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2015年5月16日 (土)

常に問うのは、差?

この世はウソでできている  池田清彦  新潮社

 所謂一つの時事放談になるのだろーか?まっエッセイ集とも言うで、池田節炸裂でしょか(笑)何とゆーか、この著者に対してはマイノリティの王様とゆー冠を捧げよーと思ってしまふ(笑)時代に迎合する意見ではなくて、個の意見をこれだけ曲げずに言い続けられるその精神というか、体力に敬服しまする(笑)何せ日本は、出る杭は打たれる社会ですから…とはいえ、建前では、これからは個性の時代ですとしゃあしゃあと大合唱している訳だから、そーなると、まさにこの人を見よの世界かなぁ(笑)

 まぁ全面同意も全面反対も、どーかなぁ?本書を拝読するに当たっては、そーかもしれんねぇなスタンス位が心身共にはいーんでないか?とは思うけど(笑)とかく世の中、旗色を示せの世界が席巻していて、白と黒だけなら本当楽だよねぇ(笑)灰色の濃淡なんて、そんなの関係ねぇー(死語?)だし(笑)本書的に言うと「この制度の基礎となった言説の正統性を問うことは、現行システムをひっくり返すことにつながるわけで、システムを維持・運用する利権が大きければ大きいほど、反対意見は無視されて、マスメディアに取り上げられることは少なくなる」とゆー前書きの一文ですかねぇ?

 本当のとこ、ど?は、素朴な疑問だと思うんだけど、それを詳らかにする事は、この国のメディア的には、マスメディア的には良しとしない模様(笑)「世間で常識とされている巨大なウソとその下に隠れている利権構造を明らかにしようとするマスメディアはほとんどない」に尽きる訳で、利権の前には、公正、公平、平等なんてこれまた、そんなの関係ねぇー(死語?)となるよーで(笑)まっ、指摘されても、騙された方が悪いんだぁーっと開き直り通りますが、何か?だろしなぁ(笑)

 ちなみに「人々がだまされるウソのほとんどは、健康、安全、環境がらみのものだ」そな…しかも「巨大で組織的なウソ」にであったりして(笑)そんな訳で、何がどこまで嘘やねんというか、突き抜けて嘘じゃねから、嘘こそ全てなのか、まぁ正義とは何か?もとい嘘とは何か?かなぁ?リアルとは嘘ワールドであるなんですかねぇ(笑)

 アリス的に、嘘…まぁアリスの場合はフィクションで、嘘書いてナンボの世界の住人ですから、大見得をきっての嘘と、本当の事ですよと言っての嘘では同じ嘘でも嘘が違うよな?ある種、ほら吹きと詐欺師の違いだろか?うーん(笑)

 アリス的には、「大阪市のホームページに無差別殺人事件の予告を書き込んだとして逮捕された人の場合は、予告とともに実名も書き込まれていたという。その時点で実名の人が犯人である可能性はむしろ低いと考えなかったのだとしたら、警察の捜査能力と思考能力を疑わざるをえない。そんな無能ぶりをごまかすために無実の人を犯人に仕立てようとしたのならば、なお、たちが悪い」って、そんな事件あったんですか?船曳さん?府警的にどよ?

 さて、本書はまず民主主義に噛みついていらっさいます(笑)民主主義とは何か?「少数者の立場を尊重する思想などではけっしてなく、多数者の立場を少数者に押しつける思想に決まっている」という事らすぃ…「民主主義に平等は存在しない」そで、あるのは「マジョリティがマイノリティの意見を抑圧するシステム」という事になるとな…声の大きい方が正しいんですって、それってありですかぁーっ?かくて民主主義とは「クレーマーがキャスティングボードを握っているようなものだ」とゆー事は、昨今のモンスターなんちゃらな人達というのは、民主主義の申し子みたいな人達なのか?

 とはいえ、民主化が文明化の分水嶺みたいなノリがどこかにあるけど、これに対する中国の件は本書をドゾですけど、露の場合のソレ「ペレストロイカによって突然、統治システムを急激に民主化の方向にシフトしたロシアでは、その後、富の偏在化がかえって進んでしまい、いまだにそれを正す手立てが見つけられないでいる」の件は、昨今の国際情勢を見るにつけ、ワロエナイとこじゃね?まぁ笑えないでは「民主化は、社会がある程度、成熟しないと、けっしてうまくいかない」じゃまいか?は真理かもし知らんが?中国や露に、あんたが大人じゃないから上手くいかないんですよとゆー忠告は、あのプライドの高い二国がすんなり受け入れるとはとても思えないんですが…となると見通しは…皆まで言うなの世界か?

