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2015年4月 2日 (木)

いいことは人に知られないようにやりなさい。

養老孟司の旅する脳  養老孟司  小学館

 何となく日常?かなぁ(笑)のエッセイ集でしょーか?一つ一つが二頁位なので、軽く読めるとこが宜しか(笑)それが四部構成になっているよーで、旅する脳、モノを知る脳、モノ言う脳、楽しむ脳と分けられていまする(笑)本書のタイトルは、その最初の章からとゆー事らすぃ(笑)なので、旅行系というか、移動系のエッセイが続くんですが、何より本音だなぁと思わされたとこは、「僕は日本にいて調子が悪いときでも、成田で飛行機に乗ると、とたんに治る。楽しい旅を予測して、脳が活性化しているのか。いや、単に日本での煩わしい人間関係から脱出できるからであろう」って、これは一つの転地医療(笑)何か著者が臨床医したら、患者さんに対しての処方は旅に出なさい一択になりそーな気がするのは気のせいか(笑)

 それ関係でいくと「中高年のひとり旅が増えているらしい。その心境、わからなくもない。組織の中で人の思惑に気を使いながら、業績も上げねばならない重圧感。長年のそんなストレスから解放されるには、ぶらっと温泉旅行でも…と思うのだろう」も働くおじさんの悲哀が出ていらっさる模様(笑)特に昨今はリストラが絡んできたから、黒子に徹する生き方も出来にくくなっただろーし…

 旅のエピは他にもたくさんあってお肉より炭水化物なとこではやはり日本人だよなぁで、ヒトとは汗のかける動物であるなとことか、八頭身の方が古い体型だとか、どれもこれもなるほろなんですけど、一つだけ旅先でよく道を訊かれるというので「旅先になじ」んでいるからと自己分析していらっさいますが、それ逆に日本人だと一目でわかったからじゃないかなぁ?アジア圏で訊かれるのは「これはまだ僕がアジア人だから不思議はない」けど、ミュンヘンで仏人に道を尋ねられたの件はおかしいんじゃないか?について、昔、独人が道に迷ったら、まず独人に訊く、独人がいなかったら蘭人か、日本人に訊く、伊人と中国人には絶対に訊いてはならないといった話をどこかで聞いたよーな?だから、海外でやたらと日本人尋ねられるそーで、まず中国人か?日本人か?と訊かれて、日本人だと答えると訊いてくるって…これまた海外では日本人嘘つかなーいという認識が成り立っている模様…かくて独人が独国内で日本人に訊くというシュールな展開もあるそーな…世の中って…

 アリス的には、本の話題が結構出てくるとこかなぁ?何せ著者の趣味は、本と虫(笑)仕事以外で読むのは「ミステリーかファンタジー」だそーで(笑)他にも「旅先での買い物と言ったら、僕の場合は本しかない」って(笑)欧米では、民間療法や自然療法のコーナーとか、伝記もののコーナーが結構スベースとっていらっさる模様…本屋って文化の違いが如実に出るとこらすぃ…それにしても「古い医学書にもコレクターがいて、その中には日本の医者も多い」って、「彼らが値をつり上げている、というのが裏事情であるらしい」とは知らなんだ…古書事情もまた色々あるんですねぇ…ちなみに「ロンドンでは、昔から古本は一様に高い」そーで、買うならラテン系、「掘り出し物を見つけたければ、やはりパリであろう」となるそーな…ミステリ的にもどーなんだろぉ?

 これもミステリ的と言っていいのか?「日本は酸性土壌が多いから、100年もすれば骨はきれいに溶けてしまう」って、ホンマでっかぁ?という事は100年サイクルで土葬もありえるという事なんだろか?うーむ…他にも推理小説にお国柄が垣間見えるという項もあって、ちなみに英の社会推理ものは「家族の関係が背景になっている作品が多い」そな…でも、先生「アメリカのミステリーは、はっきり言って"美人"が邪魔だ」って…「セクシャルなサービス」もそーかもだけど、ベストセラーになってハリウッドで映画化の伏線じゃまいか(笑)

 対話形式の文章の書き方のとこで自分の中で二つの人格に分けて、対話させて書くみたいなノリ…「論理をひとつひとつ詰めていけば、自然に結論へと導かれるわけだ。小説家が、登場人物のキャラクターに託したその人の論理を動かしていくのと同じである」とな、そーだったのか?アリス?

 コミュニケーションについて考えるとか、国内もアレだけど、対外的に、何がグローバル・スタンダードやねんな世界が展開しているよーな気がする今日この頃(笑)語学のおべんきょは「入力と出力をぐるぐるまわしているうちに、英語の構造が頭に入っていく。英語の基礎教育は、聖書の音読とシェークスピアの暗唱だけでも十分ではないかと思う」は、あると思いますなのか?

 ただ、語学が身についたからといって円滑な関係が築けるとは限らないと…むしろ堪能であればある程「"率直すぎて失礼にあたること"の感覚は、日本人と英語文化圏の人とでは、かなり隔たりがある」に突入する危険性もはらんでいると…堪能であれば日本語の微妙な言い回し、婉曲的表現、暗喩、隠喩、ダブルミーイング、慣習、諸々のそれを含意していないと、逆に争い事の元になるんじゃまいか?とゆー話…詳細は本書をドゾですけど、お互いに下手な方が、まっこんなもんだろ?で激しい衝突にはならないとな…所詮は何事も母語のよーにはいかないんですよねぇ(笑)そこらへんの認識はどーなってんだろぉ(笑)

 ちなみに日本人は外国語が苦手と昔からかなりディスられているけど、「言葉を音声と思わず、文字ととらえているからではないか。覚えにくいというより、しゃべりにくいのである」は日本人なら身に覚えのある人は結構いるんではなかろーか?読み書きより聞く話すが苦手とゆー…何言ってけつかるねん、とか(笑)

 他にもいぱーい至言の嵐ですので、詳細は本書をドゾ。最後に今時のソレでいったらコレじゃね?の日本の仕事観かなぁで「仕事というものは、その人のためにあるのではなく、世の中が立ちゆくように、みんなで協力して動かしていくものだ。滞りなく動くように役職があって、そのつど適当な人が、そこへ入ったり出たりしている。勤め人、特に公務員は、世間様からお預かりした仕事を、たまたま私が受けもっている、という認識でないと、おかしなことになる」の件は…それをやってる永田町と霞が関の住人がどれだけいるのか(笑)限りなく0の近い方に1ジンバブエドル賭けるわ(笑)

 でもって、「リストラで会社の負担は減っても、リストラされた人たちは同じ社会の中にいるのだ。結局、社会的な負担が増えるだけで、いずれ自分たちにしっぺ返しがくる」というのは、これまた政財界の人達で危惧している人達がどれだけいるのか?想定外だから責任ありませんの方にこれまた1ジンバブエドル賭けよー(笑)

 社会の民度が問われているというより、トップの人達の民度が…皆まで言うなの世界か?その他、色々ありますよってですので本書をドゾ。ドゾ。重ねてドゾ。

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