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2015年10月 8日 (木)

どんな悪い結果に終わったことでも、それがはじめられたそもそもの動機は、善意によるものであった…

ローマ人の物語 32 迷走する帝国 上  塩野七生  新潮社

 さて、ローマ帝国の興亡、亡のパターンにはまりこんでいく帝国でしょか?前回のセヴェルス辺りから皇帝としてどよ?な感じ漂っていたよーな気がするが…本書はその息子カラカラから始まりまする…カラカラというと日本人的にはカラカラ浴場が咄嗟に浮かぶが、皇帝的にどよ?というと…紀元211年、23歳で即位した若き皇帝、しかもやる気あり〼ですから、上手くいけば上手くいったかも?かなぁ?でも、歴代のローマ皇帝を見ていて、10代、20代で帝位についた皇帝は皆、ヤバくね?なパターンのよな?下手すると30代でもアレなのに…こーしてみるとアウグストゥスって本当に天才だったとゆーか、老成していたんだなぁ…

 ちなみにカラカラとは綽名だったそー…「ガリア人の服である長袖つきの長衣を、皇帝になった後でも愛用していたからである」そで…カラカラ冷え症だったのか?

 そんなカラカラも父親であるセヴェルスが遠征先のヨーク(今の英)でなくなった時、弟のゲタと一緒に共同統治、共同皇帝で即位したんですが、しかし翌年にその弟を殺害…何とゆーか、自己顕示欲が強く、スポットライトを浴びるのは自分一人でいいタイプとでもいおーか?

 そんなカラカラの治世がどーなるか?は…

 アリス的にローマ…今までのイケイケドンドンなローマ帝国史と比較すると、これからは坂道を下る勢いのソレになる訳でアレなんですが、この問題山積みというか、国家として問題が起きた時にどー対処するか?どー対処できるのか?が国としての運命の分かれ道なんだなぁと…国としてどこまでを維持できるか?どこを押すか?そして一番難しいどこを引くか?特にこの引く行為を間違えると後戻りが効かなくなるよな?ある意味、帝国の矜持が試されている?でしょか?

 で、その最初の引くの一つが「アントニヌス勅令」でしょか?どゆの?とゆーと「ローマ帝国内に住む自由な身分の人々全員に、もれなくローマ市民権を与えると定めた法律」だそな…21世紀の今だと、自由平等博愛だかで人として正しい行いとゆー事になるんじゃね?ですけど、ローマ帝国内は、それで色々回っていた訳で…属州兵とか、属州税とか、詳細本書をドゾですが、よーは社会的に対応できるのか?帝国はそれで回るのか?という根本問題に発展する事になる訳で…

 でもって、皆がローマ市民にとなれば単純に奴隷がいなくなる事で「奴隷のいない日常生活は考えられなかったローマ社会での、奴隷の重要度が増す一方になったということであった」でして、需給バランスが崩れたらどーなるか?ですよねぇ…で、何より、解放奴隷というものがダダ減りするとゆー事に…どゆ事とゆーと社会の中で身分が固定化していく事に逆になってしまうじゃまいか?で社会の硬直化を招く結果になっていくと…そして、格差社会で硬直化すれば、社会の活性化も失う事になると…まぁローマ市民権というのはある意味、帝国の飴と鞭みたいなノリだったからなぁ…それを餌にして上手く地方をまとめ、ローマ市内を動かしていた訳だけど、それが瓦解したら…よーは帝国のソフトウェアの崩壊につながる話になっていくと…

 平等の概念についての詳細も本書をドゾですが、「全員が平等でなければならない社会では、異分子、即ち他国人に対して、閉鎖的になるのは当然の帰結である。昨日まで他所者であった人を、今日からわが家の一員だとして同等の発言権を与えて仲間に加えた場合を考えてほしい。昨日までの長い歳月を「わが家の一員」でがんばってきた側から、反撥が起こるほうが自然ではないだろうか。全員平等とは、異分子導入にとっては最もやっかいな障害になるのである」の件はけだし名言じゃなかろーか?21世紀の今、世界はそれで争っているよーな気がするのは気のせいか?

