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2015年9月21日 (月)

そーだ、お寺に泊まろー(笑)

お寺に泊まる京都散歩  吉田さらさ  新宿書房

 お寺というのはお参りするもので、泊まるところとは思っていませんでした…でもってそゆとこを宿坊というそーな…「宿坊とは、簡単に言うとお寺に併設された宿泊施設のことです」となるそー…お寺って旅館業も営んでいるとは知らなんだ…でも、これはそれこそ昔々のそのまた昔から続けられてきた事なんですねぇ…お寺って完全に公共機関として成り立っていたんだなぁ…

 まぁ信心深い老若男女はともかく、トーシロ的には、「もっと京都らしい気分が味わえて、しかも経済的なお宿」、しかも「たいていのところがおひとり様オッケーだし、追加料金もめったに取りません」というから、実に良心的じゃまいか?まぁお寺に良心がなくなったら日本も終わりな気がするが(笑)

 とはいえ、お寺に泊まるという事は、朝の行に参加もある訳で、禅寺ならば座禅もあるとゆー事じゃまいか?ですけど、この手のソレって体調管理を大切にの世界だったのか?そりゃ風邪ひいてせきくしゃみはなみずで座禅されても神聖な空気はアレだよなぁ(笑)かくてお坊さんに「風邪でつらいならば、もう上に行って休みなさい。これは行ですから、姿勢を正して参加する意欲のない人は座っている必要はありません」と言われる始末…まぁ今のご時世強制参加みたいなノリはないのでアレだが、ある意味究極の座るべきか?座らざるべきか?それが問題だ?じゃね(笑)

 そゆお寺暮らしをクリアして楽しむゆとりがないと厳しいかも?逆に宿泊客だからこその特権というか、仏像が近くで見れたり、お坊さんのここだけの話が聞けたり、中の人に京都の穴場を教わったりとゆーのもあるみたいだし…まさに一期一会の世界かなぁ?

 アリス的には、京都は今更ですけど、お寺となると家の裏と准教授が豪語した銀閣寺とゆー事になって、その界隈だろか?

 後、知恩院には「どの方向から見てもこちらを睨んでいるように見える猫の絵「三方正面真向きの猫」なんてのもあるらすぃ…准教授的にどよ?

 作家つながりになるのだろぉか?で、いもぼう(いもぼう平野屋本店)だろか?ちなみにいもぼうとは「海老芋という里芋の親玉みたいな芋と棒ダラ、すなわちタラの干物を炊き合わせたもの」の事らすぃ…で、この料理が「古くは円山応拳、頼山陽にはじまり、吉川栄治、川端康成、松本清張など文人墨客の先生方に愛された伝統料理です」という事になるとな…文豪にあやかってきっとアリスも口にしているはず(笑)

 他にアリス的というと、聖徳太子を忘れてはいけないで、太秦かなぁ?こちら秦氏が開発した土地で有名ですが、その「秦さんたちは五世紀ごろ朝鮮半島の新羅(諸説あり)から日本にやって来た一族で、機織り、灌漑、農耕など、当時としては先進の技術を伝えた」一族だったそな…「政治の表側には出てきませんが影の実力者で、聖徳太子のブレーンでもありました」とな…ちなみに広隆寺も「聖徳太子が秦河勝という人に命じて造らせたもので、京都では最古のお寺。かの有名な半跏思惟像は、聖徳太子からのプレゼントともいわれています」とな…

 ちなみに聖徳太子つながりでは、京都以外のおすすめ宿坊としては後書きに出てくる玉蔵院(奈良)もありまする…

 お寺に泊まるとなると、まず仏教のさわりだけでも知っていると何かと便利とゆー事になるらすぃ…歴史的には、奈良仏教、平安仏教、鎌倉仏教ときて、今となっては各宗派ありまっせの世界が展開していると…この辺りはまさに歴史の教科書通りじゃまいか?ですけど、後はそれに付随するこまごまとしたとこを好みで抑えたら宜しでしょか?例えば密教って何ぞや?は「釈迦が開いた仏教にインドの思想を取り入れた難解で哲学的なもの。その後中国ではすたれてしまったので、中国式密教の伝統が完全に継承されているのは、今では世界で日本だけです」とか…成程高野山ってか?

 でもって、鎌倉キタコレで武士階級の台頭で、ある意味新興勢力の彼らは「貴族の密教に対して自分たちの文化を作ろうとしました」とな…それが「禅」という事になるらすぃ…ちなみに「道」がつくものはたいてい「禅を基にしています」だそーで、茶道、華道、武道、武士道もみんな基は禅とは知らなんだ…枯山水も精進料理も禅、禅、奥が深い…

 お泊りの方は知恩院の場合は、「和順会館という立派な宿坊があり、嬉しいことに年末年始も営業しています」とな…多少料金は上がるらすぃが「繁忙期にひとり旅の女を文句一つ言わずに受け入れてくださるお宿は、めったに見つからないと思われます」とな…知恩院、女性に優しいお寺だったのか?

