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2015年10月28日 (水)

面白いと思える知とは?

読書脳  立花隆  文藝春秋

 サブタイトルは、ぼくの深読み300冊の記録なんですが、読書…基本、紙媒体で読んでいる旧石器時代の人間なので全然に知らなかったとゆーかですけど、電子書籍状況ってアゲアゲじゃなかったのか?日本で今一はともかく、米でもそーとは知らなんだ…コレ今年的にはどーなんだろぉ?学校の教科書もパッドでの世界になってくみたいな話は聞いたんだが?違ったのか?スマホの普及で益々ヤバくね?の世界とは…本業界の明日はどっちだ?なんでしょかねぇ?

 てな訳で、本書メインは新刊案内というか、書籍案内なんですけど、巻頭は石田英敬先生の対談から始まります。現在の本事情というか、大学の現場はどよ?な話がメインかなぁ?ちなみに今時の学生的には「インターネットでいろいろな情報を取得できるので、わざわざ本を読む必要がない」(@石田)という事になるらすぃ…でもって「研究者もあまり本を読まないんですよ」(@石田)とな…「特に理系の研究者は自分の専門分野に関わるジャーナル(雑誌)しか読んでいないんじゃないでしょうか。最近ではコンピュータが記事をギャザリング(収集)してくれるので、ピンポイントでほしい情報だけ効率的に取得することが可能になっています」(@石田)となるそな…学問のプロでも読まなくなったら、一体誰が読んでいるんだぁーっ?の世界か(笑)

 では何故本を読むのか?「「書き言葉」の使い方を学ぶのにも本を読むのがいちばんです」(@立花)とか、「抽象化ですね。考える対象を抽象化するための言葉の力を育てられるのが書物だと思います」(@石田)と、ここまでなら別に媒体にこだわらなくてもええじゃないか?と思うやんかぁ…ところが「ディスプレーで文字を読むときの脳活動と、紙の本で文字を読むときの脳活動は相当違うことが明らかになりつつあると聞きます」(@石田)って、ホンマでっかぁーっ?ディープ・リーディング的にもどよ?というのもあるらすぃ…

 さて、現在の象牙の塔の図書館はどよ?とゆーと、「世界の主要な大学図書館で、新設や大規模な改修計画が急ピッチで進められています」(@石田)とな…北京大学、オックスフォード大学、ソウル大学、ストックホルム大学、パリ・ソルボンヌ大学etc,と…どゆ事とゆーと「大学間の競争が激しくなっている中で、改めて図書館を作り直そうという気運が高まっているんです。これらの大学図書館のいずれにおいてもアナログとデジタルのハイブリッド型の図書館が構想されています」(@石田)とな…ちなみに、理系の研究者は図書館を利用しないとな、だから図書館なんていらないという意見もあるらすぃ…更に大学すらいらないと…さすが研究者、過激というか、最先端というか…

 一時期話題になったグーグル図書館…グーグル・ブック・サーチ…みんなみんな取り込んでみんなみんな繋がってしまえばいいんだわのアレですけど、図書館的には「自身でデジタル化できるほどの財政的な余力がありませんから、経費をグーグルに負担してもらうのはメリットがある」(@石田)という見方もあるのか…ちなみに国会図書館も自前でデジタル化の方針をたてたけど、予算不足でストップしているらすぃ…「前館長の長尾真先生が、グーグルという私企業に書物のデジタル化を任せていたのでは日本の書物文化は守れないという危機感を持ってはじめた日本のビックプロジェクト」(@石田)という事なのに…国内の知の文化にはばらまくお金はないと…実に日本的じゃね?

