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2016年1月17日 (日)

選択と抑制?

ダンディズム  落合正勝  光文社

 サブタイトルに、靴、鞄、眼鏡、酒…とあるんですが、男の道楽指南かなぁ(笑)ダンディとは何か?で、ダンディな殿方とは何か?で、気障とか、見栄とか、派手とか、まぁどの人にもそれなりの印象があるかも?ですけど、ファッション的には1780年からこっち、仏式から英式に移り変わり、それが今に続くらすぃ…よーするにキンキラからモノトーンの世界か?とはいえ、そこには勿論、美意識が透徹しているとー事らすぃ…

 かくて「真のダンディズムとは、モノの価値を理解した男同士の間でこそ成立するものだと私は思っている」になるそーで、ダンディズムを貫くには異性の目より同性の目が気になるとこなのか(笑)でもって「ダンディなり「だてしゃ」になるための条件は、自分で身につけるモノは、すべからく自分で選ばなければならない」そーで…誰かのプレゼントとか、お仕着せを身につけているよーではあかんとな…ちなみに著書はネクタイをプレゼントされたら「すぐに送り返す」とゆー…ダンディになるには頂いた物を突っ返す位の感覚じゃないとやっていけないものらすぃ…

 でもってダンディとは流行に左右されてはいけないそーで…ちなみに流行とは、「流行する一〇年前/みだら、流行する五年前/恥知らず、流行する一年前/大胆、流行時/スマート、流行した一年後/野暮、流行した一〇年後/嫌味、流行した二十年後/馬鹿げている、流行した三〇年後/面白い、流行した七〇年後/チャーミング、流行した一〇〇年後/ロマンティック、流行した一五〇年後/美しい」と、服飾史家のジェイムズ・レイヴァーは分析したそーで…こーしてみると流行って、その年一年の命なのか?後は30年後以上に会いましょーとか(笑)

 そんな訳で「流行とは、単なるうつろいにすぎない」と断言する著者パネェ…そんなもんにうつつを抜かさず、ダンディたるもの確固たる己のスタイルを貫けとな…ダンディって最早、ダンディ道と言った方がいいんじゃなかろーか(笑)

 と、ぐるぐるとダンディ道の前書きというか、心得の条をクリアして、そこから各論に進む訳ですけど、個人的に本書を手に取った動機は、大物の小物(?)的にはどーなんだろぉ?と思ったからなんですが?例えば、鞄とか?

 女性のハンドバック類と違って、男性のソレはどよ?じゃね?ちなみに鞄の起源は紀元前12世紀の頃から用いられた「袋状のbag」なんだそな…まぁそんな昔から人類って、袋、バッグ、持ち歩いていた模様…ちなみにちなみに「現代に具体的な形で残された鞄は、紀元前二二〇〇年、エジプト第一一王朝の供物を運ぶ人々の木像だ」そで…

 そして「鞄が早い時代から用いられた理由は」「狩猟民族が狩った獲物を容れる」「移動民族が身の回り品を収納する」「衣服のポケット代わり」の三つだそで…前者二つが大きなバッグを、後者が小さなバッグの需要とゆー事すらぃ…これまたちなみにバッゲィジという言葉が出てきたのは15世紀半ば、これがトランクケース、大型鞄で、隊属荷物の意から、軍隊の移動に伴うそれとゆー事らすぃ…15世紀だと旅行というより、移動とは軍事行動なりの世界だったのか?日本の鞄史についての件は本書をドゾ(笑)

 さて、男の鞄とは、即ちこれ革製であるとゆー事になるみたいです(笑)その選択基準についての詳細は本書をドゾですが、とにかく「どんなに高価な鞄であっても、キズや汚れを気にする人は、その鞄を持つ資格はない」そー(笑)でもってメンテナンスも自分でこなし、長く愛用して味の出る鞄を持てとゆー事らすぃ…ダンディの道は一日して成らずとな(笑)

 アリス的にダンディズム…アリスのこだわりって、ミステリ的なソレなよーな気がするのは気のせいか?ある意味准教授の白黒ファッションって、己のスタイルを貫いている点では、まさにそーなのか?なのか(笑)

