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2015年9月 3日 (木)

アンバランスのバランス?

「悲しみ」という感情  岸田秀  新書館

 多分、著者にとっては日常のとりとめもないエッセー集だと思われだけど、まぁ日々、あちこちから依頼されたお題について書き散らした文章をまとめてみたらこーなったみたいな(笑)でもって、著者の根底にあるのはあの唯幻論ですから、どのお題も皆その延長線上にあるよーでござるってか?何とゆー万能性じゃまいか?唯幻論っ(キパっ)

 てな訳で一点突破全面展開な本書ですが、古今東西いろんなとこからチョイスして、一刀両断、喝っが入っています(笑)なるほろなぁと思うもよし、なんじゃそりゃと立ち止まるもよし、とっかかりの切り口は幾らでもあると思われでして…

 まぁ何にしても人間という奴はとゆー話じゃなかろーか?で「自我に基づいて生きる人間は、まず第一に、自分という存在が、価値ある立派な優れた存在であることを必要とする」そな…俺は正しい、俺は生きる価値があるってか?ある意味自画自賛?「第二に、人間は周りの人々に受け容れられ、周りの人々とうまくやってゆかなければならない。そうでないと、事実上、生きてゆけない」とな…そしてこの二つの条件は、一致する事もあるけど、矛盾すること多かりきって(笑)

 かくて「誇大妄想に陥らないようにほどほどの誇りを保ち、贅沢に過ぎないようにほどほどに現実生活を守るというほどほどの不安定なあり方を探るしかないであろう」という事になるらすぃ…今、人にも国にも求められているのは「不安定さに耐える生き方が一番望ましい生き方であると思う」と割り切れるというか、悟りきれる事でしょかねぇ(笑)

 アリス的には、本書のタイトルである哀しみという感情の項かなぁ…これ飼い猫に死なれた話なんですよ…大学の先生とは猫を飼う生き物なのか(笑)まぁ北白川の三匹の猫達は、元気なので当分心配はないと思うけど、特にモモちゃん(笑)…「人間は、哀しみに打ちひしがれて長いあいだ嘆くのである。人間のなかでも、想像力が豊かな者ほど、哀しみは深い」とあって、妄想、もとい創造力の権化みたいなアリスの場合、喜怒哀楽ってもしかして果てしなくアレなのか?だから、あの七夕事件は自らの生き方さえ変えてしまった程の事件になるんだろぉなぁ…

 後は、米の医療制度もアレですけど、銃社会のとこで犯罪とも絡んで准教授の出番ですとなるのか?米では「依然として銃は事実上野放しである。アメリカ人は意識的には銃の弊害を知っていても、心のどこかで弱い者、無防備な者は銃で殺されても仕方ないと思っているのであろう」って…そーだったのか?米?建前は「ヒューマニズムとか平等とか」言ってはいるけど、実体は弱者切り捨てが米の共同幻想らすぃ…弱者に対するそれを知っていながら目をそらし、止むを得ない事だと、心の底で否定しないのは米の共同幻想のなせる技らすぃ…米って基本切り捨て御免の世界だったのか?

 他にこれもアリス的と言っていいのか?で心理学の行方(笑)なんですが、准教授は犯社ですけど、犯心も無関係ではないだろしで…現代心理学は「事実上、行き詰っており、心理学がまもなく滅亡するであろうことは心理学者以外の者には明らかである。人間の心は考え、悩み、葛藤し、痛み、狂うが、客観科学としての心理学はそういう側面をよけて通るしかないからである」って、そーだったのか?心理学?まぁ詳細は本書をドゾですが、それにしても著者、余程心理学と何かあったのか、人の心を理解するには哲学や文学の本が役に立つと言いながら「心理学者が書いた本だけは役に立たない」と言い切っていたりして…

 時事的なとこでは、対イラク戦のとこで、ええ、テロとの戦いとやらの…「日本人の目には、軍事目標以外は攻撃しなかった真珠湾の奇襲と、多数の一般市民を殺戮したWTCの自爆攻撃とは全然違っており、むしろ、これはアメリカ空軍の日本本土空爆と同じであるが、アメリカ人の目には真珠湾の奇襲とWTCの自爆攻撃とは予告なしの奇襲攻撃という点で同じものと見えたようで、同じく対外戦争を正当化する理由となった」そな…