 また現在の大学生はバイトに忙しくて本を読まないというのが一つ、それ以前に本を読む習慣が根付いていないのが一つ、更に受験勉強だけしてきて本を読んでいないのも一つで、更に街の本屋さんが二極化して、本屋に本がない(笑)街の図書館にも本がない…知的というとこをメインに据えるとヤバくね?という事らすぃ…よーは真に教養という部分がやせ細っているとゆー事か…まっ今時風に言うなら、そんな事して何になるんですか?だろしなぁ…

 他にも図書館の主みたいなのでフョードロフ(露)な話も出てきまする(笑)こゆ人が、いなくなったよねと…一昔前なら哲学者が知の俯瞰を行っていたけど、現代はどよ?で、知のパイロットというか、フォローしてくれる人もまたアレか…スペシャリストも大切だが、ゼネラリストも大切なはずなんだが、それを持てるか、否かが真の先進国なんじゃなかろーか?でしょかねぇ(笑)

アリス的に、本と私となると小一時間どころか24時間ノンストップで語り入りそーだけど(笑)本書ではまずアポロンの亀で「カメのきた道」(平山康)かなぁ…亀って低エネ動物だったんだなぁ…

 後はアリスの地元、大阪関係でいくと小松神社(大阪府交野市)には「「星が降った」という伝承があり、三キロほど離れたところに舟型をした巨岩が川を跨ぐように横たわりニギハヤヒがこれに乗って天から降ってきた「天の磐船」とされている。大阪の河内には、他にもニギハヤヒが乗ってきた「天の磐船」を祀る神社がある」ってホンマでっかぁーっ?

 まぁアリス的というにはアレだけどメディア的なとこで因幡さん出番ですかなの「闘う社説 朝日新聞論説委員室 2000日の記録」(若宮啓文)のとことか?「これまでほとんど明るみに出てこなかった一本の社説が書かれるまでの内部の過程が相当に明らかにされているところだ」そで「二十余人の論説委員たちが討議に討議を重ねて社論を統一した上で書かれるもので、執筆者の個人的な意見を書くものではないから誰が書いたかは普通明らかにされない」で、書く人は当日決めて、執筆者が反対意見でも討論の決定通りに書かねばならないそで…そー聞いても、今となるとあるのはただただ、ふーんそれで、だよなぁ(笑)

 も一つ朝日関連では「朝日新聞の中国侵略」(山本武利)もありますよってにの世界で…「戦時中朝日は中国大陸に進出していく陸軍の尖兵となって、その宣撫工作の中心的役割をになった」って…ちなみに「戦前の朝日は、右翼国粋主義者から国賊呼ばわりされる新聞だったが、戦争中に軍の方針ベッタリの戦争鼓舞新聞に変貌していく」って…さすが天下の朝日は戦前、戦中、戦後とすんばらしーメディアだったんですねぇ…そこにしびれるあこがれるぅーっ(笑)

 素晴らしき朝日な世界ですけど読売だって負けていないで、「会長はなせ自殺したか 金融腐敗=呪縛の検証」(読売社会部清武班)ですが、「読売新聞社は、この本の再刊にナーバスになり販売差し止めの仮処分申請をしたが、憲法で言論出版の自由が保証されている我国においてそのようなものが認められるケースは絶無に近く、今回も本書は堂々書店の店頭に今も並んでいる」そな…日頃、言論の自由を声高に叫んでいる新聞社がいざとなったらそゆ事するとゆー…もしかして、はいここわらうとこ、なんだろか?内容についての詳細は本書をドゾ「よくぞここまで、日本のエスタブリッシュメントの恥部というか、裏の構造をえぐり出したものだと思う」ですから…

