« 清洲橋通り? | トップページ | 脱グローバリゼーションという普遍性? »

2016年4月30日 (土)

究極の美意識(笑)

SAKURA  森田敏隆  世界文化社

 所謂一つの桜の写真集と思われなんですけど、こちらのそれはデザイナーの勝利というか、デザイン構成がふつくしいでござるの巻じゃね?でして、いえ、写真もそれは綺麗なんですけど、見せ方が上手い…読み手の目線をかなり意識して作られた、作り込まれた写真集じゃまいか?でしょか?しかも、本書7部構成になっていて、その各項が、桜襲、もののあはれ、幽玄、花鳥風月、桜狩、花見、花守と、タイトルだけでもジャポニズム満開ですけど、そのミニ解説がこれまた心憎い…でもって、更に凄いのは、本書、写真集なのでほとんど日本語ないに等しいんですけど、数少ない日本語表記のところは皆、英語の対訳付きなんですよ、奥さん(誰?)

 そんな訳で、本書は外国の方へのお土産に最適な一書じゃまいか?とも思ふ…特に、日本、桜のイメージを持っている方にはぴったしじゃね(笑)

 まぁ、桜襲なんかは、当の日本人でもなるほろの世界じゃなかろーか?で、平安貴族のお約束みたいなもんだからなぁ(笑)お雛様のあの袖のビラビラとゆーと何だかなぁですけど、布が一杯重なっているとこの配色の妙とでも言いましょーか?その色使いが匠ですっの世界らすぃ(笑)「季節を数色の組み合わせで表現することが貴族の教養」だそで「繊細な美意識が要求される」んだそな…ちなみに「桜襲は桜をイメージした配色」になるそな(笑)服装みただけで春が来たぁーってか(笑)

 アリス的には、本書の撮影地に、桜と夕焼け空の広沢の池(京都・右京)のとこと、桜と嵐山・渡月橋(京都・右京)のとこかなぁ…土地的には、嵯峨野に近いという事で、朝井さん家からの方があると思いますだろか?うーん…

 さて、写真はどれもお花が綺麗で、しかも華やか、全面的に桜が主役ですっ(キパッ)でして、これに関してはもーその目で見て見てそのものの世界のよーな気がする…実に桜が美しい写真集でございますっ。本書で唯一惜しいと思われるのは、この紙質だよなぁ…せっかくハードカバーでこれだけ美しい本を作ったのだから、中のページの紙をもう一段厚みのある紙にできなかったんだろか?

 写真については今更語る事は何もないので、各項の解説についてが豆知識的に刺激されるとこかなぁ?例えば「「徒然草」の作者・吉田兼好は「もののあはれ」は秋よりも春にあるという」そな…そーだったのか?兼好?

 「世阿弥は、「能楽の美的理念として「幽玄」を唱えた。能においては柔和で優美な表現を指す。この芸術概念は「わび・さび」に通じ、現在に至るまで日本人の美意識の根底に流れている」とな…これまたそーだったのか?世阿弥?

 また桜の名所で有名な吉野山ですけど、こちら「吉野・金峯山寺の開祖・役行者が本尊を刻んだ桜の木を神木とし、人々が参拝の折に植えたものである」そな…今の山中の桜の木を思うとどれだけ参拝者いたんねんと思うのは気のせいか?

 そして、桜狩として平安貴族の雅な行楽の一つが、江戸になれば庶民も楽しむ花見になると…老若男女、身分関係なく、桜をめでる…そしてそれは今もとゆー事らすぃ…「決して広いとはいえない東京・上野公園には、一日二〇万人もの花見客が繰り出すのである」って、そーだったのか?上野?

 他にもたくさんたくさん本当たくさん写真もエピもありますよってにですので、興味のある方は本書をドゾ。何とゆーか、本当、他人様にプレゼントしたくなる本です(笑)

 目次参照  目次 生物

|

« 清洲橋通り? | トップページ | 脱グローバリゼーションという普遍性? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

生物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 究極の美意識(笑):

« 清洲橋通り? | トップページ | 脱グローバリゼーションという普遍性? »