 さて、そんな訳でローマ帝国の敗者同化政策は、一見非常にオープンでありながら、実に高度に政治的な政策でござったとゆー事じゃね?ですかねぇ…さすが、カエサル、アウグストゥス…市民権という餌をぶらさげて、帝国運営をスムーズに邁進させたとゆー点ではどこまで見えてしまいましたの世界の住人だったんだろなぁ…カエサルのどこの出身でも医者と教師は無条件でローマ市民権上げるよ政策も、一見ばらまきに見えても一代限りとゆー事で、その子どもの市民権はない訳で…必ず裏があるって、それどこの越後屋(笑)

 さてさて、とにかくこの市民権が取得権ではなくて、既得権となってしまった結果、帝国はどーなったか?とゆーと…「従来のローマ市民権所有者から、帝国の柱は自分たちだという気概を失わされた」「新たにローマ市民の列に加わった旧属州民からは、向上心や競争の気概を失わさせた」「ローマ市民に格上げされたはずの旧属州民なのに、積極的に帝国を背負う意気をいっこうに示さないのだった」「ローマ社会の特質でもあった流動性を失わせてしまった」「ローマ市民と属州民の差別がなくなった代わりに、この二つが一緒になった一般市民階級の中で、二分化が起こったのだから絶望的だ。「ホネスタス」と「ウミリウス」の二分化である。直訳すれば「名誉ある者」と「卑しき者」になる」とな…

 社会が硬直化している中で、更に格差が広がる…「「卑しき者」に生まれた人間には、ローマ社会での上昇の機会が断たれたことになる」訳で…それで社会が活性化していくか?と言えば、皆まで言うなの世界か…

 まぁ何にせよ「属州民とローマ市民の差別を撤廃しさえすれば帝国の挙国一致は成ると信じた点で浅はかとするしかないカラカラ」とゆーのは、何だかなぁ…20代の若者の理想主義者って、そんなもんじゃね?でしょかねぇ…よきことの裏を読む能力とゆーのは、まず若さにはないもので、更に理想主義者には決定的にないものじゃね?帝国を運営していくのに必要不可欠なものは、徹底したリアリズムだよなぁ(笑)施政者としてはできれば善人の皮を被っての…まぁそんなの関係ねぇー(死語?)のティベリウス方式もありますが(笑)

 そんな政治家としては今一だったカラカラも軍事面ではそれなりに才能見せているらすぃ…帝国の安全保障といえば、皇帝の二大責務の一つですが、よーは防衛ライン(国境)の死守ですから(笑)ゲルマン民族の大移動じゃないけど、蛮族の侵入がローマ最大の問題なのは歴代皇帝を見てきた通りでして…この防衛体制の強化が、これまた歴代皇帝がしてきた事ですから…しかもいかに合理化するか?「合理化とは、経費を低く抑えながら必要な防衛力を維持できるということであった」とな…

 対ゲルマニア、対パルティアの詳細はこれまた本書をドゾですが、で、ここでもカラカラは一石投じるんですね(笑)どゆ事かとゆーと先に市民法改正で、軍団兵と補助兵の差別はなくなった訳ですが、更に軍団の中の兵士を「若い兵士だけで機動部隊を編制する」事になっちゃう訳だったりして…よーする戦場へは身軽な若い兵士を連れて、家庭を持つ中堅以上の兵士達は軍団の残るとゆー手筈…

 ただし、これも一見合理的に見えて、しかも施行当時は現場にも受けたが、どーなったか?「防衛線に踏み留まって闘う兵士たちが老齢化したのでは元も子もなかった」の結果どゆ事になったといえば、「蛮族の侵入はいっそう激化し、どこから侵入してくるか予測できない敵を迎え撃つことができるのは、機動部隊だけになってしまうのである」とな…じゃあ戦いにおいては若さだけあればいいのか?といえば、これもアレで、若いという事は経験が浅いという事ど同義で、戦闘がうまくいっている時はいいけど、「苦戦になるや容易にパニックに陥ってしまい、逃げることしか考えなくなる」とな…戦場なんて、圧倒的じゃないか我が軍はばかりじゃないですからねぇ…いざという時に踏みとどまれないどころが総崩れの軍隊なんて…で、カラカラの新機軸は悉くローマ崩壊への序曲となってゆくじゃまいか?なんですよ、奥さん(誰?)