 後は作家的なとこで「表裏井上ひさし協奏曲」(西舘好子)のとこだろか…ちなみに元妻だったお人らすぃが、怒涛の離婚劇の真実が、夫のDVだったとは…詳細は本書をドゾですけど、今だと病院に行った時点で通報じゃなかろーか?でも当時「このような暴力沙汰はいっさい表に出ることはなかった。「井上さんに対しての不平不満や、事実は決して話さないこと、自分の非をみとめることで子ども達と両親(好子さんの。井上と同居していた)を守ることが私への離婚の条件だった」流行作家井上ひさしは、大手出版社(文芸春秋、講談社、新潮社)の手で徹底的にガードされ、その暴力沙汰が表に出ぬようにされた」「上記三社の重役が集まり、「この三社から出版される雑誌や本からは、お二人にとって悪いことが出る恐れは何もありませんから。協定です。三人三社の。ですから今後も安心して悪妻を演じてくださいね」と通告されたという」「井上は書けない悩みから、どんどん怪物的になっていく。井上の表と裏はこんなにもちがっていたのかとイヤになってくる」でして、作家のスランプなめたらあかんぜよ、でしょか?でもって、よく出版社は作家のスキャンダルは決して掲載しないというのは都市伝説としては聞いた事あったけど、あれマジだったのか?となると、今後、アリスがどんなに凄い不祥事をしでかしても珀友社からはそれが出る事はないとゆー事なんでしょかねぇ?片桐さん(笑)

 それとこれもアリス的に入るのか?の明治14年の政変の顛末…事件の背景には「もう一人の大きな役者として福沢諭吉がおり、福沢と大隈が組んで、一挙に日本の国制をイギリス型の立憲制にしてしまおうというほとんどクーデタ同然の陰謀があった」とな…で「大隈が内々で有栖川宮に提出した建言を、有栖川が三条実美太政大臣と岩倉に見せた。三条から天皇に提出されるはずだったその建言にただならぬものを感じた三条は、それを伊藤に見せる。伊藤はその内容に「驚愕」する。伊藤はただちに大隈に対する逆包囲網を組織し、大隈追放を決断し果断に実行する」とな…歴史の裏側はいつもアレだよなぁ(笑)

 さて、グローバルという前に「ロシア革命と亡命思想家」(御子柴道夫編)の中の「反キリスト物語」(ソロヴィヨフ)の話を見よ、かなぁ…「ヨーロッパ人、なかんずくロシア人は、ジンギスカン以来モンゴル軍によって全国土が蹂躙され、住民が大虐殺された記憶が抜きがたくある。それが黄禍論に結びつく」とな…かくて「先の大戦の八紘一宇構想は、ソロヴァヨフの日本王朝中国皇帝によるヨーロッパ征服と同じ線の発想だということだ。第二次大戦中の日本は、現代版黄禍(イエロー・ベリル)と考えられていたのである」とな…

 も一つグローバルと言えば、ネットもね…でして、こちらは「いちばん由々しい問題は、ネット社会全体の情報の質がどんどん低下していることだ」でしょかねぇ…更にネット普及により、「若い人の脳が明らかに変化しつつあるという指摘が面白い」って、ここ面白がることなんだろか…「インターネット脳、グーグル脳を持つようになってしまった若い世代の脳が今後どのような方向性をたどるのかは、まだわからないという」って、これってアリス的には絶叫城のとこと被るのか?時代はゲーム脳からネット脳になんだなぁ…

 米の正義は今日も通常運転乙ですなとこで、グアンタナモ問題の話も出てきますが、こちら「事実が明るみに出ると、アメリカに対して国際世論のごうごうたる非難が巻き起こった。するとアメリカ政府は、特別軍事法廷設置法なる特別法を作って、すべてを合法化してしまった。テロとの戦いという「新しい戦争」が行われている状況下では、米軍当局が、「敵性戦闘員」と認定すれば、もう何をしたっていいという法律なのだ。強制収容者の人権など、誰にも語らせないための法律だ」って…さすが米の正義、歪みない…

 とはいえ、9.11以後の米人の意識もまた変わったしまったとゆー事で「NYタイムズとCBSの共同調査で、アメリカ政府の公式見解をそのまま信じている人はわずか一六%。政府が何か隠していると思う人が五三%、ウソをついていると思う人が二八%」とな…ホワイトハウスと国民の間も乖離している模様…

 これまた米人らすぃとこであのクリントンの不倫疑惑のとこ、特別検査官が任命されて大騒動になったけど、あの時の報告書のメインテーマは「アメリカ社会において不倫以上にいけないこととされている「嘘」が、クリントンの言明の中にあったかどうかの調査だった」って…そんなの傍から見てもゴホンゴホン…

