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2016年3月24日 (木)

プリンセス症候群?

悪いお姫様の物語  リンダ・ロドリゲス・マクロビー  原書房

 サブタイトルは、おとぎ話のように甘くない24人の悪女の真実なんですが、真実のセレブ史だろか(笑)でもって、本書は女性に対する啓蒙書かなぁ?まぁある意味、小さい頃に大きくなったら何になりたいに、花嫁さんと答えるレベルのお姫様願望って、どよ?でしょか?著者的には現実見ろよ、商業主義に踊らさせるなよってとこだろか(笑)

 まっ女の子が「プリンセスの恰好をすることによって少女たちは女性らしい美しさへの非現実的な期待を抱くようになり、女の子らしさという固定観念を刷り込まれ、小さなナルシストへと変貌してしまう」のは如何なものか?という事らすぃ…よーするに「外見の美しさや富や<力のある男性>との関係といった運に左右される要素を偏重する間違った感覚を形成してしまう気がしてならない」んじゃね?と危惧していらっさる模様…

 お姫様とはでも「<プリンセス>という地位は、周りから敬意を持って扱われるべきだという奇妙な期待や、プリンセスであるというだけで自分には価値があるという幻想、またプリンセスとしての人生が女性にとって理想であるという思い込みを作りあげてしまう」とな…よーするに勘違いも甚だしいので、リアル・プリンセス物語をどぞとゆー事らすぃ(笑)夢破れて山河ありってか(笑)世の中に、そして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさなんて話は、そーそーある訳ないやんけとゆーのが、これまた現実って奴とは…

 アリス的には、スウェーデン館でクリスティーナ女王の出番ですっでしょか?後継者問題キタコレになる訳ですが、とりあえず正統な嫡出子の為に父親のグスタフ王は「小さな娘を王子として教育し、体を鍛える修練を多くするよう指示することだけだった」って…そしてわずか六歳にして「クリスティーナは、スヴェーア人、ゴート人、ヴァンダル人の女王、フィンランド大公女、エストニア及びカレリアの女公爵、レディ・オブ・イングリアなど」の称号を継承したとな…

 とはいえ「名実ともに女王になるのはクリスティーナが一八歳になってからで、それまでは父親が生前に選んでおいたご信任の摂政たちが国を治め」ていたそな…彼女についてと史実についての詳細は本書をドゾですが、丸めると頭は良かったが国のリアルは見えていなかったじゃね?日本で言うと五代将軍綱吉みたいなタイプだったんじゃないかなぁと思ふ…頭でっかちの自信過剰って、後は言わずとも分かるなの世界じゃね?しかも浪費家、とはいえそれは国の文化・芸術の為に使用されていたとはいえ、そのお金はどこから来たか、でもって民の生活はどよ?は総スルーでは、これまた先の事は皆まで言うなの世界待ったなしじゃね?

 いやまぁーその後の破天荒な人生についての詳細は本書をドゾ。ある意味元祖男装の麗人キタコレかもしらんが、さっさと退位とか、カトリック改宗とか、元女王、国のトップの行動としてどよ?政治外交的な問題もキタコレで、とにかく凄いとしか言えねぇ(笑)生涯通して「自分は素晴らしい人間であると、ずっと信じつづけたその揺るぎのなさは称賛に価する」とな…うーん、何かヴェロニカさんの対極にいるよーなお人だけど、ヴェロニカさん的にはどよ?

 他にアリス的というと、マレーシアにあるという架空の国ジャヴァスのお姫様カラブーだと自称したメアリー・ベイカーだろか?英のリテラシーって…こちらの詳細は本書をドゾ。

