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2015年12月14日 (月)

それでも市場は回っている?

マネーの進化史  ニーアル・ファーガソン  早川書房

 お金とは何か?かなぁ…一応、これも経済学の一部なんだろーけど、所謂経済学者とは主点が違うよーな?というのも、こちらカテゴリー的には金融史の範疇に入るんじゃね?ですけど、著者は歴史学者としてのスタンスでのぞんでいるんですよね(笑)

 そんな訳で歴史の中のお金、金融とは何か?がくっきり浮かび上がってくるよーな?でもって、それはお金自身もそーですけど、歴史的出来事も原因はお金というフィルターを通してみるとまた違って見えるとゆー…「世界史に残るような大変動が起こった場合、その底流には必ず金融面における秘密が隠されている」とな(笑)

 近場の金融危機とゆーと、あのサブプライムローンがあるけど、発端は米国内なのにどーして世界的現象になったのか?の何故では、一「欧米の銀行の多くが、どうしてこれほどまでバランスシートにテコ入れしなくてはならないのか」「なぜ資本金に不釣り合いなほど大きな資金を手に入れて貸し出す必要があるのか」「という疑問」、二「住宅ローンやクレジットカードを含めてさまざま負債があり、それらが「証券化」され、くくり直されたうえで分別され、別の債権のような形にされるのはなぜか」、三「各中央銀行の金融政策が狭義のインフレにこだわりすぎるため、株価のバブルがはじけることを十分に警戒せず、やがて不動産価格の崩壊につながっていく危険性に顧慮しないのはなぜか」、四「大手のAIGを筆頭とするアメリカの保険業界は、どうして本来のリスクを補填する業務以外のさまざまな金融商品に手を出し、不確定なリスクを伴いかねない保護品目まで売り出すの」は何故か、五「欧米の政治家たちは、なせ住宅ローン業界の肩を持つかのように、持ち家の比率を増やしたいと考えるのだろうか」、六「アメリカはなぜ、アジア諸国、とりわけ中国に働きかけて、アメリカの赤字を補填させるために何兆ドルも動員させようとするのだろうか」とな…

 多分、これは文系の人には入り易い経済入門書じゃなかろーか?でもあるよーな?経済理論の云々よりも、こんな事もあったみたいな事実の羅列で、実に説得力が違うと(笑)まぁ騙されたと思って一読をおすすめするかなぁ(笑)

 ちなみに「歴史をひもといてみれば、大きな危機はしばしば一世紀に一度以上の頻度で起こっていることが分かる」そで、何事も危機というのは起きてから、何でこんなに大きな危機が予測されなかったんだろーと、皆で不思議がるけど歴史みろよ?とゆー事らすぃ…まぁタイムスケールの問題なのか?それとも喉元すぎたら熱さ忘れるのか?それが問題だってか?

 アリス的には、お金ですけんで、マレーのミダス・タッチかなぁ?その指が触れるもの何もかも美しく見えたってか?まぁお金となれば、ミステリ的には動機No1のよーな気がするが、市場のソレは常識的に考えての世界から逸脱しているよーな気がするのは気のせいか?元は善意というか、あったらいいなが、気が付けばモンスターってどよ(笑)

 まず、お金とは何か?ですけど、それ以前にお金、貨幣のない世界って成立するのか?とゆー素朴な疑問から本書の第一章はスタートしているよな?ちなみに「共産主義国は、北朝鮮でさえ、カネのない社会は現実的に切り回せないと悟っている」とな(笑)マルクス主義的ユートピアどこ行ったですけど、現実見ろよという事か…

 でもって、貨幣経済以前、狩猟採集民ならあるんじゃね?と思うやんかぁ?「原始的な部族同士が出会って争うとすれば、たいてい乏しい資源(食べものとか、妊娠可能な女性)の略奪が目的で、物々交換をするためではない。狩猟採集部族は、交易をしない。奪うだけだ。食べものは見つけた時点で消費してしまい、貯蓄もしない。したがって、カネなどは必要としない」とな…全部が全部という訳ではないにしても、たいていはコレとすれば、経済的視点から見たらどよ?って事だよなぁ…それにしても物々交換の経済でも経済的には大進歩という事なのか…

 交換するとゆー概念を支えるものとゆーか、便利じゃね?とゆーノリとゆーか、必要にせまられてでけたのがお金、貨幣じゃね?で、その概念を履行するにあたってのよりどころの一つが金、ゴールドなんですかねぇ?それは、銀でも、銅でもあると思いますかもしらんが…ちなみに「はじめてコインがお目見えしたのは、紀元前六○○年ごろ」「エフェソスにあるアルテミス神殿の遺跡で」発見されたソレとゆー事になるらすぃ…どゆ物かとゆーと「『リディアン・コイン」と呼ばれるいびつな楕円の硬貨は、エレクトラムという金と銀の琥珀色をした合金でできていて、ライオンの頭部の絵が刻印されている」そな…これまたちなみに中国で青銅硬貨が使われ始めたのは紀元前二二一年以降という事になるらすぃ…

 そしてこの概念を理解というか、身の内に持てたか?否かが、あのインカ帝国の滅亡につながる悲劇の一つだったよな…「インカの人びとは、ヨーロッパ人が金銀になぜそれほどまで目の色を変え、あくまで追い求めたがっているのか、見当もつかなかった」となる訳で…ちなみに金銀とは「ヨーロッパでは、価値が詰め込まれた通貨として勘定の基礎になり、持ち運びができる力なのだった」となる訳で…まさに両者の間の価値観の相違は深くて暗い川があるの世界じゃね(笑)

 そんな訳で、ボタシの銀鉱山、スペインによる「強制労働者の墓場」についての詳細は本書をドゾですが、これによって、「ピサロによる征服は、スペイン王国にとって「一攫千金の夢」をはるかに上回るものだった」に至ると…

 さて、欧州が何故そんなに金銀に固執したか?の一つが、「西欧では銀がつねに不足していたということだ」じゃね?原料がなくてはコインは鋳造できない訳で(笑)ドンダケェーとゆーと、「ヨーロッパの辺地では、コショウやリスの毛皮が通貨の代用にされたところもあった」位ですから、お察し下さいってか…

