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2015年6月24日 (水)

彼らが探し求めていたのは、優れた問題であった…

世界の技術を支配するベル研究所の興亡  ジョン・ガートナー  文藝春秋

 原題がアイディア・ファクトリーで、この通りかなもなぁ…まさに米の夢工場、古き良き米そのものの研究所が存在しえたとゆーのが、とにかく凄いとこじゃまいか?今だとIT業界は何でもかんでもシリコンバレーだけど、その一昔前、基礎をつくったのは米的に言うなら東海岸なんだろか?ちなみにこのベル研究所はNY、ニュージャージーに本拠地があったとゆー…こー書くと兵どもが夢の跡で、今はなきなイメージだけど、実はベル研究所としては今も残ってはいる訳で、ただ、在りし日のソレはもーないみたいな?

 何が凄いのかといえば、こーゆー研究所を一社で賄えたとこじゃなかろーか?まぁベルが米で、通信の独占企業であったから出来た事だろーけど、それにしても企業が基礎研究までやっているとこが今じゃありえない世界でしょ?

 まぁ米人が書いた本なので徹頭徹尾米万歳な本ですけど(笑)それでも、IT系の何ちゃらを謳うならば、これは必読の書かもしれんねぇ…かなぁ?フォン・ノイマンとか、シリコンバレーだけじゃない、米の底力を見せられた感じでしょか(笑)

 そんな訳で、米の天才が綺羅星の如く登場してきます。非凡でない研究所には、これまた非凡でない人物達が集うとことゆー事で…この面子も濃いっ(笑)マービン・ケリー、ジム・フィスク、ウィリアム・シッョクレー、クロード・シャノン、ジョン・ピアース、ウィリアム・ベーカーと名前を聞いただけでピンと来る人々の群れじゃなかろーか?ちなみのこれらの人々を中心に本書は進んでいく感じかなぁ?

 で、まぁこれらの人々が天才なのは今更なんですが、それ以上に実に米人、美醜善悪乗り越えてどこまでも米人なとこが何とも、むしろ中西部人とでもいおーか?米の大平原地帯パネェでござるなんですよ、奥さん(誰?)時代は1930年代から70年代のソレ、行ってみよーと思いませんかぁ(笑)

 アリス的にベル研究所、まぁ電話の発明から始まって、むしろ関係のない人を探すのが全地球的に難しいと思われですけど、そのAT&Tから始まって米の通信史を見る思いかなぁ?ちなみに「タイムマシンに乗ることがあったら、最初に降りるのは一九四七年一二月のベル研究所だ」(@ビル・ゲイツ)と言った位エキサイティングな現場だったとゆー事らすぃ(笑)物見高い我らのアリスならば絶対見逃したくはないと思うが、どーか(笑)

 他にアリス的というと、スプートニクの打ち上げを知ってのピアースのコメント…「まるで推理作家が家に帰ったら、居間に遺体が転がっていたようなものさ」って…それってアリですか?アリス(笑)

 ベル研究所が何を生み出してきたかについての詳細は本書をドゾかなぁ?一杯ありすぎて、これだけで、歴史年表になってしまうんでじゃなかろーか?の世界でして、興味のある方は本書をドゾ。本書、やたら長いとこと、繰り返しと、端折っているとかがアレですけど、目を通して損はないよな(笑)

 豆知識的には、一昔前の米の日常が何となく分かるとこかなぁ?例えば「ケリーがミズーリ鉱業学校に進んだ一九一〇年当時のアメリカでは、「科学者」と「技術者」と「発明家」の区別は曖昧だった」とか、「真剣に科学を学ぼうとするアメリカの学生は、ヨーロッパ、それもドイツのベルリンかゲッティンゲンに行くという時代が何十年か続いた。そこでは大家と呼ばれる学者たちの講義や実験を間近で見ることができたからだ。(科学の世界の共通言語もドイツ語だった)」の件は、今でも独の化学は世界一とか言われるけど、その前からの伝統だったのか?成程、明治の留学生ってか?

