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2015年8月18日 (火)

人類を語っている者は欺いているのである(笑)

ユーロ消滅?  ウルリッヒ・ベック  岩波書店

 サブタイトルは、ドイツ化するヨーロッパへの警告なんですが、ギリシャ問題は何も今更始まった話ではなくて、昔から延々延々続いてきた話じゃまいか?ですよねぇーな話らすぃ…通貨統合したのはいいけど、さて、そのユーロの今はどぉ?だからなぁ…結局、経済的な視点に立てば、「「ヨーロッパはドイツのものになった」と口に出して言うと、タブーを破ることになるのは誰しもわかっている」し、お金的には独でしょ?な世界が展開している模様…欧州では独一人勝ちとゆーのが実状らすぃ…

 で、その反面、ギリシャを筆頭に、伊、西、葡、愛と破綻予備軍が続いていて、本書によるとオランドになって仏もやばくね?というのもこれまた実状らすぃ…

 そして今、この危急の際にこそEUの精神が問われている、ハニー何とかしなくっちゃというスタンスが著者なんですかねぇ…独の社会学者らすぃが、まぁインテリによるよくあるパターンな気がしないでもないよーな…何せ、訳者後書きにも「読み終えて、特に第3章のところに関し、ベックの立場を「あまりにも理想主義であり、現実をあまり見ていないのではないか」と感じた読者も少なからずいるかもしれない」とある位ですから、お察し下さい、じゃね(笑)

 まぁ、独人はEUを、ユーロを、こー見ているんだなぁというのが分かって、中の人というか、中の人達の感覚はこゆ事なんだなぁと、おべんきょになりました…やっぱ、西欧は複雑怪奇でございます(笑)

 ままま、EUの始まりをスエズから見るのならば、まぁアレだし、更にその昔のコンスタンティノープルやビザンチンの辺りから見るのならば、今でも十分上手くいっている方じゃね?という見方もできるが、でも、そんなの関係ねぇー(死語?)なんだろしなぁ…

 高い理想と民主主義、どこまでも清々しいって事ですね、分かります(笑)

 アリス的にユーロ…まぁアリスの場合は旅行の時位しかあんまり関係ないよーな気がするが?如何なものか(笑)

 財政問題が浮上した場合、その財政再建の為の措置は誰が決めるのか?という事が、まず民主主義的にどよ?という事ですかねぇ…国の問題はその国の国民が決めるべきもので、他国の人間が口を出す事でもなく、また決めるものでもないという建前的にどーよ?という事じゃね?と…「緊縮措置はギリシア国民の自己決定の空洞化に等しいものである」という見方も出来るんじゃね?で、これはEUの理念に引っかからないか?とゆー事につながると…

 で本書によると、独人が決める事ができるとなれば「ギリシアよ、さようなら」で、希人の場合は「ユーロ圏にとどまるのに賛成」という事らすぃ…さて、どちらの意思が通るのか?

 ちなみに現在の欧州では、「二五歳以下のヨーロッパ人の四人に一人に職がない」しかも「多くの人々が期間を限定された低賃金労働契約に基づいて働いている」そで…これが愛や伊だと「約三分の一が失業していると公表され」、希や西では「五三%に達している」とな…更に英でも失業率は劇的に増加した模様…リーマンショックって欧州でも猛威を奮ったんだなぁ…ちなみに、そんな欧州の若年層のみなはまたちは「途方もない金額で銀行を救い、若い世代の将来を失わさせている政治に対する怒り」で連帯しているそな…欧州の政治家も経済政策的にはどよ?って事か…

 まぁそんな状況の中なのに「上からの、つまり政治・経済エリートが指示し、管理する欧州のプロジェクトと、下からの抵抗との間に構造的緊張が見られるということである」というのが、今の欧州という事らすぃ…「ヨーロッパ中どこでも「富者と銀行には国家社会主義で臨むが、中間層と貧者には新自由主義で臨む」たそーだが…果たしてどこまで本気かなぁ?というのが傍目には見えるけど、中の人的には理解を得られないの世界なのか…

 そんな訳で「将来、欧州には多くの欧州というものが存在することになるだろう」で、その一つが「下からの欧州、市民の欧州」で、何も分からない、非知の世界とゆー事らすぃ…カタストロフィと常に隣合わせじゃまいかとゆー一蓮托生人生だろぉか?

 取りあえず欧州の建前は「すべての人々に対しての自由と平等が主義原則になることを宣言した社会」という事になるらすぃ…そんなEUの中で「スペインとギリシアの人々は、極度に不平等と不公正をもたらすほどに支離滅裂となった金融システムから生み出される負担をもっとも弱い人々に押し付けるような体制に対して、反乱を起こしている」訳で、建前上、どよ?とゆー事じゃね?