 で慢性的な貴金属不足をどーしたか?とゆーと「労働と製品、つまり奴隷と木材を輸出することで、バクダッドで銀を、コルドバとカイロではアフリカの金を入手した」とゆー事になるらすぃ…後は戦争か?でしてあの十字軍遠征も「ヨーロッパの資金不足を克服しようという意図があった、と主張する者もいる」位だから、もっと金銀をは相当に切実だった模様…

 まぁとにかく、そんな中でいきなり金銀財宝キタコレで西的にはあると思いますか?詳細はこれまた本書をドゾですけど「スペインはヨーロッパで長期にわたる戦争に従事したが、それを可能にしたのが豊かな財宝だった。このような状況が、アジアとの交易を急速に拡大させる原動力にもなった」とゆー事らすぃ…

 とはいえ、いきなり市場に金銀どっとこむきたら、どゆ事が起きるか?は、経済学を頭に浮かべるまでもなく、お金が増える、貨幣価値が下がる、よーするにインフレきたこれじゃね?「通貨の流通量の増大は物価高を引き起こすだけだ」とな…これの胡椒版をやらかしたのがポルトガルとゆー事か…こちらの先が貨幣供給量云々とゆー金融政策に続く道でしょか(笑)

 でまぁ紙幣その他、その概念で成り立っていまっせとゆーこちらの詳細も本書をドゾなんですが、結局、お金とは何か?に戻ると「主な役目は、貸し手と借り手の関係を取り持つところにある」とな…結局、お金とはまさに天下の回りものなんでございますよ、奥さん(誰?)そんなの古代メソポタミアから分かってんだボケの世界ですので、こちらも詳細は本書をドゾ。そんな訳で、簿記もキタコレになるのか…記録は大切に、計算もね(笑)ちなみに「金貸し業者は、歴史的に見ておおむね少数民族」のお仕事だったらすぃ…ベニスの商人にならうまでもなくユダヤもその系譜とな…そーだったのか?ユダヤ人…

 だが、信用市場が整備されていなかったとゆーか、そゆ概念が存在していなかった時代は、金貸しとは高利貸しとゆー事で、これまたどよ?とゆー事になったとなとゆーか、今も大きいお金ではなくて小さいお金、消費者金融辺りのソレではヤバクね?の世界がはびこっているみたいですが、当時的には、大きなそれもヤバクね?で、「一四世紀のはじめごろ、イタリアの金融界は、フィレンツェの御三家、パルディ、ペルッツィ、アッチャイウォーリに牛耳られていた。ところが一三四○年代に、王家への貸し倒れが原因で三つとも没落した」とな…そしてメディチが台頭してくる下地ができたとゆー事らすぃ…何だかなぁ…

 で、メディチに追い風になったのが、もひとつ当時の金融法が改正されていった事になるらすぃ…ここで画期的な事は「もし借金をした商人が約束の期日までに現金で返済できなかった場合には、債権者は債務者から証文を得て、それをほかの支払いに当てるか、ブローカーを通じていくらか割り引いた額で現金と交換できる、という仕組みが取り込まれた」事じゃね?

 まぁメディチの繁栄についての詳細はこれまた本書をドゾですが、「金融の世界では、「小さいことはいいことだ」というセオリーはまず成功しない。彼らはそれまでの金融組織とは異なって、事業の拡大と多角化に邁進した。それによってリスクを分散し、金貸し業に加えて金銭の両替に商売を広げ、こげつきなどの回収不能によって引き起こされる体質の脆弱化を可能な限り防いだ」とゆー事になるらすぃ…で、これが「イタリアの銀行制度は、北ヨーロッパ諸国のモデルになった」って、そーだったのか?ドラギ(笑)

 かくて、アムステルダム外国為替銀行、ストックホルム銀行、イングランド銀行についての詳細も本書をドゾ。マネーサプライとは何ぞや?の世界到来でしょかねぇ(笑)

 そんな中この銀行制度というビックウェーブに乗りそこなった国が欧州で一つある、それが西だとゆーのは、歴史の皮肉でしょか(笑)なまじ金銀財宝あるやんけが災いしたとゆー事か(笑)概念のステップアップできなかったとゆー事か…「独自の近代的な銀行制度を生み出すことに失敗し、銀を担保にした短期の現金前貸しを、ベルギー・アントワープの商人に任せたままだった」そな…

 紙幣の発行と金本位制についての件の詳細も本書をドゾですけど、「中央銀行が中央集権的に金本位制のルールを守り、限られた数の大手銀行がかなりの預金を集めるという基本方式は、イギリスがおおむね世界の先進国をリードしてきた」とゆー事になるらすぃ…

 ところがこれに異議ありとしたのが、これまた英人のジョン・メイナード・ケインズなんだから、これ如何に(笑)金本位制のメリットとは、「為替交換比率が安定しているから、貿易価格にもそれほど変動はないし、事務費も少なくてすむ。価格が安定していれば、インフレ懸念も無用だ。さらに金本位制を保っていれば、健全な金融政策を推進していけるから、借入金の心配もない」とな…

 ではデメリットとは何か?とゆーと、「自由な資本移動を認めるべきか、それともその国独自の財政政策を追求すべきかを政策立案者に迫る点にある」そな…どゆ事かとゆーと、ぶっちゃけ金が不足したら、デフレになるやん、「金融危機の導火線にもなり得る」やんとゆー事らすぃ…これが変動相場制ならば、「基本物質の供給不足に左右されることはない」とな…金はなくてもお金は刷れると(笑)

 さて、変動相場制キタコレになって、色々あってなの詳細も本書をドゾですけど、「通貨の発行と金属との結びつきが切れたことによって、前例がないほど通貨の流通量が増え、それに従って、それに伴って信用の分野もかつてないほど拡大したのは、避けがたい現実であったように思える」でして、「金本位制の当時と比べて貨幣価値が下がっても、不思議ではない」に至ったんじゃね?とゆー…これもしかして変動相場制とはインフレと別れることができないとゆー事だろか?うーん…

 まぁお金には色々弊害はあるにしても、天下の回りものでないと経済は回らない訳で、それは万人にとってもじゃね?でして、そのお金が効率よく回る為のノウハウの蓄積、試行錯誤が金融史とゆー事でしょか?