 それとペルシャ猫からでペルシアのプリンセス(ミイラ)でしょか?パキスタンで骨董品売買組織を摘発した際に2600年前のミイラ発見とあいなったとな…すわ古代のプリンセスか?と話題沸騰したけど、実は「現代に行われた殺人の犠牲者だ」ったとな…一時、イランからきたミイラって事で「もし本物なら、ミイラはエジプト人がこの地に交易相手にミイラの製造技術を教えていた証拠となる」かも…かくて国際紛争に(?)「ミイラが発見されたのはパキスタンだが、胸の上に書かれたプレートに楔形文字で書かれていた文によると、遺体の主は古代ペルシアの王の娘であるためイランが自国の王家の遺産だと主張。さらにタリバンまで加わって、ミイラをアフガニスタンからパキスタンに密輸した者たちをとらえて処刑したと言い出した」って…ホンマでっかぁーっ?まぁその後ミイラを調査したら現代人じゃね?で大山鳴動して鼠一匹ってか…ミイラ作成詐欺なんて現代でもあるのか…

 さて、リアルお姫様、女王様、お妃さま話でいくと、ハトシェプスト(埃)の場合は「中年太りの髪の薄くなりかけたプリンセス」「本当の彼女は生まれつき出っ歯の太った中年女性で<巨大な垂れた胸>をしていた」って、ホンマでっかぁーっ?

 アフリカつながりでは、ンジンガ(ンドンゴ王国/アンゴラ)パネェ…というか、アンゴラの歴史もパネェというべきか?まずンドンゴ王国とは「ムブンドゥ語を話す部族たちの緩やかな連合王国」だったそで、ンジンガが生まれた時は「ポルトガル人は一四八三年に初めてこの地にやってきて以来、キリスト教の布教を務めたり、アフリカ人を連れ去って奴隷にしたりしていた」という状態が百年以上続いていた時代らすぃ…しかもそれは「ンドンゴと北の隣国コンゴは主に戦争捕虜を使って奴隷貿易をすでに行っており、一五〇〇年代にポルトガルがあとから加わった」に過ぎないって、ドンダケェー(死語?)

 まぁ詳細は本書をドゾですが、「一五七五年、ポルトガルがンドンゴとコンゴの国境にあるルアンダに植民市を作ったために緊張が高まり、不満を抱きつつもンドンゴの支配下についていたいくつかの部族のうち一部が反目し始めた」って…ルアンダってルワンダ?元ベルギー領かと思っていたら、その前にポルトガルきたこれだったのか?

 まぁそれもともかく「ンドンゴはポルトガルに征服されてアンゴラになったが、この地の人々は彼女を忘れなかった」とな…「一八六〇年に、スコットランド人の宣教師がアンゴラ人男性の言葉を記録している。<アンゴラでは路傍の草にいたる生きとし生けるものすべてが、偉大なる女王のことを覚えている>」になるそな…

 伝説の王女、女王という事らしーんだが、リアル歴史の方はというと「もっと複雑で…血なまぐさい」という事で、こちらの詳細は本書をドゾ。何とゆーか、アフリカの混沌、カオス並じゃないです、はい…奴隷貿易の一つでも「ンジンガは戦争で得た捕虜を奴隷貿易に使って、八〇五キロメートル内陸に領地を広げた。そして二、三年後にマタンバ王国を征服して中央アフリカ一裕福で重要な国へと変え、一六四〇年には中央アフリカでもっとも勢力を誇る王になっている。ンドンゴの傀儡王の領地の大部分を支配し、年間一万三〇〇〇人以上に及ぶアフリカ人を売りさばく奴隷貿易を支配した」そで…強制ゴホンゴホン…

 まぁアジア的にもどよでは、クトゥルン(モンゴル)の場合も「クトゥルンが<美人>だったとする文献もあるが、ほぼ確実にこれは話を面白くするための創作だろう。彼女は骨太でがっちりした肩をしていたようだ」って…本書、ハトシェプストのとこだけじゃなく、このように容姿についてリアルに言及しているとこが物凄く多いと思うんだが、これも著者の信念なのか?好みなのか?まさに本当の事を言っちゃいけないんですかの世界だなぁ(笑)

 とはいえ、クトゥルンでは彼女の「死は、モンゴル及びチンギス・ハンの築いた広大な帝国がちょうど衰退し始める時期に当たる。彼女は部族を率いて戦場で戦った最後の女戦士となった。女性が上に立つことがなくなると帝国の運営は怠惰な男たちにまかせるしかなくなって、勢いを失ったモンゴル帝国は崩壊したのだという説もある」って、そーだったのか?モンゴル?征服は出来ても維持はできない、実に殿方的だなぁと思うのは気のせいか?

