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2016年4月27日 (水)

春の心はのどけからまし(笑)

日本の桜  写真・浅野喜市 藤井正夫 文・奈良本辰也  毎日新聞社

 所謂一つの写真集だと思われなんですけど、写真だけでなく解説でも頑張っていますの世界か?ついでに言うと、こちらの本、何が凄いって大きさだろか?多分B4サイズ位ありそーなんだけど?のハードカバー…最早、持ち上げて読む事は上腕二頭筋との戦いのよな(笑)

 桜というと日本人はいやでも花見を思い出すんじゃね?で、春といえば桜じゃね?で、桜を忘れる日本人というのはまずいないよな?猫も杓子も、桜あると思いますじゃね(笑)

 そんな日本人の桜話、「「日本書紀」の巻十二、履中天皇の項」(@奈良本)に出てくるらすぃ…「履中天皇三年冬十一月、天皇は市磯池に行幸して、舟遊びを試みた」で、宴会キタコレなんですけど「宴もたけなわになったとき、台所奉行ともいうべき余磯なる者が、天皇の前に進んで盃に酒を注ごうとした。そのときである。十一月で厳冬ともいう時期であるにも拘らず、桜の花が、その盃に一枚、二枚と落ちてきた」とな…で、その花を探せという天皇の命を受けて、「ナマガイの連」が探しに行ったとな…「花をみつけたか彼は、早速これを手折り、持ち帰って、それを天皇に献上した。その花が時知らずでもあり、珍しいので格別に喜ばれ、その居住される御所を「磐余の稚桜宮」と名づけたものである」とな…

 ちなみに履中天皇って、第17代天皇、どの位前とゆーと仁徳天皇の息子ってゆーから、どんだけ古いかお分かりと思ふ…そんな昔から、桜なエピがあるというか、所謂公式文書にある日本って…

 海外ではどよ?というと、桜の花ことば…「イギリスに「不誠実、不真面目、偽善」、フランスに「私を忘れないで」、ドイツに「真実の心をあなたに捧げる」というのがあります」って、ホンマでっかぁーっ?根拠はども花より実というとこらすぃ…ちなみに日本の桜は、「ジャパニーズ・チェリーと呼び分けられています」とな…そーだったのか?桜?サクランボなしはあかんのか(笑)

 アリス的には、京都キタコレで、まずは後嵯峨上皇か?「嵯峨殿の造営は、目をそばたたせるものがあった。即ち、そこは、都の近くでも最も景勝の地であった。もと、檀林寺のあったところであるが、歌で名高い小倉山の麓を占め、大井川を前にした広大な土地である。対岸にせまるのは嵐山であるが、それも眺望の範囲に取り入れられていた」(@奈良本)そな…でもって、上皇は嵐山に「この山に吉野の景色を見ようとした」そで、「即ち、人をつかわして吉野の桜を掘らせ、それをあの山中に移し植えさせたのだ。その桜は嵐山の山中に根づいて、そこを桜の名所とした」とな、そーだったのか?嵐山?

 まぁ、その後、時代は下って、初瀬、愛宕、高雄辺りも桜の名所になってくみたいで、他にも比良、横川は比叡山の峯つづきとゆー事にもなるそな…

 かくて花見とは「朝臣たちの詩歌管弦の遊びにも似た演戯を伴った遊びに成熟してゆくのは、室町幕府で八代将軍義政の頃である。寛正六年(一四六五)三月の四日、義政は妻の日野富子を誘って、洛東花頂山の花見に出かけた」とな…

 他にアリス的には秀吉の花見もねで、吉野への花見と、他に醍醐の花見もあるよなぁと(笑)時の権力者も足を運ぶ、花、それが桜という事か(笑)

 また、「3月の桜の花見について文献上に初めて出てくると思われるのが、841年に選上された「日本後記」だそで、「嵯峨天皇が神泉苑に行幸して、花宴の節会を催したことが記されています」とな…

 京都的には忘れてはいけないやすらい花で「京都紫野に古くから伝えられてきた」お祭りとな…「その始まりは遠く平安時代末まで遡ることができます。それは久寿元年のことだったと「百錬抄」他に記されています」とな…「桜の花が満開を過ぎて、花粉が飛び散るのは「疫神」という病気の種も飛び散ると当時の人は考えました。そこで、それに対する屈強な若者を疫神を取り押さえる鬼に仕立てて、花傘の下に閉じ込めて今宮神社まで追い詰め、小さな祠に閉じ込めれば良いと考えたのでした」って…京都の祭りのさきがけ、ばねぇ…

 アリス的には大阪も忘れてはいけないで、通り抜けの桜とゆー事で「大阪の春の風物詩として名高い、大阪造幣局の通り抜けの桜の母体は、伊勢、伊賀の地を領国とした藤堂藩の蔵屋敷に植えられていたたくさんのサトザクラなどが移植されたものでした」とは、そーだったのか?造幣局?

 他にアリス的という事で文学系は、万葉集やお歌関係はそちらをドゾですが、散文的には「桜の樹の下には」(梶井基次郎)、「帰郷」(大佛次郎)、「桜の森の満開の下」(坂口安吾)とか出てきます。他にアリス的と言う事でアリスの好きな落語から「長屋の花見」と「花見酒」キタコレか(笑)内容についての詳細は本書をドゾ。

 さて、写真の方ですが、最初の章が京の桜(@浅野喜市)からして、京都の桜ばかりなりなので、その中でアリス的に関係深そーなのは、京都御所紫宸殿の左近の桜と静かな散歩路哲学の道でしょか?城と桜(@藤井正夫)の章からは大坂城公園じゃまいかと(笑)

 欧米か(死語?)なとこでは、キリストと桜の奇跡譚でしょか?「「キリストがまだマリアの体内にいたとき、その夫ヨセフと桜の園を歩いていたとき、マリアはヨセフにサクランボを取ってくれるように頼みますが、荒々しく拒まれます。胎内にいたキリストは桜の木に枝を下げてサクランボを取らせるように命じたので、桜の木はそれにしたがった。それを見たヨセフは悔い改めた」というものです」って…妊婦のお願いをきかない夫って、キリスト教的にはあると思いますなんだろか?悔い改めたならオケなのか?そーなのか?

 豆知識的には、桜は占いのために植えられていたと折口信夫は「花の話」でいっていたとか…というのも「桜の花の咲きぐあいが、その年の豊穣を暗示するとされていたからである」(@海野)という事らすぃ…また「桜の花は、平安朝になって和歌に使われるようになっても、視覚的に表現されるのは稀で、桜の文様が一般化するのは、室町以後のようである」という事らすぃ…

 他には、桜とは西の花とゆー事か?で「総体に、桜は、弥生人の子孫が栄えた日本の西の地方に賞されていて、本数も圧倒的に多い。そして、そこは、圧倒的に縄文人の少なかった地域なのである」(@宗)とは知らなんだ…

 食い意地的には忘れてはいけないオオシマザクラじゃね?「伊豆七島に自生する種で、各地に植えられています。若葉の緑は鮮やかで、桜餅を包む皮として用いられています」とな…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさん写真もいっぱい、エピいっぱいですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 生物

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