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2015年10月24日 (土)

ナニゴトモサダメナキドウリ?

ちょっと本気な千夜千冊虎の巻  松岡正剛  求龍堂

 サブタイトルは、読書術免許皆伝でして、またコピーが、忙しいとき、悲しいとき、疲れているとき、すべてに読書のチャンスがある、だったりして…噂の千夜千冊…広辞苑より厚い本って、それってどよ?というか、庶民にはまずそのお値段で、どっせーちゅーんじゃっ?の世界でして、読書界の清水の舞台じゃね(笑)

 かよーにびびっている貴方に朗報が?じゃないけど、まずはこちらのお試し版から如何でしょお?というとこかなぁ?本書のさわりのPR版みたいな、ある意味続きはWebでなノリとでも言うか(笑)

 でまぁ、もー著者については読書界の神様みたいなお人なので、今更どよ?というのもあるし、なんですが、言える事は一つ、四の五を言わずまずは読め、これに尽きると(笑)騙されたと思って迷わず飛び込めの世界だなぁ…まぁ後悔はさせないよは言えるけど、この海に飛び込めば、一日一冊読破しても千冊ですから二年半はかかるで、著者みたいな速度で、しかも理解もとなると、この千冊の道は果たしていつ完結するのか?ちなみに完結した頃には新たな千冊の壁がになってそーでこあい(笑)

 とはいえ、本のよる知のネットワークを知るにはうってつけの本じゃなかろーか?世界は何事もつながっているんですよ、奥さん(誰?)それを、出版界ではプロのライター、著者的読書界ではセミプロというか、たのもーの道場破りか(笑)のインタビュアーをしているQちゃんさんがいい仕事してますねの世界を展開していらっさいます…もしくは正しい門前の小僧とは何か?とか(笑)

 とゆー訳で、全文ほぼ口語文、対話形式のお話なので、軽く読めます。ただし内容の濃さについては、読んで確認してくらはい(笑)いやぁ日本の読書界、なめたらあかんぜよってか(笑)

 アリス的には、雑学データベースのアリスからしてみれば、本書と著者を見逃しているとは思えずの世界じゃまいか?だからなぁ(笑)

 アリス的には、まず一巻の解説からシャーロック・ホームズが入っているとこでしょか(笑)後はマレーで「死都ブリュージュ」(ローデンバック)とかも出てきます…それと切り裂きジャックのからで「そしてベケットの「ぼくらは神も持っていないし、誰をも持っていない」と宣言したセンセーショナルな戯曲「ゴドーを待ちながら」」(@セイゴオ)のとこでしょか?それとアポロンから黒岩涙香で、本書は「レ・ミゼラブル」を邦訳ダイジェスト版「ああ、無情」として紹介した人として出てきまする(笑)そーいや准教授の携帯が宇多田ヒカルの曲だったよーなで「宇多田ヒカルの「オートマティック」は日本音楽の研究者にとっては大漁節だそうです(笑)」(@セイゴオ)ってホンマでっかぁーっ?

 他に、紅雨荘の人形からじゃないけど、ジャコメッティの「日本人形への偏愛」(@セイゴオ)の件での、節子夫人、バルテュス、アンドレ・マルローとこのネットワークもパネェので詳細は本書をドゾ。

 他にはこちらは准教授的かもしれない准教授お気にのグールドは「草枕」(夏目漱石)がお好きだったのは有名ですけど、その「英訳本を三度読み、一度は従姉に聞かせ、一度はカナダ国営放送のラジオで朗読した」(@セイゴオ)程ののめり込みだったらすぃ…今に残る映像では「一九六六年にユーディ・メニューインと共演しているフィルムがありますね。これは何回見ても堪能させられます」(@セイゴオ)の出来らすぃ…ちなみにグールドの愛読書の一つに「アナーキー・国家・ユートピア」(ロバート・ノージック)もあったとな…

 准教授的といえば、精神障害のとこで「今日ではさまざまな精神障害があるということが医学的に強靭に確立されていて、そうした患者の症例には人間のふだんの意識とはかなり異なるものが出入りしていることがあたりまえのように指摘されていますよね。精神障害によっては犯罪が免除されることもある。そうした異常とみなされる意識に、さていったい何が出入りしているのかは、まだ誰もつきとめていないんです」(@セイゴオ)の件は、犯心もアレだが、犯社的にもあると思いますじゃね?准教授?

