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2015年11月 6日 (金)

読む、書く、うつ?

ヨーロッパ 本と書店の物語  小田光雄  平凡社

 どゆ本かとゆーと、本書ほど、目次を見てみたらはないよーな気がするので、
「1、書物と書店の出現」「2、行商本屋の巡回」「3、ゲーテとイタリアの書店」「4、貸本屋の登場」「5、バルザック「幻滅」の書籍商」「6、古本屋の位置」「7、三文文士の肖像」「8、キオスク書店の開店」「9、ドイツの出版社と書店」「10、オデオン通りの「本の友書店」」「11、シェイクスピア・アンド・カンパニー書店」でして、本書一冊でだいたい英仏独伊の書籍事情が垣間見れるかも?な世界かなぁ?

 別に欧州だけじゃないけど、グーテンベルク前と以後では、書籍界も全く違ったものになってしまったみたいです。それまでは、手で写すのが本の在り方みたいな世界で、そーすっと、一つの本が持ち主を替えてくるくる回っていくか、教会とか公共の図書室にあってそこでしか見れないとかの世界…本自体が貴重品だった時代とでも言うでしょか?

 それが印刷できるよーになってからは、もしかして個人所有あると思います、になった模様…そして、もー一つがベストセラーというか、流行もあると思いますになったらすぃ…ただ、著作権なんてそんなの関係ねぇー(死語?)ですから、当たった本はあちこちで一挙にコピーされて、作家の印税生活できますか?は、かなり時代が下ってからの話になるよーで…かの「ドン・キホーテ」のセルバンテスも欧州各国で大人気となったのに、本人には実入りがなかったとゆーシロモノ…

 ただ、これが当たったおかげてというかで、出版業というものが成り立つかも?な世界にはなったみたいです…作家が成り立つ前に、出版業が成り立つとゆー事らすぃ…ある意味いつの時代でもどの業界でも小作人には分け前はなかなか降りてこないとゆー事か(笑)

 そして、読書界と小説が立ち上がった世界も展開していくと…

 アリス的には、本…今更じゃね?ですけど、小説の歴史って何とゆーかパネェでござるでして、本書を拝読している分には、19世紀の小説家とは多作じゃないとやってらんねぇーの世界じゃなかろーか?と推察するんですが、どーなんだろ?アリス?

 さて、「書物市場は、印刷技術がライン河畔に生まれたこともあり、フランスのリヨンを中心にしてヨーロッパ全域に拡まり、イタリア、ドイツ、スペイン、スイスにまで及んでいく」とな…「特にリヨンは十六世紀において書物市場の中心に位置し、書物の大市が開かれ、外国の書籍商たちも支店を設け、ヨーロッパ全土にわたる書物の供給地となっていた」とか…

 都市には本屋あると思いますらすぃが、地方となれば18世紀位までは巡回行商人キタコレで、安い小冊子みたいな本を売りさばいていらっさったらすぃ…ちなみに仏では青本として庶民には流通していた模様…で、これの英版がチャップ・ブックになるとな…

 でまぁ、作家にとって本は作品だけど、行商人にとって本は商品にすぎない訳で、まず何よりも本に求めるのは売れるか?否か?それが問題だ?でして…この本の売れ線、ニーズというもののフィードバックが出版社に伝わると…取りあえず、販売市場の中の人的には、行商人キタコレになる訳か…

 そんな訳でざっつえんたーていめんとが主流じゃね?ですけど、でも、活字の力なめたらあかんぜよで、「十六世において宗教改革が起きたのは民衆本と手を携えていたからだ」という事にもなるとな…これがその他の革命にまで続く道になるかもだとしたら、ワロエナイの世界じゃなかろーか(笑)

 で、権力者としては当然、ノーと言える何ちゃらで、禁書キタコレになったりして…でも行商人的には非常に美味しいですの世界が展開していくと…禁止されれば値が上がる訳ですから、危険は伴うにしても儲けはウハウハとな(笑)禁止されれば猶更、世界に流通するってそれは昔から変わりなしとゆー事か(笑)

 話は戻って、出版界としては売れる本が欲すぃでして、売れる作家の発掘、というか青田狩りとでも言うだろか?印刷できるという事は大量に売れる作品求むの世界に突入していった模様…

