゆーと、労咳(肺結核)は「年頃になっても性欲が発散できなくて気鬱になる」とかかる病気というイメージだったらすぃ…何か結核というと儚いイメージでいたら、もろ下ネタ系だったのか?なるほろ沖田総司…

 俗説的なとこでは、安徳天皇…平清盛の孫ですが、こちら「実は女性だったという俗説」もあったのか…となると、幾ら男の子の幼子を探しても見つからないはあると思いますなのか?

 豆知識的なとこでは、新世帯って新婚世帯の事かと思っていたら、川柳的には「親が許さぬ訳ありの世帯で、小さな貸家に二人だけで住んでいる」というニュアンスだとな…世を忍ぶなんちゃらとは…芋田楽となると、料理名なんですが、里芋なんかを串にさして味噌ぬって焼いたのみたいな、で、これが川柳で使われると「親芋と小芋を一本の串で刺し通すことから、一人の男が母娘と情交すること」になるとな…こちらは卒業、ミセス・ロビンソンってか?

 芋つながりでいくと、蛸と芋の関係が凄い…「蛸は本性、芋を好み田圃に入って芋を掘って食べる」(「和漢三才図会」)って…タコって陸に上がってくる動物だと思われていたのか?江戸時代?

 でもって、後家さんの在り方としては「「貞女は二夫を見えず」ですから、髪は短く切って束ねた「茶筅髪」にし、お化粧は控え目に、常に数珠を携帯して、墓参りを欠かさず、雄犬も近づけないというのが、後家のあるべき生活態度」って、ドンダケェー(笑)男の願望ダダ漏れな後家像ですが、更に男の願望ダダ漏れとしてはフリーなんだからええじゃないかええじゃないかなんですよねぇ…自分の嫁には身持ちが固く、よそ様の嫁は身持ちが軽い、これが殿方の真理だそな(笑)おステキすぐる(笑)

 後家狙いがあれば、下女狙いもありで、とくに「相模下女」は川柳的には「好色」とゆー事になるらすぃ…江戸から見て神奈川ってそゆイメージだったんだろか?千葉にもそんな話があったよーな記憶が薄らとなんですけど、江戸的に上京してきた女の子きたぁーっになるんですかねぇ?

 野暮の代名詞が、浅黄裏というとは知らなんだ(笑)どゆ事とゆーと「浅黄木綿の裏地の着物を着ている田舎者」の事を指していて「江戸勤番の田舎侍」の事なんだとか…よーは洗練されていなくってマナーも身についてない野暮そのものな人達だったらすぃ…特に遊女達に徹底的に嫌われていたらすぃから…えらそーな男って昔からモテないのか(笑)

 面白いといっていいのか?はゲイの治療先というか、湯治…「川柳では、箱根の底倉温泉で治療することになっています」って、「底倉温泉は、箱根七湯の一つで、昔から痔疾に効能ありとされる名湯です」って…そーだったのか?底倉?

 も一つ豆知識的には具足櫃…文字通り「具足(甲冑類)を入れておく箱」なんですが、何と「ここに枕絵を入れておく習わしになっていたそうです」って、ドンダケェー(笑)それにしても枕絵、春画、デフォルメ過多なのは当時からも分かっていたとみえて、それを笑い飛ばした破礼句もありで…それにしても媚薬とか、その手の小道具類って小間物屋さんが売り歩いていたのか…櫛とかかんざしとかゆー甘い世界だけじゃなかったのねぇ…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方(!)は本書をドゾ。めくるめく官能の世界というより、目から鱗の世界が待ってます(笑)

 目次参照  目次 文系

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