 かくて、目には目をというより目には目と歯をというのが米流のソレですから、対イラク戦に突入したとゆー事らすぃ…それも米的視点に立つと「アメリカ軍が日本軍を徹底的にやっつけて衝撃と恐怖を与え、民主主義を教えて、軍国主義の独裁者から日本国民を解放したからである。この成功の経験を教訓にして、アメリカは同じようにイラク軍を徹底的にやっつけて衝撃と恐怖を与え、軍国主義の独裁者フセインからイラク国民を解放すれば、イラク国民は大いに喜んでわれわれを歓迎するであろう」って思い込んでいたらすぃ…何か、米って変に自信家のモテない男性思考そのものの国なんだろぉか?とふと思ってしまいますた(笑)一度、成功体験を受けるとその後ずっと続く、でもってその成功は100%自分の力みたいなのを盲信しているんだなぁ…凄いな米(笑)

 朝鮮戦争以後の教訓って米にはまずないのか?まぁ人間だれでも成功体験だけ覚えていたいものだけど(笑)「アメリカ人には、日本とベトナムの違い、日本とイラクの違いは見えないのであった」そで、同じよーにすれば「彼らに感謝されるはずであった」とな…

 米は建国から自己欺瞞じゃね?とゆー…「日本への原爆投下を悪逆無道のジェノサイドと認めれば、論理的必然として、先住民の殺戮もジェノサイドと認めなければならなくなる」とな…どゆ事とゆーと日本に謝罪したら最後、原住民に謝罪しなければならなくなる訳でそれも部族ごとなら、終わりなき謝罪行脚か…謝罪に振り回されたら「神から託された使命を実現するために新大陸に正義の国を建国したという共同幻想が崩れてしまう」とな…その結果、何が起こるかはと言えば「誇り高い理想の国家としてのアメリカを支えているこの共同幻想が崩れれば、アメリカの存在価値が疑われることになり、価値こそ存在の根拠であるアメリカは滅亡する」とな…

 多民族国家であるだけに、共同幻想これ大事という事らすぃ…じゃないと瓦解する…かくて「アメリカが日本に謝罪ではないのは、国家の存亡が懸っているからである」そな…成程、国家の謝罪とはそんなにヤバいのか?それを年柄年中やっていて、何とか続いている日本って、これまたアレだなぁ(笑)ごめんなさいが言えない国よりごめんなさいが言える国の方がまともに見えるが、きっと言えない方が所謂一つのグローバルスタンダードなんですね、分かります(笑)反省って何だっけ?何だっけ?

 も一つ、米の民族幻想は、「自由と民主主義という理念もアメリカの戦争を正当化するためにしゅっちゅう使われている」でして、国民が酔える程いい神話って事なんですかねぇ?

 まぁ「グローバリゼーションとは、アメリカ人にとってはアメリカ文化を世界に広めることである」でして、このどこまで自分中心の考え方がおステキすぐる(笑)

 でもって、米先住民虐殺から始まって長い事米は「加害者のトラウマ」に悩んできたそーだけど、WTC以降、今度は「被害者のトラウマ」も患うことになったとな…「アメリカは外からの攻撃に対する脆弱さが改めて露呈された」とゆー事態になったのが、ハリケーン・カトリーナもだそな…テロと天災じゃ全く違うじゃまいか?ですけど、米にダメージを与えてきたとゆー事では同じ次元なのか?

