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2016年2月29日 (月)

ツォルコフスキーの公式(笑)

宇宙探査機  フィリップ・セゲラ  飛鳥新社

 サブタイトルは、ルナ1号からはやぶさ2まで50年間の探査史なんですが、何とゆーか、宇宙史、ロケット史、ロマンだよなぁ(笑)ある意味、人類に残されたフロンティアって奴だろし(笑)てな訳で、戦後の米ソの開発競争から、今となると世界中で飛ばしてみますたに突入しているよな…何せ、二大大国に続けと、欧州や中国やインドがキタコレで、ええ、日本も勿論ガッツリと(笑)

 まぁこれは、そこに宇宙があるからだと限界に挑む男達の記録でしょねぇ…いえ、女性もいたと思いますが、何かもー男性思考ダダ漏れな気がしないでもないよな…とにかく行くぜみたいな初期のがむしゃら系から21世紀となった今は、低コストで安全に、でもって新規技術も忘れずにかなぁ…ロマンとは可能性なりじゃね(笑)

 しかも、これ工業系とか、その道のプロが書いた本ではなくて、お医者さんが趣味にあかせて書いた本らすぃ…ある意味ロケットおたくの産物なんだが、いやぁ…米の底力を見た気がする…トーシロがここまで資料を集めて、しかも本にできるだけのバックボーンがあるんですよ、奥さん(誰?)好きこそものの上手なれと言うが、それを地でいっている人がいるもんだ…でして、とにかく、凄いとしかいいよーがないよな?

 まっでも、そこは米人なので、実に米的思考じゃまいか?かもなぁで、宇宙開発事業によって「結果的に産業および大学組織の質を高める働きをするから、社会全体に貢献する。もっと長期的には、宇宙探検は原料およびエネルギー資源の調査も可能にするから、太陽系をわたしたちの経済的影響圏に入れることも予想される」って…さすが、米人、宇宙に工場を建てるのか、ウォール街つくるのか、タックスヘイブンにするかは知らんが(笑)はい、アメリカンドリームとは経済なりってか(笑)

 それはさておき本書、B5判より大きいハードカバーの本でして、まるで写真集のよーに立派な装丁でございます。なのでとても重いんですが(笑)そして画像がこれまた多い、この写真、図を見るだけでも納得の一冊じゃまいか?と…マジ、見て見て(笑)

 アリス的には、ジャバウォッキーの准教授の幼少期の思い出でしょかねぇ?まさに夜空の星を眺めてごらんの世界が展開しているよな?むしろ、行ってみよーの世界か(笑)

 基礎的におべんきょを一つ、地球から宇宙に出るには、ニュートン力学から、第二宇宙速度を算出すると、「地球に関して言えば、脱出速度は11.2km/秒、つまり音速の34倍(マッハ34)、あるいは銃弾速度の10倍にあたる!」という事になるらすぃ…そーだったのか?リンゴ(笑)

 で宇宙飛行の三人の父という事で、コンスタンチン・エドアルドヴィッチ・ツィオルコフスキー、ロバート・H・ゴダード、ヘルマン・オーベルトになるとな…そしてその後に、あのヴェルナー・フォン・ブラウンとセルゲイ・コロリョフきたこれになるのか…先人達の歩みパネェって事で、詳細は本書をドゾ。

 そして、その宇宙開発に先陣を切ったのはソ連だったとな…とゆー事でルナ1号2号キタコレになるのか…これらによって、「人類史上初めて太陽系軌道に乗った」探査機を得る事になると…

 尤も、ソ連(ロシア)の宇宙開発競争も何かアレですが、ベネラの頃となると「ソ連の宇宙開発計画は、火星に向けられたもの(まだ成功にいたっていない)よりも、金星への着陸機によって大きな成功を収めた。その説明としては、非常に密度の高い金星の大気を用いた降下技術が、薄い大気の火星におけるほどアクティブな制御を必要としなかったという点につきよう」って、大気があれば自然ブレーキかかるかなぁ(笑)