 後は、人間は編集する生き物であるで、「自分で編集しているだけではなくて、周囲も編集された情報で取り囲まれている。新聞や雑誌やテレビやコンピュータは一から十まで編集の仕事にあふれているといっていいくらいですよね」(@セイゴオ)とな…そー言われてみればその通りで、世界は編集に溢れているなんですね、片桐さん(笑)ちなみに「メディアには必ずヘッドラインとかアイコンとかインデックスというものがあるんですが、これらは「記憶と再生」のための、「記憶と抽出」のための、編集の始まりなんです」(@セイゴオ)とな…

 そして脳についてのエトセトラ的なとこで「「推理」とか「連想」とか「アナロジー」とは何かという研究です。ぼくは基本的にはアナロジーの研究こそ一番重要だと思っているんです。古代ギリシアでは「アナロジギア・ミメーシス・パロディア」が三つ揃いの思考表現技術として重視されていたし、中世ではこれを「アルス・コンビナトリア」といって、結合術こそがアナロジーを促進するという見方をしていた」(@セイゴオ)の件は、まさにミステリ作家としては見逃せないとこじゃまいか?アリス?

 後、「欧米文学は「悪の香り」のあるものを読むと、そこに欧米社会の本質が見えてくるということなのです。これ、一神教的な欧米文学を読む場合の大きなヒントです」(@セイゴオ)って、そーだったのか?アリス?というか、悪の香りって、何?

 他にアリス的というと大阪じゃねで、「大工一代」(平田雅哉)でしょか?ちなみに「大阪の大工の親玉です」(@セイゴオ)というお人だったらすぃ…「数寄屋大工の木津宗泉、藤原新次郎の系譜ですね。大阪の「吉兆」「なだ万」、八日市の「招福楼」、熱海の「大観荘」はみんな平田雅哉ですよ」(@セイゴオ)とな…で、これに対応する訳じゃないけど、京都で庭じゃね?で「植治こと七代目小川治兵衛」キタコレでこちらの方は、「山形有朋の別荘「無鄰菴」「野村得庵の「碧雲荘」」「円山公園をふくめて京都の東山の大半をつくりあげたのが植治ですよ」(@セイゴオ)って、そーだったのか?植治?平安神宮の庭も植治作ととな…「今日の京都の庭らしさはほとんど植治がつくったといえるんじゃないかと思います」(@セイゴオ)って、そーだったのか?婆ちゃん?

 さて、本とは何か?に「本は、なんでも入る「ドラえもんのポケット」のようなリセプタルで、なんでも乗せられるヴィーグルなんです」(@セイゴオ)というものになるらすぃ…全て本になるの世界なんだろか?本パネェ…

 そんな凄い本ですが、それに立ち向かうのに「本はね、むりに読む必要はないんです」(@セイゴオ)って、元祖おまいうかと一瞬思ったが、この科白はもしかして日本では、著者しか言えない科白かもしれないと思い直して愕然としますた(笑)いつでも、どこでも、家でも外でも、お好きに読書ってか(笑)でもって「できるだけ好きなものを読む。それでいいんです。それが原則です」(@セイゴオ)って…無理のない読書で千夜千冊、さすが著者は読書界の仙人じゃなかろーか(笑)かくて、「読書の基本は楽しみです」(@セイゴオ)という事になるとな…

 ここまでだと普通の読書のすゝめで、ポップでライトな雰囲気満載なんですけど、何せおっしゃってるのが著者ですからね、エベレストに裸足で登頂しましたなノリの著者に、山登りなんて軽い気持ちで楽しく登りましょーと言われても、そもそもトーシロとは想定している山が違うよな?こちらは天保山レベルで息切れしているですが…

 とはいえ、「つまらなければやめればいい。むりに読む必要はまったくありません。いつか読みたくなればそのとき開いてみればいい」(@セイゴオ)と、初っ端から勇気ある撤退すら諭して下さる著者優しー…まぁできる事からコツコツといきなりバタフライは難しいので、取りあえず水面に顔をつける練習からってか(笑)

 そして運命の本に出会ったら、それは「一冊の武器」となると…

 読書法の極意についての件は本書をドゾ。言われてみれば簡単そーなんですけど、それを瞬時に出来るよーになるのは、やはり読書も修行か(笑)

 そして、千夜千冊各巻の解説というか、読み方というか、が始まるんですが、これマジに呼んでいて、構成がパネェ…凝りに凝りまくっているんですよ。取り上げられている本も、その順番も、その根拠も、全てがこーであると言いきれる著者凄すぎる…どんだけ頭に入っているんだ?異能の人って本当にいるんだなぁ…

