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2015年7月28日 (火)

四葉のクローバー?

世界の不思議なお守り  進藤幸彦  平凡社

 さて、本書はお守りとなっていますが、それに付随した文化そのものも含めてかなぁ?お祭みたいなのから、習俗的なものから、まぁ世界は広いとゆー事で(笑)そんな中、本書では「身につけるもの、健康を守る力となり、飾りとなるもの、幸せをもたらすとされるもの、その上で愛らしいもの」をとり上げているそな…まぁ世の中、この手のグッズ系はマイナス方向へ行けば、うしのこくまいりの藁人形的なソレもある訳で…呪いじゃなくて、前向きにというか、上向きにな世界だろか?

 そんな訳で、健康祈願、五穀豊穣、厄病退散、恋愛成就的なソレかなぁ(笑)丸めると人々が健やかに過ごせますよーに、だろーと思うんだけど、まっそれが人生ぃぃぃ(コブシ付/笑)なのはどこの世界でも同じってか(笑)

 まっ世界各国色々ありまっせというのはよく分かるとゆーか、ほんじゃまぁ実際どんなもんがあるのか見てみよーなのもあると思いますなんだけど、具体的にどーなってんだろぉ?的な参考資料はいずこって事で、「当初はたとえば取材と平行して、国立民族学博物館の調査報告雑誌「季刊民族学」の87冊を、154枚ものカードにピックアップして調べてみました。けれども上のような条件を満たすものはほとんどなく、机上の調査の限界を感じました」とな…

 かくて、著者は「結局たよりになったのは、私たち、輸入民芸品業界の情報とガイドの情報でした。そして何よりも、実際の現地での見聞でした」で、現場は語るですかねぇ…「庶民の間で親しまられているお守りは、それだけの力を持っていると言っても過言ではないと思います」とな…成程どこの世界も、偉い人は何も分かっていないとです、なんですね、分かります(笑)

 アリス的にお守り…とゆーか、占い系も含めでいくと、ダリ繭、朱色、暗号をetc.と結構あるのか?悩める現代人は藁というか、そっち系にすがる人多しかなぁ(笑)まっどっぷりはまるのはどーか?とは思うが、パワースポット巡り位ならかわいいもんだと思うんだけど?どだろ?

 他にアリス的というと、タビーズかなぁ?こちら「心を落ち着かせる作用のあるピュアシルバーと月の模様」のがあるそーで、月ときたらアリスでしょ(笑)

 お守りの効用とか事情も色々あってなですけど、グァテマラのトラブルドール(ウォーリードール)のとこが実にアレかなぁ?「マヤの人たちはだいたい自給自足が中心で、つましいけど静で信念のある生活をしている。それに対しグァテマラ・シティに住む白人やラディーノ(混血児)や外国人はストレスの多い生活をしているよ。離婚やアル中、ドラッグ、お金のやり繰り、仕事の確保、オフィスや工場でのストレス、子供の教育…これらの悩みを解決していくのに何かが要るさ。だからチチでウォーリードールを買っているのは皆外国人、それにわざわざチチまで買いに来るラディーノや白人たちだ」(@グァテマラ・シティから行商にきたおばさん)とな…現地のおばさんパネェ…どーも町おこし的とゆーか、後知恵的なソレらしく、現地人は殆ど知らねぇとゆーか関係ねぇとゆー話らすぃ…

 逆にとゆーか、そんな状況もあると思いますだから何だろか?で「ホピ族が住むションゴパビの村の入口には、「すべてのセレモニーはインディアンでない者には見せられない」という看板が立っておりました。お守りなどについても秘密だと言われることが多く、「祈りの羽根」の写真ですら撮るのが大変だったのです」は、歴史とは何か?とゆーか、人と人の信頼関係が窺えるエピかなぁ…まさに正義とは何か?じゃね?

 また如何にも尤もだな話で、屋根の上に鳥の置物みたいなのが(風見鶏の固定化したのみたいな?)もあって「あれは、ブリナザルワレ・テラムフカラ(悪い視線を置く、お前の顔は真っ黒)と言って、妬みの目で見ないでほしいという邪視よけのまじないですよ」(@パンディトラム/現地壁画士)だそで、「壁画を描くのも同じことですよ。来客に家の大切な内部から目をそらさせる効果があるんですよ」(@同談)だそで…何ちゅーか、さすが印は現実的か?

 まぁ現実的といえばハムサのとこもパネェでござるで「エジプトやトルコでは、何かよそのものを美しいと思ったときはただ美しいと愛でるだけでなく、自分も欲しいということになります。家が羨ましいと思ったら自分もそれを欲しいということ。そういう執着が並外れて強いので、羨ましがられた人は怖がることになるんです」(@エド/現地ガイド)とゆー事になるらすぃ…だからそれを避ける為にハムサをとゆー事になるらすぃが…自分も欲しいと思えば、それは自身で買えばいいのでないか?とゆー単純な話じゃないのか?持ち主が恐怖を覚えるとゆーのは、もしや略奪が日常茶飯事とゆー事じゃないよね?