 ちなみに、ベガ1号2号のとこで、「気球による大気調査モジュールは、フランスのCNES(国立宇宙研究センター)との共同設計による」ものだったらすぃ…後、フォボス1号2号のとこでも「設計に8年間かかったが、それは"グラスノスチ"期にあったソ連と、西ドイツやスウェーデン、フランスなど14か国との冷戦終結を予感させる国際協力が実を結んだものだった」からとな…

 米的な話題は事欠かないので詳細は本書をドゾですが、実に米人らしーエピとしては、マーズ・パスファインダーのとこでローバーの名前が「奴隷制度廃止の活動家で、女性の権利獲得の面でも活躍したソジャーナ・トゥルースの名をとってソジャーナ号と名づけられた」とか…

 それにしてもNASAの数々の失敗についても掲載しているとこが本書の凄いとこだろか?詳細は本書をドゾですが、マーズ・オデッセイのとこのを一つ「この大損失は、探査機の高度を計算する際、異なるチーム間で使用されるヤード・ポンド法とメートル法の不統一が原因だった」とな…米人って…

 とはいえ、さすが米だと思うのはNASAの場合、「カナダ宇宙庁などと画期的な協力関係があったからこそ可能となった」とフェニックス計画のお話しなんかもありまして…もー宇宙開発は一国だけじゃ無理な世界に突入しているんですかねぇ…まっ今になればなるほど、NASAも経費削減を余儀なくされているみたいだからなぁ…どこも予算は厳しいってか…

 ちなみにカッシーニ=ホイヘンスのとこで「プロジェクトのコストは高かったが、共同計画が失敗した場合の政治的マイナス面への危惧から、1992年および1994年の2度にわたる米国議会による予算削減措置の対象になることを回避できた」って…米もほんとうにひつようなんですかとかあるんだなぁ(笑)

 尤も、このカッシーニ=ホイヘンスの打ち上げの問題は、予算よりも「有毒なプルトニウム238二酸化物を燃料とする原子力電池を3基も積んでいたからである」問題の方が論争を呼んだとな…環境は大切にってか(笑)

 欧州か?では、こちらも詳細は本書をドゾ。それにしても欧州って欧州で一つみたいなノリと、各国の宇宙機関もあると思いますで、更に各国と提携協力もあるみたいだし、トーシロ的には、どれが、どこがメインなのか?わかり辛いよな…成功の数々については本書をドゾ。ただ、マーズ・エクスプレスのビーグル2号のとこで、「より深刻な問題は、いまだに失敗の正確な原因が明らかになっていないことである」だそで…火星はやっぱ一筋縄ではいかないところなんだろか?

 ちなみに中国の宇宙事業の詳細も本書をドゾですが、「中国はここ数年で巨大な電波望遠鏡、直径50mのひとつが北京の近く、40mのものが南部の昆明地区に設置された」そで、「中国がテレメトリー分野における国際協力システムを構築していなかった事情から、ESA(欧州宇宙機関)がその電波望遠鏡を提供し、嫦娥1号からの信号の受信や位置の計算、遠隔操作まで行うような協力態勢を敷いた」そな…さすが元祖オープンマインドのEUは違うってか(笑)

 でもって、「アジアの大国インドと中国がゴールである月に向けて競うさまは、1960年代に米国とソ連が繰りひろげた宇宙開発競争を思わせる」となるらすぃ…

 ちなみにチャンドラヤーン1号の時は、装備の内、M3(鉱物マッピング装置)と極地の氷堆積を探知するMini-SAR(小型合成開口レーダ)はNASAによる開発。ESA(欧州宇宙機関)が載せたのは、CIXSとSIR-2の高解像度スペクトロメーター2台とSARA(低エネルギー粒子分析装置)だった」とな…更に「月面近くの放射線量を計ってその分布図を作製するために、ブルガリア科学アカデミーからは放射線モニターが提供された」そな…そんな訳で「2013年をめどに、ロシアの協力を得て、月の人工衛星およびローバー(月面探査機)を展開するチャンドラヤーン2号を予定している」って、そーだったのか?印?