 そんな素敵な米人の皆様が「いま世界でいちばん悪魔の存在を信じている人が多いのはアメリカで、半数以上の人がそれを信じている」って…さすが先進国の米、そこにしびれるあこがれるぅーっ(笑)具体的になると「かつてアメリカ人にとって悪魔はソ連であり共産主義だった」そで、今は「テロリストであり悪の枢軸国家だ」って…米ってレッテル貼りがアレなのか?

 そんな訳で「カーブボール」(ボブ・ドローギン)のカーブボールに翻弄される話が凄い…これ何の事とゆーと例のイラクの大量破壊兵器のデマですよ、奥さん(誰?)これに、騙された経由が、BND(独の諜報機関)、CIAにDIA、更にMI6ですから、まさに世界をまたにかけた詐欺事件か?さすが世界になだたる諜報機関、パネェでござるってか(笑)

 まぁ騙す騙されたではサブプライムローン関係のとこで、「実際には、最後にババをつかまされた男が大破産するのだ。そしてこの世界では騙す男より騙される男のほうが悪いのだ」そーですよ、奥さん(誰?)ウォール街ルールおステキすぐるってか(笑)

 後、米の宗教的なそれで「アメリカ人の宗教観はほとんど信じがたいまでにキリスト教原理主義的」とな…「原理主義者は世界で起きていることはすべて「神と悪魔の戦い」とみなす。「邪悪な人々」は「抹殺」されるべきと考え、神の教えに反する不道徳な制度、慣習は廃絶されるべきと考える」とな…詳細は本書をドゾですが「特に彼らの政治力が存分に発揮されることでイスラエル全面支援の米外交戦略が維持されていることがわからないと、中東問題は理解不可能」だそな…また、「右派系の思想と資金を結びつけるネットワークが、アメリカのメディア界、学界、政界を広くおおっている。アメリカ論壇は思想資本主義なのだ」は、まっ学界も政界も、善意、の寄付で成り立っていらっさいますから(笑)

 これも米的というんだろーけど、こちらは「天皇がバイブルを読んだ日」(レイ・ムーア編)から、「マッカーサー文書には、当時マッカーサーが天皇との何度かにわたる個人的改憲を経て、「天皇がキリスト教を国家宗教にする意志があることを内密に表明した」と理解していたとある」って…米人って…室町・戦国の歴史はない事になっているんだろぉか(笑)

 人的にどよ?というなら「策謀家チェイニー」(バートン・ゲルマン)のとこからチェイニー副大統領でしょか?ちなみに「チェイニーは、しばしば「スター・ウォーズ」のダース・ヴェィダーになぞらえられる」お人だそー…9.11の謎、イラク戦争の謎、主にダークサイドの方でこの人が絡んでいるところがザックザックザックザクらすぃ…でも謎のままとは…詳細は本書をドゾですが、「第二次大戦下では大統領命令に超法規的権限が与えられ、憲法も国際法も国際機関の取り決めもすべて無視できた。連邦議会や連邦裁判所の許可を受けることなく人権を踏みにじる行為すら許されていた。この前例にならい、現代においても対テロ戦争時下を名目に大統領権限の委任を受けた者なら同じことができるようにした」というだけで、ドンダケェーとゆー事に…例のグアンタナモもここにつながるのか…まぁ事はそれだけじゃない訳で、米の闇もまた深いって事ですねぇ…

 後、米豆知識的に、フリーメイスンって米的にはそんなに珍しい問題でもないのか?「初代大統領ジョージ・ワシントンにはじまり、十五名の大統領がフリーメイスンだったし、上院議員九十六名のうち五十八名、下院議員四百三十五名のうち二百二十五名と半分以上が加入歴があったという(一九五〇年当時)」とな…米人って…

