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2016年2月16日 (火)

じゃすと・らいく・いえすたでぇ(笑)

変わらないために変わり続ける  福岡伸一  文芸春秋

 サブタイトルは、マンハッタンで見つけた科学と芸術なんですが、所謂一つのエッセイ集でしょか?マンハッタンでの科学者の日々の暮らしぶりみたいなノリの?

 ちなみに現在のNYは「二十五年前に比べると安全になったとはいえ、スリや置き引きが絶えないので街を歩くときは油断できない。地下鉄やバスの座席に座る際には、シートに得体のしれない液体がこぼれていないか確かめないとならない。街路沿いには、あらゆるゴミ、紙くず、ピザの破片、犬の糞が散らばっているので汚いこと夥しい。歩くのも一苦労。信号は無視。しかし車の方も容赦なく曲がってくる。夜中でもサイレン、クラクション、低い振動音が絶え間なく聞こえてくるので安眠できない。夏は蒸し暑く、冬はモスクワより寒い。言語もめちゃくちゃ。モノはすぐ壊れ、注文したものはなかなか届かない。ドアは異常に重く、家賃は恐ろしく高い」ところらすぃ…NY安全になっただの、綺麗になっただのとPRしてたけど、現実はこんなもんなのか(笑)かくて著者は言う「こんな不自由で、カオティックな街にどうして世界中から人々が集まってくるのだろう」とな(笑)WSとショウビズがあるからじゃね?とトーシロなんかは思ふが(笑)

 でもこれまた著者の答えは違うんですね「ニューヨークがニューヨークであるために、たえず変わり続けているからである」からだそな…まっそんなところにはるばる来たぜもとい帰って来たぜNYとゆー事になるのだろか?まっ人生には刺激というスパイスも必要だよねってか(笑)そんな訳で著者の大冒険のはじまりはじまりぃ(笑)

 アリス的には、NYというとアリスの神様EQの世界じゃね?ですけど、アリス的には本屋さんの描写のとこかなぁ?「マンハッタンの真ん中には紀伊国屋さんがあり」とな…だから「日本にいるときと変わらず新刊書をすぐに手にとることができる」とな…まっNYに居ながらにして日本と同じよーな本屋環境がキタコレになるのかなぁ?でも「日本の書籍。品揃えは豊富だが輸送費があるので価格は結構割高になっている」そで、価格は約二倍とな…うーん、でも日本の書店で売っている外書の価格比よりは安い気がするが?気のせいか?昔、新宿の紀伊国屋で某外書が定価の三倍以上していた時は、固まってしまった覚えが、根が庶民なもので…今はどーなってんのかなぁ?とはいえ、外書って元の値付けそのものが高い気がするのも気のせいか(笑)

 他にもサンタモニカの古本屋さんとか、マンハッタンのモルガン図書館とか…

 後は、海奈良の人魚つながりでマーメイドかなぁ…こちらは、ちょっと重くてバイリンガルとゆーか帰国子女というか、の悲哀かなぁ、何かカミュの異邦人じゃないけど…そゆ人達を「マーメイドの運命なんだよ」ととらえるらすぃ…その人の立場や境遇になってみないと分からない世界があるとゆー事か?バイリンガルとゆーと、日本人的には時の人とゆーか、キャーっの世界だけど、当事者の内実は、アイデンティティ的には計り知れないものがあると…

 他にアリス的というと、領収書の悪夢のとこがアリスにもありそーで(笑)いえ、本人的には笑いごとじゃないんだろーけど、出版社の経理から一言、「今後は半年以内のものだけしか有効としない」とゆー通知キタコレってか?片桐さんに嘆いていそーだけど、アリスはともかく朝井さんも大丈夫なのか(笑)必要経費って大変…

 後は、ダリ繭その他あちこちで出てくるサンドウィッチで、ルーベンかなぁ?これ「ニューヨークを代表するサンドイッチのひとつ」なんだそな…中身はパストラミとザウアークラウトとスイスチーズなんだそー…著者的には、とても美味しいらすぃ(笑)

 それと、マレーの蛍で、何とセントラルパークには蛍が乱舞しているとこがあるらすぃ…「日本のヘイケボタルに似た、頭が赤い小型のホタルだった」そな…蛍、全世界的にあると思いますの世界だったのか?教えて大龍(笑)生き物つながりで動物園の暗号じゃないけど、NYには「世界最大の動物園フロンクス・ズー」もあるんだそな…

 それとこれはNYじゃなくて東京は銀座の話なんですが、赤道倶楽部キタコレで(笑)何かと言えば「知り合いの出版社が銀座一丁目に作った隠れ家風の書籍バー」って事で、「昔は、銀座にも文壇バーがいくつかあって、作家や編集者がつどい、語り合ったり、議論したり、時には大げんかにもなったそうだが」今はそんなのないやんけとゆー事らすぃ…昨今は、ネットとメールで作家と編集も合わずに済ます事が出来るご時世らすぃ…そーだったのか?片桐さん?