 日本的なとこでは、ひてんとはごろもで月行けたのとこで、こちらも詳細は本書をドゾですが、これによって「1960年代に米、ソ両陣営が繰り広げてきた宇宙開発競争において、日本は月へ探査機を送りこめるほど先端的な宇宙テクノロジーを有する第3の国となった」そな…そーだったのか?ジャクサ?

 ちなみにかぐやも画像きれいだったよな?な記憶しかないんですけど、これって「アポロ計画以降最大規模の月周回探査機」だったのか?更にこれによって「他の宇宙開発先進国と同様に日本も、2020年ごろをめどにした有人飛行、あるいは月面基地の計画を進めるうえで有利なポジションを手に入れたと言えよう」とゆー事になるらすぃ…これまたそーだったのか?ジャクサ?

 後、のぞみの「アクロバット的な」スイングバイとか(笑)さきがけとすいせいは米ソ以外の「国によって発射された最初の惑星間探査機である」とか…IKAROSでは、「世界で初めて、姿勢制御を光の力で行う試みを成功させ、また、探査機の自画像を自ら放出したカメラで撮影するなど、それまで誰も想像していなかった新しい技術を次々と実施し、世界を驚嘆させた」ってホンマでっかぁーっ?イカロスというとおっきな膜が広がったぁーっの世界かと思っていたんですが…

 豆知識的に、面白いのは、「ルナ9号のスクープ!」のコラム(笑)「ルナ9号の通信は、新聞各社が画像の電送(ファクシミリ)に使う国際通信プロトコルの信号を使っていた」そで…それで何が起きたとゆーと「イギリスのジョドレル・バンク天文台が傍受し、新聞社デイリー・エクスプレスから借りてあったファクシミリでただちに画像変換したのである」とな…結果何が起きたかとゆーと「ルナ9号からの画像をソ連政府がなかなか公表しない」間に、「探査機による史上初の月面着陸のニュースは世界中を駆けめぐってしまった」とな…かくて、以後は暗号化して通信するよーになったとか(笑)

 も一つ、こちらはマリナー10号なんですが、スイングバイきたこれで、「金星の重力を利用して探査機の軌道を水星に向かわせるという巧妙な策略を提供してくれたのは、イタリアの科学者ジュゼッペ・”ベピ”コロンボだ」そな…ガリレオの末裔パネェ…

 火星への飛行じゃないけど、これって「多くがミッションに失敗し」「おかけで宇宙飛行を研究する人々のあいだで多くの不吉なうわさが広まる原因となった」とな…最先端人も迷信深いのか(笑)

 他にというと、「パイオニア10号は、現在のところ牡牛座のアルデバランに向かっている。移動速度が毎年2.6U(毎秒12.5km)なので、アルデバランに着くには200万年かかるだろう…」って、そんなに機体持つんだろぉか(笑)

 後、水星の自転と公転、「水星は太陽の周囲を2回公転するあいだに3回自転する」そで…どゆ事?とゆーと「水星の3"日間"が水星の2"年間"に等しいことになる」そな…そーだったのか?水星?とゆーより、水星のカレンダーって…

 まっ夢の超特急もといロケットじゃまいか?で、何よりも夢のある職場で雇用促進あると思いますかなぁ?昨今ではまず雇用拡大、これ一番大事っ(キパッ)ちなみにアポロ計画では、「1,500億ドル以上(2011年の価値に換算)の費用がかかり、しかも2万以上の企業や大学にて40万人の雇用を生んだという」とな…こゆ夢のある事業にお金も人も投資できた時代はロマンあふるるの上向きの社会だったんだろか?