 で、お次の舞台は債券とな…まずはジェイムズ・カーヴィルのお言葉から「以前は、生まれ変われるとしたら大統領がローマ教皇、大リーグの四番バッターになりたいと思っていたものだけど、いまは違う。変身して債券市場に生まれ変わりたい。すべての人間を、おじけづかせることができるから」とな…ちなみにこの人、クリントン大統領のキャンペーン・マネジャーだったお人だそで、さすがクリントン政権というべきか(笑)人をおじけづかせたいと思う人が大統領の側近、正義の国、米は一味違うってか(笑)

 さて本書によると「銀行が信用貸しの制度を考案したあと、マネーの進化史において、債券の誕生は二番目に革命的なできごとだった」そーで…ちなみに「政府(それに大企業)は、銀行よりもさらに広範囲の人びとや機関から資金を借りる目的で債券を発行する」そな…ちなみに「約八○○年前、イタリア北部の都市国家でささやかに誕生した債券市場は、巨大な規模に膨れ上がった。今日、国際的に取引されている債券総額は、約一八兆ドルに上る」とな…市場って(笑)

 額が巨大なのでパンピー的にはそんなの関係ねぇー(死語?)な気がするが、その実、「銀行貯金の大部分が、債券市場につぎ込まれている」のと「規模が大きいこと」どゆ事かとゆーと「経済全体の利率を決定するのは債券市場になる」とな…金利はここで決まるとゆー事じゃね?

 で、これが「政治家の立場からすると、債券市場が大きな力を持つ理由は、一国の財政・金融政策について、債券市場が日ごとに信頼度について判断を下しているからだ」とゆー事らすぃ(笑)それって、現実金利がちょっとでも上がったら、赤字財政政府にとってはヤバクね?

 さて、これから何が予測されるかとゆーと、ヤバい政府は、一「債権不履行に陥る」、二「別の分野において出費を抑制し、有権者や既得権者の怒りを買う」、三「増税に踏み切る」のどれかを選択する事になると…「債券市場はもともと、政府の借入を促進するために誕生したものだ。だが危機が生じると、政府の政策も左右することになる」とな…何かこれ最近のどっかで聞いた覚えがあるよーな気がするのは気のせいか?

 そんな債券市場の生みの親が戦争にあったとは知らなんだ…でこれもまた伊、ルネサンスぱねぇでござるってか(笑)とゆーのも当時伊の都市国家間は戦争につぐ戦争でござるで、しかもこれを傭兵で賄っていらっさったと、まっマキャベリ先生の言う通りなのはともかく、傭兵雇うには給料払えでその金はどこから出たんじゃあーっ?て事になると…

 勿論、財政は火の車…負債はどこかから借りて成り立つもの…それが「裕福な市民たちは、固定資産税を払う代わりに、自分たちの市政府にカネを貸すことが義務づけられていた」とな…でもってこの「フィレンツェ式システムの重要な特色は、投資家が当座の資金が必要になった場合、権利を譲渡できた点だ」とな…かくて市場は誕生するってか(笑)

 でまぁ債券市場、もしくは債権感覚の相違が国の隆盛を左右するよーになると…どゆ事とゆーと「都市国家は寡頭支配型の統治形態で、債券が特定の地域に限定されていたため、債務不履行に陥らないことに購入の際のインセンティブがあったが、絶対王制の君主たちはそのような配慮はしなかった」とな…よーするにデフォルト上等ってか(笑)その結果が西、仏共に王制的にどよ?ついでに独も…

 逆に、あのオレンジ公ウィリアムきたこれで、歴史的にも色々あったんだろーけど英の場合は、アムステルダムの市場のノウハウがロンドンにキタコレにもなったらすぃ…まぁこちらの詳細も本書をドゾですが、時代は下って英で債券市場といえばこの人でしょーのネイサン・ロスチェイルドきたこれにもなるのか(笑)何といってもロスチャイルドを一躍裕福にしたのは債券市場じゃね、ですから(笑)

 ちなみに、このワーテルローの戦いというのは、軍事的戦争でもあったけど、金融史的に見ると「フランス・ナポレオン治下で略奪(被征服者に対する課税)に基礎を置くシステムと、イギリス側の負債に基づくシステムの対決」ともいえるらすぃ…とにかくこの「軍事的な対決を支えるために、これほど多額の債券が発行された前例はなかった」とな…

 後の債券市場でボロ儲けする前に、何故ロスチャイルドだったのか?とゆーと、「それはネイサンが、イギリスとヨーロッパ大陸間の貿易を妨害する目的で発令されたナポレオンの大陸封鎖令をかいくぐり、金をヨーロッパ大陸に密輸する経験を豊富に積んでいたからだ」そな…何故に金、ゴールドの移動が必要かといえば、大陸で通用する貨幣・流動性が金だったからで、その金でウェリントン公爵は兵站を用意したと…食料とかね…物資がなくては戦争できないし…

 でもって、仏的には、「金が流失すれば戦力が弱まると判断して、この違法行為に目をつぶっていた」と…ある意味、貨幣とは金であるとゆー既成概念との戦いだったのかも?

 まぁロスチャイルド伝説は世界を回っているよーで、こちらの逸話の数々も本書をドゾ。露のユダヤ人強制居住区でも、ナチスでも、中国でも、ファンタジーは世界を回るそで、現実はもっと散文的だよとゆー事らすぃ…こちらの詳細も本書をドゾ。

 そして、19世紀のもう一つの戦争、南北戦争キタコレになるのか…こちらの詳細も本書をドゾですけど、「南部諸州の軍事的な努力が実らなかったのは、工業生産力が不足していたばかりではなく、資金の不足も深刻だったためだからだ」そな…

 さて、いつものよーに戦争債券発行キタコレで、南部は「正体のあやふやなフランスの銀行エミール・エルフンジェが、南部のために綿花を担保にした公債を発行し始めたとき、ロンドンやアムステルダムの市場では割と好意的に受け取られた」そな…よーするに綿花の値が上がれば、お得ですとゆー事にならね?ちなみに綿花の供給地として巨大な南部でして、そこが戦争している訳だから輸出的にどよ?で、綿花の値段は当然上がるんじゃね?債券はともかく、綿花実物経済的に輸入加工業者を直撃しています、勿論その従業員も、当時的には「綿花飢饉」と言われる程…