 とはいえ、20世紀に入れば「一部のアメリカの大学、たとえばジョンズ・ホプキンス、コーネル、シカゴといった大学が、物理学や化学の分野で優れた人材を輩出するようになった」そな…で、このネットワークからベル研究所の人材が揃っていく感じになるみたいです。まずは「シカゴ大学のロバート・ミリカン」からか?(ちなみにノーベル物理学賞受賞者)

 このネットワークも凄くて、ミリカンの結婚の新郎付添人が同じ下宿のフランク・ボルドウィン・ジューエット、仲間にはあの「経済学者のソースティン・ベブレンや後にアメリカ内務長官になったハロルド・アイクス」もいたとゆーから、このご学友というか、お友達の輪だけでも一つ本ができそーだが、とにかく途中色々あるけど、ジューエットはAT&Tに入社すると…

 で、その頃のAT&Tの社長に就任したのがセオドア・ベイルでこの人が実にそつのないやり手だったとゆー事でしょか?こちらの詳細も本書をドゾですが、やっぱ出来るしゃちょさんの下に会社は躍進していくもんなんだなぁ(笑)

 通信事業の独占体制の方もともかく、米の全国電話網的なソレも、まずは1915年のサンフランシスコ万博に向けてとゆー事だったのか?東と西がつながるよーんと(笑)その過程で真空管や中継器が開発されたりで、科学者の出番ですとなった模様…ないのだから新たに作るしかなかったんですよ、奥さん(誰?)…人それを発明と言うでしょか?

 かくてベル研究所が産声をあげるというか、形づくられていくとゆー事じゃね?元は会社の為の開発なんだけど、気が付けばいろんなものが出でくるぞと(笑)「一九二五年一月一日、AT&Tは独立会社としてベル電話研究所を正式に発足させた。新会社は今や四〇万フィートから六〇万フィートへと拡張されたウエストストリートの建物に陣取ることになった」とな…で件の「ジューエットは今やベル研究所の社長として、大所帯を切り盛りすることになった」になる訳ですよ、奥さん(誰?)で、この研究部門で「物理化学、有機化学、治金学、磁気学、電気伝導、放射、電子工学、音響学、音声学、光学、数学、力学、さらには生理学、心理学、気象学までも研究対象とする」(@ハロルド・アーノルド)とゆー事態に…

 そんなベル研究所に集まる人達には興味深い共通点があるそで「ほとんどがMIT、シカゴ大学、カルテックなど一流の大学院で教育を受けており、そこで物理学、化学、もしくは工学の教授の目に留まり、ケリーやフレッチャーなどベル研究所の関係者にひそかに推挙されていた」とゆーラインが出けていた模様…その他中部の田舎町育ちとか、趣味とか興味が似ているとか、まぁ嗜好と環境と興味が合わさるとこーなるのかなぁと思ってみたり…後性格が怖いもの知らずなとことか(笑)

 まぁとにかく、潤沢な資金の下に(大恐慌があったりしたけど…)優秀な人材が集まり、しかも科学界の情報も集まり、また知る事ができた環境という事になるんだろーか?この辺りの詳細も本書をドゾ。例えば大恐慌で時短になったら空いた時間にコロンビア大の物理の授業受けに行くとか…「はたから見れば、彼らは新たな知識を学ぶことに熱心な電話会社の社員に過ぎなかった」けど、普通じゃなかったとゆー事ですかねぇ…

 当時のAT&Tという会社がどれだけ大きかったのか?とゆーのも、並じゃなかった訳で…「産業史上、ベルシステムほどの巨大資本を一手に握った企業は存在しなかった。その規模はペンシルバニア鉄道とUSスチールを足し合わせたよりも大きく、年一〇億ドルを超える総売上高は世界のほとんどの国の税収を上回る」(『AT&T-産業界の支配者」/N・R・ダニエリアン)とこからもお察し下さいじゃね(笑)

