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2015年12月 3日 (木)

くりすます・きゃろる?

評価と贈与の経済学  内田樹 岡田斗司夫FTEEex  徳間書店

 所謂一つの対談本だと思われですけど、お題は今時日本ですかねぇ?ネット社会も一つ、長引く不況も一つ、少子高齢化も一つ、で個としての安全保障はどよ?かなぁ?どんどん細分化していったらまとならなくなっちゃったけど、平和・安定していなかったら個として生き延びることが出来るのか?何か、日本ここまで行っちゃったんだなぁとゆー(笑)社会保障の崩壊って物凄く大きな議題だったのだなと…

 結論から言ってしまうと、もうおひとり様もあかんと、核家族もヤバい、となると大家族になる訳だけど、血縁という縛りではなくて、ゆるい共同体で、しかもその中の一人が構成メンバーを食わせていけるよーな集団があると思いますらすぃ…

 まぁ詳細は本書をドゾですが、色んな人がいて今できる事をする。それが今すぐ金になろーとなかろーと関係ないみたいなノリでして、やがて芽が出るかもしれないし…理解が浅いかもしれないけど、これを維持するには大元の食わせられる人の度量がどれだけ広いかによるなぁと思いますた…一人ならば、まさに核家族単位だし、一億三千万なら国民全てですし(笑)

 まっ現実的にもう少し小さい単位で考えてみると、これはもー戦国大名ごっこじゃね?と…一芸に秀でている者を今は何の役に立つか分からないけど召し抱えておくと…将来いつ何時利用価値があるかもしれないしって…そっか、今は下剋上はともかく風雲急を告げる戦国時代だったのだなぁ(笑)

 戦闘態勢の真っただ中まではいかなくても、安全地帯から、準戦闘態勢には入っているんじゃまいか?何があっても生き延びることを第一義とするならば、多様性は大切にだよねぇ…手持ちのカードは多い程、ゲームは有利なのはいずこの国も皆同じだし…どれだけ多くのキャラを召し抱え、どれだけ多くのネットワークを築けるか?しかも手の内をさらさずに…何か結局世の中ゲーム理論か?

 だけど、親の総取りじゃないんですっ、ここポイントっ(笑)

 アリス的に、教養が通用しない世界とか、積み上げが成立しない世界とかが現代だそーで、となると雑学データベースのアリスなんか旧人類になってしまうんじゃなかろーか?知らない事が恥ではない世界とゆー事らすぃ…どこまでも、今の、自分、基準とゆー…まさかこれが巷で流行りの自己責任とゆー奴か?そーなのか?

 後は准教授的に教育コンテンツの件かなぁ?子弟関係とは何か?「「教師が有用で価値のある教育コンテンツを生徒に提供する」ことが教育だという近代的な幻想が入り込んでしまった」(@内田)とな…まぁどこもかしこも即報酬という体系が罷り通ってしまっちゃってるよーで…それにしても「例外的に高い教育力があり、見識があり、豊かな知識と技術を持っている人以外は教壇に立てないというようなハードな条件で学校教育制度を作り込んでいたら、学校なんか存立できないから」(@内田)は、もしかしてはいここわらうとこなんだろか?ろか(笑)生徒経験のある人ならば、先生の当たりくじをひける確率って、多分宝くじ一等当選より低い事を経験で皆知っているだろしなぁ(笑)

 それとミステリの在り方で、「「わかった!このあとこういう展開になるんだろ」って観客にまず思わせる。そして、全然違うオチに引っ張り込む。「わかった、いま作家を出しぬいた」というのって読者にすごい全能感を与えてくれるんですよ。そして、一度そういう全能感を与えておきながら、最後に全部ひっくり返す。読者はいったん持ち上げられて、それからうっちゃりを食らうんだけど、それがまた快感なわけです」(@内田)って、そーだったのか?アリス(笑)

 さて、世の中草食化と言われて久しいですけど、これってある種必然だったのか?「欲望を持ったら、誰かにいいように利用されることがみんなわかっている。「オレたちを資本主義社会に参加させて、結局おまえは儲けようっていうんだろ」っていうようなスタンスです。つまり頭がいいんですよね」(@岡田)という事で他者に利用されたくなかったら欲望を放棄すればいいじゃないの世界か…