 建国神話に耽溺し、強い米じゃないと確信できないと発作が起こるって、それってどよ?だけど、「他民族、他国を追い詰め、そういう事態を招いたアメリカ側の原因は視野の外なのである」というのは、もー米のお家芸だよなぁ(笑)自分だけ正義の国の米に、反省という文字はないっしょ(笑)振り向くな君は美しい、もとい正しい、これが何様、俺様、米様じゃね?と思ってたら「普通の国は、敵に攻撃されたとき、もちろん敵に腹を立てるが、敵にも何らかの理由があったのではないかと少しは反省する。しかし、アメリカはそのような反省を全然しない」って、やっぱそーなのか(笑)悪は常に自分の外にあるとゆー事ですね、分かります(笑)

 かくて「外にいる敵を粉砕するたび「われわれは正義の国だ」と再認識して舞い上がり、酔い痴れる。ところが、しばらく経って余韻が収まると、もともと自己欺瞞なので、「本当にそうなのか」という疑いが生まれてくる。その疑いを忘れるためにまた外に敵をつくる。その繰り返しである。精神分析では「反射脅迫」と呼ぶが、アメリカの歴史ては「敵」を撃滅することによって自らの正義を脅迫的に何度も繰り返して証明する自己欺瞞の歴史だった」とゆー事らすぃ…まぁ気持ちは分かるが、これ絶対当の米人認めないだろぉなぁ(笑)まぁその前に、昨今の米の歴史学者達の発言を眺めていると、米に歴史学って本当にあるのか?とゆー素朴な疑問が浮かんでくるんだが、これも気のせいなんだろか?

 まぁ、ちょっと考えれば「できる限り他国や多民族の憎しみを買わないように配慮することも国家の安全のためには必要不可欠であるが、アメリカにはそのような配慮がまったく欠けている」というより、配慮という単語自体が米にあるのか?私、気になりますっ(笑)

 まぁWWⅡの日本軍は鬼畜な人殺し集団だったと決めつけられていますが、海戦で敵兵が海に投げ出された時に、「日本の場合は救助しないまでも、攻撃の対象にはしなかった」そーだが、「アメリカ海軍は艦を撃沈されて海上に投げ出された日本兵を戦闘機などから機銃掃射し、彼らを救助しにきた日本の駆逐艦を攻撃するのが常だった」そな…「敗戦の負い目や占領下の政策もあって、これらのことは隠蔽されているが、やはり事実は事実として知っておくべきであると思う」だそな…さすが正義の国の軍隊のする事は一味違う(笑)

 北朝鮮の場合…それにしても北朝鮮は未だ「捕虜になるよりは自決を選ぶ」の国なのか?いやもー何ちゅーか何ちゅーかですけど、その北朝鮮から見た日本って「かつてアメリカ殲滅を共通の目的としてともに戦ったにもかかわらず、固く誓ったはずの盟約を一方的に勝手に捨てた卑怯な裏切り者」なのか…世界一一本気というか、かたくなな国って北朝鮮かもしらんって奴ですか?そーですか?

 ちなみに「敗戦後のいわゆる進歩的文化人は反米がウリであったが、共産諸国には概して卑屈であったし、反米の社会党も同じで、そのおかげで、北朝鮮は楽々と多くの日本人を拉致できたのであった」とな…そーだったのか?拉致問題?

 そして中国の方はというと、今も昔も華夷思想、秩序の国だものなんですかねぇ?「中国はアジアの中心、唯一の正当な支配者であり、周りの国々は、東夷西戌南蛮北狄という野蛮人が住む属国、朝貢であった」、それがアヘン戦争以後崩壊し、西欧列強にやられたのはともかく、日清戦争でアジアの地位は逆転したと…その後の経過はともかく、「アメリカの傀儡政権とソ連の傀儡政権が争った」後、中共がのぼりつめ、「中国の共産政権は、中国を親玉にするかつての華夷秩序を復元しようと必死になり、今や、戦前の日中関係がそのままひっくり返って日中が席を換え、現在の日中関係となっている」とな…そんな訳で中国は「侵略をためらわず、チベットやモンゴルなど周辺の諸民族を植民地化し、中国海軍はかつての日本海軍のように相手国の領海を侵犯し、日本政府の許可なく日本に密航し滞在する中国人は、中国政府の許可なく中国に上陸したかつての日本兵のように、住民相手に強盗や殺人を繰り返す」とな…ついでに言うと「アジアの覇権を握ろうとしている共産中国の最大の敵もアメリカである」そな(笑)こーして見ると中国って非常に分かりやすい国なのか?