 他にというとラクシュミー・バーイー(印)の場合は、彼女と史実についての詳細は本書をドゾですが、彼女に関する事で何が凄いって「反乱が勃発してまもなく、イギリス軍はラクシュミー・バーイーを反乱者と認定し、出版物や東インド会社の公的文書で中傷し始める。彼女は<放埓>で<ふしだら>な女であり、砦で起こった恐ろしい虐殺は彼女のせいだとした。イギリス側には非難の対象が必要で、ラニ・ラクシュミー・バーイーは恰好のスケープゴートだったのだ」って、さすが英国紳士、大英帝国サマのやる事半端ない(笑)

 則天武后(中)の場合は、「女の身で皇帝となり、国を治めるという偉業」を行ったのだから「途中で何人か殺さなくてはならなかったとしても-生まれて一週間の娘も殺したと言われている-それは些細な代償だった」そな…とはいえ、著者的には「男尊女卑の傾向の強い儒教が支配的だった唐では、則天武后はまず女性であるというだけで、さらには夫の代わりに垂簾政治を行ったり、のちにはわが子から皇帝の座を奪ったために、儒教的な秩序を乱したと受け止める人たちが多かった。そして、このような行動に対する戒めとして、わが子殺しや残虐な殺人が誇張されて歴史に織り込まれることになった」という見解らすぃ…まぁ中国の歴史は歴代、次期政権が決めるものだからなぁ(笑)

 ちなみに赤子殺しも、著者によると「わが子を殺したという部分が事実だったとは思えない。のちに彼女は自分に従わない子どもたちを排除しているが、殺すのではなく追放という手に訴えている」からだそな…

 また、平陽公主(高祖の娘)の場合は東洋版ジャンヌ・ダルクかなぁ?まぁ神様の為ではなくて、父親の為にだけど(笑)著者によると「平陽の生きていた時代、中国はほかの多くの社会に比べれば、どの階級においても女性が尊重され、自由を与えられていた」そな(笑)政治的助言、その他影響力を行使する事も出来た模様、ただし「自ら馬に飛び乗って軍隊を指揮するなど、ほかに例はない」とな…そんな訳で早死にしなければ「彼女は女帝になっていたかもしれない」逸材だったかも、とな…その他、韋后の場合も凄いのでこちらは本書のコラムをドゾ。

 米大陸にも色々あってなの世界ですが、まずはマリンチェ(アステカ/墨)の場合、お嬢様なのに「八歳か九歳の頃に奴隷商人に売り渡されたのは事実で、奴隷制が深く根づいていたメソアメリカ文明では、親が自分の子を奴隷として売るのは珍しいことではない」って、米大陸の親子関係半端ない…彼女と史実についての詳細は本書をドゾ。まぁどちらにしてもコルテスきたこれになる訳で…

 でもって「一九八二年にマリンチェと最初の混血児である彼女の息子の像が作られたが、地元の学生たちが売国奴の像などいらないと抗議運動を行ったため撤去された」そな…米大陸ってどこも銅像をたてるのがお好きなんでしょかねぇ?

 も一つ、サラ・ウィネマッカ(バイユート族/米)の場合は、西部開拓史そのものでこちらも詳細は本書をドゾ。まぁ米的には「貪欲に西を目指しながら金を採集する開拓者にとって、先住民は邪魔な存在でしかなかった」そで、「開拓者たちの多くが先住民たちの冬の蓄えを燃やしたり、飲用の水源を汚したり、無差別に撃ち殺したりしていたこと」がリアルらすぃ…さすが米の正義半端ない(笑)

 「サラは白人兵士たちが先住民に牛を盗まれたという見え透いた嘘を並べ立てて、子どもにいたるまで村人全員を殺した例を挙げている。そして<自分勝手な目的のために戦いを仕掛けてくるのは、いつも白人だった>と述べている」とな…成程、騎兵隊ってか(笑)まぁ詳細は本当に本書をドゾですけど、「合衆国政府の掲げる<明白なる使命>(インディアンを虐殺して西部へ勢力を拡大することを正当化する標語)」がまかり通っていたそーだから、今も昔も米の正義に揺るぎなしってか(笑)

 まぁ1878年に「ラザフォード・ヘイズ大統領とカール・シュルツ内務長官に直接会って話ができることになったのだ。とはいっても、実益はほとんどなかった。バイユート族をマルーア保留地に戻らせるという書面による約束は、すぐに反故にされる」とな…約束の誓いよ、永遠なれなんですか?そーですか?

