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2015年10月11日 (日)

京都にいるときゃあぁぁぁ(笑)

京都ビンボー遊び術  山崎重子  かもがわ出版

 所謂一つの京都ガイド本と思われなんですが、タイトルがアレなので、全編そんなイメージでいたら、本書は四つの章から構成されていまして、その内の第三章がビンボーを楽しむだったりするんですよね。で、そこから本書のタイトルがきたのではないか?と…他は、たべる、もうでる、たしなむで、これは普通に京都案内的な?かな(笑)

 ちなみに本書はねっとわーく京都という雑誌に連載されていたのをまとめた本らすぃのだが、ものによっては90年代に書かれたのもありで、データ的にどよ?というのもあるかもだけど、まっ土地が京都ですからねぇ…千年の都の観光地的有名どこは、そーは変わらないとゆー事か(笑)

 でもって、読後の正直な感想なんだが、対象読者層をどこ辺りに設定しているのかなぁ?と?まず、地元の京都民なのか?それとも観光客なのか?はたまた新たに京都に転入してきた人達なのか?

 というのも、昨今の京都ガイド本はみどころから、歴史から、地図から、写真から、カラーでバンバン入っているのが幾らでもあるご時世で、有名どこで普通に勝負はちょっと厳しいのでなかろーか?ちなみに本書全てモノクロ、写真ないとは言わないが少ないし、そゆ親切設計に太刀打ちできるよーにはとても見えないんだが、気のせいか?

 となると地元の裏情報とか、ディープな話とか、専門のソレとかになるのかなぁ?と思ふが、食は食だけで特化している訳でもなく、その食だって、例えば京都の豆腐だけで一冊の本がまるまるできるご時世となれば、一つの章たべるの中の一つの項豆腐アラカルトで説明つく世界ではどよ?でして…

 土台、著者自身が長野から京都にやってきたお人で、生粋の京都人ではないとこからして、幾ら中の人とはいえ、他者視点なのはやむを得ないんじゃないかと思ふ…どゆ事かとゆーとよそさんは京都の事を誤解してはるみたいな徹底地元民視線は無理でしょ?となれば、そこを徹底した建前を貫くか、逆に異邦人の本音で語るかしかないよーな気がするんだが?外の人が徹底した中を描く、これができた谷崎潤一郎は偉大だったんだなぁ…

 ちなみに、本文は非常に読みやすい文章です。さすがライターだけあって、分かり易い平易なテキストで、教科書にのせられる位真っ当な文体じゃなかろーか?そして文体と同じよーに真っ当な京都ガイドだと思ふ…いや、マジで、本書でヒシヒシと伝わってくるのもまともに作りました、の一念じゃなかろーか?

 アリス的にどよ?というと、お題が京都ですから、まさに今更なんですが、後は著者が猫を飼っているとこでしょか?なので、下手すると最初に一ページどころか二ページでも三ページでも飼い猫話になっていたりして(笑)猫好きにはよくある事だと思い微笑ましいんだが、猫が巨大化した、飼い主共々ダイエットどーしょ?とか、部屋とかふとんの中を猫達に奪われるとか、ペットを飼った事がある人は皆うんうんと頷くんじゃまいか?なエピも満載、ただ、本文との整合性はどよ?かなぁ?せめて落語のマクラ的立ち位置であって欲しかった…というか、京都も関西圏だよねぇ…この手のオチのない話でもオケだったのは、京都だからなんだろか?と素朴な疑問が?

 後は、異形のボタン鍋で、「ぼたん鍋の元祖ともいうべき「畑かく」」とか出てきます。お茶漬けには耳かき一杯位のカレー粉を隠し味に入れると「味が引き締まっておいしいですよ」(@高屋/花みち)とな…ランチのAコースに牛フィレ肉のステーキが出るとゆー欧風馳走mell・meloとかどーでしょお?ダリ繭つながりて(笑)それとスウェーデン館のすき焼きつながりで、「純銀製の鍋で炊くすき焼き」(みかく)でしょか?ちなみにこちらランチメニューに、サイコロステーキのセットもあるとな…これは異形的にあるでしょ(笑)それとこれは京都ではないけど、海奈良の焼肉で、太助亭(兵庫駅/神戸)でしょか?こちら店名の由来が秀逸すぐる…「お願いですから、みなさん食べに来て助けて~」からって(笑)やっぱ関西って洒落が効いているよなぁ(笑)

 異形のお饅頭で、饅頭屋さんって、おまん屋さんとゆーのが京都的にはジャスティスなのか?京都の和菓子屋というと何かと敷居が高くて肩こるタイプかと思っていたら、じもっちーの為の古き良きお店もあるとな…ちなみにお店は米満軒、ご夫婦二人で切り盛りしているお店らすぃが今も健在なんだろか?

