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2015年4月 1日 (水)

正しく理解された自己利益?

幸福の条件  鹿島茂  潮出版社

 サブタイトルは、新道徳論なんですが、リアル感のある道徳というか、生き方の指針ですかねぇ…20世紀までの価値観は崩壊したという事を受け入れて、今の感覚に合う価値観の構築かもしれない…結局、食えるのか?という飢餓との決別(もどき)となってしまった今(というか先進国)で、禁欲のすゝめがどれだけ切実なものであろーか?という事だとな…「貧困を想像力の核にすえた旧道徳は、この多数派の心にはまったく働きかけることがないのです」となり、どゆ事かといえば「世界には貧困に苦しんでいる人がいるのだから、資源の無駄遣いをするグルメなど止めましょうと訴えても、世界の果ての貧困を思い、グルメを断念する人などいないのです」に尽きるのか…

 さすれば、どのよーな道徳観で生きるべきか?でこれまた著者は「本当に(最終的に)自分にとって得になるように、よーく考えから決断しよう」という、これまた身も蓋もないリアル…ただこちらで言うそれは、短期的な、一時的なソレではなくて、最終的にとついているとこがミソだろか?字義通りに情けは人の為ならずなんですよ、奥さん(誰?)回り回って、最終コーナーを回って、それでどの目が出るかまで予測してからの、行動…しかもあなたの得になっているかであって、あなただけの得になっているかではないんですよ(笑)

 アリス的に幸福論、うーん、アリスなら立て板に水のごとく歴代の幸福論を上げそーな気もするが?例の雑学データベースで(笑)准教授に訊いたら、鼻で笑われそーになりそーな気配か?まぁ最近、かなり丸くなってきた准教授ですけど(笑)

 取りあえず、こちらは生活密着型(笑)まずバーゲン理論からで「本当に欲しいものは正価で買っておけ」ですかねぇ…「他人の欲しがるものを欲しがる傾向にある人は、バーゲンになってからと思っていると、買い損なうことが多い」とな…で、これ物だけでなく、者もそじゃね?で、晩婚化は相手が減る一方という事につながる模様…所謂、いい男は皆結婚している論ですかねぇ(笑)そーなんでしょか?朝井さん(笑)

 かくて自己利益の最大化を一番活用しているとこって、商行為じゃね?と、で、今人々は皆その行動規範に入っているんじゃないでしょか?教育だって、サービスだとなれば、生徒・学生はお客様ってか?そしてスポンサーから一言で親もふんぞり返ると…何でそーなるの?は一つはお金払ったらふんぞり返っていいんだという思い込みと、も一つは「格差を減じるべく作られた教育が逆に格差を拡大するように機能し始めたから」だそな…学歴の差は給料に直結すると(笑)

 更に、現代はマーケット依存症、絶対主義がはびこっているし(笑)で、こちらの影響をモロに被ったのが、米という事になるんでしょーか?やがてリーマンショックにつながると…みんなみんな現代の強欲がいけないんだ、昔の禁欲に還れと言われても、その禁欲社会は告げ口社会になるというのは、こちらは旧共産圏で実証済とな…他者との禁欲差、より禁欲している自分を演出するには相手を貶める事って…

 どゆ事かとまとめると「健康で、負債がなく、良心にやましいところのない人に対して何をつけ加えることができようか。この境遇にある人に対しては、財産のそれ以上の増加はすべて余計なものだというべきであろう」(「道徳感情論」アダム・スミス)となるんじゃね?「物質的な豊かさのもたらす幸せが正比例的になるなどということは原理的にありえないからです」とな…物が2倍になったら幸せも2倍になるなんてそんな単純な世界じゃねぇーとゆー事か(笑)よーは足るを知れという事ですけど、欲望の抑制というか、ここまででオケというストッパーあると思いますか?逆に、もっともっとにならへんか?か(笑)金なら幾らだってあるんやでぇー(笑)