 債券市場に戻ると、「債券市場を操作する南部の力は、ある決定的な要因によりかかっていた。つまり、もし南部が利子の支払いを滞らせた場合、債権者たちは綿花を手にすることができる、という条項だ」とな…「担保制度は、債権者が実際にそれを手にすることができてはじめて効力を持つ」とな…「もし綿花が収穫されてヨーロッパに送られるまで南軍がニューオーリンズを持ちこたえていたなら、ロンドンで三○○万ポンドを上回る公債が売却できたのかもしれない」が、結果は歴史が示す通りってか…市場は信頼と実績にシビアだよなぁ…

 そして、ラテン・アメリカの債券不履行って19世紀前半からあると思いますが普通だったとは…エジプトもそーで、英によるエジプト侵攻って債券不履行が根っこにあったのか…かくて「債券不履行に陥った場合には砲艦による攻撃を受ける覚悟が必要だった」とゆーのが常識になっていたとは… 

 で、話は飛んでWWⅠ後、悪名高き独のハイパーインフレとは何か?ですけど、これも債券市場が絡んでいたのか…「ドイツは、イギリス、フランス、イタリア、ロシアとは異なり、大戦中には国際的な債券市場に加わらなかった(最初にニューヨークの市場に加盟することを拒否しために、以後は締め出された)」とな…これはどゆ事になったかとゆーと「連合国は、アメリカや資本の潤沢な大英帝国内で国債を売ることができたが、同盟国(ドイツ、オーストリア=ハンガリー、トルコ)は、自国内で売るしかなかった」とゆー事に…となると、自国内で一巡すると更に売るにはどーするか?中央銀行が引き受ければいいじゃないってか?それって、「紙幣の供給を増やすこと」じゃね?で、インフレきたこれにならね?とはいえ「戦時中の価格統制のおかげて、かろうじてひどいインフレになることを防いでいた」とな…

 さて、戦後、独人の主張は「賠償金という重荷が、支え切れないほど多額な経常収支の赤字を生み出し、資金を調達するためにはマルク紙幣を増刷するしかなく、マルクの購買力が低下した結果、インフレを招いた、という論理」だそな…しかし、現実は他にもあるやんけとゆー事らすぃ…まず「ワイマール共和国の税収は、新しい政権の正統性に異議を唱える高額所得者が納税を拒否したため、かなり困窮していた」、また「公的資金が公共部門の組合の賃金紛争を妥協するために、惜しげもなく使われていた」とな、これだけで膨大に赤字が出たけど、これ戦勝国側が独に対して賠償金を提示する前の話だそで…

 何はともあれ「ドイツの金融界のエリートたちに共通していた思惑は、マルクの価値が急落すれば、アメリカ、イギリス、フランスの製品よりもドイツ製品の輸出価格が安くなるから、連合国は賠償協定を修正するに違いない」と踏んだとな…だがしかし「アメリカとイギリスが戦後の景気後退に陥っていた一九二○年から二二年にかけて、インフレによって引き起こされたにわか景気が輸入の急増を促し、彼らが行使しようと考えていた経済的圧力が相殺されてしまった」とな…

 かくて「ドイツの超インフレは誤算だらけの結果だった」そーで…しかも「賠償金を支払うというドイツの表向きの公式声明とは裏腹の不誠実さに気づいたフランスは、賠償金は軍事力で回収すべきという結論に達し」て、「工場地帯のルール地方に進攻した」となる訳だったりして…成程、東西統一したらも…

 インフレはともかく、「超インフレは、どのような場合でも、一国の政治経済の根本的な機能不全なしには起こり得ないという点で、政治的な現象だと言える」とな…結局、どゆ事かゆーと、あの超インフレ、戦後の経済壊滅は「せっぱ詰まった国内情勢と、対外的な服従拒否」によって「考えられる限りで最悪の結果」を招いた結果じゃね?とゆー事になるらすぃ…

 まぁインフレに対してはどこも、特に銀行系は拒否反応というかアレルギー凄くね?だけど、ケインズいわく、デフレで大量失業よりは好ましいとゆー事になるらすぃ…まっ何事も物事はほどほどがよろしの世界じゃね(笑)現代でもそれは同じじゃねですけど、中銀も所詮は、中央とはいえど、銀行、だからなぁ(笑)銀行の力を失うインフレよりデフレの方がマシ教信者のよーな気がするのは気のせいか(笑)

 でもって、超インフレは独だけの独壇場じゃなくて、ハンガリーとポーランド、オーストリアも似たよーなもんじゃね?で、「ロシアの超インフレは、ボルシェヴィキが帝政時代の債務に対する支払いをすべて無条件で拒否したことから始まった」そな…ちなみにWWⅡ後も、通貨が下落して債券市場が瓦解した「ドイツ、ハンガリー、ギリシャ」とキタコレで、独のこの繰り返しは市場と相性よくないんじゃね?とゆー気がしてならないんだが、どーよ?それにしても国の信用って大切なんだなぁ…

 その他、アルゼンチンの例もパネェ…1913年頃は「世界で最も裕福な国の一つだった」はずなのに、成長率、GDP、インフレ、デフォルトと真っ逆さまに落ちてアルゼンチーンに至ると…こちらの詳細も本書をドゾ。物価とは何か?デフォルトとは何か?ですかねぇ…

 比較的手堅いはずの債券も波乱に満ちているよーな気がするが、株式市場に比べたら、そんなの関係ねぇー(死語?)とゆー事になるのだろーか?次の進化史に出現するのは「共同資本による有限責任を伴う会社の出現」とな…

 会社は何によって評価されるのか?が問題だ?になるのだろぉか?株式会社なら株主じゃね?ですけど、現実は「ほとんど無数の会社組織の小さな一片(株式、株券、エクイティなどと呼ばれる)が毎日売買される株式市場で下される」とな(笑)それは人々の期待の成れの果てのよな?欲望という名の希望ですかねぇ?勿論絶望も伴ってですけど(笑)そしてバブルきたこれになるのか?

