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2015年9月 1日 (火)

毎度バカバカしいお話を一席…

バカになったか、日本人  橋本治  集英社

 うーん…あの3.11からこっちの日本の状況についてのエッセイかなぁ?いやまぁ激動の時代なんたろなぁでして、内政的には、どよ?というより情けなさがいぱーい露呈した話だったよな…そんな日本に、著者と一緒に、昨日今日かもを見ていこーではあーりませんか?かなぁ(笑)

 そんな訳で初っ端は多分東京在住で地震を体験した著者の日常から…現地の人間以外は地震をこー見たの世界だろか?というのも、身近の生活、乾電池が売り切れとかの買占め騒動があり、東北や福島の事はメディアを通して知る世界…「体調を崩して入院してしまった社長に代わって会長の会見の席に現れた東京電力の会長が、「福島第一原発を廃炉にする」と言明したのは、大震災発生から三週間近くがたとうとする頃だった」とな…「それを知って私は、「ということは、今まで"廃炉にする"という明確な方針を持たずにいたわけ?」と、またしても東京電力のあり方にあきれた」というのが、多分あの頃の殆どの日本人の心境じゃまいか?福島ヤバくね?もあるけど、それ以上に東電ヤバくねを印象づけたエピソードではありました(笑)

 でもって、「あきれることに、これだけ大きな災害であるにもかかわらず、「国の顔」がまったく見えてこなかった。たまに顔を出しても、あまり役に立つようなことをしたり言ったりしているようには思えない」とゆー…一昔前の北野武の映画のコピーでみんな悪人みたいなのがあったよーな気がするが、こっちは既にみんな無能とゆー話じゃまいか?で、そんな中で孤軍奮闘していたのは「被災した自治体の首長以下は大奮闘だ。役所の職員から自衛隊員、NPO関係のボランティアから、福島第一原発の作業員、原発に冷却水を放出作業を行った東京消防庁のメンバーをはじめとして、現場にいる人間は頑張りづめだ」は、まさに事件は現場で起きているんだぁーっ、ですよねぇ…

 これで思い出したのは江戸時代の東北の冷害、飢饉…あれは東北地方に皆降りかかったにも関わらず、藩によって餓死者の数が全然違うんですよ…隣同士の藩で、同じよーな被害を受けても片や全滅に近く、片や一人も亡くなっていないとか、あったというが、今回見てしみじみと思ったのは、いざという時に頼りになる人(達)がいるか?いないか?は即、死活問題に直結するんだな、と…

 危急時って、人の器量を如実に露わにしてしまうんだなぁ…

 アリス的に、地震というと蝶々か、妃はですけど、大阪視点ではどーだったのか?でしょか?

 まぁ東北の復興は未だに遅々として進まずというのは、結局、震災後の何年後かに「経済産業省の官僚が自身のブログに「東北の復興なんか無駄だからやめてしまえ」という趣旨のことを書いて、ゴーゴーの非難を受けました」に尽きるよな…「津波の被害を受けた岩手県や宮城県の沿岸部は、過疎と高齢化が進んだ「復興を要する資金をいくら投入しても、ペイするかどうかわからない地域」です。経済成長を第一に考える経済産業省の官僚なら、「魚獲ってるジーさん達のことなんかどうでもいいじゃないか!東北の復興なんかやめちまえ!」と言いたくなるようなところで、だから実際そう言ってしまったのでしょうが、国を切り盛りする官僚だったら、言うべきことはもっと違っていてしかるべきだったと思いますがね」辺りが、本音だろーなぁ…

 まぁ、再建も投資と考えれば、それに見合うリターンがないとゆーのは、如何なものか?と常にソロバンはじいている経産省なんかは思うだろーなぁは分かる、せめて、マイナスじゃなくて収支トントンのゼロならいいけど、幾ら注ぎ込んでも絶対かえってこないと分かっているとこへの資金投入…経済活動的に、金融活動的にどよ?と…まぁここは経産省に復興をというより、農林水産省とか林野庁とかの出番ですかもなぁ…後は文科省か?儲かる儲からないで考えたらキレるしかないので、最早これは文化遺産、文化を守るのだと思って注ぎ込むしかないよーな…