 そして中国はというと「鄧小平秘録」(伊藤正)とか色々出てますが、「現代中国は基本的に鄧小平路線に下にある」これに尽きるよな…ちなみに「生涯に三度失脚して三度とも再起した鄧小平は権力抗争の達人といってよい」になるらすぃ…まぁ中国は史記の昔から権力抗争の国だものだしなぁ…

 「ヴィジュアル・データ百科 現代の世界」のとこでは、「毛沢東時代の中国大飢饉では、中世ヨーロッパのペスト大流行よりはるかに多くの死者(三千八百万人)が出た。最悪の産業事故は一九八四年のインドの農薬工場事故(死者二千五百人)だが、中国では、二〇〇〇年以降毎年五千人前後の炭鉱事故犠牲者が出つづけている」とな…でも大躍進なんでしょ?じゃね?

 豆知識的になるかもですけど、英経済ヤバしだったのか?「イギリスの対外債務は、GDP比三四〇%というとてつもない額に達しており、現在の金融危機のトップの座にあるのはギリシアではなくイギリスだとする」って…ホンマでっかぁーっ?まぁギリシアは今年揉めに揉めましたが…ポンドもやばいってブルータスお前もかってか…

 尤も金融ではタックスヘイブン話が出てきまする、詳細は本書をドゾですが、最早ブラック無糖位では済まない世界のよーです…でもって軽いとこでも「世界で最も重要なタックスヘイブンは島だと言っても誰も驚かない。だが、その島の名はマンハッタンだと言ったら、人々はビックリする。さらに言うと、世界で二番目に重要なタックスヘイブンは島にある。それはイギリスのロンドンと呼ばれる都市だ」(「タックスヘイブンの闇」(ニコラス・シャクソン)って…お金の倫理なんて、そんなの関係ねぇーっ(死語?)てか…

 翻って日本の方はというと、「マングローブ」(西岡研介)の「JR革マル派問題」ってパネェでござるで、特に松崎疑惑のスッパ抜きは圧巻らすぃ…「松崎氏の労組貴族ぶり」がこれまたパネェで詳細は本書をドゾ。「その資金源はというと、どうやら組合費の横領によるものらしいという話」って…しかも「いちばん驚くのは、警視庁公安部長、検察庁警備局長などを歴任して、「公安捜査の神様」とまで呼ばれていたS・Y氏が、JR革マル派対策のためにJR東日本に天下ったのに、いつのまにか革マル派にすっかり取りこまれ、「松崎は革マル派から転向した」などのガセ情報を警察に流す一方、警察の捜査情報を革マル派に流すなどして、「革マル派のガードマン」になってしまったこと。そしてついには、革マル派の内部で「コウノトリ」のコードネームで呼ばれるようになったという事実」って、ホンマでっかぁーっ?いやもー何も言えねぇ…

 想定外の情けなさでは高松塚古墳の壁画の件も何だかなぁ…「文化庁は、カビが生えた原因を、「いわゆる地球温暖化の影響で、気温が三度ほど上がったから」と説明しているが、網干氏によるとぜんぜんちがう。文化庁の純然たるミスである。高松塚古墳はもともと厚い封土でおおわれ、その上に鬱蒼とした竹藪があった。文化庁はその竹藪を伐採し、封土を全部めくってしまった」とな…結局、どゆ事とゆーと、「何もやらないどころか破壊してきたのだ」に尽きるよな…その地球温暖化の原因は、文化庁による環境破壊とゆー事か(笑)

 少しはいい話はないのかで「世界エネルギー市場」(ジャン=マリー・シュヴァリエ)のとこでは「日本は国内にエネルギー資源を持たなかったが故に、世界で最もエネルギー的に効率がよい経済を築くことができたという。日本が同じ理由から省エネ技術、環境技術でもトップを走っていることを高く評価し、「日本モデル」を世界に広げることによって、日本は世界のエネルギー問題の「救世主」になれると説く」って、さすがに救世主はかいかぶり過ぎじゃまいか?まぁ世界のエネルギー問題は規模の小さい日本なんかより、米中の問題だと思ふけど、どよ(笑)