 またサラの「歯に衣着せぬ発言はマスコミの恰好の標的となり、彼女は欲張りで金に汚い好戦的な人間として新聞に書きたてられた」そーで、今も昔も米のメディア、報道の自由と表現の自由に邁進していらっさる模様(笑)また「インディアン管理局も彼女をおとしめれば自分たちの大義の正当化につながるため、<軍隊の非戦闘随行者>(要するに慰安婦ということ)<売春婦>、大酒飲み、ギャンブル好きなどと中傷した」って、さすが米の公務員、職務を忠実に遂行しているってか?このイメージ戦略に足をとられて彼女の訴えはスルーされた模様…「大衆は最悪の抽象を信じてそれ以外の意見は無視するもので、先住民のための訴えなど簡単に脇に追いやられてしまったのだ」とな…米の大衆、一般市民も素晴らしス(笑)

 米的なお姫様話では、クララ・ウォードその他にいぱーいのドル・プリンセスきたこれになるのか?ヨーロッパ貴族の御曹司と米の大金持ちの娘が結婚しますたで、相互利益万歳って奴らすぃ…「娘のほうは称号を手にして社会的地位を上げられる。一方、男のほうは乏しい財政を潤せるというわけだ」とな…で、そゆお嫁さん達をドル・プリンセスと読んだそな…

 しかし、まぁその結婚生活は?と言えば「旧弊な考えの染みついたヨーロッパ貴族たちは喉から手が出るほど金が欲しくても、新参者に対して懐疑的な態度を捨てることはなかった」とな…かくてウィストン・チャーチルの母親、ジェニー・ジェローム(米)の日記いわく「要するに、彼女の長所はお金を持っていることだけだと彼らは考えているのだ」とな…欧州と米の間にも暗くて深い河があると(笑)

 欧州的には、シャルロッテ・フォン・プロイセンかなぁ…「乱交パーティを開いたプリンセス」として紹介されているんだけど、「プロイセンの皇太子夫妻の長女だったが、子どもたちの中で一番出来が悪かった」って…「勉強はまるで駄目、生まれを鼻にかけ、態度が悪く、母親としょっちゅう衝突する」お姫様だったらすぃ…「一〇代になると<宮廷でもっとも尊大で心の冷たい男たらし>と噂されるようになった」そで、母親曰く「かわいらしい外見と空っぽの中身とは、なんて危険な組み合わせなのかしら!最初は誰もが魅了されるけれど、だんだん本当のあの子が見えてくると愛も信頼も尊敬も持てなくなってしまうのよ」って、実の母親の娘の評価、率直すぎね?

 とはいえ、そのかわいらしい外見とやらは「背が低く胴長でずんぐりした手足をしており、非常に胸が豊かで両肩は平行ではなく片方が下がっていた。それに髪が薄くなっていた」って、親の欲目パネェ…

 そんな訳で「シャルロッテは典型的ないじめっ子だった。仲がいいふりをするのはその人の秘密や恥を聞きだすためで、知るとすぐに吹聴して歩く」って、ドンダケェー(死語?)

 まぁドンダケェー(死語?)なのはプロイセン上流階級かもね?でして、「一八九一年のある雪の降る寒い晩、いくつものソリが森の中の狩猟ロッジ、グルーネヴァルト狩猟宮殿に到着した。プロイセンのもっとも高貴な貴族や要人たちが防寒のために毛皮に身を包み、おいしい酒、ダンス、ギャンブル、セックスを楽しもうとベルリン一古い宮殿に集まったのだ。中に入った彼らは毛皮を脱ぎ、やがて自制心もかなぐり捨てた。パートナーを替えて新しい体位を試す彼らの姿」って…リアルにありましたで、これが暴露されて一大スキャンダルになりましたぁーって渦中の人、暴露No1候補にシャルロッテきたこれになるらすぃ…