 地方に関しては「不景気で泣かないように、第一次産業を中心とした産業の活性化を図る。高齢化と過疎で地域が衰弱しないように、若い人間の定住が可能になるようにする」という事をするのは、グローバル社会の完全競争原理の中では不可能じゃまいか?じゃね?と…世界で戦えるモノと戦えないモノがはっきりとした昨今、戦えない職種は腹をくくって丸抱えで文化遺産として残すしかないでしょー…どこまでフォローできるか?が国力と民度の差って事になるんだろぉか?うーん…

 まぁ経産省のよーに余分なモノはみんなそり落として、スリムになって儲かることだけやればいいんだぁーっなスクルージな生き方もあると思いますけだけど、それで楽しいのか、幸せなのか、は日本人のメンタリティ的にどーよ?多様性って何だっけ?何だっけ(笑)

 そして、「私があきれたのは、福島第一原発の事故が起こって、東京から逃げ出した人達がいくらでもいたことだ」はどーよと更に著者は迫る…「東京電力の福島原発は、東京に送るための電気を作っているんだから、東京の人間は福島県に放射性物質を飛散させた事故の「共犯」になる。それで逃げたら、被害に遭った人達に申し訳ないだろうが」の件は、言ってる事はご尤もだけど、やはり著者の年齢と一人者だから言える科白でもあるよーな?小さな子供のいる家庭はどこも建前より本音を優先させざるを得ないだろーと…ただ、ただちに影響はございませんとアナウンスした以上永田町と霞が関と東電とマスコミは意地でもとどまらないと説得力がないけど、まぁ、この人達の説得力の無さは世界一なので、これまた今更じゃまいか?

 二年たっての震災に対する感情を著者は、「くやしい」と表現していらっさいます。「悲しんだ後でもくやしい」…そしてそのくやしさの元は「どうにもならなかったこと」だそで、これを日本人はずっと「無常」として処理してきたそな…天災の部分は確かに無常であり、致し方のない事であり、誰のせいでもない事だけど、人災の部分はとゆーと…

 それにしても江戸時代の富士山の噴火で「火山灰が降り積もった山麓地帯の農地を、再び農地として復活させるのに、七十五年かかったそうだ。その間、遠くの江戸市民は何をしていたかは知らないが」とあって、ただの火山灰でも75年の月日がかかるのだとしたら、今回のソレは…もー言葉もないよなぁ…廃炉だけでも40年かかると試算されているそーだが、果たして本当に40年で済むのか?

 福島原発に関しては、「「大変だ」で慌て放題に慌てて、なにがなんだか分からなくなっていたというのが、日本的真実としてとてもありうべきだというのが私の実感です」でして、中の人が一番問題って、それってどよ?でしょか(笑)ちなみに「事故発生当時の政府の原発対策本部で何が話し合われたか、その議事録が残っていないからなにも分からない」という辺りからも、お察し下さいじゃまいか?これで冷静で正しい対処をしましたなんて、どの口で言うだよなぁと思うのは気のせいか(笑)

 また当時の事が明るみに出る度になるほろなぁと思わされる事は「原発事故を収束させなければならない立場にある政府の各組織と東京電力の連携あるいは政府組織間の連絡が、まったくなっていないということだった」で、これもまた今更な話…日本の場合は何か事が起きたら、現場の人間がしゃかりきになって食い止め、「それを指示したり統括したりする上の人間が何をしているかさっぱり分からない-もしかしらウロウロするだけでなんにもしてないんじゃないかと思われる点だと思う」ですけど、まだ何もしないの方がマシなんじゃないか、じゃね?むしろ現場の足を引っ張っているに1ジンバブエドル賭けてもいいっ(笑)

 まぁあそこの住人は皆、「危機意識を持たずに責任回避に゜だけ一生懸命」というのが、今までのこれまでの大正義ですからねぇ(笑)そして今、ほとぼりが冷めてきたじゃまいかとゆー事で「原発再起動」が「経済産業省」の大正義で、「初めに結論ありき」のこの国では、議論なんてそんなの関係ねぇーで、もー決まった事として、粛々と進む軌道に乗ったらすぃ…