 まぁそれもともかく、健康の為なら死んでもいいというブラックジョークが流行ってのは一昔前だったよーな気がするが?健康被害に対しては皆物凄く過敏になってきたよなぁはあると思いますか?「それは一種のいじめだと私は思う。「健康」という大義を楯にとれば少数の人をいじめてもいいという合意が簡単につくられてしまうのが今の日本なのである」で、「煙草を吸っているのは悪い奴だからそんな人たちの希望をかなえてやる必要はない」にまで突入しているのか?現実は?そーなんですか?准教授?まぁ准教授、いい人なのか?悪い人なのか?はアリスに訊いてみたいものよのぉ?越後屋ですが(笑)

 でもって、健康というと医療じゃね?で、医療現場もどよ?という事になる模様…よーするに基本から逸脱したら、たとえ患者が助かったとしてもあきまへんえの世界がジャスティスとなっているらすぃ…何とゆーか本末転倒なお話がこれでもか、これでもかと登場するとこが、現代って…

 准教授的には、大学の許認可権の件かなぁ?これは「文科省のもつ大きな利権である」だそな…更に大学の授業も「半期に必ず十五回は講義をしなければいけない」とかで、休講の補講も必ずやれ的な世界になっているらすぃ…月曜日の授業は振替休日が増えた昨今、たいへんな事になっている模様(笑)それにしても休講が多い准教授は、補講に追われているのだろぉか?南無…

 何でこんな事が起こるのか?は、一に利権、二にコントロール欲ですかねぇ…個性の時代とか言いながら「自分の価値観に合わない人間が気に入らない。ちょっと変わったことをやっている人をコントロールしようとする」とゆーだけの話のよな…その為には大義名分が必要不可欠という事か?かくて規制が増えてゆくと…法の概念としては、法学部卒のアリス的にはどよ?じゃね?

 さて、今ホットな話題の一つじゃねの島の話は、著者的に無人島と有人島では話が違うという事になる模様…この論理の詳細は本書をドゾだけど、合理的とは何か?ですかねぇ…後、母語も…

 まぁ何にせよ、現実とは清濁あわせのむ覚悟があるか?否か?だからなぁ…「世界を統一するための美しい理想を描き、それを実際に行おうとすると、むしろ無理が生じ、かつてのカンボジアのポル・ポトによる大粛清のような悲惨な事態を招く。理想社会を追求しようとすると、その理想に合わない者を弾圧・排除する方向にどうしても傾く」とな…理想主義というのは、もしくはユートピアというのは、ある種中二病的だからなぁ…奇麗事だけで世界が回るかというと、現実見ろよになるし(笑)

 コントロールでは、言語コントロールもありますよってにの世界で、昨今の「英語至上主義のような考えのもと、言語を統一しようとすることは、当然ながら、一種の他者コントロールである」とな…ちなみに「中国は今、チベットにおいて中国語の使用を強制しようとしている」そな…母国とは何か?母語とは何か?

 ちなみに今流行りのバイリンガルにも著者は一石を投じているのかなぁ?「私はバイリンガルであるということの思考力への影響をネガティブにとらえている。ソシュールのように例外的な天才もいるが、論理的思考を突き詰められた人というのは単一の言語によってそれを成しえているように私には思える」とな…ちなみに「ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英博士は英語がほとんどできない。益川博士が書いた論文を小林誠博士が英語にして、協同で研究発表したわけだ」とな…ここもやはりコストパフォーマンス的にどよ?ですかねぇ?スペシャリストを育てるなら、それもありのよーな気がするが?どーか(笑)

 尤も、昨今のコントロール熱から言ったら「公共空間では英語を話せという法律も絶対にできないと言い切れないかもしれない」の件は、はいここわらうとこのはずなんですが、笑えないホラーに見えるのは気のせいか?

 も一つ青少年と性犯罪で、規制の件も詳細は本書をドゾだけど…「ポルノ規制は性犯罪の減少にはつながらない。むしろ、ポルノが蔓延したほうが性犯罪は減るのだから、性犯罪を減らしたいのであれば東京都の職員は街角でポルノ雑誌でも配ったほうがいいくらいであろう」って…はいここわらうとこなんですか?もしかして外遊するより街角へってか(笑)

 科学と社会についての件も詳細は本書をドゾですけど、「科学者のほうも、科学的な言説で人を脅かすと金を儲けられるということがわかってきた。人の役に立つことによって科学でお金を儲けることができるという水準から、科学的言説で人を脅かして儲けようという話に変わってきたのが、とくに二十世紀後半からよく見られる現象である」の件は…もー科学者も、儲けちゃいけないんですかの世界に首どころか頭まで浸かっちゃってんだなぁ(笑)で、実例として、ダイオキシン、レバ刺し、地球温暖化、自然エネルギー、外来種、がん治療、健康診断、煙草と肺がん、iPS細胞、地震予知等掲載されていますので、詳細は本書をドゾ。

