« 涼を求めて? | トップページ | おあがりやす、おくだりやす(笑) »

2015年9月18日 (金)

雨降って、地かたまる?

雨色の京都  写真・水野克比古  光村推古書院

 所謂一つの写真集なんですが、たいていの写真集が現地における快晴の下の絶景ばかりなりの世界の中で、本書は全て雨の中の情景が掲載されているところだろーか?それに付随して、古今東西の京の描写も忘れずにでして、枕草子や源氏物語、平家物語etc.の一文とか、漢詩や和歌、俳句に小説と…一種のコラボしていらっさいます…

 まぁその手の文学に素養がある人から見たら、写真と文でうっとりの世界なのかもしれない…古典はたいてい舞台は京って感じだし(笑)現代でも、京都とつけば描写が違うよな?

 それにしても京都って「時雨の名所」と言われていたとは知らなんだ?気候的な京都のイメージって、夏の灼熱地獄、冬の底冷えみたいなイメージでいますた…雪と太陽で、雨がすっかり抜け落ちていたよな…ああでも苔寺辺りは雨ないとヤバいのか?

 アリス的には、写真のソレはもー京都ですので、二人の青春の地であり、准教授のお住まいありで、更にこの手の美しき京都系では、元祖京女の婆ちゃんと朝井さんの出番でしょお(笑)

 後は、たとしへなきものとして、「黒と白と。」とあるとこかなぁ…准教授的に(笑)枕草子の一文ですが、較べようがないものに、白黒をあげる清少納言とか…他にというと、「月のをかしき夜」とかもあったりして、こちらは月おたくのアリス的にあると思いますか?ちなみにこちらは源氏物語からの一節…

 そして、雨の名前一覧の中からすると、月時雨ですかねぇ?「月あかりの夜に通り過ぎていく時雨」の事を指すよーで「月の光に照らされて雨脚が白く見える」そーな…それにしても雨が降っているのに月が見えるって、それは昼間の狐の嫁入りみたいなノリか?

 それにしても、雨の名前っていぱーいあったんだなぁ、読み方も独特で日照雨って、てっきりひでりあめとか読むのかと思っていたら、何とこれ、そばえ、と読むんですよ、奥さん(誰?)日本語って…

 その他雨の一覧が凄くって、「甘雨」「華雨」「育花雨」「杏花雨」「迎梅雨」「菜種梅雨」「春雨」「喜雨」「送梅雨」「青時雨」「薬降る」「白雨」「半夏雨」「霜時雨」「西涙雨」「秋霖」「蕭雨」「白驟雨」露時雨」「液雨」「寒九の雨」「山茶花梅雨」「時雨」「氷雨」「村時雨」「月時雨」「屡雨」「甘露の雨」「霧雨」「地雨」「篠突く雨」「驟雨」「微雨」「「肘笠雨」「日照雨」「霖雨」「私雨」「村雨」とあったりして…どんな雨なのかの詳細は本書をドゾですが、この中で知っている雨の方が少ないって…雨一つにこれだけ名前をつける昔の人は天気も疎かにしていないとゆー事だろなぁ…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。雨の古都、ふつくしいでございます(笑)

 目次参照  目次 京都

|

« 涼を求めて? | トップページ | おあがりやす、おくだりやす(笑) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

京都」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 雨降って、地かたまる?:

« 涼を求めて? | トップページ | おあがりやす、おくだりやす(笑) »