 そんなパルティア戦はある種越年の膠着状態に陥ってしまうんですが、今までのカラカラの行動がドンドン積もっていって、暗殺に至るですかねぇ…理由は多分根っからの独裁者だった事かなぁ?かつて舅と妻と弟を殺害し、エジプトでは自分を非難した若者達を殺し、パルティアに対して勝ち戦ではない和平を結ぼうとする…

 結局、戦の最中での暗殺ですが、その首謀者が近衛軍団の長官によるソレですから…とはいえ、最前線で指揮官なしで混乱する訳にもいかないというリアルな事情もあってそのマクリヌスが皇帝就任となる訳で…時は紀元217年の事でございましたとな…

 ちなみにまだまた戦争続行中なんではあるが…「マクリヌスは、一日も早く首都ローマに行き、自分に好意を示している元老院の助けを借りて帝位を確実にしたかった」のと「パルティア王も、兄を殺して得た王位を確かなものにするために、内政に専念したかった」とゆー事で、両者の利害が一致して停戦する事じゃね?とゆー話に落ち着いたと…ただしここで問題だったのはこの停戦の内容が「相手の言い分をすべて飲んでも早く話をつける」とゆー事だった事でして…よーするにローマの徹底した譲歩の上に成り立ったソレだった事でしょか?結局これが「彼の命取りになる」訳で…誇り高いローマ兵が、戦地で風下に立つなんて事があり得るのだろーか?でしょかねぇ…

 詳細は本書をドゾですが、事件の影に女ありで、前々帝のセヴェレスの妻ユリア・ドムナに妹ユリア・メサがいて、この人には二人の娘がいて、その二人にはそれぞれ一人ずつ息子がいたと…そして何をしたか「ユリア・メサは将官たちに、十四歳になっていた孫のヘラガバルスを引き合わせた。そして言った。この子の実の父親は娘ソエミアデの夫ではなく、いとこのカラカラだ、と」嘘も方便というか、血筋による帝位簒奪奪還作戦でしょか?真実か否かは最早どーでもよく、建前これ大事とゆー奴ですね、分かります…

 かくて現場の現地の兵士達に見限れらたマクリヌスは逃亡し殺されると…「権力者は、たとえ憎まれようとも軽蔑されることだけは絶対に避けなければならない。それなのに、パルティアとの弱腰外交で彼が得たのは、軽蔑だけであったのだ」で、よーするにマクリヌスは元々トップの器ではなかったとゆーだけの事のよーな気がするが、こゆ人程、何か自分に自信持っているとこが凄いよなぁ…ある程度出世したおじさんとははき違える事が多いよな?

 かくて、マクリヌスの治世と言っていいのかは一年で終わり、紀元218年ヘラガバルスが帝位につく事になると…そして今度は14歳の少年皇帝でございますよ、奥さん(誰?)今までの経緯でお察し下さいじゃないけど、若い君主の場合、ロクな結果にならないのが必定だったんですが、このヘラガバルスもご多分に漏れずで、これまた詳細は本書をドゾですが、結局、彼はローマ人というよりオリエント人だったとゆー事じゃまいか?かなぁ?「十四歳の皇帝は、名だけではなく行動でも、ローマ皇帝というよりオリエントの君主を思い起こさせた。何をするにもゆっくりしているのである。行動を始めるのも遅いが、行動をはじめてからも急がなかった」って…何故にローマが帝政に移行したかの理由の一つが即断即決即実行もあった訳で(笑)まさにローマ程、今でしょっ(死語?)な国もなかったよな?

 かくて「皇帝ヘラガバルスの犯した誤りは数多く、年代記作者も久しぶりのこととて逐一記してくれるのだが、それを列挙していては先に進まない」位あったとゆー事でして、これまた詳細は本書をドゾ。

 これに一番危惧を抱いたのは多分、彼の祖母ユリア・メサで、賢明な悪女の彼女は第二皇帝を立てる事にすると…もう一人の娘の息子、アレクサンドル十三歳を共同皇帝に据える訳だったりして…それが紀元221年の事…

 どっかの政権を見るまでもなく、トップが不甲斐ないと、次期トップに人々は集まるのはいつの時代も同じと見えて、元老院から何から皆アレクサンドルに集う事になると…そして無能なトップはできる奴を嫌う、ライバルを嫌うよーにヘラガバルスは近衛軍団長官にアレクサンドルの暗殺を命じ、逆にヘラガバルスが殺害されたと…これが紀元222年の事でございましたとな…

 かくて紀元222年アレクサンドルが帝位につくと…ただユリア・メサにとっては同じ孫だったけど、ヘラガバルスがシリア風に教育されたとしたら、このアレクサンドルはギリシア・ローマ式だったゆーのが救いか?「ローマ社会では子供の教育は母親の担当であった」そーだから、同じ娘でもユリア・マメアは時勢を読んでいたんだろぉか?