 ちなみにバブルのバターンとは、一、移動、二、多幸症あるいは資金超過取引(売れすぎ)、三、熱狂あるはバブル、四、危機、五、急反発あるいは信用喪失、とな…株式市場のアイドルごっこでしょかねぇ?まぁ何にせよ「信用がやたらと膨らみすぎない限り、真のバブルは起こらない。多くのバブル経済の原因が、中央銀行の手落ちや失策にあるのはこのためだ」となると、80年代の狂乱バブルも、その後の10年だか20年だかの失われた不景気とデフレも皆、日銀のせーって事か(笑)

 さて、「アメリカの株式市場の実績を測る最善の方法は、配当を再投資すると仮定して、株の配当の総額と、国債や為替手形、財務省の短期国債などほかの金融資産のすべての収益合計と比較するやり方だと思われる」とな…本書では1964年に投資をスタートして2007年にはどーなってるかの試算が出ているんだけど、「実質的には株価の上昇は一○・三倍、債券は三・四倍、紙幣は一・八倍」とな…よーするに生活費や物価の上昇なんかを加味すると、紙幣で持ち続けるというのは目減りするとゆー事らすぃ…となれば資産を増やす以前にキープする為だけでも、価値あるものに資産運用しないとヤバクね?とゆー事らすぃ…

 株は上がってはいるけど、バブルを見るまでもなく下がるときゃ下がるので、どーよ?ですけど、それでも「長期的に見て、どの国の株式市場も、アメリカを凌駕してはいない」となるそで…ウォール街が儲かる訳ですね、わかります(笑)まぁ逆にワーストの国々もいると…本書によると「ベネゼエラ、ペルー、コロンビア、そして最下位はアルゼンチン」だそで…なぜか中南米か独占してるよな…

 かくて「株式市場のバブルをはじめて演出した男」「エディンバラ出身のジョン・ロー」のプロフィールが凄すぎる「野心的なスコットランド人だが、有罪判決を受けたことがある殺人犯で、ギャンブル狂、そして重大な欠点を持つ財政政策を取り仕切った天才」「世界で最初のバブル経済とその崩壊を引き起こしただけではない。フランスの旧体制が財政改革を成し遂げる最善の機会を粉砕して、フランス革命を間接的に引き起こしたとさえ言われている」ってゆーから、ドンダケェー…

 それにしても発端とゆーか、始まりはいつもアムステルダムなんだろか?で株式会社と株式市場ができたとな…このエピも凄すぎるとゆーか蘭とゆー国は本当にパネェ…何とゆーか表現が見つからないので詳細は本書をドゾ。まっ生き延びるってこゆ事なのかもしれんとか…

 そんな蘭はともかく、「変幻自在なスコットランド人ローにとって、オランダの財政事情は天の啓示と思えたのかもしれない。ローは、東インド会社とオランダ為替銀行、証券取引所の相互関係に魅了された」で、その後に「彼はギャンブルに熱中するタイプだったが、アムステルダムの証券取引所は、彼の目にどのようなカジノよりも魅惑的に映ったようだ」の件からお察し下さい、とゆー奴じゃなかろーか?

 でもって、18世紀初頭、仏の財政状態は火の車というより火だるまだぜのノリだったよーで、まさに藁にもすがりたい状況だった模様…こんな時に、私なら全てを解消してみせますとゆー話がきたら、それにノルのがヒトの心理って奴じゃね?で、彼は蘭式を手本にローの理想(妄想?)の財政・金融政策を展開していくと…

 こゆのは最初から不振なら、さほど問題にはならないんですよね、悪い状態だったのが、お薬出しますねでもやっぱ悪いままとか、やや悪化した位なら、ダメでしょでまだ済むかもしれないから(笑)ここで被害が甚大になったのは、初めてみたら上手くいったからなんですね、それも面白い程に…ちなみ「「百万長者」という言葉が誕生したのは、このような欲望に浮かされた時代だった」というだけでこれもお察し下さいじゃね?百万長者の起源は仏とは知らなんだ…

 まぁこちらの詳細も本書をドゾですけど、狂乱のとつけば今の日本人ならたいていは実感として知っているバブルじゃね?でして、そしてこゆ時の中の人とゆーのはさっさと手仕舞いしないで「さまざまな手を打った」をしちゃうから、傷口は更に広がるのもこれまた歴史が示す通り、尤もローの場合は自らがマッチ・ポンプだもんなぁ…ミシシッピ・バブルの顛末はこれまた本書をドゾ。ちなみに「同時期にイギリスで起きた南海泡沫事件は、はるかに規模が小さく、資産のダメージを受けた人びとの数も少なかった」と評価される位だから、ミシシッピ・バブルがドンダケェーか…この破綻によって「フランスの金融の発達を阻害し、紙幣や株式市場の隆盛を何世代も遅らせることになった」し、国家も国王も財政破綻、結局それは革命へと続く道となった模様…

 も一つ株って奴は恐ろしいもんやでぇーな話としては1929年の大恐慌もキタコレになるのか?こちらの詳細も本書をドゾですが「ミルトン・フリードマンとアンナ・シュワルツは、一九二九年の経済危機を大恐慌にまで拡大させたのは連邦準備制度理事会の責任だ、と断じている」そで(笑)まぁ本書によるとNY連銀のペンジャミン・ストロングが生きているうちはまだましだったみたいだが、彼が死去してワシントン連銀が主導するようになったら「壊滅的な結果を生んだ」に至った模様…

 これらの教訓から分かる事は「資産価格の急激な下落が始まった際に、不適列な、あるいは柔軟性に欠ける金融政策が採られた場合、景気後退を引き起こし、それが恐慌につながるおそれもある、という点だ」とゆー事じゃね?更に「安定した為替レートがもたらす恩恵は、国内のデフレを補ってあまりあるほど大きくない」とな(笑)こーしてみると中央銀行の責務は大きいとゆー事だよなぁ…デフレを容認するどっかの中央銀行はゴホンゴホン…

 そんな訳で1987年のブラックマンデーに始まる市場の下落についての詳細も本書をドゾ。ただ、今度は中央銀行の介入というトピックもキタコレで「パニックを未然に防いだのち、グリーンスパンの胸中に去来したジレンマは、将来はパニック防止のため、先手を打って行動に出るべきかどうか、という点だった」もあったりするが…

 そしてエンロンきたこれ、になるのか…こちらの詳細も本書をドゾ。ただ「この事件で最大の被害者は、エンロンの株に投資した一般の従業員や小口の株主たちだった」とな…何事もいつも一番の弱者達がわりを食うって、どよ?じゃね?それが米の自由と正義って奴なんでしょか…

 たいてい上昇している時はいーとしても、下落した、バブルがはじけた時はどーするのか?のリスクについて考えるの世界でして…それにしてもカトリーナと保険の話は興味深いです。カトリーナ被害地区が復興できない理由が保険に入れないからとは知らなんだ…実際の被害における保険が下りないの方の話もアレだが、新しく家を建てるの方では保険の引き受けてがいないとゆーのも何だかなぁ…確かに危険なとこに保障できかねるとゆーのはわかるが、そっすると米中どこでも被害にあった街の復興ってできなくね?もしかして米ってゴーストタウンがいぱーいの世界なんだろか?