 また、欧州に関しては、近代以前の欧州民とは、「世界の諸民族のなかで物質的にいちばん貧しく不幸な民族であった」上に、「本来の宗教を捨てさせられ、異教の一神教を押し付けられたわけで、精神的にもいちばん惨めで不安定な民族であった」とな…文化は「中国、インド、イスラム世界」より大いに劣り、「経済的にも貧窮していた」そで、アボリジニや米先住民達よりも「生活水準ははるかに低かった」って…

 では何が勝っていたのかと言えば「軍事的」なもの…「ヨーロッパ人は、貧しさゆえに、お互いにもっとも争い、奪い合い、殺し合った人たちだったからである。そのため、人を殺す武器や方法がもっとも発達したのであっ」たとな…

 自活するにはあまりに厳しいヨーロッパ大陸って事でしょか?「生まれた故郷の地で何とか普通に暮らせる者がどうして故郷を捨てて、よその地に行きたいと思うであろうか」でして、「他の大陸に出掛けて行ったことを、ヨーロッパ人自身は、優れた文明を持っているゆえに広く世界へと進出し発展していったと思いたがっているようであるが、事実上は、飢餓難民、被差別難民、宗教難民であった」って…欧米か(死語?)だからなぁ…歴史的に見ても現地民と共存している、きたとゆーよりも、やった事は…

 そして「ヨーロッパ民族が軍事的優位にものを言わせて他の諸民族を征服し、搾取した結果、近代においてヨーロッパ民族と他の諸民族との貧富の差は逆転したが、彼らはそのことを隠蔽し、歴史を偽って、あたかも他の「未開」民族は文明が未発達だったため生産力が劣り、昔から貧しかったのであって、ヨーロッパ民族に搾取されてためではないかのような神話をつくった」とな…何かどこも信じる者は救われるの世界か…

 翻って、日本ですけど、まず天皇制…あまり普段意識していないから、そーいやあったなぁ位ですけど…右と左では大問題なのか?まっそれはともかく「天皇制を廃止したいのなら廃止してもいいが、天皇制は、一応、日本民族の由来を説明し、民族の一体性と一貫性を裏づける物語なのだから、日本民族なんか滅亡してもいいというのなら話は別であるが、日本民族という幻想は保持した上で、かつ天皇制を廃止するというのなら、天皇制に劣らずこの幻想を支えることができる別の物語が必要である」という事態になるらすぃ…対案がなくて反対だけするのも如何なものか?というか、そゆ壮大な神話作りって相当な才能とエネルギーがないとできないと思うんだが?その辺りからして、どーよ?かなぁ(笑)

 また、グローバルとかゆーと、外国から入れるもんみたいな感覚が日本人ならあるじゃまいか?ですけど、「日本人は日本文化に固着し、外国文化を採り入れることに屈辱感を持ちながら、日本ほど外国文化を採りいれた、または採り入れている国は他にないのである」って、そーだったのか?日本?丸飲みゴックンで、取捨選択して、その内アレンジ入って、魔改造のなれの果てがですかばーざぱんでしょか(笑)

 とはいえ、WWⅡ以後、得失としては、日本人が失ったもの「第一に誇り」「謙虚、義侠心、勇気、自己犠牲、義理人情、質素などの日本的美学」「貧乏を恥じず、無欲恬淡」をなくし、「卑怯、卑屈になった」とな…得たものは「豊かで便利で快適な生活」「人種、自由、民主、男女平等、生命尊重などの近代思想」だそで、よーは物質主義で拝金主義だそな(笑)今問われているのは、このバランスシートはどよ?とゆー事かもなぁ(笑)

 さて、日本の立ち位置ですが、日本は米の属国か?では「国家の存立の基本的前提である防衛をアメリカに頼っている以上、アメリカの属国であるのは止むを得ない面もある」そな…「日本は自分の軍事力で国を守る独立国か、アメリカの属国になってアメリカに守ってもらうかの二者択一の前に立たされており、合理的、現実的判断に基づいて後者を選んでいるのなら、それはそれで仕方ない」とな…まさに今でしょっ(死語?)な話題かなぁ?

