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2016年1月 5日 (火)

空に月がある限りぃー♪

月の誘惑  志賀勝  はまの出版

 サブタイトルは、私たちはそれと気づかず心も体も月に操られているなんですが、月に関するエトセトラとゆー感じだろか?お題は月だけど、この手の本は著者の趣味がよく出る傾向のよな?20世紀末からずっと太陽よりも月じゃねな月ブームが続いているよーな気がしないでもないですけど、高度成長期なら太陽もあると思いますかもだが、癒しと停滞には月が合うとゆー事ですかねぇ…時代のムード的には(笑)

 まぁ日本人的にいくと月というと、まず浮かぶのは兎が餅ついていると、十五夜位だと思われなんですけど、どよ(笑)後はJAXAか(笑)

 今でしょ?的なとこでは、「「月見」という月占い」でしょか?ばーい柳田国男(「遠野物語」)に載っているらすぃが、そーだったのか?ちなみにこれは「正月十五日に六つのクルミの実を、半分ずつに割って十二にし、炉にくべてその焼けぐあいから十二ヵ月の満月の日の天候を占うものである」そな…「クルミがいつまでも赤ければその月の満月は晴れ、すぐ黒くなれば曇り、フーフーとクルミが音をたて火がふるえる月は風があるという」になるらすぃ…で、何で正月に来月の今月今夜もとい満月の夜を占うかとゆーと、遊びも含めての農作業予想でしょか?「たとえば八月の十五夜は風という結果なら、その年の稲の借り入れを急ぐ」という事になると…近所中というか、村中でこれをやって翌日その結果を話し合って、だいたいこんなもんじゃねと決めるとゆーから、農村的にあると思いますだったんでしょかねぇ?どの位当たっていたんだろー?

 後、十五夜ですけど、「仲秋の観月よりもこの二十六夜待ちのほうがまだにぎやかだ」と「東京年中行事」(若月紫蘭)にはあるそーで、明治位までは、十五夜よりも二十六夜だったらすぃ…ホンマでっかぁーっ?

 アリス的には、わらう月もありますし、例の月が二つもある名前とゆーとこでも、関係ありありとゆーか、ミステリ的には月の方が出番あるよーな?

 他にというと白い兎じゃないけど、月といえば兎じゃね?で月関係の伝承では兎が一番ポピュラーなんだとか…「中国、韓国、インド、モンゴル、中央アフリカ」にも月と兎話があるらすぃ…そーだったのか?兎?とりあえず「中国では玉兎といえば月をさしている」そで(笑)

 更に「宋時代の言い伝えに、ウサギは仲秋の月を望んで孕むので、この夜雲がなく月が明るいと、その年、ウサギはたくさん子が生まれるという話があるという」と中村喬(「中国の年中行事」)と出てるらすぃ…まぁ多産の兎が月にいるとゆー月には誕生も関係しているとゆー事か?

 後はわらう月絡みと言っていいのか?で「ブッシュマンには、月をわらうと月は怒って月食になるという」そな…

 さて、アリス的にはというより准教授的になるのか?で、准教授の好物、カニの出番ですよ、奥さん(誰?)「ハマグリ・カニ・真珠・亀は月の満ち欠けと盛衰をともにする」(「淮南子」./劉安)とあったりするらすぃ…他にも、「ヨーロッパではカニ、カキ、エビなど海洋生物が満月に身をふくらませるという伝承が長く存在していた」とか…

 それと准教授のお誕生日、四月十五日ですけど、「四月十五日は仏教の僧尼が修行のため寺に籠もりはじめる日」だったのか?「インド仏教の影響から、インドの月のはじまりであり、夏のはじまりである四月十五日が、中国でもそのまま使われ、夏のはじまりとされたのかもしれない」とな…なるほろ、そんな区切りの日だったんですねぇ…他に日付関係では、アリス的には七夕もあると思いますだけど、こちらの詳細は本書をドゾ。七夕って夏の行事かと思っていたら「本来は秋七月の行事」だったのか?

 後は京都関係で、「江州大津の住民と三井寺門前の住民による原野での大綱引き」があったそな…「両者が太鼓を打って引き合い、勝者がその年の福を得る」事になるそで…で、運動会の綱引きみたいなもんかと思ったら、これが「正月十三日が決まった日だったが、十四日の朝終わった」って…ドンダケェー?これがエスカレートして「十五、十六日まで引き合ったらしい」とゆーから、昔の人の本気度が分かるとゆーもんじゃね?豊作・豊年祈願なめたらあかんぜよってか?

