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2016年3月13日 (日)

やまとごころ?

乙女の美術史 日本編  堀江宏樹 滝乃みわこ  実業之日本社

 芸術は爆発だぁーっなのかはともかく、とかくトーシロには分かりにくい芸術の世界…まっ本書は美術史の範疇に入ると思われなんですけど、しかも国内限定…それでも人生色々、美術も色々だったんだなぁ(笑)でもってそれが堅苦しくなく展開されております。ちなみに著者達は前書きで「この本はお勉強するために書かれたものではありません。芸術品が作られた背景をかみしめつつ、楽しみながらページをめくり、そしてあらゆる日本美術を愛するためのきっかけになってくれることを、私たちは願っています」とあったりして(笑)

 まずは仏像から始まるとこが、何だかなぁ(笑)いちばーん、阿修羅像(興福寺/奈良)いっきまーすっとな…ちなみにこの当時の仏像って何か細身の人多しじゃね?で、かの有名な弥勒菩薩半跏思惟増なんかもありますが、どーして何だぜ?の理由の一つが、「当時の主流である乾漆作りでは、コストがそれはそれは膨大にかかるため、ひとつひとつの像を細身に造らねばならないということが、ほっそりとした青年の阿修羅像に関係しているのでは、とも考えられます」って、身も蓋も無いよーな気がするが、世の中何事もコスト削減か?そーなのか(笑)

 も一つ、仏像は妙に中性的じゃね?で、これも日本の仏像の特徴なのか?対キリスト教を比較すると「キリスト教で尼さんことシスターたちは、キリストと精神的に結婚した人たちのことです」だそで、教会音楽、カンタータなどの歌詞は「キリストを「私(たち)の恋人」として、堂々とラブコールしているんですね」とな…そーだったのか?バッハ?

 それはともかく「仏教では、恋心すら立派な「煩悩」のひとつですから、それを鎮める方向で考えます」とな…かくて仏像は性を超越したとゆーか、達観した方向に進んだらすぃ…「これは日本人の宗教心そして美意識、個性の問題だと思います」とな…そーだったのか?日本の仏像?

 尤も、仏像、仏さまなら無の境地の方向に進んだけど、「仏でない者」には徹底して肉体美に走った模様…それが「十二神将像」(新薬師寺)なんだそな…仏サマのガードマンという事で肉体派のイケメンって事になるらすぃ…そーだったのか?伐折羅?ある意味、日本のリアルがここにあるだったんだろか(笑)

 こーして見ると仏像萌えあると思いますかもなぁ?元祖アイドルキタコレになるんじゃね?ご本尊より脇を見ろってか(笑)

 アリス的には、吉祥天のとこかなぁ?片桐さん的に(笑)ええ、お住まいの吉祥寺から(笑)「「七福神」という神様の人気グループがありますが、紅一点のメンバーは現在いる弁財天ではなく、もともと吉祥天だったんですよ」って、そーだったのか?吉祥天?「日本では奈良時代くらまで女神といえば吉祥天ていうほど、ものすごーく人気が高かった=信仰を集めていたのです」とな…しかも「このふたりでは「格」が違いました。吉祥天が大女優としたら、弁財天はその付き人」位違っていたそな…ホンマでっかぁーっ?

 で、一挙に昼メロ路線か?神様なのに(だから?)「弁財天はなんと吉祥天の夫・毘沙門天とデキてしまうのでした」って…成程、センテンス・スプリング?かくて、吉祥天はメンバーから卒業、ソロ活動に進む事になり、代わって弁財天がメンバー入りをすると…そーだったのか?センテンス・レボリューション(笑)ついでに言うと、「鎌倉時代には、人気を自分に惹きつけるために、セクシー担当として「脱いだ」のです!」だそな…神様もげいじつのためなら脱ぎますの世界だったのか?

 ちなみに「吉祥天は奈良・平安時代の日本の貴族階級から強く信仰されていたのですが、弁財天は武士や町人といった新興階級に信仰されたようです」とな…

 後は、仏像系というと、運慶、湛慶の慶派キタコレになるのだろぉか(笑)ちなみにこれ奈良仏師達の逆襲でもあったのか?何事も浮き沈みはあるものよのぉ越後屋ってか(笑)詳細は本書をドゾですけど、とりあえず「慶派の特徴は「美青年としての仏様」なのです」を抑えておけば全てはOKじゃね(笑)イケメン、そこが一番大事ぃぃぃぃ(笑)蛇足ですが、「運慶は、日本の仏師史上はじめて、自分のサインを「作品」である仏像に入れた人でもあります」だそで、この時職人から芸術家への道がキタコレになるんでしょかねぇ?

 そして時代は室町へですけど、この時代を著者は「現在では大阪はいわば「強欲」担当で、京都は「はんなり」担当(ついでに神戸が「おすまし」担当)だったりしますが、この時代は、京の都に現代の関西人の三要素すべてが集中していたような気がします…」って、そーだったのか?アリス?以前に、大阪的にどよ…

 アリス的と言えば、四風荘の相国寺じゃまいか?で「現在は金閣も銀閣も相国寺の管理下に置かれていますが、その相国寺には義満と若冲の墓が並んで建っています」って、そーだったのか?相国寺?英都大の裏パネェ…ついでに言うとその隣に並んでいるのが藤原定家のお墓って言うから、何故その並び順にしたし?相国寺?

