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2015年5月23日 (土)

走れ、走れ?

騎手の一分  藤田伸二  講談社

 サブタイトルは、競馬界の真実なんですが、実は競馬場にも行った事がなく、馬券も一度も買った事がない人間がうっかり手にとってしまって…全然、競馬わからないので、本書の真偽がこれまた全然わからないんですが、競馬界ってもしかして斜陽だったのか?何か読んでいてトーシロが思ったのは相撲みたいだなぁ?でして、何か男の人のスポーツ界って、派閥争いしている内がハナで、その後は泥沼って感じがするのは気のせいか?まぁ相撲についても全然知らない世界なんですけど、傍目から見る分には、ねぇ…

 で、競馬なんですけど、著者は騎手なので騎手から見た競馬事情、ある種中の人の競馬界という事になるんだと思われ、なるほろ競馬業界も変化しているとこは変化し、そのままのとこはそのままなんだなぁとゆーこれまたある種当たり前の世界が展開していらっさる模様…でもって、何が問題かといえば、全てが良い方向に向かっているよーには見えないとこかなぁ?むしろ、昔より状況は悪くなってね?的な?

 本来ならここでJRAが改革、改善に進むべきはずなんですが、どーも体質的にお役所仕事なのは否めないみたいで、見通しはこれまた明るいとは…

 とり合えず、数値的なとこでいくと騎手の数も激減していらっさるよーで…「1982年には252人いた騎手が、いまや約130人と半分近くにまで激減しているんだ」そな…まっ騎手だけで競馬が成り立っている訳でも騎手だけの数で推測するのもアレだけど、でも少数精鋭って言ったって、どーよ?というのはあるよーな?

 アリス的に、競馬…そのうち舞台に出てくる事もあるんだろぉか?接点があるとしたら、准教授の風貌が、流離のギャンブラーなとこかなぁ(笑)ベンツのそれはともかく、わりと賭け事は得意だと思うんだけど?どだろ?麻雀とパチンコは出てきたけど、競馬はまだか?この二人の休日の過ごし方もどーなんでしょかねぇ(笑)後は、京都競馬場だろか?で「京都競馬場(芝外回り)の3コーナーから4コーナーにかけての下り(高低差4.3メートル)の方がよっぽどペース配分は難しい」と著者はシャンティ競馬場(仏)と比較して解説していらっさいます…他にアリス的なとこでは馬のネーミング的なとこで、オマワリサンなんてのも出てきたり…

 まぁそれはともかく、競馬界の方ですが、どーもJRAという胴元がいて、そこに馬主や、調教師に騎手といった人達が絡んでいる世界らすぃ…この組み合わせがグルグル回ってレースという事になるのか?馬主的には、自分とこの馬を勝たせてくれる厩舎に預け、更に勝ってくれる騎手に預けたいとゆーのは良く分かるけど、それがもー20世紀の義理と人情の世界から、21世紀は大手馬主、大手調教師、大手騎手(もしくは外国人騎手)に寡占化していった模様…かくて業界は閉塞感に満ちているとゆー状況らすぃ…

 で、そこにも一つかんでいるのが、2006年に施行されたエージェント制という奴らすぃ…エージェント制とは何ソレ?の前に、エージェント制前の騎手の仕事の一つに「厩舎回り」とゆーのがあったそーで、「毎週金曜、その週末に騎乗する馬の厩舎を回って、レースの時に着る勝負服を取りに行くんだ」で、「土日の競馬が終わると、また一つひとつ丁寧に厩舎を回って」勝負服を返しに行くと…そこで調教者との接触があったとゆー事らすぃ…このシステムでいくと「朝の調教なども含めて一生懸命厩舎回りをすればするほど、騎手の腕がよければよいほど、いい馬が回ってきて勝つことができた」とゆー事になるらすぃ…

 ところがどっこいエージェント制が導入されるや否や…「状況が一変したというわけ」になってしまったとな…「エージェントというのは、日本語でいえば騎乗依頼仲介者のこと。契約を結んだ騎手の代理として、馬主や調教師から騎乗依頼を受けつつ、その騎手の騎乗馬を調整することを、おもな仕事としている」とな…で「騎手の騎乗馬選択などの業務を行う人(エージェント)をJRAに届け出なければならない制度」という事なるらすぃ…本来は、騎手の負担を減らすための制度であったはずが、むしろ逆になってね?という事らすぃ…

 「今、JRAに登録し、実質稼働しているエージェントは約20人いて、そのうち15人ほどが競馬専門紙の現役記者。残りの5-6人が元記者だという。その名前は美浦、栗東のトレセン内にしか公示されていない。そんな不透明な制度だから、競馬ファンにはどの騎手がどのエージェントと契約を結んでいるか、よくわからない人が多いと思う」とな…で、何が起きたかとゆーと、エージェントがどの馬にどの騎手を乗せるのかを選択する事になったんじゃね?とゆー話…

 で、エージェントの影響力が強くなればなるほど、厩舎(調教師)から騎手へ直の依頼は減ってゆく傾向にあるとゆー事らすぃ…というのも「エージェントと一部の有力馬主との関係は密接だから」馬主(と結託しているエージェント)の意向をスルーしたら、厩舎に有力馬が来なくなる危険も出てきたと…これ騎手だけでなく、厩舎の力も削ぐ結果になっているんじゃなかろーか?まぁ何にせよ、メディアが出張っていい事なんかあるんだろーかで、ごたぶんに漏れず、あっちゃーな事態に突入している模様…