 後は、これも異形の温泉で、くらま温泉かなぁ?ちなみにこちら「京都市内では珍しい天然温泉」だそな…京都って水は豊富だけど、温泉的にはアレなのか?後は、古物のでフリマの項かなぁ…「けっこう業者が出す店が多いこと」なんだそな…しかも「業者さんお断り」でも、そんなの関係ねぇー(死語?)という事らすぃ…そんな訳で狙い目は、「初めて出店した人の店」なんだとか、勿論、素人さんの…後フリマの売れ筋って、「新品のタオルや石鹸、食器など」という事になるのか?近場の骨董市位にしか行った事がないので、フリマ的それが今一アレなんだが?中古、新品賢くこなせの世界なんでしょか?うーん…まずは人ごみで酔わないよーになってからだな…

 他にこちらは准教授的かもで、安井金比羅のとこ、こちら断ち事で有名な神社なんですが、その中に煙草もあったりして(笑)今時珍しいヘビスモの准教授的に、あると思いますなんだろか?うーん…更に光清寺どーでしょ?こちらは猫の絵馬のお話が凄い…絵馬から抜け出て踊っちゃう、浮かれ猫ってドンダケェー(笑)

 後アリス的というと、月にこだわりのあるアリスならば絶対に行った事があるだろーの月読神社(西京)でしょか?楓が見事な境内らすぃ…それとも虎好きのアリス的には龍安寺の庭園は「虎の子渡しの庭」とゆーの件かなぁ…

 他にアリス的というと、当世ライター事情かなぁ?ちなみに著者の立ち位置は「普通のライターが二、三年で卒業するグルメ関係の取材を一〇年以上やっている奇特なライター」という事になるらすぃ(笑)ちなみにライター稼業3年目のエピがこれまた凄いっ「有名な旅行社のガイドブックに記事を書いたときのこと」なんだが、その原稿が真っ赤な添削つきで帰ってきたとな、そのメモが「うちの雑誌には、無名のライターの、店に対する思い入れや感想などはいりません。店の情報がちゃんと入っていれば結構。あなたが有名な旅行作家なら別ですが…」とあったとな…プロの世界は厳しいってか…

 でもって、そゆ記事要請ですから、ライター達の現場対応もこれまたアレで数こなさないといけないから「取材で「この間のライターさんは…」という苦言を聞くことがある」になっちゃっているらすぃ…更にいっちゃっているライターになると「電話でデータだけチェックしてできあがる本だってある」になっている模様…

 ちなみに「ギャラも一〇年前の料金に戻っている」のが現状で、効率化が進むというと聞こえはいいが、現場は誰も幸せになっていないの世界が展開している模様…かくて、前段の普通のライターが2,3年で脚抜けするのも分かろうというもんらすぃ…更に全然知らなかったんですが、「グルメ記事を書くライターは、他のライターに比べて一段低く見られているのも現実だ」とゆー実態って…それは米人なら差別だぁーっと逆切れしていい状況ではなかろーか?いやぁライター界ってすっごい世界だったんですねぇ?アリスってか?

 特に、本書で壮絶なのは、阪神・淡路大震災の後…関西系の出版社、ほぼ壊滅状態になったと見えて、著者も仕事がばったりこなくなった上に、前にした仕事のギャラがほぼ全滅したとゆー事態に…この件の詳細は本書をドゾですけど、何かもー文化と民度について考えるの世界かなぁ…

 他に作家的というと確かペルシャ猫のとこだったか?つながりで「よく作家さんが、自分の本の売れ行きが心配でやきもきし、本屋さんをうろうろするという気持ちが骨身にしみるほどではないが、よくわかった」のとこじゃまいか?誰もが作家となれば通る道なんですね、アリス(笑)

 さて、京都の都市伝説の一つで、ぶぶ漬け伝説があるけど、あれたいていの中の人は否定するけど、これまたよそもんな人達は肯定派なのは何故なんだぜ(笑)「京のぶぶ漬けは本当だった」とかあって、実際に遭った人の実例が出ていたりして(笑)その人は留学生だけに、帰国してからどゆ事になったのかある意味見ものじゃまいか?だろか…別室へどーぞで長時間待たされて放置の上にお茶漬け一杯供される…マジあったんですねぇ…

 ちなみに京都人の先の戦争とは応仁の乱であるとゆーのも「私も実際に聞いた」とゆーから、よそもんにたいするサービスという名のイケズもあるかしれないが、マジでリアルにあるとこが京都だよなぁ…