 後、仕事の認識みたいなのも「いましている努力に対して未来の報酬が約束されないと働く気がしないという人が増えてきたけどさ、いましている努力に対して未来の報酬が約束された時代なんて、これまでだってなかったんだよ」(@内田)とな…でもって「成果主義って、せいぜい四半期ベースのアウトカムしか計画の対象にしていない。そんなものを「成果主義」と呼ぶのは言葉の使い方が間違っている」(@内田)で、誰も彼も目先の事と自分だけは損をしない事に血道を上げている状況だろか?

 かくて今の労働市場とは「労働者はもっとも多いお金をもらって、もっとも少ない労働をしようと考えるし、雇用側はもっとも少ないお金でもっとも多い労働をさせようって考えるに決まっている。時間が経つにつれて、だんだん関係がゆがんでくる」(@岡田)というのは、まさに今でしょ(死語?)じゃね(笑)リストラ万歳ってか(笑)

 まぁ本書は一人勝ちの世界を全面的に否定しているお話かなぁ…貴方の成功は、貴方一人で成し遂げたものではないよとゆースタンス…いろんな人にお世話になっているはずだし、天賦の才能ならば「「必死に努力をしても、そのレベルに達することのできない人」を見下すのっておかしいと思いませんか?」(@内田)「「上げ底」のアドバンテージを利用して、「一〇〇メートル競争で一位でした」で満足するような人間は天から才能を贈与された甲斐がない。せっかく贈り物を受け取ったのに、それを次の世代にバスしないで、自分で浪費してしまった。才能のある人は、すでに贈り物を受け取っているんです。才能がある時点で、すでに負債を負っているわけですよ。反対給付の義務がある。そういうふうに考えないと」(@内田)とな…「自分の成功は自分ひとりで成し遂げたものじゃない。自分がいま手元に持っているものは、自分の専有物じゃなくて、一時的に「託されたもの」だと考えるべきなんです」(@内田)が本書のメインの思考でしょか?

 これはもー自分の我欲との戦いというか、克服できるか?否か?の問題じゃね?少なくともハーレム万歳のタイプに、それは絶対ないよーな?そんな殿方、この世にいるのか?

 も一つ、物事の見方というのも、関係してくるんですかねぇ?例えば日常空間の全て(笑)「われわれがいま当然のように生きている文明的な空間って、誰かが必死になって無秩序を世界の外に押し戻す仕事をしてくれたおかげで、ようやく確保されているものなんだから。道を気楽にすたすたと歩けるのは、誰かがぼくらが起き出す前に、一生懸命「雪かき」仕事をしてくれた結果でしょう。そういうふうに、当たり前に見えることが実は無数の人間的努力の総和なんだということを思い知るって、本当にたいせつなんですよ」(@内田)と言う事を日々認識して生きている人ってどれだけいるんだろぉ?くるしゅうないよきにはからえの住人多しって事か(笑)

 まぁこゆ世界観の住人ならば、年金問題や老害、オワコンなんかも馬鹿らしい話になる訳で…ある種、何事も見返りは求めないとゆースタンスだから、これは全員がバカ、もしくは善人じゃないと回らないシステムじゃね?と危惧もあるのですが?その点どーだろぉ?楽観的に考えましょうと言っても、最大公約数的に日本全体まではできるかもしれないかも?かも程度で、世界全体でとなると…そーゆー絵柄、構図が上手く描けないんですけど…著者達的にはあると思いますなんだろか?著者達によれば「等価交換モデル」は終わったになるんだろーけど(笑)

 まぁミステリ的には遺産金問題みたいなノリなのかもなぁ?親兄弟みんな死ねば遺産は全て自分のもので独り占めみたいな…動機はいかに自分の取り分だけ多くするか?他の人が使うのはびた一文でも許せないと…何せ自分の取り分減りますし(笑)ある意味等価交換モデルって、ゼロサムゲームなのか?