 本書的にアイテム別でいくなら、まずは腕時計の章になるのかなぁ?スイス時計つながりで(笑)ちなみに腕時計の文字盤が、たいてい丸か四角かで、しかも丸が多いのは「懐中時計の名残だ」そな…そーだったのか?腕時計?さて、男の腕時計とはで、著者的視点に立つと「手巻き、素材はゴールド、ベルトはクロコダイル、角型」となる模様…ちなみに文字盤の大きさはその人の手首の太さ、大きさ、幅によるよーなのでそれに準ずるかなぁ?ちなみに著者の手首55mmには「文字盤面積は最大三五〇平方ミリまでのモノとなる」そな…

 時計に関するエトセトラは本書をドゾですけど、身につける極意的なとこで「時計の厚さに合わせて、シャツの袖のボタンを調節する」、腕時計をはめる方の「シャツの袖ボタンを一個分だけずらし、袖口を広げておく、腕時計は決して袖口に引っ掛かってはならない」とな…そーだったのか?で、こーなってくると男物のYシャツの袖ボタンって一つではないとゆーのが正式なのか?そんな訳で、腕が静止状態では「時計の半分だけが、袖から覗いていなければならない」のだそー…ついでにスーツスタイルの時は「分厚い時計は禁物である」とな…まっある意味シンプルイズベストとゆー奴だろか?

 他にアリス的というと朱色その他の蕎麦で、今度は蕎麦の章になると…「日本の蕎麦は、中国の雲南省からの伝来、また唐から弘法大師が持ち帰ったとも伝えられる」そーで、「日本で、初めて「蕎麦」の記述が現れるのは、養老二(七一八)年だ。元正天皇が飢饉の対策として蕎麦の植えつけを詔した」そー…奈良の都から蕎麦ありまっせの世界か?尤も、その頃の蕎麦は「蕎麦練りや蕎麦がきとして味わった」なんだろーけど(笑)

 さて、時代は下って、蕎麦食うシチュとは何ぞや?ですけど、一「ついついその場の状況に誘われ蕎麦屋に入ってしまう、いわば「立ち寄り蕎麦」」、二「店など選ぶことなく、ただただ蕎麦を流し込む」駅蕎麦的感覚らすぃ…、三「老舗の蕎麦屋を厳選し、酒を飲みながら、じっくりと飲んで、軽く食う」酒蕎麦だそな…ダンディ的には道具立てにこだわる三番目じゃね?とゆー事らすぃ…蕎麦一つにも粋があるんですよ、奥さん(誰?)

 となると、酒の肴がある蕎麦屋という事になるけど、でも居酒屋じゃないんだからで、季節感のある蕎麦屋だろか?「蕎麦屋での酒の肴の食し方は、不時不食を守ることだ」そな…旬しかない世界が蕎麦屋って事なんでしょかねぇ?そして〆はモリでいけとゆー事らすぃ(笑)

 も一つ、アリス的にダリ繭の寿司折で鮨の章もいってみよーってか(笑)ちなみにお寿司を食べるのは難しいのだそーな…それは、一「カウンターを挟んで、板場と客席が一体になっているため」、二「板前の目線が常に客より上にあること」、三「客と板前の間で、鮨を一度頼むごとに対話が生じるため、そこに人間同士の、微妙な心理の綾ないし駆け引きめいたものが発生しやすいこと」の三点だそーで…よーするにネタ以前に相性が悪いとどーにもならんとゆー事らすぃ(笑)

 「この類の店で鮨を「だてしゃ」風に食うのは至難の業である。なぜなら、客より先に板前が「だてしゃ」を気取ってしまっているからだ」というのは、気持ち的にはよく分かる(笑)お寿司屋さん程、一軒一軒雰囲気違うのも珍しいんじゃなかろーか?まず店が客を選ぶよね、的な(笑)

 お寿司の歴史とか詳細は本書をドゾですが、一つだけ上げると「料理人たちは京都の「有次」の包丁を使っている」の件でしょか?「「有次」は、今から四〇〇年前の戦国時代に創業した包丁屋だ。京都御所御用鍛冶の伝統を受け継ぎ一八代目になる」そな…何となく婆ちゃんも愛用してそーな気がするのは気のせいか(笑)

