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2015年4月25日 (土)

この世はすべて芝居であり、男も女もみな役者にすぎぬ(笑)

シェイクスピアの男と女  河合祥一郎  中央公論新社

 およそタイトル通りの本だろか?シェイクスピア作品の登場人物を男と女の観点で見てみよーとゆーエッセイというか、小論文というか、のノリかなぁ?トーシロ的にはシェイクスピアで男と女となれば、すぐに頭に浮かぶのがロミオとジュリエットだけど、どーよ(笑)まぁ恋愛劇もあるけれど、それだけじゃないよね?もしくはそれを踏まえてね?だろか?

 でまず、時代的にどよ?というと、「男らしさを武人の勇猛果敢さに求め、理想の女らしさを美貌や優雅さや貞淑さに求めるのは、西洋の伝統でもあった」とな…だが、しかし「その伝統はエリザベス朝の時代から崩れ始めていた」そで…「男勝りの女や、女っぽい男の登場」によって、でもそんなの関係ねぇー(死語?)の変換期だったのかもねぇ?らすぃ…

 「シェイクスピアの時代では、「女」として認められるのは大体十四歳以上、一人前の「男」として認められるのは二十一歳以上というのが相場」だったとな…こーして見るとジュリエットのそれが年齢的には最年少ラインという事になるんだろぉか?

 まぁ何にしてもシェイクスピア作品とは、男らしさと女らしさの共演、または競演とゆー事になるのじゃまいか?ですかねぇ(笑)ちなみに当時でも「昔ふうの<女らしさ>や<男らしさ>など今どき流行らないという感覚は、時代と地理と文化を超えて」あった模様(笑)

 アリス的にはどーだろぉ?お芝居的なとこで八角形や切り裂きジャックになるのだろぉか?戯曲的なら「メアリスムの悲劇」(エリザベス・T・ケアリ)かなぁ?英文学史上「女性によって初めて書かれた戯曲」なんだそな…女流何ちゃらで朝井さんどーでしょお?と言うより、ウルフ先生に訊けか?ちなみに「女性で初めてプロの劇作家とした活躍した王政復古期」の作家がアフラ・ベーンになるらすぃ…更にその頃は「書くことは男性的な行為である」とゆー時代だったらすぃ…男もすなる?

 後は女嫌いのとこで准教授出番ですっでしょか(笑)「エリザベス朝の戯曲で、男性が突然女性全般を激しく攻撃する発作に襲われるのは、単に女性が嫌いだからではなく、自分の男性性が危うくなったときに本能的に女性性一般を攻撃することで男性性を守ろうとする病的な症状である」なんだそな…ちなみに「女性憎悪の発作に襲われるのは、女性に一度心を許した男ばかりである。自らのなかに女性性を受け容れた男性が、自分のなかから女性性を排除して自己を鼓舞しようとするのだ」って…ほんでもって「ルネサンスの男性文化には、アダムを誘惑したイヴのせいで人間に原罪が生じた」とゆー思想に立脚して、女に騙されたと女は騙す者と嘆き節が許されていたよーで…それが女性憎悪の根底にあるとな…何か逆恨みな気がするのは気のせいか?

 さて、本書で検討している男と女では、ペトルーキオとキャタリーナ(「じゃじゃ馬ならし」)、マクベスとマクベス夫人(「マクベス」)、オセローとデスデモーナ(「オセロー」)、アントニーとクレオパトラ(「アントニーとクレオパトラ」)etc.と出できます(笑)

 の前に、時代背景として「シェイクスピアが成人する頃まで、まだ「人間」「忍耐」「悪徳」などの名前がついた登場人物が活躍する古い道徳劇が上演されていた」そな、そーだったのか?英舞台?それが1590年代頃から「商業演劇が盛ん」になってくると…でそこには「もはや貞淑・従順・寡黙などの古臭い「女性の美徳」を守る昔気質の女は珍しいとみなされる時代」に突入してらしたとな(笑)

 も一つ当時の感覚として「未婚のまま年をとった女性は、天国に導いてくれる子供たちがいないために、代わりに猿たちに引かれて地獄へ行くと言われていた」とは、知らなんだ…よーするに当時の女性達にとって結婚するのは強迫神経症に成りかねないお話だったのか?