 かくて潤沢な資源にものを言わせて「AT&Tが社内の発明に対して積極的に特許を取得したことで、個人や小規模な企業が同社に対抗するのは難しくなった」になり、その他色々あるけど、やっぱ独占企業一直線のノリか?「技術と政治とカネの結びつき」、それジャスティスって、これもー米の国是じゃね(笑)

 再び豆知識、「初期の電話には、ベルを鳴らす装置もなかった。このため電話をかける人は先方のだれかが気づくまで大声で(「オイ!」など)呼びかけなければならなかった」って、そーだったのか?呼び鈴(笑)

 まぁとにかく、電話回線の普及と安定、効率化に邁進していたAT&Tですけど、そんな中で真空管から半導体へと開発していた研究所ですけど、時代はWWⅡへで研究所もいやがうえにも巻き込まれると…「軍事用電子機器の開発」を手掛けるよーになる訳で…レーダー開発とか、対潜水艦作戦研究(ASWORG)とか(こちらはショックレー)とか…

 そんな中、人員が増えるしでNYのソレは手狭になったからニュージャージーのマレーヒルにお引越しとなると…それが1942年…戦時下でも米には余力が充分にあった模様…

 そしてケリーが筆頭社長となり最初にした事が組織再編だったとな…1945年7月の事でございましたとな…しかも「何十年も一緒に働いてきた人々から肩書を奪うことは、経営者として勇気ある行動とさえいえる」を断行した模様…ちょい前流行った能力給とゆー奴でしょか?まっ実に米的ではありますが…そして天才には仕事のしやすい職場とゆー事になるのかもしれんねぇ(笑)

 で、ベル研究所の躍進が進む訳ですが、こちらの詳細も本書をドゾ。ソリッドステート、シリコン、トランジスタと名前だけ列挙しても今に通じる話ばかりなりじゃまいか?ですかねぇ…ある種、革命でございますの世界が到来か?

 三度豆知識…世紀の大発見には、金になるものとならないものがあると(笑)例えば「一九三〇年初頭、ニュージャージー州ホルムデルのベル研究所の無線研究施設でカール・ジャンスキーという若い技術者が、大気雑音を研究するために移動式アンテナを開発した。この瞬間、ジャンスキーはまさに電波天文学という新分野を確立したのである。この発見によって彼とベル研究所は歴史に名を残すことになった。その一方、この発見は利益を生むような通信の方法や機器の開発にはつながらなかった」とな(笑)さて、何が大切なのか(笑)

 さてさて、トランジスタが夢の道具というのは分かってはいるけど、製品としてどよ?となると、どよ?でして、この辺りの紆余曲折も本書をドゾ。何とゆーか、天才達のひらめきとエゴのドロドロ具合がパネェでござるってか?とはいえ、会社はそのトランジスタを周囲に配布したりしていたり…社会貢献という広報あると思いますか(笑)

 まぁ経済的、経営的に儲かるでござるもあると思いますだけど、ベル研究所の凄いとこは数学部門も内にあったとゆーとこじゃね?でして、こちらにはあのクロード・シャノンが在籍していた事があるでお察し下さいかもなぁ(笑)数学的にはプール代数って聞いた事あーりませんか?でしょか(笑)ちなみにシャノンは「僕はエドガー・アラン・ボーの「黄金虫」のような物語の大ファンだ」と自ら言ってたりして…ミステリ的にどよ、アリスってか(笑)子供の時から暗号おたくだったんだろか?シャノン…それはともかく「戦時中の秘密通信に関する研究を、一九四五年に「暗号の数学理論」と題した一一四ページの論文にまとめた。この論文は出版するには危険すぎるとして、ただちに機密文書に指定されたが、読む機会を得た者は様々な暗号システムの歴史や方法論を徹底的に探究した力作だと感じた」って…やっぱ暗号って数学者と絡むものなのか?チューリングのソレじゃないけど…

 シャノンの先見性についての詳細は本書をドゾ。理論的にブレイクスルーなお人とゆー事になるんじゃまいか?本書は最初から最後まで天才だらけですけど、その中で一番の天才はだぁれ?となれば、このシャノンになるんじゃなかろーか?その位、キレてますの世界に突入しているのよなぁ(笑)

 IT的にはビット、今だと当たり前な単語ですけど「シャノンは、メッセージに含まれる情報や大きさを「ビット」という単位で産出するのが非常に有効である、と指摘する。「ビット」をこうした意味で使った文献はこの「通信の数学的理論」が初めてだ。この表現は、ベル研究所の数学部門の同僚ジョン・チューキーから拝借したもので「二進数学」の略語である」って、そーだったのか?ビット?