 ちなみに「日本のあちこちにアメリカ軍の基地があり、日本がその占領下にあること、日本の外交政策はほとんどアメリカに決定されていること、経済や金融や犯罪調査の面でもアメリカの意向に逆らえないこと、強姦などのアメリカ兵の犯罪は事実上ほとんど処罰されないこと」が現実にあるじゃーんというのもまた事実なんですよ、奥さん(誰?)

 著者は「今の第九条の歯止を外せば、自衛隊員はアメリカが勝手に決めた戦争で世界のどこかの最前線に送られて消費される消耗品になりかねないし、このようにアメリカに好都合な改憲はアメリカの要請である疑いが濃い」と見ていて、「あたかも自主憲法をめざしているかのように説くのは卑劣な嘘でしかない。わたしは改憲には必ずしも反対ではないが、自主憲法を制定するのなら、日本のどこにもアメリカ軍基地がなくなり、アメリカ兵が一人もいなくなってからにすべきである」と述べていらっさいます。まぁ正論ではあるが、現状の周辺情勢を鑑みると何だかなぁ…フィリピンの例もありますが、そんなの関係ねぇー(死語?)なんだろか?それも考慮に入れてのソレならば、軍事費ドンダケェーで、どこまで自己開発、自己装備、配備、維持、稼働できるのか?

 また、経済方面では、「日本の高度経済成長は、アメリカが日本をバカにしていて、その経済力、工業技術などを甘く見ていたことが大きな原因であって、アメリカが対日貿易の多額の赤字に驚愕し、日本を甘く見るのをやめて警戒し始め、反撃に転じると、日本経済のバブルは崩壊へと向かうのである」という見方も出来るのか?米の目を盗んで好景気、米の目に引っかかったら不景気って、分かり易すぎる(笑)越後屋はどこ行ったぁーっ(笑)

 も一つ、「ペリー来航のおかげで日本は文明化した」と米人は思っているらすぃ…て事は「当時の日本が未開の野蛮国だったと思っている」という事じゃまいか?でして…何とゆーか昔から上から目線乙なのは、ぶれてなーいの世界の住人だったんだなぁ…それはともおく「欧米諸国が数百年かけて成し遂げた「進歩」に近代日本はたった数十年で追いついたことを奇蹟として、欧米諸国は脅威の目をみはったが、驚いたのは日本を未開の野蛮国と見ていたからであって、日本は「追いついた」のではなく、自制の箍を外しただけなのである」とゆー事らすぃ(笑)よーは太平の平和(ボケ)ニッポンは、開国に向けて戦国時代モードに確変したとゆー事か…昔取った杵柄ってパネェ…となると日本にとっては文明化というより、時代の逆行だったとなとも見れる訳か…何だかなぁ…この辺りを米人が理解する事は一生ないよーな(笑)

 人生色々、世の中色々だろか?うーん…まぁそれもともかく、「利害打算の争いは、お互いに算盤に合わないことはしないので、大したことにならない。しかし、誇りを賭けた争いは、利害が考慮の外におかれるので歯止めがなく、限りなく過剰に残忍になりがちである」とな…誇りがないと生きていけないのも人間だとすれば、誇りが毒にしかならないのもまた真理という事らすぃ…とかくこの世は生き難いってか…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ、えと時事問題だけじゃなくその他のジャンルもいぱーい出できますので(笑)

 とはいえ、最後に一つもアレなんだが「独裁政権が民衆の反政府的動きを軍隊によって弾圧して一応の表面的安定を無理やり確保しているのと同じである。民衆の不満は、弾圧されても、消滅することはなく、どこかで燻り続け、不穏な空気を醸成し、その兆候はあちこちに見え隠れするので、放っておけばそのうち大きな勢力になって政府を転覆するのではないかと、政府は不安になり、さらに弾圧を強めようとして、反抗分子や反抗分子と見間違えた一般市民を虐殺したりするので、それに対してまた民衆がさらに過激に反発し、悪循環が起こって、ついに独裁政権は崩壊し、独裁者は血祭りにあげられ、国は乱れ、国民は安定した生活を失い、安らかに眠れないということなる。表面的な安定を無理やり確保しようとすると、結局は、不安定になるのは、個人の場合も国家の場合も同じである」じゃなかろーか?て事は今でしょっ(死語?)じゃね?どこが?とは言いませんが(笑)

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