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2016年5月13日 (金)

にぃっぽんいちのぉやまぁーっ

美JAPAN 富士山  監修 河野元昭  四季出版

 所謂一つの画集でしょーか?だけど、絵画だけじゃなくて、写真もあれば、文もあり、更に服飾や陶磁器もあると…とはいえ、概ね絵画キタコレになるのかなぁ(笑)富士山なんか描くもんか?と言っていてもいつの間にか一つは描いてしまう、そんなお山らしい、富士とゆー山は(笑)

 で、まぁ、富士山の絵というのは、何も最近の話ではなくて、それこそ平安時代の昔から残っている模様…都は京都にあったけど、遠くの山まで知られていたとゆー事か?ちなみに「京都粟田口にあった最勝四天王院の奥障子に描くべき名所を、後鳥羽院が四十六ヵ所選んだことがあった。そのなかに富士がぬかりなく入っていたのである。すでに指摘されるように、それも与って力あったにちがいない。つまり富士の歌の増加は、現実の富士と心象の富士による相乗効果だったことになる」(@河野元昭)とな…歌枕キタコレってか?三保の松原なめたらあかんぜよ(笑)

 かくて、「日本の画家であれば誰しも一度は富士山を描く。しかし描いてみれば意外にもむつかしいのが富士山だ。今度は人とちがった独自の先にとがった富士山を描いてみても富士山らしくない。かといって写実に描くと単なる山になってくる。富士山には富士山の普遍性がたしかにあると思う」の件は、まさにその通りなんだろなぁ(笑)

 アリス的には、聖徳太子の絵の後ろには富士山が?の世界でしょか(笑)何とゆーか、偉い人の絵のバックには霊山、富士がそびえていますというのが、絵画的にジャスティスだったんだろか?うーん…ちなみに聖徳太子伝的には、「太子が黒駒に乗って富士山に登るという説話はその27歳のことで、さまざまな絵伝に採り上げられている」そな…成程、聖徳太子伝説ってか…

 また、富士山の形が「極端に細長い形態」のもずっとあるけど、これって「鎌倉時代の聖徳太子絵伝にすでにみられ、また頂上を三峯にわけてあらわす定型」もあると思いますの世界だったらすぃ…富士山のプリン型には色々とバージョンがあるとゆー事だろぉか?ゼリー型もあるぜよ、とか?

 またまた「万葉集以来みられる和歌に詠まれた富士山は、意外にも多くは火山=噴煙をあげ活動する山のイメージをになったもので、富士山が「思ひ(火)」すなわち「燃える思い」=恋心の比喩としてもちいられていることが指摘されている」(@山下善也)とな…そーだったのか?富士山?だから、かぐや姫なんだろか?うーん…

 後は、今更ですけど、三保の松原じゃないけど歌枕とゆーか、万葉の昔から富士の枕詞は駿河じゃね?でして(笑)例えば、「富士山記」(都良香)の冒頭も「富士山は駿河国に在り」と始まっている位でして…明治政府が日本の山だキャンペーンなんだよ以前は、駿河の富士の高峰のが共通認識だった模様…田子の浦なめたらあかんぜよってか(笑)

 豆知識的には、江戸の洒落とは何か?で、「平安時代の古歌「むさし野は月の入るべき嶺もなし、尾花が末にかかる白雲」(続古今和歌集・四秋・大納言通方)を本歌にして「武蔵野は月のいるべき山もなし、草より出でて草にこそ入れ」と詠まれたように江戸の人々が好んだ題材」って、当時から京都人と江戸人っててて…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさん画像もエピも満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。まぁ個人的には西行のお歌が一番、富士山を表しているかなぁ?「風になびく富士のけぶりの空に消えてゆくへも知らぬわが思ひかな」ってか(笑)