 とはいえ、青本みたいな安いのもあるけど、普通の本は高いなりで、いつも買うなんてそんな事無理じゃね?で、となると今度は貸本屋が出てくると…で、こちらの詳細も本書をドゾですけど、貸本屋が隆盛していくと、今度は貸本屋が望む作品がのぞまれる訳で、かくて19世紀代まで貸本屋が出版界でかなりの権力を握る事になるよーです…で何が起きたとかゆーと、貸本屋さんが望む本の発行が最優先事項じゃね?とゆー事に(笑)で、当時の主流が三巻本とゆー事らすぃ…一つのお話で三冊分の料金取れるとゆー、長編がベストじゃねと(笑)例としてあげるならば、あの「嵐ヶ丘」三巻本には長さが足りないから、「妹アンの「アグネス・グレイ」とセットとなった三巻本として出版された」とゆー事に…

 本は商品である、これがジャスティスってか(笑)かくて、需要と供給の結果が本業界にも席巻していた模様…とゆー訳で、小説の時代キタコレになるとな(笑)

 そして、何が来たか?というと供給側の方は天国と地獄の様相を呈してきたと、当たれは大きいが、外れればすかんぴんどころか借金大王じゃね?でして…19世紀はそゆ時代を如実にした時代ですかねぇ…たとえ、どんなに高尚でも(あまり)売れない詩なんかより、大衆に受ける三文小説の方がナンボかましというのが出版界のお約束だったりして(笑)なので、小説家とは出版者のために書く人、これジャスティスという事になったらすぃ…

 も一つ、本の大衆化によって、一攫千金、ベストセラーを夢見ての印税生活できますか?を狙っての作家予備軍がどっと出てきた模様…でもって、これも狭き門ってか…この辺りの裏事情を小説化したのがバルザックの幻滅という事になるらすぃ…まぁこちらも詳細は本書をドゾ。もー何もかも資本主義社会に入りましたとゆーか、拝金主義万歳の世界かな(笑)小説を作品を見ている分には作家も痛い目を見るという事か?

 手書き本の頃は本もぐるぐる回って古本屋が主流だったけど、印刷術キタコレで、新刊本もあると思いますになって、でもお高いんでしょ?で貸本屋もキタコレで、本屋というのは、新刊、古本、貸本屋兼業じゃいけないんですか?な状況になっていたよーで…また文学サロン的な役割も担っていた本屋もあると…結局、本を中心にして、出版者、取次、本屋、作者とそれぞれに境界というか、成り立っていったとゆーのが本の歴史なんですかねぇ?

 後、鉄道が開通しましたで、お出かけする人増えて、長い道中、旅先での暇つぶしに本を携えてじゃないけど、そゆ事で本屋でなくてもお手軽に駅の売店でも買えるよな世界も展開していくと、しかも、持ち運びに重いのはどよ?でペーパーバックきたこれで、まさに大量生産大量消費の時代到来ってか?探偵小説なんかはこゆのを背景にキタコレになった模様…

 それとは別に本の友書店とか、シェイクスピア・アンド・カンパニー書店とゆー、伝説の書店もキタコレになる訳で、こちらの詳細も本書をドゾ。まぁ本好きならば知らない人がいない世界ですので、まさに今更ですけど、当時の文学界って…な世界かな…ある意味、これこそ究極のおたくな世界だと思うんだが?どだろ?

 後はとゆーと仏の話が華々しく、ついでに言うと英もそれなりにアレな世界なのにグーテンベルク発祥の独はどーよというと、これまた詳細は本書をドゾですけど、実に独らしーなというのは書籍商養成所とかつくっていたりして…こゆ専門学校つくっちゃうとこが実に独だと思いますた…しかも19世紀半の話でして、それから続く訳ですから独ってパネェ…かくて21世紀の今も独の出版業界は他の欧米や日本と違って、比較的安定化しているそーな…やっぱ何事もマイスターか?そーなのか(笑)

 豆知識的には、うぐいすだろか?仏では「売れ残った店ざらしの本」の事をうぐいすと言うそーな…

 他にもディドロで百科事典キタコレとか、ペーパーバックによって出版業も大資本じゃないとねキタコレとかもあるんですが、こちらの詳細も本書をドゾ。まぁ今だとこれに電子書籍もキタコレになるのだろーか?だけど、出版事情も日進月歩というか、商品と見るか、作品と見るか?で全然違う世界だからなぁ…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 文化・芸術

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