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2016年5月15日 (日)

王子様、あなたなのですか。ずいぶんお待たせになりましたこと(笑)

世界の源氏物語  源氏物語千年紀委員会・推薦  ランダムハウス講談社

 サブタイトルは、世界の古典としての評価が高まる源氏物語、グローバルな視点からその文学と意匠の深淵を探るでして、表紙コピーには、世界の古典としての源氏物語 ドナルド・キーン、わたしと源氏物語 瀬戸内寂聴、世界文学のなかの源氏物語 芳賀徹、アーサー・ウェーリーの衝撃 平川祐弘、源氏物語-散らしと隠し 杉本秀太郎、絵で読む源氏物語 小町谷照彦、源氏物語と伝統芸能、源氏の意匠、「源氏物語」を旅するとありまして、何とゆーか、源氏関係全部ひっくるめてみましたが、何か?の世界が展開している模様(笑)

 それにしても、日本人でも源氏物語、原文でマジ通読してますとゆー人はどれだけいるのか?それを、翻訳した人が海外にいたとゆーのだから、文学の世界もパネェ…

 ちなみに「十七世紀の初期、ヨーロッパ人が初めて日本語を学んだ主な理由は、キリスト教の伝導と、日本人を改宗させることだった。その際にテキストブックとして使われたのが平家物語である。また、古今集などの詩歌が引用されたり、さらには俳句も教材に使われた」(@キーン)とな…でも「源氏物語が言及されることはなかった」(@キーン)となるそな…

 そんな訳で、「源氏物語が海外の読者に紹介された最初の例は、おそらく、末松謙澄の英訳であろう。明治十五年(一八八二)、全五十四章のうち最初の十七章がロンドンで出版された」(@キーン)そな…詳細は本書をドゾですが、全英が泣いたなんて事はなくて、知る人ぞ知るよりも知名度低くね?状態だったらすぃ(笑)かくて「私の知る限り、この翻訳を最初に批評の対象としたのは、W・G・アストン」(@キーン)でそれも1899年の事とゆーから出版から17年後までほぼ無視状態だったって事か(笑)しかも、その批評も何だかなぁですが、こちらの詳細も本書をドゾ。源氏物語の世界進出は前途多難で航行していった模様(笑)まっそれでもアストンは「源氏物語を高く評価していたのは疑いない」(@キーン)なんだそー(笑)

 とはいえ「アストンの同時代の学者、ジョルジュ・ブスケは、紫式部を「退屈な日本のスクーデリ」と呼び」(@キーン)その心は、「膨大な長さとまったく何の面白みもない小説」(@キーン)と同じじゃね?とゆー事らすぃ(笑)ちなみに「日本の研究家として偉大な学者であった、B・H・チェンバレンも紫式部については、同様の見解を持っていた」(@キーン)ですから、お察し下さいってか(笑)

 一方、仏ではどよ?とゆーと「源氏物語がフランス語に翻訳されたのは、戦後になってからである」(@キーン)だから、仏の源氏物語アゲも最近の事なのか(笑)

 まぁそれもともかく、欧米か(死語?)が源氏物語キタコレになったその一歩は、昭和元年(1925)にアーサー・ウェーリーが翻訳・出版してからとな…それから米版も出て、英版も再販されて、更に「スウェーデン、フランス、オランダでも、ウェーリーの翻訳を元にした重訳が、程なくして出版されたのである」(@キーン)とゆーから「知識層の読者」にはプチブーム到来って事らすぃ…それにしても蘭、江戸時代独占交易していながら、その手の事は全く不問だったのか?モノには興味はあっても、文化には興味はなかったって事?これも実に蘭らすぃってか(笑)

 その語の翻訳の経過についてはの詳細は本書をドゾですが、1976年にエドワード・サイデンステッカー訳が、2001年にロイヤル・タイラー訳が出たそで、仏語ではルネ・シフェール訳もキタコレになったそな…ちなみに今だと、独語、露語、伊語、中語の源氏物語出ているそーだから、ある意味、全世界で源氏物語読もーと思えば読めるのか?

 まぁキーン氏のお話しで興味深いなぁと思わされたとこは「今日、小説家として紫式部より高い評価を受けているのはセルバンテスのみである」って、ホンマでっかぁーっ?ドン・キホーテ?