 かくて保険とは何かで、英のロイズきたこれになる訳ですが、それにしても、保険の話も、最初は中世の伊、フィレンツェからなのか?生命保険始めましたとか(笑)はじめは保険というより賭けに近かったそーだけど、これが洗練されていくのは1660年以降というから近世の話になるんだろーか?それらは、確率、余命、確実性、正規分布、効用、推測と、どれも数学理論キタコレになる模様…これまた詳細は本書をドゾ(笑)で、これらの理論を取り入れて損なく安全に運営できる保険に実用化したのが、スコットランドの牧師達とゆー事らすぃ…それが「スコットランド国教会牧師の寡婦および遺児に供与する基金」だったりする…こちらの詳細も本書をドゾですが、まぁ画期的というか、革新だった事は確かとゆー…

 これが大成功をおさめて全国に広がり、「十九世紀の半ばまでには、保険に入ることは、日曜日に教会に行くのと同じくらい名誉なことになっていた」そーだから、よほどじゃね?

 さて、これで金融的に何が起きたか?とゆーと「一七四〇年代にはだれも予想していなかったことだが、保険料を払う人数が継続的に増え、保険会社やその仲間である年金基金は拡大し、やがて世界でも最大規模の投資機関になった。今日、世界の金融市場を支配する、いわゆる機関投資家だ」の誕生ってか(笑)

 リスク回避とゆー話では社会保障制度もそじゃね?とゆー事になるらすぃ…健康保険とか、年金制度かとか、国でやってるソレ…こちらの歴史は半端ねぇで、何か左派から出た話かと思ったら、右派から出た話だったのか?事の起こりは独、プロイセン、あのビスマルク閣下からとはこれも知らなんだ…よーするに無産階級にこゆ資格を与えて「保守的な愛国心を生み出す」為って…

 他にも英のゆりかごから墓場までの福祉政策についての件とか、日本の健康保険等についても出てきますので詳細は本書をドゾ。それにしても日本の社会保障って世界的にもトップレベルなのか…これまた詳細は本書をドゾですが、WWⅡで「ほぼ無傷で残った唯一の都市は、かつて皇室の都だった京都のみだ」とありますが、ほぼの意味が私気になります(笑)米人の戦災のレベルって焼野原単位なんでしょかねぇ?

 そして、反福祉国家政策キタコレで、シカゴ学派キタコレになるのか…その先陣を切ったのがチリ、ピノチェト政権だったというのも、何だかなぁ…「この時代の福祉国家に対する尤も断固たる挑戦で、サッチャーやレーガンの構想を先取りしていた。福祉に対する反動は、チリで始まったのだった」とは…「これは、価値ある変化だったのか。拷問もいとわない残忍な軍事独裁者と手を組むという、シカゴおよびハーヴァード・ボーイズが着手した道徳上の大きなギャンブルは、やるだけの価値があったのか」とな…歴史とは何か?ですかねぇ…

 翻って、米の社会保障制度はどーよ?の件は、こちらも詳細は本書をドゾですが、「ヨーロッパの制度よりはるかに再分配されていないにもかかわらず、膨大な費用がかかる福祉制度になっていた」そな…ちなみに米の社会保障は国家安全保障より高額らすぃ…それで未だに国民健康保険も導入できない訳だから、どこにお金が消えているんだ?とても不思議な気がする?

 もう一つリスク回避の手としてヘッジきたこれにもなると…ちなみにヘッジの起源は農業にありなんだそな…よーするに収穫物の市場での価格の作り手から見たソレってどよ?から始まっているらすぃ…農業産品は価格が毎回変わる訳で、見込みより安い価格じゃ困ると…で、作付けした時にこの価格で売るという取引を結んでおくと、所謂先物契約をしとくと…で、シカゴ物産取引所(マーカンタイル取引所)で産声をあげたらすぃ(笑)

 さて、そこからどんどんヘッジが侵食してい訳で、ヘッジとオプションは似て非なるものらすぃ…こちらの詳細も本書をドゾですが、金融派生商品パネェ…でもってヘッジするには大金が必須アイテムという事になるらすぃ…「一般的に言うと、ヘッジファンドは少なくとも六、七桁を投資するように要求し、客のカネの最低二パーセントの管理手数料(シタデルはその四倍を要求)と、収益の二〇パーセントを要求する」そで、とてもパンピーの手に届くものじゃないとゆー事らすぃ…よーするに金融危機に対応できるのは大企業か、億万長者、セレブの上澄みみたい人達だけとゆー事になるとな…

 ではパンピーに逃げ道、リスク回避はないのか?で、パンピーでも手に届くかもしれないじゃまいか?の不動産投資、不動産市場キタコレになるのか(笑)で、まず、人は「家のごとく安全」という意識を持つ生き物らすぃ(笑)かくて「不動産を所有する人にカネを貸すほど安全なものはない」とゆー事になるとな…

 欧州は不動産というと貴族階級とのソレ絡みからの世界ですので、これまた詳細は本書をドゾ。英のお貴族サマも色々あってなの世界らすぃ(笑)一方、米はとゆーと、1920年代の住宅ローンの場合、「たいてい三年から五年の短期契約で、割賦償還ではなかった。要するに借り手は利子は払うが、借りた元金はローンの返済期限が来るまで返済しないため、最終的にまとまった金額の支払いを迫られた」とな…そーだったのか?住宅ローンの返済?