 後、著者的感覚でいくとホラー話に事欠かない京都じゃねと思われ勝ちだけど「実際には京都人の口からあまり聞かない」そな…京都で一番怖いのは魑魅魍魎より京都人だろとゆー突っ込みはおいといて(笑)もーすっかり日常とゆー事らすぃ(笑)逆にそこがこあい気がするするんだが?それとも、さすが京都とゆー事か(笑)やっぱ千年の都は伊達じゃないっ(キパっ)

 他にというと京都というと宇治茶ですけど、京都的なお茶の解説だと「昔はお茶といえば抹茶か自家用の番茶だったが、江戸時代に宇治の永谷宗門が、蒸した茶をもみながら乾燥させる煎茶の製法を開発、これをもとに江戸後期には玉露が誕生した」とゆー事になるのか?これが江戸だと、煎茶事始めは確か日本橋の山本山だったよな?あれ、お茶の歴史って一体?もしかして今まで物凄い記憶違いをしていたのか?ガーン…

 豆知識的には、「京都にはおかずに困ったら豆腐にしとけ」とな…そーだったのか?婆ちゃん?まぁ京都というと無条件でトーシロでも湯豆腐を思い浮かべるもんなぁ(笑)ちなみにその湯豆腐「古くは雲水たちが、南禅寺の門前近くで、アルバイトで湯豆腐を食べさせたのが始まりだという」とな…やっぱ京都は寺で始まり、寺で終わるの世界なのか(笑)

 豆知識というか、今更のアレですが、京都の冬は厳寒だとゆーアレはやはり本当らすぃ…ちなみに著者の友人の長野生まれ育ちで冬がナンボのもんじゃいとゆーお方でも、一度で「もう冬の京都は死んでも行きたくない」とこぼす程とな…これもまたさすが京都という事か…も一つ、京都のバスを使いこなすのは難しいは本当らすぃです(笑)電車と違ってどこもバスはその土地のローカルルールを把握するまでが大変なよな…

 豆知識というより日頃から気になっていた事なんですが、知恩院のとこで、境内の写真は撮影許可がいるとこでしょか?いや、寺社にはそゆとこがあるもんじゃね?だと思われだけど、最近は何でも撮って当たり前の世界だからなぁ…

 後、これは正真正銘豆知識じゃね?で祇園…普通に祇園になっているんだけど、一昔前は衹のギだったのか?でも、元は祇だそーで、何かややこしいんですけど、コンピュータ化でJIS何ちゃらの世界だったんだろか?うーん?

 そんな千年の都の京都も「今は観光客自体が減ってきている」のか…何か年中無休で京都って観光客でごった返しているイメージでいたけど、そーでもないのか?

 本書でおろろいたとこの一つが、京都名物、拝観料の件かなぁ…「めぼしい寺と記念館や施設など合わせて一二か所を例にとると一人八六五〇円」となるそな…主だったとこだけ行こーとしてもそんだけかかるのか?でもって、もし家族で行ったとすると四人家族、子供は半額としても入場料だけで2万五千円位かかると…これに移動時間や交通費が更にドンとなると、格安海外旅行や、テーマパークの方に人が流れるのもあると思いますなのか?食事も京料理でとなれば一見さんお断りのお店まで行かなくてもピンキリだしなぁ…

 個人的に耳にした話では、京都観光客も買い物は全てコンピニで済ませ、現地にお金落とさなくなったとゆー話もあったよな…本書には入場無料のとことか、外から見ても美しスなとことか、安く見られる観光散歩コースも幾つか掲載されていて、最早時代はそちらに行っている部分もあると思いますか?ちなみに安く観光するの中で、工場見学というのもあって、これもまたあると思いますかなぁ?それこそ色々ありますが、日本酒関係なら実に京都的な雰囲気も味わえるたみたいですしおすし(笑)尤も、大手のとこは中にレストラン完備は当たり前で、やっぱそこで散財する仕組みになっているみたいですが(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。最後に一つ本書で一番笑わせてもらったとこを西寿寺(右京)の副住職が、墓地を前にして「私なんか真夜中に何度かここに来ましたけど、何も出ませんでしたよ。第一、幽霊なんているわけないじゃないですか」と笑い飛ばしたそな…まぁ中の人的にはそんなもんだろなぁですけど、こちらのお寺の「ホームページに「本当にあった怪談」なんてのを載せておられるのはなぜ?」という著者の心の声は全くもってご尤も、やはりそれが京都なんじゃないでしょーか(笑)

 目次参照  目次 京都

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