 まぁ何にせよ、シャノンの理論で画期的なとこは「あらゆるデジタルメッセージは誤り訂正符号さえ含めておけば、たとえワイヤにどれほどノイズがあろうと実質的に完璧な状態で送ることができる」じゃまいか?これがどれだけ画期的な事か、それは時間が教えてくれるってか…

 豆知識的に労働生産性とは何か?じゃないけど「特許部門の弁護士が、特定の個人の生産性が他の社員より高い理由を組織論で説明できないか、研究したことがある。調査の結果、たくさんの特許を取得する社員には一つだけ共通点があることがわかった。ハリー・ナイキストという電気技師と食事をともにすることが多かったのだ。ナイキストが彼らに具体的なアイディアを与えていたわけではない。ある科学者によれば「ナイキストには人々を専門分野から引っ張り出し、モノを考えさせるところがあった」なによりも重要だったのは、ナイキストが良い質問をしたということだ」でしょか?こーゆー人材も普通にいたとゆーとこもベル研究所の凄いとこだったんだろなぁ?ついでに言うとこーゆーナイキストみたいな人が先生だったら、生徒、学生はどんだけ伸びるか…

 さて、研究所は人を集めないとお話にならないけど、それも天才だけ集めればそれでいいとゆー訳でもないよーな…この辺りの組織論的なソレの件も本書をドゾ。ショックレーやシャノンは天才の中の天才だけど、どちらも一匹狼的な天才かもなぁで、個としての天才性なら比類なきだろーけど、社会としてみた場合どよ?とか、集団として、組織としてとなると、どよどよどよ?かなぁ…

 研究所なので、人いぱーいで、やはり人心掌握術的なソレも問題になってくる訳で、物が理系ですから、その最先端の理系を把握しているのは勿論なんですけど、管理職的な能力も持っていないとトップに立つのは大変とゆー事か?この辺りの明暗は、ないと分かって最後まで一匹狼を貫いた、そして結局MITに行ったシャノンと、天才中の天才の自分にできない事はないと自分を受け入れない研究所を飛び出したショックレーのその後を見ると、何ともアレな気が…人間、頭だけでは人を動かせないとゆー事らすぃ…謙虚さって大切だなぁ…

 現場的には、「だれかと協力するのに上司の許可を得る必要はない。というベル研究所の方針のおかげだ。助けてくれそうな相手に直接頼めばよかった」(@カル・フラー)という環境もあったとな(笑)

 後、政治的なソレもまた、どーよ?なとこもあって、この件はAT&Tという企業とは?に付きまとう話になる訳でこちらの詳細も本書をドゾ所謂「軍産複合体」「と呼んだもの-は、すでにAT&Tに莫大な収入をもたらすようになっており、傘下のベル研究所や製造部門のウエスタン・エレクトリックは陸海空軍のための幅広い秘密装備の設計と製造を依頼された。仕事の大部分はレーダーや通信設備に関するもので、国防上きわめて重要視されていた」とな…この辺りも実に米的か(笑)

