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2015年9月19日 (土)

おあがりやす、おくだりやす(笑)

京都お散歩凸凹地図  実業之日本社 編  実業之日本社

 そーだ京都に行こーではないですけど、他所の土地に行って歩いていて一番こたえるのは、坂じゃないかなぁと思うんですが、どだろ?地図見てだいたいこんな感覚で歩いていると、何と突然の坂、そのアップダウンで、思っていたよりも物凄く遠いとか、回り道した方が近かったとか、あると思いますの世界じゃね?日本全国、街に坂ありですけど、本書はそんな街の凸凹から見てみよーな世界が展開しております。こーして見ると人って、昔から平地に住む生き物だったんだなぁと妙に納得した(笑)で、平地には川ありで、水路ありの生活環境だったんだなぁとも(笑)

 と、その前に、本書、頭書きは、地形がわかると京都がわかる!とあり、更に表紙コピーが、地形を楽しみながら観光でする!、エリア概要+散歩コースガイドとかあって、とにかく、京都の地形についてがメイン(笑)だから、本文にも、海抜何m地点みたいなのが、わりと煩雑に出てきたりして(笑)

 所謂、普通の観光ガイドとはちょっと趣が違うよな?どちらかというと京都豆知識的な、都市計画的な歴史かなぁ?地形なくして都市なしみたいな?地味なんですけど、なかなかに面白いアプローチだと思われじゃね?

 アリス的に、都の地理的なソレでいくと、まず准教授のお住まい北白川で、本書でいくと、東山北部・北山エリアの中の一つという事になるんだろぉか?何せ、うちの裏が銀閣寺な訳ですから、その中でも、銀閣寺・鹿ヶ谷ですよねぇ(笑)地理的には、京都の東というか、東北東になるんだろぉか?「東山の裾野に広がる街並みと吉田山という事になるらしいが、あの山裾沿いに北から、銀閣寺、法然院、安楽寺、霊鑑寺、大豊神社、熊野若王子神社という並びになる模様…それにほぼ平行しているよーに疎水があって哲学の道があると…

 そんな訳で本書によるこちらのお散歩ガイドコースが、銀閣寺前(バス停)から、白妙村荘、鹿ヶ谷通、熊野若王子神社、哲学の道、安楽寺、法然院、銀閣寺の順。地図的には南下して北上する、細長い四角形な歩きらすぃ…行きは鹿ヶ谷通を南下、帰りは哲学の道を北上するとゆー…これは准教授の散歩コース的にもあると思いますか?地形的にみると道沿いとか川沿いとかはわりとフラットなんですけど、やっぱ標高的には山裾にあるお寺系が高いとこにあるとゆー事か?こちらでいうと安楽寺とか、法然院辺りが一番標高は高いよな(笑)

 後は、朝井さんで嵯峨野だと、野宮神社→大河内山荘→御髪神社→常寂光寺→祇王寺→化野念仏寺→愛宕神社一之鳥居というコースになるらすぃ…詳細は本書をドゾですけど、じもっちーの朝井さんなら分かる分かるの世界か?それと婆ちゃんの入院先の山科かなぁ?山科の地理が今一ピンときていなかったからアレなんですけど、京都と琵琶湖の間みたいな立地なのね…でもって個人的におろろいたのが逢坂の関…百人一首か何かでしるもしらぬもおうさかのせきみたいなとこがあったと薄らと記憶しているんですが、その逢坂の関っててっきり大阪の事かと思って京都と大阪の間とか、奈良と大阪の間とかにあると思ってたんですよ…そしたら、大津と山科の間にあるとは…逢坂山ってあったんですねぇ…まっこと地理音痴で申し訳ない…

 他にアリス的というならば海奈良の京都から福井への道…鯖街道(国道367)と周山街道(国道162)でしょか?どちらも小浜につながるで、昔は小浜(というか今も?)起点都市だったのか?それにしても「早朝、小浜を出発した行商人たちは、口々に、「京は遠うても十八里(72km)」と歌いながら歩き、翌朝、京都に到着した」って…昔の人は一日でそんなに歩けたのか?1km2kmで考えてるよーじゃ駄目なのね…

 それにしても、この地形のアップダウンを気にして歩くというか、見ると、京都の回りの山裾をぐるりと巡る旅になるのか?平地と山の境辺りがねらい目じゃね(笑)なので普通の観光ガイドだと平地の町中がメインなのに、本書は京都の山裾内回りがメインなよーな(笑)で、その辺りに結構、名所が並んでいるから不思議…

 豆知識もいぱーいで、例えば清水寺の開創は778年という事は実は平安京前からあったとゆー事じゃね?だったり、京都市動物園は実は国内二番目に開園した動物園だったり、疎水の水で水力発電で殖産興業には知ってたが、あの京都の市電はその電気が使えたから日本初の市電開通できたとゆーのだったり…京都の歴史もパネェでござる(笑)

 さて、巻頭は今尾恵介、皆川典久、石川初各氏による鼎談がありまして、そこで実にオタッキーな会話が交わされておりまする…どこもそーだったのかぁーっ?の嵐で、ここだけでも斜め読みして損のない内容かと(笑)

 例えば「京都市には5000町以上の町があって、それが明治時代以来、ほとんど変わっていない」(@今尾)そで「政令指定都市では、唯一、昭和三十七年の住居表示法を無視した都市なんです」(@今尾)って、そーだったのか?京都?というより、京都ならその位はやるだろぉなぁの世界か(笑)

 更に「近代的水道がないのに何で京都が千年も栄えたか。それは町中で、伏流水をたやすく井戸で汲み上げられたり、湧水があったから。それともう一つは、排水するための緩やかな勾配が土地にあったからではないかと思うんです」(@皆川)って、そーだったのか?京都?よーするに北から南に向けて緩やかに下っているとゆーのが京都盆地とゆー土地らすぃ…まっ人が生きていくには水は必須アイテムだもんなぁ…

 で、近代になると疎水キタコレになるんですけど、こちらがまた「琵琶湖疏水の設計思想というのがすごくて、単純に上水を引くだけでなくて、発電もするし、灌漑、船の輸送、防火、それに市内に流れている小さな川に積極的に水を流して川を浄化するという、衛生面にも配慮されていた」(@皆川)って、何か今と設計思想が逆なんじゃね?とふと思ってしまった…最近のそれは何でも想定外ですから、でも当時のソレは何でも想定内だったんですねぇ…どちらが住民の事を考えているかと言えば、皆まで言うなの世界か(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。ちょっと違った京都が見えてしまいましたになると思います(笑)いやー、地理って凄いもんだったんですね(しみじみ)

 目次参照  目次 京都

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