 まぁ、きれいごとでおまんまはくえないんだよという本音もありますが、本書は大変お上品でいらっさるので「経済的な視点は社会や政治に目を開かせない。議論を支配している経済学的な助言は、政治的・社会的な側面に対する「無知蒙昧」に基づいている」そで、本書の立ち位置は、何とゆーか、武士は食わねど高楊枝の世界観かなぁ?何せ著者は失業している訳でも、貧者でもないので(笑)多分、その他パンピーの人達はまさに、今でしょ(死語?)で、明日の理想の欧州なんかじゃないんじゃね?

 で、独は独で実際に独人的には「ギリシア人のために「血を流す」必要がないというものである」が世間に浮上していらっさる模様…でもそんな事したら一「ユーロから加盟国の離脱に関して規定がない」、二「ギリシアがドラクマに復帰するなら、世界中の銀行と企業に影響が及ぶような金融危機が生じるであろう」、三「たとえギリシアが離脱し、ユーロ救済基金から支援金を受けないとしても、困難に陥った欧州連合加盟国として補助金を要求する権利はある」、四「ギリシアがユーロ圏だけでなく、EUからも離脱した方がよいのかを議論してみなければならないだろう」だそな…現状のギリシアだともー、そんなの関係ねぇー(死語?)のノリに近いよーな気がするが…まだ議論する余裕がEUにはあるとゆー事だよなぁ…

 最早EU内では、特にユーロ圏では、単独の国家としてリスク管理を行える時代ではなくなったとゆー事らすぃ…そゆのは「致命的な幻想であることが明らかであろう」とゆー事か?

 とはいえ、選挙は内政なんですよねぇ…で、選挙に勝つには「「欧州の内政」はここでは欧州共通の繁栄を目指すことではなく、各国内の選挙やメディアや経済的利害を優先することを意味している」でして、自国が損する事は政治家しては認める事は出来ないという事らすぃ…

 結局、これは欧州のジレンマじゃなかろーか?政治家は一国単位で損得をまず第一に考えないと選挙では勝てない。でも、一国だけの繁栄ではなくユーロ全体の繁栄存続を目指さないとと長期的にはユーロの破綻・自国の没落につながる…さて、どーしたもんかのぉ?ってか?でもって、それは米のオバマも同じじゃね?欧州が傾くと経済的に米にも影響あるから、ちゃんとやってねって…それ、どんだけ本音…

 また、EUへの難民問題とか、EU内の北と南の意識の違いとか、ここにきて一気に問題が噴出してきた感じかなぁ…

 カタストロフィの対処の仕方についてのヘーゲル的なソレと、カール・シュミット的なそれについての詳細は本書をドゾ。よーするにリスク管理とは何ぞや?だと思われだけど…欧州連合の明日はどっちだで、一「国民国家の戦争にみちた歴史を克服し、民主的な協調の道を通じて現在の危機を抑制することに最終的に成功する」で、も一つは「危機に対するテクノクラート的な反応が民主主義の終焉を準備することになる」とな…どゆ緊張の対立関係があるか?というと、一「欧州優先対国民国家優先」二「危機によって要請されるのか対法律によって禁じられるのか」三「戦争という脅威の論理対リスクという脅威の論理」四グローバルな資本主義対一国の政治」、さて、貴方ならどぉするぅぅぅぅ?

 まぁ対立というなら、ユーロ圏諸国と非ユーロ圏諸国の対立もあるじゃまいか?でして、こちらの代表が英だろなぁ…ですけど、これに対して英はEUに対して輸出が55%もあるから、英を気にする必要なしとゆー事らすぃ…独の本音ぱねぇ…

 まっ何にせよ、現状のユーロ、EUならば、それは「EUにおけるドイツの力が最大になるように向かわせていること」に違いない訳で…結局メルケルはその経済力・金融力をバックにEU内政治をというより統治をおこなっているという事らすぃ…これまた詳細は本書をドゾ。そして「多くの人々が、メルケルの中に戴冠ししていない欧州の女王の姿を見ている」そな…何かもーコメント不能だな…今更何が言えようってか(笑)て、メルケルの政治とは「世界市場におけるドイツの競争力を保持するために、彼女はドイツの貨幣を守らなければならない。そしてついでに場合によってはヨーロッパを救済する必要があろう」とな…ついでか、ついでなのか(笑)

 ちなみに著者はメルケルをマキァヴェッリになぞらえていますが、こちらの詳細も本書をドゾ。いやぁ、メルケルって本当に凄いんですね、ではさよならさよならさよなら…まぁインフレがこあいからとこのまま緊縮財政案につっ走る、あると思いますなのか?ECB的にはOKですが、FRB的にはOKなんスかねぇ?

