« どんな悪い結果に終わったことでも、それがはじめられたそもそもの動機は、善意によるものであった… | トップページ | 永禄三年創業… »

2015年10月 9日 (金)

とてつもない京都(笑)

とっておき京都  中村嘉男 絵・すげさわかよ  祥伝社

 京都のガイド本は数あれど、京都を舞台に日々ガイドなさっている本職の方のソレは、やっぱ迫力が違うというべきか?いえ、訪れているところも穴場もありますけど、日本人なら誰でも知っているよーな二条城なとこも出てきて、何を今更と思うやんかぁーっ?でも、本書を拝読すると、これがまた全然違うんですよ、奥さん(誰?)やっぱ、プロは違う、本気で違う…これ本だけでもこれならば、実際現地でガイドしてもらったら、凄い事になっているんだろぉなぁとトーシロでも分かる気が…

 で、言われてみればご尤もな話も頻繁に出てきて、膝を打つと…例えば、かの二条城…家康が建てたんだから葵の紋所じゃね?でも、今は菊の御紋になっているよとか(笑)だからそこだけ打ち直ししてあったりして(笑)龍安寺では、水戸黄門が寄進したと伝えられるつくばいがあるとか、さすが歴史とシンクロしている街京都な話がいぱーいですけど、日本人的に忘れてはいけないで、山中油店でしょーっ…

 「このお店のショーウウンドウに「昭和二十年六月二十六日」と但し書きがついた爆弾の破片が展示されています。京都は第二次大戦中も被害がなかったと思われていますが、実際は爆撃を受けていまして、破片はそのときのものなんです」の件は、米軍が市街地に何をしたか?歴史として覚えておかなきゃいけない事じゃまいか?

 全体としてはほのぼの感が漂っているガイド本ですけど、そこは京都山椒のピリリ感も隠し味にありますよな世界が展開している模様…いや、マジぼぅーっとして読み流すだけでもおべんきょになる本でございます。

 アリス的に京都、ガイド…何とゆーか、アリス自身がガイドできそーな雑学データベースだからなぁ(笑)でまぁ、アリス的なとこというとまずは二条城の「遠侍の間」でしょかねぇ?別名「虎の間」。マレーといい、阪神といい、アリスで虎は外せません(笑)ちなみになんで虎の間というかというと襖絵が虎なんだそな…これ大名を心理的に威嚇する為のソレだったらすぃ…実に家康らすぃからくりじゃまいか(笑)

 他にアリス的というと秀吉絡みで、伏見稲荷の鳥居がでけたのはこれ如何に?なエピ…「秀吉が大政所が病気になったとき、お母さんがよくなったら土地をやるから拝め、拝め、とあちこちの神社に言っておきながら、約束を反故にしてしまった」事からとな…どゆ事とゆーと、秀吉はあてにならない、ならば自分達でお金集めないととゆー事で、「稲荷講」を始めたからとな…伏見稲荷パネェ…

 それと忘れてはいけない聖徳太子、祇園祭の山鉾では宵山でその鉾にちなんだグッズ販売しているらすぃが、「聖徳太子をまつる「太子山」では知恵守り」を販売しているのだとか…そーだったのか?太子?

 それと、月にこだわるアリスとしては、お月見系の行事は忘れてはいけないになりそー?観月の夕べ(大徳寺)とか、高台寺・退蔵院(妙心寺)の観月茶会とか、夜間拝観(正法寺)とか、名月管弦祭(下鴨神社)とか、賀茂観月祭(上賀茂神社)とかあるそな…アリスなら絶対行った事があるに1ジンバブエドル賭けてもいい(笑)

 後は准教授的にどーよ?でタクシードライバーは煙草は吸わないんだとか…駄目絶対らすぃ…他に焼き肉とか、ニンニク系のご飯も駄目らすぃ…まぁニンニク系はともかく、煙草駄目って絶対准教授はなれない職業だよなぁ(笑)

 穴場的なとこでは、勝持寺、善峯寺、光明寺は花の寺系とでもいおーか?桜も奇麗らすぃ…宗忠神社の桜も美しスだとか…車で道沿い的には、賀茂川、高野川の堤防沿い、琵琶湖疏水沿いの北のほうとかも宜しらすぃ…他に、太田神社の近くの「水田の小径」、大日堂(青蓮院飛び地)は桃の見どころとか、正伝寺と雲龍院(泉涌寺)、来迎院(泉涌寺)は静かに見学できるお寺とかあるそな…

 梅雨の季節は雨にあたらないとこに行こーで、蓮華寺とか、廬山寺の桔梗、金地院(南禅寺)の石庭、無鄰菴(山縣有朋の別荘)、智積院の「楓図」(長谷川等伯)、それと青蓮院の楡の大木…

 庭を見るでは、光明院(東福寺)、霊雲院、東福寺と重森三玲の作庭を拝見とか、退蔵院(妙心寺)で中根金作の庭を見るとか…スピルバーグも感動したらしー高桐院(大徳寺)もついでにどよ(笑) 

 夏となれば睡蓮で、勧修寺、法金剛院…それにしても京都人は避暑的にとなれば山へ向かうのか?鞍馬山、比叡山、丹波・亀岡・嵐山で保津川下りと…

 紅葉となると東福寺らすぃのだが、物凄い人出とな…他にとなると永観堂、光悦寺、神護寺、天龍寺、常寂光寺どーでしょお?らすぃ…後は三千院と…でもって、やっぱ静かに見たいよね、とゆーお人には、光明寺、蓮華寺、園通寺もどーでしょおとな…他には実光院、興聖寺もありますとな…で、とっておきの穴場に妙覚寺があると(笑)意外なとこで醍醐寺、こちら桜のイメージでいたら紅葉も奇麗なんだとか…それと龍安寺も紅葉ありまっせらすぃ…石庭だけじゃなかったのね…