 後アリス的というと自由業の悲哀的に、名刺と肩書きの章かなぁ?自由業になると、名刺の肩書に苦労するらすぃ…アリスの場合はどーなっているのか?ライター、文筆業、著述業、後は作家か?果たして何なのか?私、気になりますっ(笑)ちなみにこれらを記入していない場合には「今度は、初対面の人に職業は何だと必ず聞かれる」事になるそー…日本人の場合、名前より肩書らすぃ(笑)

 こんなに名刺好きなんだから昔からやってたのか?と思えば、日本で名刺交換され始めたのは文化文政の頃からだそーだからまだ200年位の話なのか?ちなみに英文の名刺は言わずもがなペリーきたこれのせーらすぃ(笑)

 名刺についての詳細も本書をドゾですが、自由業的悲哀だと、こちらの方も泣かせるねぇで、銀座、六本木にくりだすぞぉーなお話…個人で仕事していると税金的にどよで、一人でも会社じゃないけど、その方がお得らすぃ…ところが、今度は「友人の会計士は、もっと飲んで領収書を集めろという」とな…税金対策の為に、会社作って、税金対策の為に飲み歩くというか歩かねばならないになってしまうとな…この遊興費が、教育、健康、保険、年金に回っていたらどんなにか?と庶民は思ふが…日本の税法って…

 そんな訳で男の夜の豪遊生活できますか?の世界になる模様…で、銀座と六本木の夜事情が幾つか出てきます。実に殿方視点の世界だなぁと、これ多分さわり位の話なんだろーけど、これまた何だかなぁな世界かな(笑)銀座のクラブとか、ホステスさん事情とか、まぁ色々こちらについての詳細は本書をドゾですが、圧巻なのは、というか、その対比とでもいっていいのか?のゲイ事情だろか?

 ゲイバー的な存在とゆーもの、「彼女たちが、銀座の女の子たちと異なる点は、自分たちを商品価値以上に高く見せようとせず、ありのままを客の前に晒け出すことだ。どんなに化けようと、自分たちがもともと男であることと、深夜から明け方というむずかしい時間帯を乗り越えなければならない水商売で、男ができる接客の限界をよく承知しているからだ。銀座の女の子たちの客は、男という特定の性で、口下手でも美形であれば、少なからずビジネスにはなる」とな…ただし、ゲイの場合は「現実には男であることを弁えている」そで、「弁えながら客を呼び寄せるためには、話術もそうだが、それ以外の芸が必要になる」そな…それも生半可な芸じゃあかんのだそで…ゲイ道もまたアレか…

 ちなみに「彼女たちは、たいていが女の中で育っている。「お姉さんが四人いて、あたしは末っ子」などというのが多い。男親を小さいとき失い、女親に育てられたというゲイも多い」、でもって「計算ずくでなく、一途に男に惚れるのも彼女たちの特徴だ」って、そーだったのか?蘭ちゃん?

 そんな訳で話術も芸の内だから接待なんかでゲイバーを使用すると「会話をゲイに任せ、私は誰の相手もせずにいられるので楽だからだ」になるそな…成程ゲイバーってそゆ需要があったのか?

 さて、そんなゲイバーでダンディな過ごし方となると、「彼女たちを女と信ずることだ。女たちに接するように優しく対話する。言葉の上で、決してゲイたちを傷つけてはならない」とな…また「銀座のホステスとは異なり、ゲイたちは、服装や懐具合を客の選別基準にしない場合が多い。その代わりに客の人柄を見る。楽しく遊べるか、遊ばせてくれるかだ」って、もしかして蘭ちゃんが一番人を見る目があるとゆー事か?

 後、アリス的というと海奈良等で出てきた六本木か?ちなみに著者によると、六本木も変わったとゆー事らすぃ…「夜の都会で、ひっそりと一人ひとりがこっそりと自分だけの遊びを見つけ、楽しんでいるようなミステリアスな部分を喪失してしまったのだ。このまま行けば、六本木は新宿になってしまう」になってしまった模様…ちなみに「銀座も同様である」そな…大人の社交場は今いずこって事ですかねぇ?

 さてさて、他にはも色々色々本当に色々エピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。ダンディズムぱねぇと想いますが、何か男の思い込みのよーな気がするのは気のせいか(笑)わっかるかなぁーわかんねぇーだろーなぁってか(笑)

 目次参照  目次 ファッション・アクセサリ

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