 じゃあ、力のあるエージェントに所属すればいいじゃないとなるだろーけど、「一人のエージェントは、騎手3人と減量騎手1人までしか担当できない規則になっている」そで…しかも「狭い競馬界のムラ社会」においてのソレもあり、「有力なエージェントとしては、確かな実力や実績があるからこそなかなかモノを言いづらいベテランより、その次点のレベルの中堅・若手騎手のほうが扱いやすいということもあると思う」とな…どゆ事というとあの武豊の成績、この制度の導入前と導入後の成績の落差を見れば一目瞭然とゆー事らすぃ…しかも、ベテランだけでなくて、新人の騎手も騎乗するチャンスが激減する事になったとな…

 も一つ上げると、エージェントと有力馬主的には、手っ取り早く勝つ為には「外国人騎手に乗り換えさせるケースが続発している」となったらすぃ…詳細は本書をドゾですが、よーするに外国人騎手にとって日本の競馬は出稼ぎするには物凄くいいとことゆー事になっている模様…ちなみに海外の競馬に日本人騎手がというよりその国の外の騎手が出る事はとてつもなくむつかしく、安易に出れるもんじゃないそな…なのに、何故に日本だけ外国人騎手がポッと出で出られるのか?

 結局、これは地元の日本人騎手達の出場機会が減りこそすれ増える事はないとゆー話になる訳で、しかも、若手を育てるのも放棄しているよーな実状で、この先あるのか?とゆー話にもなる模様…リストラ策は短期的には効くが、長期的にどーよ?というのはどの業界でも同じなんだなぁ…人材がいなくなったら先細りにしかならないのはいずこも…更に馬主、大手クラブが「1-4位」を独占するするよーになってきたとゆー、これまた大手クラブ寡占化が進んでいるらすぃ…となれば大手クラブのご意向に、騎手の首なんて切って当たり前、逆らう厩舎は干せばいいんだの世界なのか?まぁこれでレースが増加傾向なら余地もあるんだけど、実際はレースそのものも減ってきている訳だから…

 後は「目先の成績重視」とか、何か現代世相を映しているよーな話だけど、多少のリスクを冒しても勝ちたいはともかく、そのリスク管理的にどよ?まで言っているかもでしょか?「こんな風潮が続いたら、とんでもない大惨事がいつ起きてしまってりも不思議じゃない」とあったりして、でも万が一、その大惨事、大事故が起きても想定外だから責任はありませんと釈明するJRAに1ジンバブエドル賭けてもいいとトーシロでさえ推測できるもんなぁ(笑)

 騎手的な話では、武豊とか、岡部幸雄とか、田中勝春とか、横山典弘とか、四位洋文とかのエピの詳細は本書をドゾ。騎手視点だとこんな感じというのが分かるかなぁ?とはいえ、この中で名前知ってるのは武豊位なんだが…競馬界的には名ジョッキー達がズラリとゆー事で知らないともぐりだの世界なんだろなぁ…ちなみに上手い騎手はくるぶしでバランスをとるそーな…そーだったのか?競馬?でもって「そもそも競馬というのは、上手い騎手が乗っている強い馬の後ろにつけるのが理想的とされている」の件は、何かマラソンと似ていなくね?の世界かなぁ?も一つ上手い騎手の見分け方、騎乗しているフォームが前傾姿勢である事らすぃ…

 それにしても騎手って昔は競馬学校を卒業すると厩舎に就職するものだったのか?よーするにそこで調教している馬に騎乗してレースに挑むとゆー…そこで実績を積むと他の厩舎からうちの馬にも騎乗してくれと依頼がきて、売れっ子、独り立ちのジョッキーになるとゆー事らすぃ…

 馬的な見方としては「筋肉質で脚が短い馬が短距離向きの馬と思われていて、逆に長距離向きの馬はスペシャルウィークとかトウカイテイオーのように、体が細くて薄っぺらく見える馬が多い。基本的に、ムキムキの体で長距離馬というのはなかなかいない」とな…競馬にも短距離、長距離ってあったんだ?

 も一つ馬的なとこで餌の話のとこ何を食べているのかの詳細は本書をドゾですけど、おろろいたのは今時の馬は人参を食べない…その理由が「お金のない厩舎ではニンジンを買ってあげないから」だそな…馬は味を知らないから人参に見向きもしないとは…みんなみんな貧乏がいけないんだってか?ちなみに食が変われば糞も変わるで「昔は乾燥したら全然平気で触ってポイするとか、手でも触れるくらいのものだった」そな…ところが完全草食の世界から、最近はサプリとか色々と混ぜ物多しで相当に臭くなってきているそな…やっぱ食って大切だよなぁ(笑)ちなみにレース後のアフターケアなんかも変わってきている模様…勿論受託料もとゆー事らすぃ…勝負の世界はシビアだなぁ…

 後、馬具なんかについての詳細も本書をドゾ。色々グッズってあるんですねぇ…でもどゆのかこれまた全然想像がつかないのでアレなんですが?

 その他、馬はまっすぐにゲートを出ないとか、コーナー曲がっている時に遠心力かかっているから鞭うったって加速しないとか、騎手は色々とあの手この手で馬を動かしているのがよく分かる…曲がる時の右脚を先に出すか左脚を先に出すかとか、その馬の特性によってスタートダッシュするとか…馬場の状態とか、ゲートが内枠か外枠かとか…

 他にもたくさんエピ満載、多分レースを知っている人にはよく分かる内情なんだろなぁと思いますた…まぁ著者の言うよーに何事も夢がないと、特に子供が大きくなったら何になりたいと夢見る職業が伸び代ある世界だしなぁ…ちなみにJRAって農水省の管轄だとか…おあとがよろしいようで(笑)

 目次参照  目次 スポーツ

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