 後は、これも一部でいい話になるのか「気骨の判決」(清水聡)の件…昭和17年の東条英機が国家権力を独占するために翼賛選挙を行った時の顛末でしょか…「政府系のあらゆる機関が総動員されて、翼賛政治体制協議会の推薦候補を当選させるために全力をつくした。同時に非推薦候補を落とすために、壮大で組織的な選挙妨害活動を全国で繰り広げた」とな…で、選挙後、「落選した「非推薦候補」たちは当局の行った選挙妨害行為に対し、全国で次々に「選挙無効」の訴訟を起こした」そな…で、大半は「司法当局がまともに取り上げず、実質審理なしに原告側の敗訴とし、選挙有効の判決を下した」とな…そんな中で「鹿児島二区のケースだけは、担当した大審院第三民事部の吉田久判事が「これは容易ならぬ由々しき事件」ととらえ、「たとえ政府であっても、その自由公正さを害する大干渉をしたならば、それは選挙の規定に違反する(略)、選挙無効の判決をすべき」と本格審議に入った。自ら四人の陪席検事を引き連れて鹿児島に出かけ、百八十人に上る証人に出張尋問を行った。尋問された証人の中には、時の鹿児島県知事から警察署長、教育長などまで含まれていた。それによって選挙妨害の実態が次々に明らかになり、ついに選挙無効とされたのである」って…あの時代にそこまでやるか?な正義の人がまだ日本にいたとはおろろいた…政治ってやっぱり人だよなぁ…「この本を読んでつくづく思うことは、近頃気骨のある裁判官も減ったが、それ以上に減ったのが気骨のある政治家ということだ」というか、気骨のある殿方、日本人全般じゃなかろーか?増えたのは儲けちゃいけないんですかな開き直りな人はかりだもんなぁ…これも皆で、とか、皆がじゃなくて、自分一人だけが儲けちゃいけないんですかで、一人勝ち上等の世界観だもんなぁ…ダイヤモンドに目が眩みは、女性より男性の方がいっちゃってると思うのは気のせいか(笑)

 せっかくいい話の後にコレは何だが個人史的なとこで「村山富市回顧録」(薬師寺克行編)の件もアレか…「村山氏の証言は、ご本人の意に反して「社会党衰亡史」になった観がある」(@薬師寺)という事らすぃ…まぁ「読んでみると、日本の政治をダメにした責任の相当部分が日本社会党にあることがよくわかる」そな…まぁそゆ村山に「だけど誕生した民主党政権もだめだったなあ」と言われている民主党って…皆まで言うなの世界か(笑)

 も一つダメ出しは「東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと」(管直人)を含め一連のフクシマ関連のとこですが、詳細は本書をドゾですけど、それにしても本を出版してまで「この本は自己弁護がやたらと多い」になるのか(笑)自己愛が限りなく無限大な事だけはよく分かったってか(笑)「管の性格の悪さも問題だか、班目(春樹原子力安全委員会委員長)の性格の弱さというか責任感の欠如はそれ以上に問題だ」とな…こんなツートップの時に事故が起きる日本って何て運がないんだぁ(笑)それでもアレで済んでいるとこ、現場力パネェになるのかでやっぱ日本って運がいいのか…

 他にというと忘れてはならない沖縄関係で「菊の御紋章と火焔ビン」(佐々淳行)のとこかなぁ…「昭和五十(1975)年に起きた皇太子御夫妻の沖縄訪問に対して「ひめゆりの塔」前で起きた火炎ビン事件」の件が凄い…「火炎ビンを投げたのは、沖縄解放同盟と共産主義者同盟戦旗派の活動家二人」が数日前からひめゆりの塔の後ろにある地下の洞窟に潜んでいて、当日飛び出して火炎ビンを投げつけたとゆー…