 さて、本書は月に関するエピがそれこそ綺羅星のごとく出てくるのですが、月とセレネー…ギリシャ神話いかがっすかぁー?とか、あのエンデュミオーン神話とな…「美男子のエンデュミオーンに恋をした月の女神セレネーは、この男が死ぬべき運命にあるのが耐えられず、永遠の眠りにつかせて夜ごと接吻する」とゆー…ちなみに「「永遠の眠り」とは不死ということ」なんだそな…かくて「月に住むセレネーは死(不死)をも支配しているのである」とな…そーだったのか?セレネー?

 女神サマ系では、古代インド(ヴェーダ時代)のシニーヴァリーとアヌマティでしょか?「この二神はなんと新月を支配する女神と満月を支配する女神であり、二つの神格が新月と満月にあてがわれていたのである」とゆー事になるらすぃ…でもって「病気治療から悪魔払い、戦勝祈願から王権の繁栄まで、さまざまな呪法が新月と満月の日に行われた」そな…古代インドぱねぇ…てか、何でもありか?

 も一つ、月関連事項としては、ヒキガエルもあると思いますらすぃ…詳細はこれまた本書をドゾですけど、「ヒキガエル-毒キノコ-狼男-魔女-嫦娥と呼ばれる一系列から浮かび上がる本質は、変成意識、薬、医、不死と月が直結しているということ」なんだそな…

 ちなみにキノコの場合、「キノコは月の力の象徴だ。キノコは男性原理である太陽とはほとんど無縁の存在で、直射日光を浴びたら大部分は死んでしまうという代物。太陽エネルギーとは別の、無意識や想像力や直観力に栄養を与える月に代表される基本的なエネルギーを体現しているのがキノコ」なんじゃね、というのがアンドルー・ワイル(「太陽と月の結婚」)の主張らすぃ…それにしてもキノコそんなに太陽あかんかったとは知らなんだ…

 後は「国家占星術としての月占い」でしょか?あの「史記」にも書いてあるとゆー…二十八宿、どこに月が動くかで「洪水や早害や兵乱を占う」んだとか…ちなみに史記によると「月食は将軍や宰相に難が当たること」を指している事になるらすぃ…

 豆知識的には、瀉血、これ欧米か?と思っていたら、中国もなのか?「患者から血を一定量取り除いて治療する技術」ですけど、「中国では紀元前から知られており、ヨーロッパでもピポクラテスの時代には行われていた古い技術」とな…で、その治療、欧州では「月が欠けていくタイミングが守れてたという」から何だかなぁ…

 豆知識的なとこでは、日食を直視するしないで、「部分食は目にたしかに障害を与えるが、皆既日食のコロナを直視するのは問題」ないと、アンドルー・ワイルは唱えているそーだけど、ほんまかいなそーかいな?だよなぁ?本当に本当のとこはどーなんだろ?

 も一つ、これは豆知識というより今更な話なんだろけど、月の出は「一日約五○分遅れる」というのが相場らすぃ…

 これも豆知識でカレンダーの起源…「新暦移行前の古代ローマでは、新月(三日月)がそらに現れると、この出現をじっと待っていた触れ役が叫んだということだ。この叫ぶ言葉がラテン語で「カレオ」といい、一日がカレンドと呼ばれてカレンダーができあがった」とな…古代ローマも月で暦してたのか…

 ついでに古代ローマつながりで「ローマでは春分が基点とされてそれが新年のはじまりであった」そで、太陰太陽暦が使用されていたけど、それも違くねで、太陽暦にいくぜとゆー時に「春分が3月21日としてまず固定され、これからさかのぼって新年が決められたのだという」とな…更にこの話で凄いのは「今、閏日が2月に置かれるのは、かつて年末に置かれていた昔の暦の名残ということになる」って、そーだったのか?閏年?

 まぁ七月、八月がカエサルとアウグストゥスの名前入れてました、テヘっなのは今更な話なんでアレなんですけど、何で七月に続いて八月も31日なのかとゆーと、「8月が三○日しかなかったことに不満だったアウグストゥスがむりやり三一日にした結果、2月からさらに一日削ってしまった」からとは知らなんだ…権力者の考える事って(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 文化・芸術

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