 軍的というか、政治的というかで、ウィリアム・ベーカーの件が一番分かりやすいかなぁ?キャリア的に?フィスクがトップの時代にベル研究所の副社長をしていた一人だけど、「国家および国家安全保障への通信分析技術応用に関する臨時作業部会」、通称「ベーカー委員会」が大統領顧問職の一つとして発足しているみたいだし…ベーカーレポートの一つが「ソ連をはじめとするあらゆる国家に優位に立つために、アメリカがマンハッタン計画並みの努力をすることを提言した」「アメリカの諜報機関は学術界、産業界と緊密かつ内密の協力関係を確立すべき」の提言を残していたりするんですよ、奥さん(誰?)そんなこんなでアイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、レーガン政権下で「CIAをはじめとする諜報機関の活動に目配りする大統領対外情報諮問委員会(PFIAB)のメンバーを務めた」とな…ちなみにこのPFIABの業務の一環して、「一九六〇年にはスパイ衛星の計画・建造・発射・管理を担うアメリカ国家偵察局(NRO)の設立にも携わった。NROの存在も発足から一〇年間秘密にされた」とゆーから、何だかなぁ(笑)

 まぁ実に米らしーと言えばそーなんだろし…ちなみに「弾道ミサイルはかつてベル研究所が軍のために開発した早期警戒システム技術に基づいていた」訳だったりするんですよ、奥さん(誰?)平時も有事も、民生も、今でしょ(死語?)なんですかねぇ(笑)米って…

 さて、単純に開発しますたでは波塔ネットワークとか、進行並官(TWT)とか、通信衛星とか、出てくる出てくるで、他にホーンアンテナ、太陽電池、メーザーもありますで、通信ついに宇宙に行くの世界か(笑)テルカターとかの件も詳細は本書をドゾ。事業的にはアレだけど、夢は宇宙を駆け巡るで、トランジスタの時と真逆で世間的には受けた模様(笑)

 また事業的に失敗したのはピクチャーフォンなんかもあるんですが、テレビ電話で、今ならスカイプで出来るやんけの世界ですけど、これも時代の先行き過ぎていたとゆー事か?

 成功したり失敗したり、まぁ人生色々をマジ進んでいた巨人のベル研究所でしたけど、時代が進むにつれて、一人勝ちとはいかなくなってきたりしての世界が展開していくよーになると、まずはテキサス・インスツルメンツとか、ヒューズ・エアクラフト社とか、西海岸の(シリコンバレーの)企業も台頭してくるよーになってくると…光ファイバーの件もそんな話になるんだろーか?出来るのは分かっていたけど、そんなガラスどこにあるんだぁーっ?で老舗のガラス会社が開発するとはの世界も到来すると…それと携帯電話も出てくると…

 技術というか、市場のソレもあり、また司法省とのそれもあると…独占企業、独禁法違反とゆー奴じゃまいか?で解体されてしまうとこでしょか?結局、これがベル研究所の落日という事になるんだろぉな?研究とは潤沢な資源があってこそ成り立つもので、金と人材をたたれたらおしまいなんですよ、奥さん(誰?)今も、勿論ベル研究所はあるけど、それはもー在りし日のそれとは別物と言っていいんじゃまいか?ちなみに「イギリスの有力科学雑誌ネイチャーは、ベル研究所で基礎物理を研究する人員がわすか四人になったことを知って、「落ちるところまで落ちたベル研究所」と題した記事を掲載した」位ですから…

 ニッチ産業というか、身軽な産業が台頭して久しいの世界で、特にIT業界的には、それが一番大事というか、ネクストワンがジャスティスだけど、それを揺籃したのはベル研究所じゃね?で、膨大な無駄と言ったらアレだけど、余裕というか、ゆとりの中から、芽が出たみたいなノリが現在のシリコンバレー一連の御一行様じゃなかろーか?とゆー事らすぃ…今までの研究と技術の上をなぞって展開されているソレに、次世代のブレイクスルー、源泉はあるのか?とゆーと、どーよ?とゆー事になる模様…応用はいいけど、基礎はどよ?とゆー…すぐにお金にならない事にお金かけないとゆー事は、未来の資源的にはヤバくね?とゆー懸念を提唱する方も出てきているよーで…コピーもしくはアレンジまでなら何とかなるが、根本的なソレはいかんともしがたいし、何事も基礎がないと立ち行かないのは、どこかのくnゴホンゴホン…

 ちなみに「かつてのベル研究所と比べるとシリコンバレーでは新たな知識は生まれにくいようだ」そーですよ、奥さん(誰?)ある意味イノベーションのジレンマって知ってるかい?の世界か?