 で、まぁ物が満ち、社会が効率化していくと、「面倒臭いことは嫌いだ」という事に行き着くとな…自己実現の為に生きる私で、人生で一番面倒臭い事とは子育てじゃね?と…ちなみに現在、子供の数は減っているのに、子供の虐待、放棄などで親が子供を育てられない場合の収容所の収容児童の数は増える一方なんだとか…ついでに言うと、結婚しても子供はいらないと答えた人は42.8%、内訳的は男性が38.7%に対して女性は46.4%…何かもー現実見ろよの世界か…

 最小の労力で最大の効果を得る、正義とは何か?で行き着くとこまで行き着くと、こんなはずじゃなかったの壁にぶち当たるというのがパターンか?この辺りの物量、人口増加、インフレ、利己主義、空白恐怖症、永遠の成長etc.など日本人的に思い当たる事が多すぎるについての詳細は本書をドゾ。いやまぁ確かに、世の中は利他的行動で成り立っていたとこが多分にもあるものでってか…

 だが、それは利己的には損になる訳で、となれば大きい事も小さい事も、己が欲望の思うがままの規範となればモラルが低下していくのは当たり前ってか…こーなると日常の小さい事から全て法律絡みになってくる…本書による例としては仏、パリの犬の糞…路上にいつもいばーいというパリの風物誌でしたけど、今はほぼなくなったとな…今まで幾ら路上に放置は止めましょうとモラルに訴えかけてきたけど、全然効果なし…なので2005年から都市条例改正、飼い主の罰金を大幅に上げてしかも適用を厳しくしたら、2001年には糞の始末をする飼い主は1%だったのに、2005年適用後は70%に跳ね上がったとな…仏人何て分かり易い人達なんでしょお(笑)その他、仏人素晴らしスについては万引きのタグ、泥棒よけのドア、大皿料理ではなく小皿でと、その例が出る出る…これまた詳細は本書をドゾ。成程、仏人…これが日常なのか?そーなのか?

 その他、翻って日本の大震災の話なんかも出てきますが、結局、世の中どーなってんの?というと、利己的に、自己の取り分を増やす事に血道を上げている事が、習い性になってきたという事でしょか?だから、何が問題かというと、モラルからして無償の行為はありえへーんの世界に突入していると…ただ、まぁ家の前の道路掃く位ならアレですけど、その最たるものが育児・教育の子育て、後介護問題でしょかねぇ…

 無償の行為は損失だとなれば、美徳は失われていくばかり、社会が疲弊するばかりで、これをどうにかしなくっちゃの世界ですけど、今更この効率化という功利主義はなくなる訳もなし、となれば、短期もしくは超短期で見る損得と、長期、超長期で見る損得を比較するしかないんじゃまいか?ですかねぇ…長期的に見れば我々は皆死んでしまうと言ったのはケインズですが、今の最大利益の為に、明日を疎かにしたら、どーなる?は既に資本主義社会が壁にぶち当たっているよーな?

 創業うん百年(千年?)な会社・お店の一番多いのが日本らしーんですけど、多分、このスタンスが今までの日本を作ってきたんじゃまいか?で、それがいきなり今、本当に今現在の利益率最大化がジャスティスなんて言っていると、多分明日には皆倒産していそー…売り逃げすればそんなの関係ねぇー(死語?)というのが、これまたジャスティスなんでしょーけど、そんなモラル、で構わないという人が多数派になっているんでしょか?

 巡り巡って振出に戻るみたいですけど、詳細は本書をドゾ。いや、全てが欲望、欲得ずくって、こあい世界だなぁと…奇麗ごとで世界は動かないけど、薄汚れていくのを正視し続ける事が出来るのか?と言えば、うーん…どこぞの王サマもどきじゃないけど、その汚れは、世界中の水を使ってもおとせはしないになっちゃうんでしょか?

 てな訳で、詳細は本書をドゾドゾドゾ(笑)

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