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2016年4月10日 (日)

ただの時も吉野は夢の桜かな(笑)

桜花爛漫  暮田魁心  木耳社

 サブタイトルは、書で観る万葉から現代までなんですが、相田みつをの世界だろーか?あちらは自作自演もとい自作を書にしたためていたけど、こちらは日本書紀、万葉集から現代まで書いてみますたの世界らすぃ…

 ちなみに「花ぐはし桜の愛で同愛でば 早くは愛でず我が愛づる子ら」(日本書紀)が、「これが桜の歌の最初の登場である」そで…何か万葉集の方が古いと思っていたら、日本書紀の方が古かったのか?もー何か飛鳥、奈良の時代ってピンと来なくてアレだなぁ(笑)まぁその頃から日本人は桜、桜していたとゆー事か(笑)

 でもって、今でしょっ(死語?)では、森山直太朗のさくらも掲載されているとゆー…思うにこの国は最低でも1300年以上ずっと桜桜してきた人だものの世界を展開してきた模様(笑)

 ある意味、本書は桜のお歌集という事にもなるんだろーか?自分で作っちゃいましたが西行なら、自分で書いちゃいましたが著者なんですかねぇ?

 アリス的に歌…詩…文学的というか、作家的には被るとこもあるんだろーか?うーん…さくらの名木として、祇園のしだれ(京都・祇園)、常照皇寺の久重桜(京都・京北井戸町)が掲載されています。また名所として仁和寺(京都・御室)、哲学の道(京都・左京区)、二条城(京都・中京区)、祇園白川(京都・祇園新橋)、大阪城公園(大阪・中央区)、桜之宮公園(大阪・都島区)、弘川寺(大阪・河南町)が巻末に合わせて載ってます。アリスならば一度は足を運んでいるだろーか(笑) 

 さて、もー本当にたくさん歌が掲載されているので詳細は本書をドゾ。なのでもー個人的趣味に走ってチョイスすると、見渡せば春日の野辺に霞立ち 咲きにほへるは桜花かも(読み人知らず/万葉集)とか、うつせみの世にもにたるか花ざくら さくとみしまにかつちりにけり(読み人知らず/古今和歌集)とか、世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし(在原業平/古今和歌集)とか、もろともにあはれと思へ山桜 花よりほかに知る人もなし(行尊/金葉和歌集)とか、清水へ祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢ふ人みなうつくしき(与謝野晶子)とかとか…いぱーいありすぎて、これでもほんの一握り…詳細は本書をドゾ。いや、桜の歌ってこんなにあったのかとおろろきました…

 さてさて、歌の方は感性の世界ですので、読んでみて己で感じるしかないんですが、本書のエピで一番おろろいたのは、「ふるさとは水底となりつ移し来し この老桜咲けとこしえに」(高崎達之助)の項でしょか?所謂、荘川桜のお話しなんですけど、詳細は本書をドゾですが、ダム建設で村が水没する事になって、そこのお寺の境内にあった桜を移植したエピなんですが、その電発初代総裁の高橋達之助の作なんですよ…

 ちなみに高橋は、「このまま水没させてしまうのは、いかにも耐え難い」と「「当時桜博士といわれていた笹部新太郎翁」に嘆願し、「五〇〇人の人夫を動員。当時日本一の庭師丹羽政光氏が選り抜きの植木職人一〇人をひきつれて参画。電発会社は一五トンクレーン車二台、三〇トンブル二台、四〇トンブル一台を出した」で「植林史上かつてない大掛かりな移植」を敢行する事になると…何が凄いって私財をなげうってやっちゃうとこじゃなかろーか?今の電力会社に地元の為にひと肌ぬぐ役員なんて…フクシマを見れば、皆まで言うなの世界か…

 ちなみに「植物学者はいっせいに無帽さを笑った」そーだけど、移植して翌年から花をつけたそーだから、植物の生命力半端ない…当時の匠ですが相当に凄かったとゆー事か?まぁ何にせよ、昔の財界人にはまだまともな、人の心を持った人がいたんだなぁ…

 エピ的にとゆーとワシントンの桜も波乱万丈物語か(笑)「明治四五年(一九一二)当時の東京市が、日本の桜三〇二〇本を送りました。実はこれは二回目で、一回目の二〇〇〇本は検疫で害虫や卵が見つかり、全部焼却処分にされました。二回目は無事通過し、ワシントンDCのポトマック河畔などに植えられました。今咲いているのはその子孫で、約五〇〇〇本あります」なんだそな…尤も「当時送られた桜で現存するのは、国会図書館の庭にある一本の古木だけのようです」とな…

 まぁここまではいいとして、「毎年一〇〇〇本位が枯れるので、常に植え替えが行われているようです」って…ドンダケェー(死語?)日本の桜は土地を選ぶんでしょかねぇ?米って、桜に不向きな土地柄なんだろか?うーん…

 後、桜の原産地はヒマラヤだという話はよく聞くんですけど、「ヒマラヤのサクラは一一月に咲きます。もともと秋咲きであったものが、日本の自然環境(四季)にあわせて進化し、日本の桜は春咲きになりました」って、そーだったのか?桜ぁーっ?「フユザクラや一〇月ザクラのように秋に咲くものがあります。これは突然変異ではなく、遺伝学でいう「先祖返り」の現象です」って、ホンマでっかぁーっ?

 ちなみに桜っていつからあるんじゃ?とゆーと「日本列島に人が住みついたのは数一〇万年前といわれますが、そのころ既にサクラは咲いていたと思われます」というから、人より先に桜が移動していた模様…

 後、「全国のサクラの巨木のほとんどはシダレザクラを含むこのエドヒガンです」って、そーだったのか?エドヒガン?でもって「シダレザクラはエドヒガンの突然変異」なんだとな…「平安中期に箱根の山中で発見され、東国の珍しいサクラとして都に運ばれたようです。貴族達はこれを「糸桜」と呼び、競って自邸に植えました」とな…そーだったのか?糸桜(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさん書もいぱーいですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 文系

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