 でまぁ大恐慌キタコレについての詳細も本書をドゾですが、1930年代以降「アメリカ政府は住宅ローン市場を下支えし、借り手と貸し手を合体させるようにした」で、国民の自宅保有どっと増えたとゆー事になるそな、めでたしめでたし…で終わらないとこが、やっぱ市場か…「アメリカ社会のだれもが、財産所有組合に加わる権利を授かったわけではなかったからだ」とな…

 どゆ事かとゆーと「町のなかで黒人が圧倒的に多い地区には、政府の貸付が供与されることはなかった。なぜかといえば、アフリカ系アメリカ人は信用貸しができないとみなされていたからだ」そな…「つまり人種差別は自然発生したものではなく、政府の政策がもたらした必然的な結果だった」って…米の裏面史もまたパネェ…ついでに言うと、ローンを借りれた黒人の人達の金利は白人の人達よりはるかに高い利率だったりもしたとな…とゆー公民権前夜な米、不動産史についての詳細も本書をドゾですが、80年代になると今度はS&L(貯蓄貸付組合)キタコレで、これまた不動産ブームやってきたでしょか?こちらの騒動と顛末についての詳細も本書をドゾ。所謂一つの土地ころがしじゃね?

 で、その後に控えしは、かのサブプライムローンきたこれになる訳で…こちらも今更ですけど、「住宅ローンを債券に換える証券化」って奴ですか?そーですか(笑)この騒動と顛末は記憶に新しいんじゃないか?と思ふが、今時の時間間隔はアレなんでどーなんですかねぇ?

 まっそれはともかく、不動産は資産としての問題点として、一「減価償却の問題」、二、「流動性の問題」、三「価格の変動性」とな…よーするに日頃の手入れは必要だし、すぐに現金化できるとは限らないし、更に価格の変動幅が大きいとゆー事らすぃ…これもリスクと言えばリスクなのか…

 まぁともかく、かのサブプライムローンが機能していくには、「低金利が続く限り、人びとが仕事に就いている限り、そして不動産価格が上がり続ける限り、という前提条件の下だった」とな…そんな事、西側先進国の中で一番ありえなさそーなのが米じゃまいか?と思うが、当人達的にはあると思いますだったのだろぉか?

 とはいえ、不動産という担保があるからね、ある意味安心じゃね?とゆー神話も、上記の二と三が立ちふさがる事にならね?で、簡単に市場が均衡する事は難しいとゆー事にもなるのか…一例としては「住宅価格は、下落を「渋る」売り手が希望価格を下げるのを嫌がるからだ」とな…となると、どーなるか?在庫がだぶつく…後は皆まで言うまでもない世界に突入するよな…

 まっ担保があるから大丈夫というのは、既にどよ?という世界に突入していらっさる模様…これまた一例としてはマイクロファイナンスなんかが示しているよーに、かなぁ…これによると「ローンの担保にする持ち家があるかないかにかかわらず、女性は男性よりもじつは信用があるという点だ」で、男性より女性の方が借りたお金ちゃんと返す率高いとな(笑)果たして、准教授のご意見は如何に(笑)

 まっそんなこんなで不動産市場も決してリスクのない世界ではないとゆー事をかみしめて、金融はどこに行くとゆーと、新興国じゃね?とゆー事になるらすぃ(笑)グローバル金融キタコレか(笑)「中国がアメリカを超える」のは「二〇二七年にまで前倒ししている」とな…コゴールドマンサックスぱねぇ(笑)

 今から300-400年前までは東西に収入の差はそんなになかったそな…ところが1700年代から、ぐっと乖離する事になると…中国が遅れ、西側が飛躍したのは、一「西洋が南北アメリカを征服し、とくにカリブ海の島々を砂糖生産用の植民地として「ゴースト・エーカー(消費を支えるために必要な、国外における生産農地)」に変えたことだ」と「産業の発展に適した場所の近くに、炭鉱があった」事らすぃ…食とエネルギーってか?

 更に金融面からすると、中国が統一国家であったために、金融改革の必要性がなかった、もしくは乗り遅れた、よーするに競争の必要性がなかったのと、も一つが中国では財政赤字になっても「簡単に紙幣を増刷できたから」とな…しかも貿易黒字だったので「硬貨もヨーロッパより簡単に鋳造できた」とな…

 そして今、新たなとゆーか毎度おなじみのとゆーかの新興市場の雄、中国サマきたこれで「ジム・ロジャーズなど親中国派の投資家たちは、中国でいくらでも金儲けができると豪語している」そな…ちなみに世界が中国市場で一攫千金を夢見ては「今回が初めてではない」そで、かなりの「身ぐるみはがれた投資家たちがいたことを、覚えておいたほうがいい」と著者忠告してますが、果たして聞く耳持つ殿方なんているんだろーか(笑)

 第一次グローバリゼーション旋風駆け巡っていた時は、大英帝国サマ半端ないの一言で尽きるよーな気がする…こちらについての詳細も本書をドゾ。それにしてもこの素晴らしい歴史的関係を英、中どちらも俎上に乗せないとこが大人の対応って奴なんだろか?

 まぁヴィクトリア時代からこっち、植民地といえど、英の法整備が押し付けられたままであれば、「実質的に「債務不履行なし」の担保をつけたも同然だった」になる訳で、どゆ事とゆーと、海のものとも山のものともつかない海外の投資でも投資する人が出てくるとゆー、お金が回ってくるとゆー事じゃね?

 戦争や革命が起きない限り、とりあえず回収できるんじゃね?とゆー市場だったよーで…後は世界恐慌か…「中国政府は一九二一年一〇月一九日、破産を宣告し、中国が負っているほぼすべての対外債務の不履行に踏み切った」なんてのもあったりして(笑)

 こちらの詳細も本書をドゾですが、「第一次金融グローバリゼーションは、達成するまでに少なくとも一世代かかった。だが崩壊に要した時間はほんの数日。そして、一九一四年八月に開戦した戦争でこうむった損失から回復するには、二世代あまりもかかった」とな(笑)

 そしてWWⅡ後、IMFと世銀がキタコレになる訳ですが、こちらの詳細も本書をドゾ。ブレトンウッズ体制もキタコレになるのか(笑)

 さて、投資家の立場から見た戦後というのは、海外に投資した場合の回収はどーなってんだぁーっ?に尽きるよな…だって「外国の政府が乱暴な行動を取ったときには自国の政府が砲艦を送り込んで救ってくれる、と投資家たちが頼れる時代は終わりを告げていた」から(笑)