 そんな訳(?)で「欧州の安定化政策のために用いることのできる財政手段の引き上げもない。銀行システム崩壊に対しての直接のお金もない。緊縮財政の実施に責任をもたらされる債務国へのお金のみがある。経済を活性化するために、新たな債務によって財政が支えられるような投資計画もない」…いいハナシだなぁ…

 環境問題やエネルギー問題についてのエトセトラについての詳細は本書をドゾですが、ここだけは上げとかないととゆーので「ドイツ人の視点からすると、最終的には、ギリシアやスペインやイタリアを世界市場に「適合したものにさせる」ことのみが重要である。そのことを現在、ドイツ人は歴史的使命を見なしている」って、ホンマでっかぁーっ?この手の事が成功するなんて、EUって本当に素晴らしいものなんですね、ではさよならさよならさよなら…マジ成功したら凄いわ、とほい異国から生暖かく気持ちだけ送らせていただきます…まさに歴史的快挙じゃね(笑)

 なんたって「これまでのドイツの歴史に照らしてみると、現在がもっとも良いドイツであろう」そーですから、よっ大統領っ…

 何か理想主義って凄いなぁ…何事もバラ色の未来を信じて進んでいかないといけないんですね、おべんきょになります…なにしろ「「欧州の社会」は、むしろ「複数のナショナルな社会のポスト・ナショナルな社会」として理解されなければならない」そーですから…

 まぁEUの懸念としては若年層が生まれた時からEUでEUの有難みがよく認識されてないんじゃないとゆーか、EU崩壊の危機感が薄いとゆー事らすぃ…まっ長年のユートピア的な理念で始まったソレは、メンテナンスも大切にな話だろか?

 でまぁ、今でさえ手一杯だと思われに傍からみると見えるんですが、理想的には世界に広げようEUの輪らすぃ…すっごいですねぇ…

 とはいえ、EUが独自に生きようとするならばEU税みたいな話にもなる訳で、実質増税ですから、そんなの関係ねぇー(死語?)て、ありえへーんの世界らすぃ…となると簡単に動かせるお金もないとゆー事だよなぁ…EU的には…

 そんな訳で独人が一肌脱がないとな話になるのか?「ヨーロッパがドイツ人のけち臭さによって死滅してしまえば、それはドイツにとって政治的自殺行為に等しいものになるだろう。なぜならば、ユーロとヨーロッパがなくなると、世界的福祉国家ドイツも保持できなくなるからである」からだそな…情けは人のためならず、ですかねぇ…

 時間があるのか?ないのか?ちなみに本書発行時までは「ドイツが力が強くなりすぎたので、決断しないという贅沢をする余裕」というか、メルケル的にはそののらりくらりでかわしてこれたとゆー事らすぃが、それも既に、今でしょっ(死語?)になってんじゃね?らすぃ…

 結局、「ドイツによるヨーロッパ」において、ユーロとEUの挫折に責任を取らされるのはドイツであることは、誰も疑問をさしはさまないであろう」ですから…

 豆知識的には、欧州の人事かなぁ?「ジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長、ヘルマン・フォン・ロンパイ欧州理事会議長、ジャン=クロード・ユンカーユーログループ議長、マリオ・ドラギ欧州中央銀行総裁」なんかでは、バローゾとドラギは日本でもよく聞くが、その他の人の話はあんまり出て来ないよーな気がするのは気のせいか?

 も一つ、人的なとこではサルコジが仏大統領じゃなくなって、やたーっな人は結構いたのか(笑)「「メルコジ」コンビがなくなったことを密かに喜んでいる」で、どーもEUってメルケルとサルコジに牛耳られてきたみたいで、よーするに独仏の独壇場だった模様…「他の「二等」ヨーロッパ人は我慢の限界を超えるほどに待たなければならなかったし、力をもったコンビが決めてしまった解決案に直面させられた」のが日常だったらすぃ…サルコジいなくなって、よーやく中小国も言いたい事が言えるよーになった模様…大国が権限持ちすぎないよーにわざわざブリュッセルに本部を置いているはずのEUですが、蓋を開けてみれば、でもそんなの関係ねぇー(死語?)だった模様…成程、メルケルは欧州の女王様と呼ばれていたお人だったらすぃ…ならば、春の来日も納得な話だったのね(笑)バラはみんな赤くないと(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。最後に一つ、今でしょ(死語?)な話題の一つとしては本書でいくとここじゃね?で「「誰も市場に逆らう政治は行えない」というヨシュカ・フィッシャー元外務大臣の格言は、過去二〇年の指導的政治家たちの自己理解を端的に示している」だそな…今だとこれは欧州というより、どこぞの大こkゴホンゴホン…

 目次参照  目次 国外

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