 議会や警察を巻き込んでの大騒動になったらすぃが、国をあげての熱狂は、国をかけての忘却に邁進したよーで「二〇一〇年にドイツの歴史家がプロイセン文化財枢密文書館を調べていて発見し、初めて明るみに出た」そな…さすが、歴史を忘れた国民に未来はないですからねぇ、新しい事実もちゃんと受け入れる独を見習えで匠です(笑)ちなみにシャルロッテについてについての詳細は本書をドゾ(笑)

 そして英の場合、キャロライン・オブ・ブランズウィック=ウォルフェンピュッテル…後のジョージ四世の妃ですけど、こちらも「だらしなく、美しくもなく、太ってもいた。おまけに派手好きで、品がなかった。慎み深さとは無縁で、数々の浮名を流し、それゆえに身持ちが悪いと陰口を叩かれることがよくあった。軽薄を絵に描いたような女。それがキャロラインだった」って、ドンダケェー(死語?)と思うやんか?更に「救いがたいほどの男好きで、パーティの招待客を平気で何時間も放置して、男友だちとどこかに消えることもよくあったと言われている」って、ただの男好きではなくて、救いがたいほどの男好きって、一国の皇太子妃、王妃(?)としてあると思いますなのか?さすが大英帝国サマのスケールは違う…

 まぁ男好き路線で行くならば、ポーリーヌ・ボナバルトも忘れてはいけないってか?かのナポレオンの実妹…詳細は本書をドゾですが、「ナポレオンが妹と恋仲になった男を戦場の最前線に送り込んでいたのは有名な話だ」そで、次から次への世界か…でもって「義姉の皇后ジョゼフィーヌは、自分の夫もポーリーヌの愛人だったと話している」し「宮殿に使えていた廷臣は、ポーリーヌが兄との関係を認めたと言っている」って…仏皇帝一家、愛が溢れかえっているらすぃ…

 男にとって妻(恋人)とはイメージの中のソレが決定的らすぃ…フランツ・ヨーゼフ皇帝は、エリーザベトに結婚した当時のかわいらしい妻のままでいてもらいたかったらしい。頭の切れる聡明な女性になったエリーザベトを、皇帝は受け入れられず、彼女からの助言を拒み、少しでも忠告めいたことを言われると無視することも多かった」とな…欲しいのは自分のイメージ通りの美少女ってか?

 露のロマノフ王朝の生き残りアナスタシア伝説って結構有名だったけど、全部嘘だったのか…本書にもフランツィスカの件が出ていますが、何より驚いたのはWWⅡ以前というかWWⅠ後と言った方がいいのかの段階で、「亡き皇帝の近親者たちが一堂に会し、ニコライ二世一家が全員処刑されたことを正式認め、アンナ・アンダーソン(フランツィスカのこと)は詐欺者であると声明を出した」とゆー事で正式に否定されているとな…ちなみに「虐殺された皇帝一家の親族がこのような公式の声明文を発表しても、フランツィスカ支持派の気持ちは揺るがなかった」とゆーからパネェ…まぁ偽物を信じる理由が「ニコライ二世の莫大な財産である。そう、おこぼれを狙っていたのだ」そな…何とゆーか、お金の前では人類皆正直者よのぉ越後屋ってか(笑)

 露的にパネェと思わされたのはプリンセス・タラカーノワのとこ…実は偽王女事件なんですが、詳細は本書をドゾ。何が凄いかとゆーと、この偽王女を排除する為のエカテリーナ二世が凄すぎる…「エカチェリーナ二世はおおっぴらにこの若い女性と対立すれば、自らの悪評とプリンセスに対して集まっている支援が反乱につながりかねないと懸念して、元愛人のアレクセイ・オルロフ伯爵をイタリアに送った。プリンセスに近づいて信用させたあと、彼女の主張を支持するふりをして誘惑、そして誘拐するという筋書きを立てたのである」って…でもって、「オルロフは結婚の約束で釣ってタラカーノワを船に乗せたのち、拘束してロシアに連れ帰った。彼女はわずか一年後の一七七六年に、裁判も開かれないうちに監獄で死んだ」とな…さすが、おそロシアさま、今も昔も半端ない…