 さて、本書いろんな視点のお話しが並んでいるんですが、やはりここは科学の話かなぁ?NYの日常風景なんてのは他でも出会えるかもしれないけど、科学の現場的な話はここでしか出会えないよーな気がする(笑)

 例えば、自分の修行時代のロックフェラー大学に戻って研究生活できますかの世界なんですが、「私を客員研究員として受け入れてくれたのは、古株の教授ブルース・マキューアン先生である。彼の業績のひとつは脳のニューロン-特に記憶を司る海馬の神経細胞-が絶えず新生されていることを突き止めたことである」とな…そゆ研究室へようこそとなり、ここから始まるみたいなノリらすぃ…

 そんな大学では、毎日どこかでセミナーやシンポジウムが開催されているのだそな…例えば「ロックフェラー大学のスター研究者のひとり、レスリー・ヴォスホール」、専門は知覚の生物学とか、ロックフェラー大学主催のルイス・トマス文学賞の授賞式では、ケイ・レッドフィールド・ジャミソン、こちらは躁鬱病の専門医が受賞したそな…ちなみにこの授賞式に、オリバー・サックス、フリーマン・ダイソンが夫妻揃っていらっさったとか、学位授与式に栄誉博士号授与式もあって、それにポール・グリーンガード、ギュンター・ブローベル両教授が受賞したとか、ちなみに両教授共ノーベル賞受賞者…エイレン・フュークスは幹細胞とガンの研究が専門だとか、ランディ・シュックマンとの邂逅とか、ちなみにその後ノーベル医学・生理学賞受賞したとか…学位授与式のゲストが、ジョン・ガードンと山中伸弥だったとか…ジャン=ミシェル・クラブリが仏からキタコレとか、ダン・リットマンやトレイシー・ベイルとか、米で一番旬な科学者カール・ダイセロスとか、各先生達の研究成果についての詳細は本書をドゾ。トーシロが言っても説得力がないけどすっごいですっ(キパッ)

 出てくる名前だけでも知る人ぞ知るというか、その業界にいれば知らない人がいないとゆー方々が普通に出てくるところとゆー事らすぃ…他にもいくつか出てくるのですが、いや本当世界の最先端とはこゆとこさなんだろなぁ、綺羅星のごとく(笑)

 とはいえ、その新しき職場環境で一番なるほろと思わされたとこは、著者が若きポスドクだった頃には「私が記憶する限り、女性の教授というのはほとんどなかった」とな…それが今やどよ?と(笑)更に学位授与式でも「今年は二十四名の修了者が出た。うち女性は十名」とな…しかも「もちろんリケジョなんていうちゃらけた言葉はない」とな(笑)確実に時代は21世紀になっているんだなぁ…

 まぁ一昔というか二昔というか前のエピで、レイチェル・カーソンきたこれですけど、沈黙の春の件で、「一方で攻撃もすざまじく、政府高官から、子どももいないヒステリーの独身女がなぜ遺伝のことを心配するのか、といった心ない暴言を投げつけられた」とな…さすが米の高官、セクハラ発言も半端ないっ(笑)それともこれが本場の言論の自由か?まっ昔に比べて生き辛くなったとお嘆きの若人のみなはなもいらっさると思うけど、よくなったとこもあるんですよ、おぞーさん(誰?)

 科学系のとこでは科学を英語でなんて、ものすごーく難しい世界かと思っていたら、「科学の共通語としての英語は、キーワードや術語も万国共通なので、それさえ正しく発音できれば、一応は通じる」んだそな…そーだったのか?英語ぉ?「特に科学の文法は単純。基本的には、これこれこういう実験をしたら、結果はこうなりました、という過去形しかない」って、言われてみればその通りか?確かに専門も専門になればなるほど、使う単語も共通してくるからなぁ(笑)通訳が入った方が通じなかったなんて嘘のような本当の話も聞いた事があるし(笑)

 まっ他にも科学エピはいぱーいあるので本書をドゾですが、一番インパクトあったのは、今ポスドクの人達かなぁ…「ポスドクの生活は決して楽ではないはず」それでも「ウォールストリートでの高給生活ではなく、研究の道に進む若者たちはあえてそれを選んでいる」とな…アメリカのアイビーもウォール街に行く人がダントツ増えているという昨今に逆張り、あると思いますだろか(笑)ある意味物好きな科学者の卵達ってか?