 でもって、准教授ん家の裏のお寺、銀閣寺とは義政の妻から逃れられる隠れ家が欲すぃの一念で造り上げたものなのか(笑)お父さんだって一人になりたいってか?男の本音って将軍サマでも変わりなしって事ですかねぇ(笑)かくてセレブも「ただっぴろい部屋にいつづけるのが正直しんどいという、小市民的な感覚」の果ての書院造りってか…東山文化パネェ(笑)

 ちなみに、そんな室町文化のキーワードが「わかりにくさ」とは知らなんだ…水墨画しかり、枯山水しかり、「簡素に見えてもわかる人にはわかる、ラグジュアリーな要素が実はあるところが、スノッブな足利将軍家およびその取り巻きにはウケたのでしょう」って…そーだったのか?室町?まぁこちらの詳細も本書をドゾ。

 さて、時代はサクサク進んで江戸時代キタコレで琳派もキタコレ(笑)俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一…詳細は本書をドゾですが、ある意味、日本人の究極のデザイン、贅沢の楽しみ方キタコレじゃね(笑)

 そして江戸と言えば浮世絵もキタコレになるんですけど、こちらは絵師って事でオケ?とりあえず、著者によると「自分が好きなタイプの女性をうまく描くことができ、「スタイル」を創ることができれば、絵師は成功する」んじゃね?って事らすぃ…そーだったのか?美人画?

 浮世絵についての数々の詳細は本書をドゾですが、写楽について斎藤十郎兵衛説が熱いになってたのか?「2008年7月、事態は大きく変わりました。ギリシャ国立コルフ・アジア美術館の所蔵品の調査で、写楽の貴重な肉筆画が見つかったのです」って、ホンマでっかぁーっ?それにしても写楽って、今だとキャーっの世界だけど、当時は全然売れなかったのか(笑)ある意味、デフォルメ過多って、ロートレック的だもんなぁ…パンピー的にも描かれた役者的にも綺麗な方が、ミッシャ的な方がウケる層は多そう(笑)ブロマイド的にあると思いますじゃね?

 後、本書的に凄い画家というと、戦国の岩佐又兵衛も凄かったけど、日本美術史的には伊藤若冲はビックウェーブきたこれになるんじゃね?何とゆーか、今までの俗説とは相当に違うお人らすぃので、これからの研究に要期待って奴ですかねぇ?これの詳細は本書をドゾ。後、元祖女流画家キタコレで葛飾応為でしょか?ちなみに応為、「カナダにおける歴史小説の第一人者で、女流作家キャサリン・ゴウィエも応為のことを「The Ghost Brush」という小説にしています。北斎とペアとしてではなく、応為単独での研究も日本より海外のほうが現時点では盛んで、相当数の論文もあるようですよ」って、そーだったのか?応為?やっぱ日本の美術界も男尊女卑か(笑)

 さて、文明開化で明治キタコレで、美術も油絵など西洋画キタコレになるんですが、浮世絵に慣れていた日本人には油絵的なソレって、まさにどよ?の世界だったらすぃ…何事も受け入れられるには時間が必要って事でしょか?まぁ画家いぱーい出てきますが、准教授的には、菱田春草かなぁ?ええ、猫の絵多しってとこで(笑)でも、春草自身は猫好きではなかったらすぃ…

 後、竹久夢二って、米で展覧会開いているのか?「楚々とした乙女たちを描いた夢二の作品は、アメリカでは(当然ながら)受け入れられませんでした」の件は、なるほろだよなぁ…やっぱ米はマリリンの世界観じゃね?

 さてさて、時代は下って、昭和、戦後の話になってマンガまでキタコレになっていますのでこちらの詳細も本書をドゾ。ちなみに「美術館でも漫画の原画展が開催されるようになりました。「絵画」の展覧会よりも、「漫画」のほうがよほど集客があるそうです」という時代なのか?今ってば(笑)最早、戦後では、もといサブカルチャーではないの時代なんだなぁ…

 豆知識的には、仏像の場合、「もともと観音様は海外では女性として表現されていました」とな…ところが「儒学的な意味での男尊女卑的な価値観が強い中国あたりで」女性的なものは否定されたんじゃね?で「女性であることを示す身体的特徴がなくなったそうです」仏像的には、つるぺたがジャスティスって事らすぃ…

 も一つ、仏像作り、海外では白檀で作るのが理想だったらしーけど、日本じゃとれないのでカヤの木を使ったんだそー…ちなみに「平安末期には複数の木を組み合わせて巨大な仏像をつくる、寄木造の技術が開発されたのです」とな…魔改造は日本の伝統芸能なんだなぁ(笑)

 平安豆知識的にそーだったのか?系では正妻の座とは何か?「それは結婚した順番の話でもなく、愛情の強さの話でもない。彼女がそのとき、ステイタスが一番高い家の娘だったから…にすぎないのです。正妻の座とそれ以外の妻の座はつねに更新されつづけました」って、ドンダケェー(死語?)実家の権力が全てですってか?パワーゲームぱねぇ…

 時代が変わった系豆知識的には能…あの上演時間、室町時代は「現在の3分の1程度だったことが判明しています」とな…つまり「能役者はスピーディに動き、台詞もペラペラ喋っていたということです」って、ホンマでっかぁーっ?となるとお能って何か物凄くスローモーな気がしていたけど、あの二倍どころか三倍速で演じてナンボの世界だったのか?しかも世阿弥じゃないけど、演じているのは絶世の美少年達…演目も調伏系なんてアイドル戦隊モノもしくはハリウッド映画もまっつおの世界だったんじゃね?もしかして?

 駆け足で本書をたどってみましたが、高村光太郎のとこでも思ったが、著者、男と女で思うところがあるんだろか?ちょこちょこ出てくる著者の見解がパネェ(笑)で、青木繁のとこでは「子どもの誕生は夫婦にとって賭けなんですよね。絆が深まるか、あるいは関係が崩壊する原因になるか」とあって、よく言われる子は鎹説オンリーなんてあらへんあらへんという本音ぶちまけ系でしょか?本当にありがとうございました(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 文化・芸術 

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