 とまぁ他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。画像だけでも眺めて損はないかと…

 本書に掲載されているロケットのみなはま(笑)
1959年 ルナ1号・2号(月・ソ)、パイオニア4号(月・米)、ルナ3号(月・ソ)、
1960年 パイオニア5号(太陽・米)、
1961年 レンジャー計画(月・米)
1962年 マリナー2号(金星・米)、
1964年 ゾンド計画(金星・火星・月・ソ)、マリナー4号(火星・米)、
1965年 パイオニア6-9号(太陽・米)、
1966年 ルナ9号(月・ソ)、ルナ10号(月・ソ)、サーベイヤー計画(月・米)、ルナー・オービター計画(月・米)、ルナ11号・12号・14号(月・ソ)、ルナ13号(月・ソ)、
1967年 べネラ4号・5号・6号(金星・ソ)、マリナー5号(金星・米)、エクスプローラ35号(月・米)、
1969年 マリナー6号・7号(火星・米)、
1970年 ルナ16号・20号・24号(月・ソ)、ルナ17号・21号(月・ソ)、ベネラ7号・8号(金星・ソ)、
1971年 ルナ19号・22号(月・ソ)、マリナー9号(火星・米)、マルス2号・3号(火星・ソ)、
1972年 パイオニア10号・11号(木星・土星・天王星・海王星・米)
1973年 マリナー10号(金星・米)、マルス5号(火星・ソ)、マリナー10号(水星・米)、
1974年 ヘリオス1号・2号(太陽・米・独)、
1975年 ベネラ9-14号(金星・ソ)、バイキング1号・2号(火星・米)、
1977年 ボイジャー1号・2号(木製・土星・天王星・海王星・米)
1978年 パイオニア・ビーナス・オービター(金星・米)、パイオニア・ビーナス・マルチプロープ(多重探査宇宙船)(金星・米)、ISEE-3/ICE(太陽風・磁気圏・彗星・欧米)、
1983年 ベネラ15号・16号(金星・ソ)、
1984年 ベガ1号・2号(金星・ハレー彗星・ソ)、
1985年 さきがけ・すいせい(ハレー彗星・日)、ジオット(ハレー彗星・欧)、
1988年 フォボス1号・2号(火星・ソ)、
1989年 マゼラン(金星・米)、ガリレオ(木星・米)、
1990年 ひてん・はごろも(月・日)、ユリシーズ(太陽・欧)、
1992年 GEOTAIL(ジオテイル)(太陽・日)・WIND(ウィンド)(太陽・米)・SOHO(ソーホー)(太陽・欧米)、
1994年 クレメンタイン(月・米)、
1996年 マーズ・グローバル・サーベイヤー(火星・米)、マーズ・パスファインダー(火星・米)、NEAR・シューメーカー(小惑星エロス・米)、
1997年 カッシーニ=ホイヘンス(土星・欧米)、ACE(エース)(宇宙気象・米)、
1998年 ルナー・プロスペクタ(月・米)、のぞみ(火星・日)、ディープ・スペース1号(小惑星・ポレリー彗星・米)、
1999年 スターダスト(ヴィルト第二彗星・米)、
2001年 マーズ・オデッセイ(火星・米)、ジェネシス(太陽・米)、
2003年 SMART-1号(月・欧)、マーズ・エクスプロレーション・ローバー(火星探査車)(火星・米)、マーズ・エクスプレス(火星・欧)、はやぶさ(イトカワ・日)、
2004年 メッセンジャー(水星・米)、ロゼッタ(彗星67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ・欧)、
2005年 ビーナス・エクスプレス(金星・欧)、マーズ・リコネンス・オービター(火星・米)、ディーブ・インパクト(テンペル第一彗星・米)、
2006年 ニュー・ホライズンズ(冥王星・太陽系外縁天体・米)、STEREO(ステレオ)(太陽・米)、
2007年 がくや(SELENE)(月・日)、嫦娥1号・2号(月・中)、フェニックス(火星・米)、ドーン(小惑星ヴェスタ・ケレス・米)、
2008年 チャンドラヤーン1号(月・印)
2009年 ルナー・リコネサンス・オービター、LCROSS(エルクロス)(月・米)
2011年 GRAIL(グレイル)(月・米)、マーズ・サイエンス・ラボラトリー(火星・米)、ジュノー(木星・米)

 目次参照  目次 理系

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