 安産というか、多産のお守りのとこでは多産願望パネェとゆー事で「特徴的なのは双子への渇望です」とな…マリってそゆ国だったのか?ちなみに双子というだけで「見知らぬ人様から寄付金を募ることができるそうです」とゆー事で、10歳位までは活き神様扱いらすぃ…イスラム教徒だから妻は四人まで持てると、となると「ここじゃ30人の子供、40人の子供だって不可能じゃない」(@マイガ/現地ガイド)とゆー…産児制限についても「われわれ後進国の人口が自分たちより増えて勢力が大きくなるのを心配して、あれこれ言っているだけだよ」(@同談)という感覚らすぃ…マリには難民問題なんてないんだろぉなぁ…

 それにしても、一夫多妻制ってどよ?と思ったら、中の人的には「早い話がこの運転手のディリサは29歳だけど、17歳の妻がいて外にさらに若い愛人がいる。第二の妻にしたいと思っているんだけど、第一の妻が納得せずこのところ毎日喧嘩ばっかりだ」「結果的に4人の妻が許されていても、途中は簡単じゃないね。僕は婚約者がいるけど結婚は1人で十分すぎるよ」(@マイガ)と言うのが実状らすぃ…結局、どの国でも、どの宗教であったとしても、男性は愛人いぱーいで、女性は一人で十分と思っているのは同じって事なんだなぁ…

 中国コインのとこでは、「19世紀にヨーロッパ人が中国清朝の貨幣を大々的に輸入して、穴あきコインを200枚ずつひもを通して2倍の値でマーケットで売りさばきました。そのため中国コインはバリじゅうに浸透し、つい何十年か前には実際に流通していたんです」(@スアンダ/元バリ美術館館員)とな…それがいつまにか「中国コインとその模造品は富と福を象徴するものとして、神々のお供えものに欠かせないものになりました」とな…バリというとお花を飾っているもんかと思っていたら、お金をお供えするもんだったのか?

 現地的なソレでパネェと思わされたのはティオ(鉱山のお守り/ボリビア)で、どゆ事とゆーと「スペイン人が坑内まで監視に行かなくていいように、地獄の見張りの神を置いたのです」って、それを丸飲みした当時の現地の人達も…何とゆーか、植民地史的にアレですねぇ…銀山の労働にスペイン人によって現地人が駆り出されて「どんなに短くても6ヵ月、坑内に閉じ込めたまま、食事も睡眠もトイレも中で済まさせ、ひたすら専念させたのです。ポトシは当時全米一の16万という人口を集めたそうですが、現在までの間に鉱山で死亡した現地人は800万人に及ぶと言われています」って…これこそ強制労働って奴じゃなかろーか?そんな訳で「こうして得られた莫大な量の銀はスペインに送られ、世界の経済に大きな影響を与えたのです」って、大航海時代って…

 現地事情では「紛争の絶えないパキスタンとの国境近くなので、許可証がないと入れない村が多く、ガイドを雇いました」とかあって、印パも現在進行形なんだなぁ…

 豆知識的なお話も結構あって、例えば今結構人気のアルパカ…「近年、その柔らかく温かい毛のおかげで国際相場も上がり、現金収入の道にもなっています」はよく聞く話だけど、「食料にもされますがあまりおいしいという話は聞かれないようです」って、アルパカ食べれるのか?どこぞの何とか団体の皆様的にはオケなのか?それとも、牛とかと同じ扱いなんでしょかねぇ?

 他にも色々色々本当に色々エピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。いやマジでいずこの国も皆それぞれにを地でいっているよな…最後に一つ、日本的なエピをで、エジプトのガイドのエド氏のエピ…「エドさんは高校のときからカイロで日本語を勉強し、ガイドとなってからは多くの日本人と知り合いになって、日本を訪問したときは彼らを訪ね、見物してまわったといいます」とな…で、本人談はとゆーと「日本人はサムライと貞淑な女性というイメージで夢を持っていたが、現実を見て失望どころかそれこそ「ガッカリ」した。日本の女の子が飲もうと言うときは寝ようという合図。結婚しようと考えていたがそれも難しい。アメリカ以上に乱れている。こんな日本の隆盛はあと10年ももつまい。そのあと伸びるのは中国とロシアです」だそーですよ、奥さん(誰?)というよりむしろおぞーさん(誰?)か(笑)成程、エジプト人先見の明があるってか、さすが5000年の歴史は伊達じゃない深い洞察おみそれしました…

 本書に掲載されているのは、
南北米・エケコ(ペルー/ボリビア)、コア(ボリビア)、イリャ(ペルー)、クランデーロ(ボリビア)、トリト(ペルー)、グァテマラ発のお守り(グァテマラ)、プンプーシュ(グァテマラ)、鉱山のお守り(ボリビア)、ドリームキャッチャー(米・アリゾナ)、カチナ(米・アリゾナ)
印・ガネッシュ祭り(マハーラシュトラ州)、ジャナイ(モウリ)(印/ネパール)、テラコッタのお守り(タミール・ナドゥー州)、タビーズ(印-中近東)、スルクジャの壁画(マーディヤプラデシ州)、ミラーワーク(グジャラト州)
中近東・ナザル・ポンジュウ(トルコ)、エジプトのハムサ(エジプト)
アフリカ・アフリカの多産願望(マリ)、ビーズ(マリ)、未来の配偶者(コートジボアール)、ドゴン族の木彫り(マリ)、ブッシュの狩人(マリ)、カラオ(マリ/コートジボアール)
東アジア・東南アジア・チャイニーズ・コイン(インドネシア・バリ島)、チリ(インドネシア・バリ島)、チャナン(インドネシア・バリ島)、グリン・シン(インドネシア・バリ島)、浮気封じ(韓国)、翡翠のアクセサリー(中国)、ベトナムの虎(ベトナム)

 目次参照  目次 文化・芸術

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