 豆知識的には、NYの街路樹はマメナシが多いらすぃ…「都会の乾燥した土に強く、成長が速い。根を踏まれること、排気ガスなどにも強い」って、そーだったのか?マメナシ?梨ってそんなに強い木だったのか?

 も一つNY的なとこで「ニューヨークの空は高い」とな…「空が高いというのは、それだけ青の透明度が高いということ」なんだそな…「北米の大陸育ちの高気圧は、日本のそれと違い、乾燥している。その分、水蒸気が少なく空が澄んで見えるのだ」そな…そーだったのか?NYのお空?何か空が綺麗ですねはいーとしても、お肌が乾燥しやすそーでそれはそれで保湿はどーなってんだろぉ?

 後は、NYでも「日本食ブームで、sashimiなんて完全に英語になりました。でもちゃんと知識と経験をもった調理人がさばくことが大切です」とゆーのは、最早ワロエナイれべるなんじゃなかろーか?かなぁ…伊の日本食レストランの料理長達、TVだからチョイスの仕方がアレかもしれないが、アレでアレでアレなよな(笑)もーここまでくると命にかかわらなければなんちゃって日本料理でもあると思いますになるのか(笑)まっどこも刺身とか生系は鮮度以前にシェフかシェフなのか(笑)これもアレでアレでアレなのか(笑)

 健康問題系でいくとツベルクリン反応とBCG接種なんですが、日本人なら子供の頃に皆受けていると思うんですけど、これ米ではないのか?ツベルクリン検査はあるみたいだけど、米では「BCGの効果を認めていない」そで、BCG接種もしないそで、でも結核検診必至って…米っててて…

 も一つ、米豆知識でコピーの紙のサイズ、「アメリカの紙の寸法の標準規格はレターサイズ」だそな…A4サイズよりちょっと違うそな…

 生活する上ででいくと何とNYにスーパー銭湯があるとな…も一つ生活の知恵的なとこで、メトロカードとかをクレジットカードで購入する時、何と郵便番号を入力してくださいと出てくるらすぃ…外国人はどーするんじゃ?米の郵便番号所在地で発行してるわけないじゃんなお人には「99999と入力すれば、アメリカ国外発行と認識されるとのこと」とな…しかし、現地ではこんな説明「どこにも書いてなかったぞ。これに限らず、不親切なアメリカ」という事で、日本も観光ってそんなに気を張らなくていいんじゃなかろーか?とふと思ってしまった…米をみならえってか(笑)

 も一つ、これはミステリ的にも使用できるんじゃまいか?で米の造幣局、コインの場合はミントマーク、どこの造幣局で鋳造されたか分かるよーについているらすぃんだが、これがアルファベット一文字でコインの中に印刻されているとな…で、米の場合、それが三つあるとP(フィラデルフィア)とD(デンバー)とS(サンフランシスコ)とな…同じコインなのにミントマークが違うとゆーのでアリバイが崩れたとかあると面白いと思うんだが、どーだろ?単純すぎるか(笑)

 蛇足的なエピで、「セントラルパーク内に作られたニューヨーク市民のための大貯水池で、一周約二キロ。恰好のジョギングコースで、ジャクリーン・ケネディ・オナシス・リザーバーと名づけられている」とこがあるそな…何でここでいきなりジャッキーとゆーと、「貯水池を見渡すセントラルパーク沿いの一角に立つ高級アバートメント。ケネディ暗殺後の喧噪と混乱から逃れるため、ジャッキーはここで隠遁生活を送った。十五階のワンフロアまるごと、十室以上の部屋を占有していた」とな…「そう、キャロライン・ケネディもここで育った」とな…

 ちなみにケネディ暗殺の追悼式にはオバマ夫妻、クリントン夫妻出席したけど「キャロラインはそれに出席せず、一足先に勤務地に赴任した」そな…そして「同じ頃、東京で開催されたポール・マッカートニーの公演会場には彼女の姿があったという。いいんでしょうか、キャロラインさん」って、いいんですか?いいんですっとはこの場合に使うパターンだったのか?

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。最後に本書で一番米的だなぁと思わされたとこは、NYでうな丼をくらうのとこでしょか?「カレーのお皿にごはん。その上にうなぎの蒲焼き一匹分がどーんとのっている」「そのまわりにブロッコリーとパセリ、ミニトマト、しょうがが添えてあること」さすがNY、たえず変わり続けているとは、こーゆー意味だったのかぁーっ(笑)

 目次参照  目次 国外

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