 本書的に一番幸せなというか、成功した結婚というのでは、ウィナレッタ・シンガー(米)の場合だろか?ちなみに彼女、「ミシンで巨万の富を築いたアイザック・シンガーの二四人中八番目の子どもだった」そで…一度目の結婚は「プリンス・ルイ=ヴィルフレッド・デ・セイ=モントベリアード」これは「二一ヵ月後には別居して一八九一年に離婚」したとな…そして衝撃の事実が「実はウィナレッタはレズビアンだった」って…ちなみに二度目の結婚キタコレで「プリンス・エドモンド・ドゥ・ポリニャック」とな…しかも「同性愛者だった」って…かくて「彼の友人も家族もウィナレッタが肉体関係のない<清らかな>結婚を望んでいることや、エドモンドは財政的に破綻しているがサロンは続けたがっていること、ウィナレッタが貴族の称号を必要としていることを知っていた。こうして取引が成立した」とな…結婚とは契約、所詮、取引であるってか…かくて「一八九三年一二月一五日に結婚したふたりは、いろいろな意味で真実の愛を分かちあった夫婦と言える。サロンを主宰する喜びと音楽や芸術への愛を共有しているため、いつも話すことは尽きず、互いが互いの一番の親友だった」って…成功する結婚の秘訣って、これか(笑)

 豆知識的には、中国語において「則天武后は、プリンスを表す語を"口答えしない者"という意味の漢字に変えている」とな…成程、中国、昔からイエスマンしか通用しない国なんだなぁ…も一つ、中国絡みで「近隣の東トルコ人の加勢を受けて三万人以上の兵を集めた李渕は」の件で、この東トルコ人って東トルキスタンの事だろか?英米的には、あそこまでトルコってか?

 言葉的には「現在のメキシコでは、マリンチスタは<舶来品好き>という意味で、要するに裏切り者だ」って…そーだったのか?マリンチェ?「彼女は<メキシコのイヴ><裏切り者><祖国を売った者>など数々のひどい罵りを受けてきた」そな…まぁコルテスによるアステカ文明の崩壊に加担したのは免れない訳で…私と仕事とどらちが大切なの?はともかく、男と国(同胞)とどちらが大切なの?はあるかもしれんねぇ?なんですかねぇ?

 ヘンリー八世辺りが、中世の終わり頃になるのか?の英では「先天異常は悪魔の仕業で母親が悪いのだと考えられていたこの時代には、流産は魔術で起こせるものだった」って、そーだったのか?ウルフ先生?も一つ「ヴィクトリア女王が誕生しなければ、クリスマスツリーもアダルトグッズもイギリスから世界に広がらなかったかもしれない」って…ホンマでっかぁーっ?

 日本絡みのとこでは、白村江って則天武后の時代だったのか?著者によると「彼女の統治時代、唐は朝鮮が日本の脅威を退け新しい王のもとに結束するのを助けたが、これにいたく感銘を受けた日本は以後唐を忠実にまね、その都まで中国の都を模して建造した」って(笑)

 他にはクララ・ウォードのとこで再婚のハネムーン?旅先の日本で夫婦「それぞれの上腕に互いの姿の入れ墨を彫らせたという」って…海外の人今も昔もは入れ墨好きだよねぇ…

 また、プリンセス・スーメア(偽/パティヤーラー国マハラジャ・ブッピンダー・シンの娘)、「一九四一年一一月、スーメアは財政的に苦しくなり、パークホテルのスイートルームを引き払わなければならなくなった。しかし彼女に与する日本が侵攻してきたために、運が好転した」とな…プリンセスの活躍(?)についての詳細は本書をドゾですが「一九四三年に日米ハーフと結婚していて、彼は日本人の犯罪者ネットワークの上海における窓口になっている人物だった」ってて…

 それにしても、本書を拝読した素直な感想は、著者は独人なのかなぁでしたが、実際は英在住の米人だそで…欧米か(死語?)