 アリス的に源氏物語、小説としてのソレはどよ?だろか?うーん…「読者は、自分が住む社会に似た筋書きに惹き付けられる傾向があり、文字通りの理解が困難な筋書き(たとえば生霊の話など)は、読まないで飛ばすか、合理的な判断で解釈し、先に進むようだ」(@キーン)って、そーだったのか?六条御息所?それにしても、欧米的には物怪アウトなのか?英とゆーと幽霊好きだからオケかと勝手に思ってますた(笑)

 他にアリス的というと比類なきで、香道キタコレで、源氏香キタコレになるのか(笑)源氏香図忘れてはあかんぜよってか?こちらの詳細は本書をドゾ。

 後は源氏関係グッズ系か?で、源氏物語蒔絵手箱、源氏物語蒔絵匂箱(大阪市立美術館)、几帳に猫蒔絵印籠(大阪市立美術館)、夕顔蒔絵印籠(大阪市立美術館)、夕顔蒔絵菓子箱(大阪市立美術館)、蛍蒔絵重香箱(大阪市立美術館)、源氏物語蒔絵香箱(大阪市立美術館)とかあるらすぃ…じもっちーのアリスならば行ってそか?

 お出かけといえば源氏縁の地で、御所キタコレで、これは二人の母校英都大のお隣ですから、今更か?尤も平安当時の御所はもちょっと西だが(笑)も一つは、住吉大社、須磨、明石関係ではキタコレですか?そーですか(笑)で、これもアリスのお膝元だよなぁ(笑)

 さて、欧米か(死語?)に視点を戻すと、源氏物語絵巻の織物版、源氏物語錦織絵巻一~三巻(西陣織・山口伊太郎作)が、仏のギメ美術館に寄贈されているそな…それにしても元の色に復元してみたら、物凄くカラフルじゃね?とゆーのは、システィーナ礼拝堂のミケランジェロみたいなものか?修復したらルネサンスからイタリアンカラーじゃねの世界ですたみたいな(笑)こちらの詳細は本書をドゾ。

 続いて、仏で源氏物語というと、「二〇〇七年秋、パリのディアンヌ・ドゥ・セリエ社から豪華装丁の「源氏物語」(全三巻)が出版された」の件でしょか?初版はすぐに完売したとゆーから、パネェ…何せ箱入り装丁で見るからに、でもお高いんでしょ?な雰囲気満載…ジャポニズムなんですかねぇ?知識層?セレブ的にあると思いますなんだろか?うーん…とにかくこちらの詳細も本書をドゾ。ある種、源氏物語絵巻の本版ってか?

 そして、「フランス国立東洋言語文化大学(略称イナルコ)とパリ大学のメンバーを中心に、源氏研究プログラムが進行している」そで、源氏の新訳キタコレになるのか?まっまだまだ最初の一歩で少しずつ訳した分だけ出していきますバターンらすぃが(笑)

 ちなみにイナルコって何?とゆーと「世界の様々な言語を教育・研究する学部がありますが、日本語の場合、日本語を教える機関である日本語学部と研究センターがあります」(3@アンヌ・バヤール=坂井/フランス国立東洋言語文化大学教授)だそで…そゆ公的機関の研究者が何人か集って翻訳の決定版を目指していますが、何か?とゆー事らすぃ…まぁこちらの詳細も本書をドゾ。仏の翻訳事情も何だかなぁ(笑)

 そんな訳で「源氏物語の完訳が出たのは二十年前ですけど、第一巻が出たのは三十年前位になります。七〇年代には、フランスの一般的な読者が日本文学に対して抱いているイメージはまだとてもエキゾチックなものでしたから、翻訳が多少わかりづらくてもかまわなかった時代です。それが日本のイメージとうまくマッチしていたわけですから」(@坂井)とな…しかし、21世紀の今、時代は変わったとな…

 シフェール訳はども中世的な言葉がいぱーいとゆーか、中世風味な仏語とゆー事になるらすぃ…今やその単語一つでも仏人でも文学を専攻していないと知らないんじゃね?もあるそな…いとをかしの世界か?