 ここで出てくる「東大法学部」な人の話が面白すぐる…是非、本書ではこの章だけでも斜め読みプリーズじゃなかろーか(笑)「法学部の学生は、東大の中で「一番頭がいい」ということになっているので、揺らがない。きっと大学に入る前から「揺らぐ」ということのない人達だったはずで、それが法学部に入って確固としちゃった」「東大法学部というと「高級官僚の養成所」という気がして、実際そうでもあるのだけど、だからこそ「ガチガチの冷たいエリート」という風に思うかもしれないけど、そういうもんではないですよ」「「冷たい」よりもなによりも、まず周りのことなんか眼中にない。だから揺るがないんだけど、「周りのことなんか眼中にない」分、愛想はいいんです」「なにしろ眼中にないから、「適当にあしらっとけばいい」としか思っていない分、「同族結合」は強い」「「東大以外は大学ではない」と思っていて、「その中でも自分は特別な法学部」だから、こわいものがない」というのが官僚の本質という事になるらすぃ…日本でというより、世界で一番頭のいいオレサマが決めてやってんだから、馬鹿なお前らは、ただ頷いていりゃいーんだよっていうのが霞ヶ関の本音だとゆー事ですね、分かります…だから話し合いとか、議論とか、なんて元から必要なし、世間体の為に開いてやって、わざわざオレサマが聞いてやっているだけでも有り難く思えの、元祖上から目線乙なので、結局何も変わらないとゆー事になる訳か…

 まぁ国内ではかろうじて通用するその論理も、海外にいけばボロクソ騙されている訳だから、頭が良いったって、所詮そんなもんだと思うのは、これまた気のせいか?鎖国したいと一番思っているのはもしかしたら日本の官僚かもしらんなぁと思うのはも気のせいか(笑)

 そして国民はというと、この長引く不況で、「景気回復」「景気をよくする」に魂売っちゃた状態だから、それ以外の事は皆瑣末な事になってしまっているのが、何だかなぁ…まぁこの国の政治家は政策論争・問題で進退が決まるというより、不祥事で決まるのノリだし…

 著者はこの国には政治のプロがいない事を危惧されているが、それ以上にメディアのプロがいない事が、この国の弊害としては大きいよーに思う…結局、政治も重箱の隅をつついて指摘しているのは他ならぬメディアなのだから…

 この辺りの日本の政治家というか、政府の話の流れの件の詳細は本書をドゾ。それにしても、これを読み返して思い出したとゆーか、気付いたんですが、「中国漁船の乗組員が尖閣諸島に上陸して逮捕されて中国との関係が悪化し」って、アレ管直人の頃だったのか?成程、今回の新国立競技場といい、始まりはいつも民主政権って、もしかして、はいここ笑うとこなんだろか?まぁ本書的にいうなら「「理屈ばかりで実行力に欠く政党」になる。そのことを敗退した民主党政権は証明してくれて、「アマチュアに政治は無理だ」ということが理解されてしまった」という事か…

 まぁその民主党も自身達が呉越同舟みたいなノリなので空中分解してね?な世界で、小政党乱立してね、じゃね?で、これはもー政党ではなくて「個人商店」のノリ、「政党というよりも「政治家達の思惑集団」のようなもの」じゃね?親分担ぎ上げて、ゆかいな仲間達みたいな…本書にもあるけど、政党名云々の前にそのトップの名前を掲げた方が分かりやすいんじゃね?なノリだよなぁ(笑)

 よーするにこんな政治をしたいから集まろうではなくて、俺がトップになりたいから集まれという、政治家のための政治がメインという事らすぃ…それじゃあ、理念だの、マニフェストだの、公約だのは、はっきり言って後付ですに違いない(笑)ええ、そんなの関係ねぇー(死語?)なんですよ、奥さん(笑)

 「悪い支配者を倒すための団結」はわりとあると思いますだけど、「悪い支配者を倒した後の団結」というのは、古今東西どこも上手くいっているかというと、殆どないに等しいんじゃなかろーか?何事も事後処理の方が大変なのは当たり前で、その長い道のりを続けていく団結力や気力や能力のある人達というのは、そーはいないとゆー事か…何とゆーかローマのアントニウスみたいなのばっかとゆー事か、自己評価高くて結構でございます(笑)