 まぁ、とにかく米の産業界そのものがというより米的ジャスティスが完全にお金第一主義が罷り通るよーになってしまったから、研究費にかける、何それおいしいの?の世界に突入しているのはいかんともしがたい模様…かつてのベル研究所のよーに自分とこで開発して回りに配ったみたいな太っ腹な事をする企業なんて、あるわけないと…ついでに言うと、「ベル研究所の経営トップの報酬はヒラ社員のおよそ一二倍だった。それが一九九〇年代末には、アメリカの大企業ではCEOがヒラ社員の一〇〇倍の報酬を得るのも珍しくなくなった」訳で…儲かった分を社会還元、社内還元なんてまさに古き良き時代の話で、今は本気で儲けちゃいけなんいですか?親の総取り何が悪いんですか?がこれまた罷り通っているらっさる模様…

 結局、独禁法違反の独占企業解体も、昔ならば社会還元あると思いますだけど、今じゃ自分の懐に全部入れるんだろみたいな、信用コストゼロ時代だからじゃね?かもねぇな話じゃね?

 これで長期的スタンスで海のものとも山のものとも分からない研究にお金投じるなんて、そんなトップどこにいるんだぁーっ?でしょねぇ…自前で何とかよりも、どっかからの方がそりゃコストは少ない訳で…それにしても民間でこれができたベル研究所ってパネェ…後から考えれば、考えられない程パネェ組織だったんだなぁ…

 天才が本当に天才でいられた場所、もしくは技術屋も技術屋で機能していた場所とでもいうのか…「「かつてベル研究所にいたような人材は、もういない」「才能のある人間が生まれないわけでなく、環境がそれを許さないのだ。当時は並外れた才能を持った人材がいたが、今は見当たらない-ステイーブ・ジョブスやビル・ゲイツがそうだという人もいるかもしれないが」(@ボブ・ラッキー)とゆー事らすぃ…まぁ信者の方々は違う意見かもしれないけど、スケール的なその感覚をどー見るか?かなぁ?

 とはいえ、前書きにあるよーに「ベル研究所はもちろん完璧ではない。あらゆるエリート組織につきものの、個性のぶつかり合い、組織としての思いあがり、そして(特に末期に顕著であった)戦略的ミスに悩まされた」もあると思いますですから…良い悪いを超えて、それを持ち得た米産業界もパネェとゆー事か…

 最後にも一つ、米豆知識、七面鳥って米特産で、幾らでもいるポピュラーな食材かと思っていたら、「一九二〇年代初期のアメリカでは、七面鳥が食卓にのぼることはほとんどなかった。「七面鳥はとても高価だったので、感謝祭とクリスマス以外に食べられるのはごく少数の金持ちに限られていた」」とは知らなんだ…そーだったのか?米?

 も一つ米あるあるで、米も地方都市はシャッター商店街な世界に突入しているのか?「アメリカの田舎町の衰退には様々な要因がある。ただ、通信手段や娯楽がすべて自宅にいながら楽しめるようになれば、わざわざ町に出かけていってだれかと言葉を交わす必要がなくなっていくのはたしかだ」って、米も壮大なヒッキーの世界に突入か?

 ちなみにネット社会蔓延でどよ?な話で「ネットは私から集中や熟考する能力を少しずつ奪っていくようだ。私の脳はネットが提供するままに、すなわち断片的情報が次々と流れてくるのをそのまま受け入れるのにすっかり慣れてしまった」(@ニコラス・カー/技術ジャーナリスト)な傾向もあるんじゃね?な話もあるらすぃ…何か絶叫城の世界かも?かも?

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。最後に二つ、とってもタメになるフィスク語録を「何をしたらいいかわからないときは、何かをすればいい」と「われわれはすべての締めきりを首尾よく乗り切ったが、どれも達成しなかった」お後が宜しいよーで(笑)

 目次参照  目次 理系

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