 かくてIMFと世銀の融資は「条件付き」になったとな…借りる方からすると全て米のせーで、貸す方はリスク回避か…結局お互いに信用がないとゆー事になるんじゃね(笑)

 そんな中、IMFや世銀のご託宣を受けて「わずかに成長を遂げた国でさえ、利益を受けるのは富裕層、しかも超富裕層に吸い上げられただけだ」(@ジョゼフ・ステグリッツ)という事になるらすぃ…尤も、「一九八〇年代に資本移動の自由化を再開したいと望んだのは、これら金融機関だけではなかった。自由化への道を照らし出したのは、むしろOECD(経済協力開発機構)であり、(ジャック・ドロール元欧州委員会委員長やミシェル・カムドシュ元IMF専務理事など、フランスの社会主義者たちが去ったあとは)欧州委員会や、欧州理事会があとを引き継いだ。実のところ、ワシントン・コンセンサスの前にパリ・コンセンサスがあったという説もある(ただしこれは多くの点で、以前から存在した、自由な資本市場を支持するボン・コンセンサスを土台にしたものだった)」というから、ドンダケェー(笑)ちなみ、英のはあのサッチャーきたこれの時代ですよ、奥さん(誰?)

 仏人、米をアレするのは最早お家芸の様相をていしたきたよな(笑)考えてみれば、前のECB総裁も仏人だし、今のIMFのトップも仏人だし、まさにいいしごとしてますねの伝統芸能が展開しているのか(笑)

 まぁ市場が不安定になるとたいていの国民は被害を受けるんだけど、中の人的には、今でしょ(死語?)で、儲け時到来ってか?一例をあげれば、ソロスなんてその最たるものじゃね?ちなみにヘッジファンドによって通貨危機に見舞われたお国の方々はそれどころじゃないだろーけど…「マレーシアのマハティール・ビン・モハマド首相が自分以外に責める相手として、「ならず者」となじったのは、IMFではなくソロスだったが、これは偶然ではない」って…まぁ「ソロスのような投機家は、いざ勝負をかければイングランド銀行にさえ勝てる、と確信するに至った」そだからなぁ…

 それにしても、「ヘッジファンドはもともと、ある有価証券の価格が下がると儲かるという空売りのポジションを持つことによって、市場リスクをヘッジするために開発された」ものだったはずなんですが…今となっては…

 だいたいそのツールを使う人達が「冷静で計算高く、どの国にも忠誠心を持たないこと」と「マネーのスケールの大きさ」とな…いやまぁ、お金の国には住んでいるんじゃなかろーか(笑)

 そして、世紀の投資といえば、忘れてはいないLTCMじゃね?でこちらの詳細も本書をドゾ。ノーベル賞学者だろーと欲望の行きつく先は?ですかねぇ…

 も一つ、今でしょ?(死語?)では米の中国市場に対する投資事情でしょか?米の赤字と、中国の黒字、何故中国は米にお金を貸すのか?「ごく最近まで、中国の巨大な人口の雇用を確保する最善の方法が、消費性向がやたらに強いアメリカ人に、製品を輸出することだったためだ。これらの輸出品を、つい手を出したくなるほど安くしておくためには、文字どおり、世界の市場から何十億ものドルを買い付け、中国の通貨である人民元がドルに対して強くならないように工作する必要があった」とな…

 そして米側は「数年来の好景気を持続させる最善の方法は、安い中国製品を輸入することだった。アメリカの企業は同時に、製造部門を中国にアウトソーシングして、安い労働力の恩恵にもあずかってきた。そして、決定打は、中国人民銀行に何十億ドルもの債券を売れば、アメリカはほかではあり得ないほど安い金利ですませることができたのだ」とな…人生何事も持ちつもたれつだよね、お代官サマ(笑)

 これがブレトンウッズⅡ体制、もしくはチァイメリカじゃねとゆー事になるらすぃ(笑)でも、ちょっと待ってプレイバック、今の言葉…もしくはこの道はいつか来た道ってか?で第一次グローバリゼーションの頃、「多くの投資家たちが、世界の金融の中心地であるイギリスと、ヨーロッパ大陸で最もダイナミックな産業経済には、これと同様な共生関係があると考えた」…英と独の関係…「現在と同じく、共生と競争は紙一重だった」とな…「もし第一次世界大戦がなければ、ドイツが国際輸出市場でイギリスに追いついていたかもしれない、という見方もある」って…

 世界にツートップというのはあり得るのだろーか?ですかねぇ?まぁ今となっては、中国市場もアレですが(笑)ただ、どこも利権が、国益が絡んでいますからねぇ…まさに後はわかるな、の世界か?

 とまぁ一通り市場をあらうんどざわーるどしてきた訳だけど、結局、「マネーの進化がスムーズに進んだためしはなく、今後も同じことの繰り返しだろうと思われる」で、むしろマネーとはメリーゴーランドだったのか(笑)で、何でそーなるの?とゆーと、一「未来が予測可能なリスクではなく、不確実性の領域である点」、二「人間の行動原理」 三「進化論的プロセス」でしょか?ただここでの進化論って適者生存とかゆーバイアスかかってますが(笑)

 絶滅を、もとい倒産を免れる方法として、モラルハザード認定なんてのも、どーよ?という事になるらすぃ…ええ、銀行が倒産したら社会に与えるインパクト大きすぎるから公的資金投入してもつぶしませんよぉとゆーソレ…でも、いざとなればそーなると味をしめた金融機関は「いくらでもリスクに立ち向かえる」とゆー事にならね?とゆー懸念も立ち上がってくる訳ですよ、奥さん(誰?)ええ、どこぞの電力会社のよーに、いざとなれば想定外でバックレてパンピーに金ださせればいいんだわってか(笑)儲かっている時は身内で分けて、困っている時は他人サマからまきあげるって、いい商売だよなぁ(笑)

 さて、どーなるのか?それでも地球は回っているで、それでも金融も回っていると(笑)何か物凄く長くなりましたが、これでもはしょりにはしょりました…で、本書の内容的にはドンダケェーなんで、興味のある方は本書をドゾ。いやぁ市場ってパネェ…でもってその利権に集う人達もパネェ…

 目次参照  目次 文系

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