 まぁその自己評価高いんじゃねな話に繋がるのかはアレだが、「アメリカ流のグローバリズムの特徴は、その勝者になるためにはやたらの理論、理由をマスターすることが必要になって、「分からないやつはバカだ」になるところにある。バカになると敗者になって、その勝者と敗者の開きはあまりにも大きい。理屈をマスターした人にとっては、「富の格差」や「偏差」が生じるのは、「実力主義の自由市場だから当たり前だ」ということになってしまう」という事だそな…まぁアメリカンドリームという言葉からして格差万歳だもんなぁ(笑)差が激しいからこそ、激しい競争という事になるんだろーけど…結局それって戦いしかない世界だもんなぁ…本当、男の人って物事を上下でしか見ないのがお好きなんだなぁ…

 それにしても、デモというのはどんなものであれ政治家、時の政府にとっては失点であるとゆーは知ってはいたが、「大きな音を立てるデモはテロのようなものだ」と「自民党の石破茂幹事長」がブログに上げたのもそーいやあったよなぁ…結局、政治家の本音としては「政治のことは私たち専門家に任せて、国民は余分な口出しをせずに黙っていればいいのです」という事らすぃ…何かもー政治とは男の本音ダダ漏れだけだよなぁ…黙ってオレについて来いってか(笑)頼りになるものよのぉ、日本の政治家とは(笑)

 政治とは身内の為にあるの世界が普通らすぃ…デモ隊はうるさいテロ、反対者なんてそんなの関係ねぇー、野党は「よそ者」であり「勝手なことを言って家を出て行ったやつら」となれば、与党という身内の言う事しか聞く必要はないし、たいてい身内では利害が一致しているから反対意見はまずない…すっごいですねぇー日本の政治っ、むしろ、そーだったのか、日本の政治か(笑)

 その他、集団的自衛権や、憲法改正についての件、また貧富の格差や、大企業のみの収益性なんかについての詳細は本書をドゾ。著者の目線はどこまでもパンピーなよな(笑)まさに、だがそこがいいじゃまいか?まぁ「金持ちは金持ち同士で仲がいいから、その人達が決定権を握っているものに対して、「貧乏人」という部外者の声はなかなか反映されにくい」し、「ただ出すだけで見返りのないお金なんか出したくないというのは、金持ちの心理ですから」というのは、世の中の真理ですから(笑)

 本書の至言としては、「「ああでもない、こうでもない」の結果に独裁者を生み出してしまう人間達なんだけどね」とか、「「実行力のあるリーダー」と「独裁者」の間の線引きは難しい」とか、「「民主主義の成果」という言葉を皮肉にしない方法は、一つしかない。国民の頭がもう少しよくなることだ」と色々ありますが、極め付けは「なにが悲しいと言って、日本人が変わってしまった、そのことが悲しい」じゃなかろーか…それとも「世界中の金持ちがみんないい人だったら、なにも問題なんか怒らないだろうな」だろか(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載なんですが、興味のある方は本書をドゾ。最後に一つ、記憶に新しいというか、初夏に話題になっていたとこと被るんじゃないかで、三保の松原は富士山から40km離れているから富士山と一つにするのはふさわしくないと決めつけてくれたユネスコご一同様ですかねぇ…そーいや、富士山が世界遺産になるのならないのと騒いでいた時にそんな話が出ていたよーな記憶も薄らと…

 よーするにユネスコには富士山を知る人はいなかったとゆー事か?そんなとこに富士山をジャッジされて、どーよとゆー事だったりして、でもって、「三保の松原をどの程度知っているかどうかわからない外国人の票によって「三保の松原を含める」になってしまうのもなんだろうなと」な…は、今夏の世界遺産騒動、軍艦島の陣で、ますます明らかになったよーな気がする…外務省のヘタレは今更なので驚かないが、それ以上に知りもしない人が勝手に決めている世界遺産…何だかとっても有り難いわぁーっ気になろーというもんじゃあーりませんかっ(笑)

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