 科学書のとこで極意は、科学は70歳以上に聞けっだろか(笑)「七〇以上になると、もう業績や地位などにこだわないでしょう。それなのにやりのこした真理の探究だけは決して欠かしていない。そういうラディカルじいさんがたくさんいたんです。真理は隙間だらけですからね」(@セイゴオ)という事らすぃ…科学者とはその頃にならないと立ち止まる余裕もないのだろぉか?まっそゆ人達が次世代の為に、また現代人の為に、説明責任を果たしてくれるとゆーのは凄い事だよなぁ…

 そして「ロウソクの科学」(ファラデー)の頃には、科学にパンピーを引き込むワンダーがあったとゆー事らすぃ…この辺りの詳細も本書をドゾ。日本で言うなら寺田寅彦とか(笑)また、論理学でヴィトゲンシュタインの話が出てきたり、こちらの詳細も本書をドゾ。

 後、言語問題のとこも壮観かなぁ…今地球上には6000程の言語があるそーで…でも500年前には1万数千の言語があったそな…そして消滅した言語は「もはや復活しないでしょう」(@セイゴオ)とな…しかも「国は現在は二百くらいしかありません。国連の公用語なんてたった六つか八つです。この状態はかなりおかしい」(@セイゴオ)という事にならね?という事らすぃ…

 どーしてこーなったぁーっ?は「英語圏やフランス語圏の植民地が増えたこと、言語が軍事力と経済力と結びついたからでしょう」(@セイゴオ)とな…更に「いまだにアメリカなどが英語ばかりで世界を牛耳ろうとしているからですね」(@セイゴオ)かくて、言語は減り続けているとな…

 てな訳で「消えゆく言語たち」(ネトル、ロメイン)を読めでしょか…「英語の野蛮ともいうほどの席巻が世界の少数言語を次々と殺していることを告発しています」(@セイゴオ)とな…ちなみに「言語地理学者たちは英語のことを殺戮言語と言ってますよ」(@セイゴオ)って…生物多様性は謳われるのに、なんで言語多様性は今一なんだ…「生物の絶滅品種の危機の前に人間の言語環境が危機に陥っている。そういう叫びです」(@セイゴオ)しかも、文字も消滅していっているそで…「ルーン文字や西夏文字の消滅は有名ですね。ぼくは「文字多様性」も声を大にして訴えたい」(@セイゴオ)って、レッドデータブックって、言語的にもあると思いますなのか?というより、かなりヤバいって事じゃね?この危機意識持っている人はかなり少なそーだけど、だって、英語で統一の方が経済効率化では一番楽だよね(笑)世界は本当に、文化より経済なんだなぁ… 儲けちゃいけないんですかぁーっな本音ダダ漏れの世界ってこあい…

 後、歴史とは何か?に絡んで…「今日のメディア社会がうまくいっているなんて、誰も信じていないでしょう。けれども、何が問題になっていくかということも、あまり指摘されていません。しかし、歴史の展開には必ずメディアがかかわっているんです」(@セイゴオ)の件は、日本人なら皆しみじみとしてしまうとこじゃまいか(笑)いやまぁ心当たりが多すぎるってか(笑)

 てな訳でこちらも詳細は本書をドゾですけど、端折りに端折って「歴史は編集されたものだけが歴史だと見抜いたヴォルテール、宗教よりも国家よりも深くて大きい世界があると確信した詩人ブレイク、内観する世界だけが世界であると喝破した白隠禅師」と、偉人は見たっの世界だったのだろか(笑)

 また権力とは何か?なとこも詳細は本書をドゾですが、「世界を制する者の行為の本質は「横取り」だということです」(@セイゴオ)って…ましてや「この横取りは相手に対して必ず「模倣の禁止」と「分身の排除」をしたはずだというのです」とな…その結果「社会で暴力が暴力を生み、それが世界史をつくり、そのなかで犠牲と復讐が繰り返されてきた」(@セイゴオ)とな…ちなみにこちら「暴力と聖なるもの」(ジラール)を踏まえてのお話ですが、ちょい古の本だけど今を予言しているよーな話じゃまいか…

 「エセー」(モンテーニュ)のとこでは「自分を質に入れない勇気」の件が出てきますが、こちらでの例が面白ス(笑)「政治家の多くは社会が自分大だと思いすぎる傾向がある。「どうだ、俺を質に入れたんだぞ」といばります」は言い得て妙というか、もしかして、はいここわらうとこなんだろか(笑)