 いずこのエピも皆それぞれにパネェでござるなんですが、その中でも独の太陽光発電のとこだろか?よーするにパンピーに太陽光パネル売って、でけた電気は買い取りまっせの制度がキタコレですか?そーですか?ちなみにこれは「ドイツ環境政策史上最大の失敗だった」とあのシュピーゲルに掲載される程、惨憺たる結果になった模様…どゆ事かというと、太陽発電の会社を後押して雇用を増やすつもりが、「中国の太陽光パネルのメーカーが、低価格にものをいわせて台頭し、安いコストで太陽光パネルをドイツに普及させていった」とな…何が起きたかといえば、各家庭に太陽光パネルの設置はともかく、それが中国製となれば雇用促進の独の太陽光パネル会社は倒産、しかも電気の買い取り価格を高めに設定していたので、幾ら毎年買い取り価格を下げても高いに変わりなしで、買い取り側の電力会社がその損失を補てんする為に電気料金を上げると…結局、当初より電気代が1.8倍になってしまったじゃまいかって…獲らぬ狸の皮算用じゃないけど、政府と電力会社と太陽光パネルの思惑は見事に外れたとゆー事ですね、分かります(笑)一人勝ちは中国の太陽光パネル会社とな…これってありですかぁーっ?て独人が言いたくなるのもよく分かる気がするが、でも独は昔も今も中国びいきだからなぁ(笑)まっ自然エネルギー万歳でも、コストに見合わなかった場合どーする?はいずこの国も問題じゃね?

 究極の嘘対本当となると、今となると為替市場を始めとする何ちゃら指標の御一行様になるのだろーか?ウォールストリートは神様ですの世界か(笑)「経済の世界では、ウソ(バーチャルな貨幣)のほうが、ホント(実体としての物)の世界を支配しているのだ」で、「お金が最終的な勝者みたいになっているのである」ですかねぇ…まぁ拝金主義は米の国是だからなぁ(笑)

 もともと「資本主義は、差異がないところには成り立たない。世界の労働者の賃金がみんな同じ水準になってしまえば、グローバル・キャピタリズムは力を持たなくなる」とな…おんなじなら地産地消でオケてゆー事になるらすぃ(笑)差があるからこそ移動するとゆー事か?で「地域格差や価格差があるときは、一部の金持ちによる購買だけでも利潤を生み出すことができたが、地域格差や価格差が小さくなると、いわゆる薄利多売をしないと利潤が出なくなる。そうなると、人口が大きいところは市場として価値が大きくなる」とな…かくて「中国が国際的に大きなマーケットと化したのである」となる訳だったりして(笑)

 とはいえ、人口があれば勝ち組か?と言えば、エネルギーと食糧がなくてはヤバくね?という事になるとな…とすると「インドのように資源がなくて人口が多いところは立ち行かなくなる」し、「中国の場合もじつはエネルギー資源はそれほど有していないし、食糧自給率も100パーセントをかなり下回っていると思われる」ので、どーよ?というのが実状らすぃ…そゆ観点から見ると米という国の強さが逆に際立つのか?とまぁこの辺りの詳細は本書をドゾ。しかし、この著者にしても「もしも日本が鎖国してアメリカの庇護の下から逃れたら、中国の餌食にされるリスクが高まるし」と読む訳か…島にしても黄砂にしても何にしてもあの国は徹頭徹尾チャイナリスクなんですね、分かります(笑)とはいえ、著者的スタンスからすると「国防軍だの改憲だのということよりも、地熱発電やバイオマスなどの国産エネルギーの開発にでも注力したほうがずっといい」とな…平和で安全を目指すって、ハニー何とかしなくっちゃってか(笑)

 その他、医療費、少子化、社会保障についての詳細は本書をドゾ。まぁある種、物の見方の本かなぁ?何が一番合理的か?そしてキャパが広いか?が肝腎じゃね?とゆー事になるんじゃなかろーか?理想に走るのもあると思いますだけど、範囲限定じゃむしろ害悪の方が多いのは露呈しているし、今のままで、ありのままで、じゃ立ちいかなくなってきているのも、これまた現実見ろよで、取りあえず無理せずが理想だけど、多少の無理程度で、現状維持、できればちょい上向き位を目指せですかねぇ?イケイケドンドンではないので、こー高揚感がないのがアレだが、まっそれが生きるって事だから、リアルってそんなもんなんだろなぁ(笑)で、これに夢も希望もないじゃないか?と嘆き節で生きるか?否か?も貴方次第、国次第という事か(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。それにしても現代って、学校の先生も「何かクレームをつけられてトラブルになったときのために弁護士を雇えるようにと保険に入っている教師が急増している」時代なのか?准教授に訊くよりもむしろこれは真野さんに訊いた方がいい案件なんですかねぇ?世の中総クレーマー時代というか、そうー言えば国をあげてやっゴホンゴホン…

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