 所謂知識層と一般層では、ものの受け取り方的にどよ?はどよ?なんだろか?うーん…「日本小説史だけじゃなくて、より一般的に世界小説史の中でも源氏物語の地位は非常に高いと思います。フランスでは、小説史は西洋のものと考える人がまだかなりいます。まず叙事詩があって、近代化、資本主義化がすすみ、十七世紀になってから小説が出現するというパターンです」(@ダニエル・ストリューブ/パリ第七大学准教授)とな…

 も一つ、これは小説技法的なお話しになるのか?「式部は視点が細かく動く小説世界を築いたんですが、フランスの小説史では十九世紀後半になってフロベールが自由間接話法をつくって、いろいろな視点の組み合わせを図ったわけです。ですから、小説、小説史を考えるためにも源氏は重要だと思います」(@ストリューブ)って、それを千年前にやってみせた紫式部って…ちなみに自由間接話法って何?とゆーと「フランスでも十九世紀前半までは、語り手のことば(地の文)と人物のことばをはっきり区別するのです。自由間接話法というのはそれとは違って、読んでいると人物のことばがいつのまにか語り手のことばになつて、そしてまた語り手がふっと消えていってしまうような文体です。式部は日本語の特質をうまく生かして、優れた文学にしています」(@ストリューブ)って、そーだったのか?アリス?

 そんな訳で、和歌、現代小説、美術etc.と五人のその道の研究者が揃って訳す源氏物語の完成度は高いって事ですかねぇ?「今のパリには、一人で完璧な翻訳ができる専門家がいませんからね」(@ストリューブ)という事らすぃ…なるほろ、翻訳家のレベルってゆーのも国力が如実に出るものなんだなぁ…

 そして、英に戻ってアーサー・ウェーリーきたこれってか?こちらの詳細も本書をドゾですが、よく考えなくてもちちょうどWWⅠ後から20世紀後半にかけてですから、怒涛の英日関係でして、その中での源氏物語翻訳出版って相当にアレな気がするのは気のせいか?まっかくて「第二次世界大戦後、ベリルの方は中国共産党の礼賛者になり人民服をまとってパーティに現れるような真似もしたが、晩年のウェーリーは自分の学問的業績を認めてくれる日本とそういうことはしない言論の自由に欠ける中華人民共和国との差をBBCのインターヴューで語っている」(@平川)とな…ちなみにベリルとは「オクスフォードの最初期の女子学生で十歳年上のベリル・ド・ゼーテ」(@平川)、母親の反対で結婚はできなかったらすぃが「世間に周知の仲になった」(@平川)それが一生続くみたいな間柄らすぃ…

 まぁ古き良き英の知性キタコレになるんだろぉなぁ…ウェーリー自身、あのブルームズベリーにもいますたなお人だと言えば一目瞭然じゃね(笑)そゆ人が「西欧世界が駄作と片付けていた作品を手に取り、言語の壁を軽々と越え、その花の奇跡のような美しさ、玄く幽に揺らめく輝きを身、ただちに悟った。その後、彼はその翻訳に十年もの歳月を注ぎこむこととなる」(@井原眞理子)とな…天才には天才が分かるって事ですかねぇ?

 そんな訳で、海外の源氏といっても、英仏がメインとゆー事なんですかねぇ?米は源氏嫌いの人が多いとか聞いたから、やっぱアレか?サイデンステッカーが翻訳したとはいえ、どよ?って事かなぁ?ちなみに「サイデンステッカー自身は、自分の翻訳はウェーリー訳に比べ、"小気味良い"アメリカ風の語法でまとめている、と述べている」(@キーン)だそだけど…やっぱ歴史ってここ一番というか、底流に常にたゆたっている感じだろからなぁ…文化となると、どーしてもそゆのがアレっ?てなってしまうのは、これまた気のせいか?

 さて、そんな源氏物語と紫式部ですが、「紫式部の偉大な業績は、世界最古の長編小説を書いたことにあります。「源氏物語」は、英文学を代表する古典であるシェイクスピアの作品より六百年も古いのです。十一世紀の初めに、小さな島国の子持ちの寡婦が長編の大恋愛小説を書き上げていた。そのことに世界が驚いています。でも、その事実を当の日本人が知らない。日本が世界に誇る文化遺産として、これ以上のものはない」(@瀬戸内)という事になるらすぃ…まぁどこまでいっても知る人ぞ知るだろーけど(笑)この手のものは知ってると知らないじゃ天地程に違うからなぁ(笑)リテラシーってこあい(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。サブカル的に能や歌舞伎も気になるが、花より団子なので、和菓子キタコレかなぁ(笑)あの虎屋には鎌倉時代からの資料はあるらすぃが、平安時代のソレはないそで、実際にあの頃のお菓子って、どんなもんだったのか?気になるとこじゃね(笑)

 目次参照  目次 文化・芸術

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