 逆張り的な視点でいくなら「塵の倫理」(ラスキン)という事になるんだろか?「塵には地球と生命と社会のすべての結末が飛沫となってひそんでいるのです。その塵からこそ、新たな倫理を取り出さないで、何が政治なのですか、何が経済なのですか、何が教育なんですか」(@ラスキン)という事らすぃ…含蓄深いお言葉だけど、政財界は肥大したものがお好きの世界だからなぁ(笑)

 他に宗教的なとこというか、東洋的なとこというかで、「ヨーロッパでは仏教がほとんど「虚無主義」の代名詞になっていたと見たほうがいいでしょう。ということは「神の否定」の狂信的宗教だと見なされたということで、ずっと恐れられてきたということです」(@セイゴオ)の件も、卑近でユネスコの世界遺産見るまでもなく、西洋が東洋を誤解しない事なんて、あるんだろーか?私、気になりますっ(笑)

 歴史と宗教では、ユダヤ・パレスチナ問題についても軽く解説していらっさいますのでこちらも詳細は本書をドゾ。「こうしたパレスチナ問題から中東戦争にいたる事情は、アラブ人にとってもパレスチナ人にとっても、ユダヤ人にとっても、またイスラム諸国やその宗教団体にとっても、どうにも納得がいかないことばかりだったということです」(@セイゴオ)というこれに尽きるよな…何回やっても振出に戻るというより、各自納得いかねぇの積み重ねって…

 「ただ、はっきりしているのは「ヨブ記」や「カラマーゾフの兄弟」の問題が、いまは地中海とペルシャ湾のあいだに激発しているということなのです」(@セイゴオ)とな…しかも「どこかに「原父」になりたがっているものがいる」(@セイゴオ)とな…それに血道を上げているのが、米、中国、イランetc.な皆さまという事らすぃ…家父長制って…

 また、現代社会とは何かも、欲望じゃね?で(笑)「小学生から老人まで、すべからく欲望社会にとりこまれてしまいましたからね」(@セイゴオ)という事じゃね?こちらの詳細も本書をドゾですが「そもそも市場社会というものは「ソーシャル・コミュニケーションの一部の装置でしかない」という視点を、しっかりもつことが重要でしょうね」(@セイゴオ)じゃね(笑)

 ある意味至言の嵐で、これだけでも箴言集ができそーだよなぁ?例えば「読書はね、脱帽したり、投げ飛ばされるのがいいんです。いや、読書で傷ついたほうが、世の中で他人に傷つけられたり、他人を傷つけたりしないかもしれない」(@セイゴオ)とか、「だいたい大学教授なんて、何の才能の保証でもないですよ。むしろ大学の先生と聞いたら、ああ、たいしたことないんだ゛と思うといい(笑)」(@セイゴオ)って、そーだったのか?准教授(笑)

 後、豆知識的には、あの「フランダースの犬」の作者ウィーダは「犬たちのための食事代がないときは、自分の家具を売ってでも世話をしていた。まあ動物愛護ムーブメントのパイオニアです」(@セイゴオ)とな…作者は愛犬家だったのか?パトラッシュ?

 他に「トナカイ月」(エリザベス・トーマス)は「おそらく世界文学史上、最も太古の物語を描いた作品ですね」(@セイゴオ)とな…なんたって舞台は旧石器時代ですから…ドンダケェー…

 豆知識的仕事のとっかかり方、「何かの研究や仕事をしようとするときは、まず世の中にどんな辞典や事典があるかを真っ先に調べるところから開始してみると、そのあとの進捗が格段にちがってきますよ」(@セイゴオ)とは、知らなんだ…

 他にとゆーと東洋的な考え方で、「東洋思想にはインドに発した「空」と中国に発した「無」とがあるでしょう」(@セイゴオ)って、そーだったのか?空と無…ちなみに無とは「老子や荘子が説いた無為自然の「無」」だそで「「空」を重視したのは大乗仏教です」(@セイゴオ)とな…やっぱアジアの道はインドと中国に向かうのか(笑)

 その他思想のとこではドゥルーズとガタリの辺りの解説も圧巻ですので興味のある方は本書をドゾ。いや西洋思想も濃いぃぃぃ…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、いや本当に本当…興味のある方は本書をドゾ。重ねてドゾ。マジ、読んで損のない本です。ある意味、日本の読書の良心のよーな気がする(笑)

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