 掲載されている作品は、
聖徳太子絵伝・秦敦貞
一遍上人絵伝・円伊
聖徳太子絵伝・
富士参詣曼荼羅図・狩野元信
月次風俗図屏風・
富嶽図・仲安真康
富嶽図・伝 賢江祥啓
富士清見寺図・雪舟等楊
富士三保松原図・是庵
富士山杉樹図屏風・
富士御神火文黒黄羅紗陣羽織・
曽我物語図屏風・狩野長信
富士山図・狩野探幽
富嶽図(扇面貼交手箱中籠表)・尾形光琳
銹絵雪景富士図角皿・尾形乾山
富士見大名行列・白隠慧鶴
芙蓉峰図・岸駒
富士見業平図屏風・酒井抱一
富士山図屏風・谷文晁
富士十二景図・池大雅
富嶽列松図・与謝蕪村
銹絵富士山図茶壺・野々村仁清
富士三保松原図・狩野山雪
色絵梅花鶯文富士山形皿・
富嶽雲烟之図・木村探元
富士三保松原図屏風・円山応挙
駿河湾富士遠望図・司馬江漢
富嶽図・小田野直武
富士山登龍図・狩野永岳
紅玉芙蓉峰図・野呂介石
橋姫蒔絵硯箱・
武蔵野図屏風・
富士越鶴図・長沢蘆雪
神奈川沖浪裏・凱風快晴・山下白雨・富士越の龍・葛飾北斎
江戸日本橋ヨリ富士ヲ見ル図・渓斎英泉
岐岨街道 鴻巣・吹上富士遠望・渓斎英泉
東海道五拾三次之内 原・大江戸市中七夕祭・駿河薩夕之海上・歌川広重
江嶋晴嵐・三保落雁・歌川豊国
富士田子浦蒔絵額・柴田是信
風俗図屏風・五姓田芳柳
愛宕望嶽・高橋由一
富士図・橋本雅邦
富士山図・富岡鉄斎
富士遠望図・寒霞渓図・富岡鉄斎
薩た之富士 一月中院午前九時写・小林清親
七宝富嶽図額・濤川惣助
富士・五姓田義松
富士・竹内栖鳳
富士・鹿嶋清兵衛
青富士・藤島武二
富士山・五百城文哉
雲中富士・霊峰十趣 夜・霊峰飛鶴・横山大観
田子浦・川合玉堂
三保富士・下村観山
富士(河口湖)・和田栄作
岩間の富士・熊谷守一
富嶽茶園・松岡映丘
不盡・小林古径
富士秋霽・安田靫彦
忍野 赤富士・岡田紅陽
霹靂・川端龍子
東下り・前田青邨
狩野川・梅原龍三郎
富士宮の富士・奥村土牛
不尽・曽宮一念
霽れゆく・小倉遊亀
富士・徳岡神泉
雲中富嶽・小山敬三
箱根朱富士・田崎廣助
富士残照・牛島憲之
赤富士・小松均
富嶽頌 赤富士の柵・棟方志功
黎明・東山魁夷
富嶽秋耀・奥田元宋
蜃気楼・浜田浜雄
朱富士・横山操
青富士・加山又造
富士百景シリーズより・池田満寿夫
ミクロ富士・立石大河亞
山(富士山)・片岡球子
富士・森田茂
不二・高山辰雄
赤富士の牡丹・工藤甲人
富士・今村忠一
不二・大西忠夫
赤富士・西塚芳子
黎明富士・板倉義寛
夏の富士・榎倉香邨
富士黎明・中根寛
富士山と富士川・野田好子
須弥山富士の図・前田常作
瑞雲富士・松尾敏男
富士展望・清原啓一
夜明け前・川崎春彦
夏高原・後藤純男
輝く太陽と富士山・平山郁夫
富士天空を突く・渡辺豊重
黎明・祖父江重子
新雪・浜田泰介
ながれゆくふしまちのつきかげ・豊島弘尚
朝霧高原富士・中路融人
Mt.Fuji・山口レイ
富士山・奥谷博
駿河春来・小山硬
気化する富士・小原義也
暁富士・富士・桝田靖夫
富士一湖・サイトウ良
松籟富士・佐々亮暎
明星富士・安藤岬
富嶽龍神飛翔・絹谷幸二
富嶽・動・松本哲夫
月下の宴・木村圭吾
天地無上・櫻井孝美
俗界富士 つつじ・藤原新也
富士・桝田隆一
富士(紫映)・安達時彦
春霞富士櫻・中島千波
富士・土屋禮一
黎明・中野嘉之
雲海の富士・村中秀男
富士・中西和
Steps pf the Mt.Fuji・多田祐子
霊峰富士・雪解けの富士山・加島典子
暁富士・中村宗弘
ルプソワールX(フランス)・南純
月明り・柳沢正人
不二祥雲・谷川秦宏
街から見る富士山(冬景色)・田山智砂子
銭湯の背景画・福田美蘭

 目次参照  目次 文化・芸術

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