 まぁとにかく、カラカラ、マクリヌス、ヘラガバルスと何だかなぁな皇帝が続いて、ローマ的にもヤバしとゆー状況だったよーで、元老院が「皇帝の諸権利を認めるのを急いだのは、軍が動き出す前に既成事実をつくっておきたかったのだ」の一利につくと…軍に人気のない皇帝が続いたので「国境警備の各軍団の兵士たちがそれぞれ、これを好機と自分たちの総督や軍団長を皇帝に推挙したりすれば内戦になる。それを怖れた元老院が、内戦回避と同時に自分たちの既得権を守る目的を兼ねて、少年のアレクサンドルであろうと皇帝権のすべてを認めたのだった」とな…もーこの自己利権の為に動くそれは、元老院ローマ建国からずっと徹底してるよなぁ(笑)いっそ天晴か(笑)セレブって…

 かくてアレクサンドルの治世がスタートする訳ですが、この黒子というか、宰相にドミティウス・ウルピアヌスが就任し、まずまず無難な治世、とにかく「公正」の名の下にで「内政の公正を期すことで元老院の不信感を排除できるならば、この方策を軍隊にも適用すれば、将兵たちの不信感もとり除けるはずであった」とな…正しい政治というと何かの標語のよーだが、よーするに誰からもいちゃもんつけられないよーなガラス張り統治を施行したとゆー事でオケ?「昇進も転任も公正に成されているのだと思えば、人間は納得するのである」じゃね?

 更に治安の重視も「公正な税制とともに善政の根幹だと私は思っている」でして、アレクサンドルも「治安を乱す者は「国家」の敵であると公言している」とな…「市民の安全は「共同体」が配慮すべきことなのであった」でして、これもある種意味深いなのかなぁと…というのも「「パクス・ロマーナ」とは、外敵から守るのに成功したから実現できた平和を意味しているだけではない。内戦からも守れたから、実現できた平和なのである。「平和」とは、この両方ともを保障できてはじめて成り立つ」は、今にして考えさせられる問題じゃね?昨今の国々は内政的にはテロとデモが横行しているとこ多しのよな気がするのは気のせいか?

 まぁ治世についての諸処のそれは本書をドゾですが、少年、青年の息子には何故か母親が出張り出すとゆーとんでも現象もこれまた今も昔もかわりなしで…ユリア・マメアがでしゃばり出し、息子の嫁を追い出し、忠臣のウルピアヌスを殺害しで、一見平和な治世も何だかなぁな嵐の前の静けさみたいなノリになってゆくと…

 そしてまたローマ帝国を維持していく上で忘れてはいけない安全保障問題がまたゾロ出てくると…ササン朝ペルシアの勃興である…ちなみにササン朝ペルシアのアルダシルは、紀元224年にパルティア王戦闘と破り、226年王位につくと…で「旗印にかかげたのが、キュロスやダリウスが支配していた時代のペルシア帝国の再興、であったのだった」とな…「かつてのペルシア帝国再興という、五百年以上も昔のことを持ち出す非合理を非難してもはじまらない。人々を一つの運動に巻き込むには、合理を唱えていては成功はむずかしいのが、人間性の一面ぶもある」だそで、外敵に訴えて国をまとめるってこれも今も昔もかわりなしか…何かもー、はいここわらうとこ、なんでしょか?奥さん(誰?)

 何だかなぁ…はともかく、「現実主義者が誤りを犯すのは、相手も現実を直視すれば自分たちと同じように考えるだろうから、それゆえに愚かな行動には出ないに違いない、と思いこんだときなのである」は、それってどこかのくnゴホンゴホン…「新興の民衆は常に、勢いにまかせて突走る傾向が強いのだった」って、それもどこかのくnゴホンゴホン…「新興の国家とはしばしば、国内の反対派を黙らせるためにも外に対して攻撃的に出る。アンダシルが軍を北西に向けてくるのは、四年と要しなかった」って、まるでどこかのくnゴホンゴホン…何かデジャヴを見ている気にさせられるのも気のせいか(笑)

 かくて紀元232年、24歳の青年皇帝は出陣する事になると…ペルシア戦役でござるの巻か?こちらの詳細も本書をとぞですが、233年第一戦となるとな…結果「戦役が引き分けで終わった」んじゃね?状態だったけど、アレクサンドルは元老院で戦勝報告をする訳で…この辺りもどこかの大こkゴホンゴホン…

 まっそれはともかく今度は対ゲルマン戦じゃまいか?で、こちらは相手が少数部族、一つの国としてまとまっていないじゃまいか?で各個撃破、よーはテロ対策的なソレじゃね?になるんじゃね?ですかねぇ?どゆ事とゆーと、ライン・ドナウの向こうに住むといっても近場のソレはちょっとはローマの恩恵あるじゃんでほそぼそと付き合いあるじゃんで限りなく平行線な住人で居て下さったみたいだが、更にのその向こうのゲルマン、この場合「遠蛮族」達が、自分ち縄張りからだと食えないとなれば、「近蛮族」を襲えばいいじゃんで、ゲルマンの森の奥深く、民族闘争が勃発していた模様…