 さすが信徒の数が多い浄土真宗、東西本願寺の場合、それこそ一つじゃないよ、色々あるよとゆー事になるらすぃ…「一番高級なのは、西本願寺が経営する「本願寺門法会館」です」でシティホテル並みの装備らすぃ…しかもお寺経営だから宿泊料金はリーズナブルで、パンピーの皆さんに人気なんだとか…ちなみに「もっともリースナルブルなのは、被害本願寺周辺にある「詰所」という宿」なんだそーこれが昭和四十年代までは五十軒以上あったというから、本願寺信徒全国区でパネェでござるの巻か…

 更に長楽寺の場合、「長楽寺の宿坊「遊行庵」は、ひとり旅なら一泊朝食付きで税込八千四百円と、京都の宿坊の中では最高級の部類です」という事になるそな…各室バス・トイレ付とゆーから、もーこれは一つの旅館・ホテル並みの世界らすぃ…しかもロケーションが八坂神社のはす向かい、京都ど真ん中じゃまいか?で、お出かけも楽ちんとゆー女子的に嬉しいお宿とな…

 さて、本書お寺に泊まるがメインではありますが、その宿泊所の近所の観光にもスポットライトがあたったまして、ガイド的にあると思いますだけど、やはり寺を中心に見てみたいじゃまいか?かなぁ?なのでお寺案内もいぱーいってか(笑)

 例えば、萬福寺の場合、隠元和尚が建てたお寺として有名ですけど、こちら「本格的に中国式のお寺」という事になるらすぃ…だから、建物や伽藍や仏像もみんな中国式、ちなみに仏像は中国人仏師作、日本に居て当時の大陸を知る事ができる場所という事になるらすぃ…

 後、日吉大社のとこで、「東照宮の元だったりする」とかで、「実際日吉大社から少し西に行くと、東照宮を建てる際にモデルになったミニ東照宮もございます」とは知らなんだ?そーだったのか?東照宮? 

 豆知識的にも色々あってお勉強になります。例えば仏像の存在意義は三つあると…一つが「美術品としての値打ち」「仏像は仏様のお姿であり、信仰の対象である」と「御仏縁」とな…成程、仏像をどー見るか?どーかかわるか?で見方がかわるんだなぁと…よーは己の姿勢か?

 で、このモノの見方は、庭園にもありまして、著者的には自分基準でこれまた三つに分けているとこが素晴らしス(笑)だって「歩く庭園」「鑑賞する庭園」「ぼうっと呆ける庭園」ですから(笑)

 どこをどー見ようとこれは個人の好みによると思うんですが、でも「日本人の美意識というのは実に凄いもので、庭園は、視線によって違って見えるように計算されております」なんだな、これが、とゆー事は、動いて見る、立ち止まって見るがジャスティスとゆー事になるんじゃまいか?庭園とは一つのVRか?

 日本独自というと、扇子は日本発祥だそーで日本から世界にだったらすぃが、日本好み的なソレでいくと陶磁器の陶器も日本人感覚の最たるものなのか?たいていの国では磁器の方を珍重するけど、何故か日本では陶器とな…茶の湯ってパネェ(笑)

 仏教的豆知識になるのだろぉか?の声明…「節をつけて読むお経」ですが、元はインド起源で、中国の五台山で発達し、「最澄の弟子の円仁という僧が比叡山に伝えました」とな…「その際地形が五台山によく似ていたため、大原を天台宗における声明の道場と定めたのです」とな…大原って京都、女一人旅なんかのイメージでいたら、日本声明発祥の地だったんだろか?

 ちなみにこの声明、「中世の能や浄瑠璃、そこから派生する民謡、そして何と演歌の小節まで声明から発展した部分が見られます」というから、音楽史的にディープインパクトじゃね?

 それと、除夜の鐘なんかに出てくる除夜って、あれ夜を除くで、夜がない、「一晩中起きていることを意味」していたとは知らなんだ…「平安時代、御大晦日には死者が戻って来るとされており、食べ物を供するなどして、霊を慰めました」とな…そーだったのか?平安、日本?

 個人的には一番インパクトあったのが、竜安寺…こちら石庭しか頭になかったら、その億の「西源院は、小さなお寺(塔頭)で、湯豆腐が美味しい食事処でもあります」なんだそーで、竜安寺の門で石庭見ません、食事だけと申告すると拝観料払わずに入れるとな…かくて「竜安寺湯豆腐」なるものが食せるとな…湯豆腐、もしかして寺ごとにオリジナルレシピありなのか?それはともかく、観光シーズン以外はわりとすいているらしーが、やはり予約の一つでも入れておいた方が安心らすぃ(笑)これは知らなんだ、マジ知らなんだ、是非機会があったら行ってみたいなぁ?しかもおひとり様でもオケらしーし(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピもお宿も満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 京都  目次 宿泊・温泉

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