 で、冬は禅寺がいいとゆー事になるらすぃ…南禅寺、大徳寺、建仁寺、東福寺とな…

 博物館系では、京都文化博物館、細見美術館、西陣織会館とかあるそな…

 どちらの寺社etc.の詳細も本書をドゾ。場所から何から細かいエピまでいぱーいあって楽しいゾ(笑)

 後、ガイド的な日常エピもありまして、「外国のお客様で祇園で一番古いお茶屋さんに行きたい、という方がおられました。一見さんは無理なところを、宿泊されていた老舗旅館を通してお願いして、通訳がわりに私もご一緒させていただいたことがあります」の件は、外国の人に一番理解され辛いのが一見さんお断りだろなぁ…自国の会員制は認めるくせに何故に一見さん系には理解がないのだろぉと日本人としてはいつも思ふが?

 も一つ、インクラインのとこで「世界で最も古い水力発電所はアメリカのアスペン、二番目が京都の蹴上発電所とあります」との説明に英国の環境大臣、帰国してから本を送りつけてきたとな…しかもアンダーライン付(笑)「イングランドのニューカッスル付近にあるクラグサイドという小さな町にある水力発電所が世界で最古とありました」しかも「エジソンが発明した二年前に、すでにヨセフ・スワンが電球を発明していたという記述もあります」とな…さすが大英帝国サマは違うってか(笑)

 やっぱご飯でしょ(笑)で、ちょこちょこ地元の名店が出てきます。これもさりげなくていい感じじゃね?例えば衣笠山にちなんだ衣笠丼(尾張屋/蕎麦屋)とか、筍料理(錦水亭)とか、ちなみに筍が一番美味しいのは四月の二十一日だそで、その前後一週間位が宜しという事らすぃ…とゆーと、15日生まれの准教授と26日生まれのアリスとすると、あの二人の誕生日の間が筍料理週間だったのか(笑)

 朝粥(瓢亭)とか、こちらのエピも凄くて「南禅寺付近に別邸を構える旦那衆が祇園で飲んだ帰りの明け方に「なんか食わせて」と雨戸をどんどん叩いてご主人を起こし、ご主人のほうもお馴染みさんたちですので断れず、急遽出したのが朝粥だったそうです」って、それが大元なのか(笑)

 川床料理(洛雲荘/雲ヶ畑)は静かに頂けるとか、お水(鴨川の源泉/岩屋山志明院)とかいかがでしょで、でもやっぱ真夏ですから、かき氷(中村軒)いかがっすかぁ?ちなみにこちらは麦代餅も名物です(笑)その他、夏のスイーツとなればくずきり(鍵善)とか、抹茶の冷菓(都路里)とか、ミックスジュース(小森)とか、抹茶菓子(三丘園)とかありまする~また小腹がすいたら阿闍梨餅どーでしょ?腹持ちもいいとな(笑)

 さて、秋は松茸で松茸料理(紫雲)で秋の味覚ってか?栗のスイーツでは若菜屋と若狭屋とな…栗の子(喜久屋)とな、ちなみにこちらは全て予約販売とか…

 で、冬となればおでん(おいとさん)とか、でもこちら昼食は大丈夫だけど夜は一見さんお断りのお店らすぃ…いもぼう(平野屋)とか、鰻雑炊(わらじや)とか、スッポン(太市)とか、七草湯豆腐(西源院/龍安寺)とか、お豆腐屋さんでは、嵯峨豆腐森嘉、京とうふ藤野、とようけ屋山本とあるそな…後、入山豆腐店とか、豆腐源蔵とか、京都は豆腐屋さんが多い町らすぃ…

 以上、各店についての詳細は本書をドゾ。細かいエピなんかもあって、それだけでも必読(笑)…

 歌舞伎の忠臣蔵では、大石内蔵助(大星由良之介)が通うお茶屋は「一力」になっているけど、実際は「伏見橦木町の遊郭だったとのこと」だそで…

 葵祭の正式名は賀茂祭で、雨天順延とか…祇園祭の別名は鱧祭…成程、鱧の美味しい季節ですってか(笑)それにしても時代祭ってもー百年位たっているんだが、京都的には「非常に新しいお祭です」という感覚なのか(笑)

 それと京都というと川床だけど、あれ一回つくるごとに百万円もかかっていたのか?なので、毎年使える電動川床みたいなのも出てきたとな…すっごいですねぇ…

 後、京都はお盆の頃になると十三仏まいりがあるみたいで、こちらのお寺の詳細も本書をドゾ。他にはあの五山の送り火がありまっせと(笑)ちなみにお正月は七福神まいりがあるそーな(笑)

 でもって京都的に面白いと思ったのが、をけらまいり、こちらの詳細は今更というかアレなので本書をドゾですが、昔は「電車のなかでもオッケーでして、京阪電車のなかで、火種りついた縄をくるくる回している人がいました」とな…昔の電車はのどかだったんだなぁ…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 京都

|

« どんな悪い結果に終わったことでも、それがはじめられたそもそもの動機は、善意によるものであった… | トップページ | 永禄三年創業… »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

京都」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: とてつもない京都(笑):

« どんな悪い結果に終わったことでも、それがはじめられたそもそもの動機は、善意によるものであった… | トップページ | 永禄三年創業… »