 「警備陣が洞窟を事前検索していれば、それを防げたはず」とは誰しも思ふ…事実「本土からきた警備隊はそうしようとした」とな…「しかし地元沖縄の警備員がそれに反対した。ひめゆり部隊がいた洞窟は、沖縄県民にとって聖域だから、警備のためとはいえ、本土の警察官がドカドカ足をふみ入れることをイヤがった」とな…

 ちなみに「この事件では、沖縄県警に一人の処分者もなかった。皇太子のほうから、この件で一人の処分者を出さないようにとの強い指示があったからだという」とな…

 ちなみにちなみに「面白いのは、この事件のあと当局が行った緊急世論調査。大勢としては過激派の行動に批判的だが、「長い間モヤモヤしていたものがあの1発でせいせいした」「1発なげたのはよかった」といった、火炎ビンを支持する意見がかなり出た」そな…

 成程、これが沖縄なんだなぁと、昔から沖縄とはこゆとこだったんですねぇ…

 も一つ、日本のアレで原爆関係の件は、詳細は本書をドゾ。色々ありますが、一つだけチョイスすると「実は米軍による検閲の問題があった」で「占領軍が、原爆に関しては極端なまでに情報を秘匿し、原爆被害の実相を隠そうとしていたことがわかる。同じ理由から厳しい検閲を行い、原爆情報に関しては事実上出版の自由を奪った。日本人から奪っただけでなく、欧米ジャーナリストからも奪った」という事らすぃ…さすが正義の戦争に勝利した正義の国の米サマのする事は違う(笑)

 後他には、面白豆知識日本としては、隕石本体をご神体として奉納している武徳神社(現・須賀神社/福岡県直方)があるそな…「平安時代のはじめに境内にまばゆい光、大音響とともに落下したもの。翌日みんなで土中から掘り出した。これは「目撃記録を伴う世界最古の隕石」と日本の国立博物館によって認定されている」って…ドンダケェー(笑)

 最後にネタじゃないけど、「アメリカは日本経済の復活を知っている」(浜田宏一)でしょか?信じる信じないは自己責任で、だろーけど…アベノミクスの明日はどっちだ?は皆さん気になるところなのは確かなので(笑)でもって、「日本経済のデフレ不況は、ほぼすべてが日銀の金融政策の誤りからもたらされたもの」というのは、何だかなぁ(笑)

 「「石油の呪縛」と人間」(ソニア・シャー)のところではメインは石油の話からなんですが、最後に「ただ情報密度が濃すぎるところがあるから、ゆとり教育・学力崩壊世代の若者には、情報を全部読みとれない人が結構いるのでは、という点が心配だ」とかあって、そゆ科白が普通にスルっと出てくる時代になったんだなぁ…とちょっとおろろいた…

 これに関連するという訳ではないんですが、「どうして子供は勉強しないといけないの」(森満保)のところで、「子供時代に、ある領域の勉強を全くしなくなると、そのことを勉強するために大脳に準備されていた脳細胞の軸索や樹状突起が次第に細くなって、遂には消えてしまう恐れがある。そうなると脳のサイズが大きくなっても、すでに神経回路網が切れてしまっているので「勉強をすること自体が不可能になって」しまうのだ」って…何だってぇーっ?何か、これこそ本当にあったこあい話じゃなかろーか?

 他にもたくさんたくさん本当にたくさん、何せタイトル通りなら300冊の本が控えている訳で(笑)興味のある方は本書をドゾ。

 最後に一つ、暗いままで終わってもアレなのでちょっとは上向きなお話を一つ…「この国は落ち目になりかけているようでいて、まだまだ世界のどこにも負けないものが沢山ある。「なんで世界一をめざすんですか?二位じゃいけないんですか」などというバカ女に惑わされず、世界一を目指して日夜研鑚に励む日本人が少なくない。おかげで日本はいろんな分野で世界一の座を持ち続けている」とな…

 この国はトップに聞いてはいけないで、現場に聞けが基本なんだなぁ(笑)

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