 まとまって、ローマに服従するなり、交易するなり何らかの外交的手段に訴えるならば、また話は違ったんだろーけど、「蛮族とは、それがはじめのうちであろうと、手っとり早く目的をかなえることを考える人々である。このように考える以上、移動していく先に人が住んでいれば、攻撃し捉えて奴隷にするか、攻撃して降伏させ、併合するか、の二つしかやり方はない」になってしまうんですね、分かります…

 そして「手っ取り早く目的を達するとは、イコール略奪である。略奪に値するものがある地となれば、ローマ帝国領しかなかった」とな…とゆー事は蛮族とは略奪する人の事なのか?紀元234年、それでも皇帝は外交交渉、経済交渉を進めるのであったけど、結局、経済援助とか、経済復興とかゆーのは、それを理解して経済として回せる人達じゃないと何にもならないのもこれまた今も昔もかわりなしといゆー事か…「三世紀の蛮族は、ローマ帝国との接触経験も少なく、農耕民族化への関心も薄く、手っとり早い略奪しか頭にないゲルマン人たちであった」とな…それってどこかの国みnゴホンゴホン…「当然、ローマ側からの経済援助の提案は、ゲルマン民族がローマ領内に侵入しないことに対する補償、としか考えない」って、これもどこかの民ぞkゴホンゴホン…

 でまぁ頭で交渉する人と、現場を見てきている人との温度差はそれはどこも大きいとゆー事じゃね?でしょか?結局、理想主義に走る若者は去るのみですかねぇ…紀元235年3月、アレクサンドル暗殺さるとなる訳で…交渉とは交渉にたる相手でない場合交渉とは成りえないというのは、現場の人間が一番身に染みている事ですから、現実見ろよ、で醒めないトップは去るのみ、ローマの場合は死あるのみでしょか?政権交代って…

 かくてローマはこの後、軍人皇帝の時代に突入する事になる訳で、「軍団が自分たちの司令官を、元老院の意向など無視して皇帝にかつぎあげ、それによって迷走の半世紀がはじまったというのだ」になる訳ですね、分かります…まぁ軍事政権で経済が発展している国って、まず見ないし…そーでなくても独裁政権で経済が何とかなっているのはたいてい資源がある国だし…大国になればなるほど必要なものの筆頭は人材だと思われで、やっぱソフトパワーってあなどれないというか、結局、国は人だよなぁ…でしょか?バルバリじゃあかんのですよ(笑)そして軍人もまた、頭固いじゃんでして、カエサルばりに軍を把握して政治家として立つ人じゃないと、ヤバくね?とゆー事らすぃ…

 まぁその迷走は次巻を待てで、豆知識的としては、「競技会はギリシアでもローマでも、体力向上のためというよりも神々に捧げる儀式なのである」でして、レスリングとかもお相撲と同じ感覚だったんだろか?古代では?

 後、「ローマ人も、内乱ともなればローマ人同士で争った。しかし、その中の一人といえども、他国を引き入れることはしていない。内乱という名の勢力抗争は幾度も起こったが、そのうちの一人として、他国と結託して同国人のライヴァルを蹴落とす行為に出ていないのは、ローマ人の特質の一つと数えてもよいと思う。その理由はおそらく、この種の行為に走ろうものならただちに、同胞の支持を失うことになったからだろう」の件は、何か幕末を思い起こしてしまいましたが…結局、内戦に他国の介入は憎しみより更に侮蔑に至るって事になるからでしょか?国民していの、民族としての矜持があれば出来るまいの世界か?結局、他国に介入によってってそれって傀儡政権って事ですからねぇ…

 他も色々色々本当に色々ありますよってに興味のある方は本書をドゾ。最後に一つ、本書で一番なるほろなぁと思わされたとこを一つ、「国境を防衛線として鉄壁化する手段となると、カエサル型とアウグストゥス型に分かれるように思う」でして、カエサル型の場合「敵の本拠をたたくことで敵の侵略の意図をくじくやり方」、アウグストゥス型の場合「防衛体制を確立し防衛設備を強化することで、敵の侵略を防ぐやり方」の二択になるらすぃ…いやもー昨今の今そこにある危機的なソレを見るにつけ、考えされらる問題じゃなかろーか?貴方なら、どーするぅぅぅぅってか(笑)

 目次参照  目次 文系

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