 まぁ現代人的な考えがところどころに見え隠れというか、昨日と今日の違いとでも言うべきかが時々顔を覗かせているよな?例えば「女は女の仕事に精を出し、無防備な男たちの欲望に火をつけぬよう美しい顔を隠しておくべきだとサクソ(グラマティクス/歴史家)は考えた。男たちが欲望をコントロールできないから女たちが武器を持たざるをえないのだとは、彼には思いもよらなかったようだ」とか(笑)まさに今でしょ(死語?)じゃね(笑)

 現代つながりでは、現代のプリンセスもパネェで、マハ・アル=スダイリ(故ナエフ・ビン・アブドルアジズ皇太子の妻)の場合「二〇一二年六月、彼女は六〇人の随行スタッフを連れてパリの高級な五つ星ホテル、シャングリラを朝の三時半にこっそり脱げだし、八〇〇万ドルにのぼる支払いを踏み倒そうとしたが、見つかって危うく逮捕されるところだった」とな…ちなみに「プリンセスが逃亡に失敗すると外交官特権を主張したため、パリ警察も手が出せなかったのだ。プリンセスは家族の友人が経営する別の五つ星ホテル・ロイヤルモンソーに移った」とな…凄いな外交官特権、現行犯でもそんなの関係ねぇー(死語?)なのか…ちなみにこちらのプリンセスの踏み倒し歴は他にもあって「二〇〇九年六月に買い物三昧で二四二〇万ドルという天文学的なつけをためたときも、外交官特権を主張して支払いを拒否した」そな…

 も一つすんごいプリンセスで、プリンセス・シーラットの場合は、タイのワチラーロンコーン皇太子の飼い犬フーフー(プードル)のお誕生日パーティで「プリンセス・シーラットがGストリングと帽子だけの恰好で参加している映像が出回ったのだ」そな…ちなみに「なぜか犬も含め、プリンセス以外の全員がきちんと服を着ていた」そなな…問題は「二〇〇九年にビデオはなぜかオーストラリアのテレビ局に渡った」て世界的に周知の事になってしまったとゆー事らすぃ…タイの皇太子夫妻半端ない…更に「二〇一二年一〇月に彼女は浪費家であることの評判を実証し、イギリスのアンティークセンターで八時間かけて棚をすべてさらうように買い物をして四万ドルを散財したのだ」そー…タイってお金あるんだなぁ…ちなみにちなみに後書きによると「タイのシーラット妃は、自身の親族が汚職事件に関係していたことから、最近王室を離脱したとう報道があった」って…時々刻々時代は動いている模様…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんプリンセスいばーい、エピいぱーいですので興味のある方は本書をドゾ。

 国名シリーズ的なプリンセス達は、
ロシア・フランツィスカ・シャンツコフスカ(偽アナスタシア)、プリンセス・タラカーノワ(偽/第六代皇帝エリザヴェータと彼女の秘密結婚の相手アレクセイ・ラズモフスキー伯爵の嫡出子)、エリザヴェータ一世、ロシア大公妃エリザヴェータ、
スウェーデン・アルフィルド(ゴート族/北欧)、クリスティーナ、
英国・イザベラ・オブ・フランス(エドワード二世妃)、キャロライン・オブ・ブランズウィック=ウォルフェンピュッテル(ジョージ四世妃)、ブーディカ(イケニ族の王夫人)、ジョーン・オブ・ナヴァール(ヘンリー四世の二番目の妻)、グロスター公爵夫人エリナー・コバム、ジャケッタ・オブ・ラクセンバーグ(ベッドフォード公爵未亡人)、エリザベス・ウッドヴィル母子(エドワード四世の秘密婚)、アン・ブーリン(ヘンリー八世の二番目の妻)、ウェールズのネスト(デヒューバース王リース・オブ・チューダーの娘)、プリンセス・スザンナ・カロリーヌ(偽/シャーロット王妃の妹)、プリンセス・オリーヴ(偽/カンバーランド公爵ヘンリー・フレデリックの娘)、
ペルシャ・トミュリス(マッサゲタイ族女王)、
マレー・カラブー(ジャヴァス/架空の国)

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