 さて、本書は有り難い御託宣の宝庫みたいですが、本書を拝読して一番に思った事は、著者は二人ともどこまでも殿方だなぁなとこでしょか(笑)例えば「身体ベースで、飢えとか寒さをしのぐための集団って、簡単には形勢できないんだけども、起居を共に作られた関係はなかなか崩れない」(@内田)とな、これならば離婚のない世界になるんだろぉか?とか…「恋愛感情よりも信頼と信義をベースにして結婚を考えるべきだと思う」(@内田)で「セックスアピールよりも社会性の高さを重く見るようになって当然です」(@内田)だそで…「結婚相手として一番いいのは、「誰と結婚しても幸福になれる人」なんです」(@内田)とな…となると誰でもいい訳だから、運命の出会いとかではなくて(笑)たまたまの私で納得するんだろぉか?女子的に(笑)

 ちなみに「相手の幼児性を温かく許容することができる男、モテる男ってだいたいそうですよ。だって、相手の幼児性を厳しく批判してモテると思います?」(@内田)で、結局、これ包容力というの世界じゃね?つまるとこ甘えだし…

 まぁリアルに結婚となれば夢よりも現実だろ?でこれがジャスティスかもしらんが、一瞬の夢もなくて結婚を決意する女子って、いるんだろぉか?確か統計的に、結婚したいと子供が欲しいの比率が男女では女子の方が低く、離婚したいが女子の方が高いデータからすれば、そこまでして結婚しよーとする女子、いるんか?誰でもいいとか、結婚のハードルの低さとか、男女間では全然違うと思うんだけど?気のせいか?

 まっもー世の中、豊かでも安全でもないんだから、四の五を言わずに結婚しろよの世界かもしれないが、それで上手くいくのか?うーん…結婚も生き延びる為の手段に成り果ててしまったとゆー事か?何だかなぁ…本当、夢も希望もない社会になってしまったんだなぁ(笑)

 本書の中でも殿方思考的にここかなぁでは「食わせる人間が多ければ多いほど、働き手が、お父さんが偉いに決まっているんですよ。共働きだったらお父さんが尊敬されるはずがない」(@内田)の件かなぁ…もしかしてこれは誰が飯を食わしてやっていると思っているんだっの世界なんだろか(笑)

 さて、よそ様はどよ?で中国の場合「彼らはいま現存する社会的なハシゴを上昇していくっていう感じで極めて現実的なんだけれども。じゃあ、そのあとになにをしたいのか、どんな世界を実現したいのか、ということについての夢はほとんど語らないですね」(@内田)とか…竹林の七賢人はとほくになりにけりとゆー事らすぃ…

 それと米の場合は、「アメリカ人には危機的な状況を「予防」するっていう発想が乏しいんだと思う。国民文化として、「すでにトラブルが起きた」というところから話がはじまる」(@内田)とな…危機が、今目の前にある危機に対処するのは得意だけど、危機が起きないよーにする知恵はないらすぃ…「いつも強気で相手を責め立てて、窮鼠猫を噛むところまで追い込んで、反撃されると危機的状況に巧みに対応できる反射神経を誇る。これってもう「アメリカの病気」なんだと思う」(@内田)とな…だから、まぁランボーとか、ダイハードとか、アポロ13号とかになるらすぃ…てぇへんだてぇへんだてぇへんだぁーっ…

 かくて国をあげて「とてもおもしろい実験を三億人の人口でやってくれている。だから、みんな感謝して、敬して遠ざけましょう(笑)」(@内田)って、まさにドンダケェーなんですか?そーだてすか(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。多分、普通の人が生き延びるこれからの戦術の一つだと思われかもなぁ…最後に一つ本書で一番ハーヘーホーと思わされたとこを「ぼくらの仕事は、それを日本語に整えて、読んでもらって、びっくりして行動してもらうっていう仕事じゃないですか。「うまく口車に乗せられてパッとこうしたらなぜか上手くいった」という実例がネット上に十や二十くらいあれば、それが呼び水になってみんな動き出すと思うんですよ」(@岡田)という事らすぃ…うん、信じる者は救われる(合掌)

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