 ついでに「「夫に従うのが当然」というのがシェイクスピアの描く夫婦像の根底」にあったけど、それも「シェイクスピアが引退を考えるようになった頃には、もはや古い考えとみなされるようになっていた」そな(笑)エリザベス朝時代とは、まさに全てが変革の時代だったのだなぁ(笑)

 そして言葉的に女というだけで「侮蔑的な意味合いが込められ」ていた模様…「シェイクスピアはこの表現をほとんど用いなかった」そだけど、時代背景としては、女とは「ただをこね、愚かで、高慢で、人を欺き、おしゃべりで、嘘つきで、甘い言葉で騙し、恥ずかしがってみせる」者、男性に従属する者の意味合いがあったよーで…今ならフェミじゃなくても差別だぁーっの雄叫びあがりそー(笑)

 そこを踏まえてじゃないけど、よーは己の中の男性性と女性性の葛藤ですかねぇ?殿方としては自己の女性性は切り捨て御免できないと、男じゃないの世界でして…シェイクスピア劇の登場人物達は、多かれ少なかれ男になるのだっの世界を展開していらっさったよーで…ある意味、俺は男だっと舞台の上で見栄をきっていた訳か(笑)「ルネサンス時代に「男」という概念がいかに強力であったか」は、現代人的には何じゃそりゃ位じゃ済まない模様(笑)男の矜持、これが一番大事ぃーってか(笑)

 でもそんな男尊女卑の時代ではありましたが当時「イングランド人女性はヨーロッパの女性たちよりも遥かに自由であると言われ、イングランドは他の国民から「女の天国」と呼ばれるほどだった」とゆーから、欧州って…

 も一つ、男性性としては男は侮辱を受けたら必ずそれに対処しなければならないという不文律があったよーで…よーは決闘ですか?そーですか?これ辺りかロミオの行動辺りを思い出すとなるほろな世界か?とにかくやられたら即やり返すじゃないと、男としての立場がない訳で…何事もすぐに剣を抜けの世界かなと…

 さて、お芝居の話に戻ると、「当時、女優はまだ存在していなかった」とな…じゃあ、女性役は誰が演じていたのか?と言えば「少年俳優が演じて」いたそな…ある種、英演劇って歌舞伎と似たよーなもんだったのか?女形の世界じゃね?そんな訳で「女役の少年の年齢は十三~十七歳ぐらいだったと推測される」で、これがどゆ事とゆーとシェイクスピア作品に登場するヒロイン達の年齢がほぼ14-7歳位ばかりなりとゆーとこからもお察し下さいの世界が展開していらっさったよーで(笑)ある意味、シェイクスピア作品とは役者ありきで出来上がっていた面もあるじゃまいか?ですかねぇ(笑)同じ少年役者の中でも上手い下手はあるだろーし…例えば「「十二夜」以来、女性が活躍する喜劇をシェイクスピアが書かなくなったのは、この少年俳優がついに女役を卒業したからだと思われる」って(笑)よい女形は切実な問題だったらすぃ…

 でもって、その十二夜を思い出すまでもないけど、女性が男装して男性に成りすます役が多いじゃまいか?で、これ舞台上では少年俳優が女役を男装して演じているという、何とも倒錯じみた世界がこれまた展開されていた訳で…男による女による男の演技って…その辺りの機微も分かってくらはいと(笑)

 時代的豆知識的には、王政復古の時代には王様に愛人・愛妾いぱーいの世界になるけど、シェイクスピアの時代には王様も「側室も愛妾もいなかった」そで、だからヘンリー八世は新しい女ができると次々と離婚して結婚するを繰り返す事になった模様…意外とこの頃までの英国王室は「汝姦淫するなかれ」があった模様(笑)一夫一婦制万歳(笑)

 他にも色々色々ホントに色々エピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。何とゆーか、男と女、恋とはどんなものかしら?じゃないけど、突き詰めれば「一生を添い遂げる相手としてこの人でよいのだろうかという質問をシェイクスピアのヒロインたちが真剣に考え始めたら、シェイクスピア喜劇の大団円での結婚はすべて中止となるだろう」でして、正気の戻ってはいけないってか(笑)「恋愛とは、人間が犯しうる最高に素敵な愚行」なんじゃね?とゆー事らすぃ(笑)

 まっ現実にかえれば「君たちの愛の旅路の食糧は、一か月で底をつく」(@ジェイクィーズ)だろーとも(笑)

 目次参照  目次 文系

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