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2016年5月 8日 (日)

比類なき傑作(笑)

半日で詠む源氏物語  吉野敬介  世界文化社

 二時間で知るにはいまいちアレだったので、半日ならばも少し知恵がつくかもと藁にもすがる気持ちで拝読したのですが、天下の源氏物語はいととほしでしょかねぇ(笑)ちなみに、著者も源氏物語は日本文学の最高峰みたいな認識らすぃ、でもって「世にある「源氏物語」の現代語訳は、正直言ってどれもこれもみんな難しい」とゆー事らすぃ…まぁ学者でも作家でも所詮は先生ですからねぇ(笑)レベル下げる訳にはいかんでしょ(笑)

 まぁそんな源氏物語に物申すで、トーシロでも分かる現代会話調というか、口語体?著者の思い切り砕けた日常言葉で全編を貫いていらっさるのは、さすがですと言うしかないのか?格調高い王朝文学が、男子高校生位のしゃべくりになるとこーなるみたいなノリか(笑)まぁ言葉のくだけ具合はともかく、ある意味男性視点の源氏物語とはこーゆー解釈・粗筋になるとゆー事が分かるよーな気もするがこれまた気のせいか(笑)

 そんな訳で、今回は何とか半日では読めたのだが、やっぱ源氏物語って何だかなぁとゆー感覚からは逃れられないよな…何が不思議って、源氏って結構公職、しかも高位なのに、仕事している感じが全くしないのは何なのだろぉ?とゆーか、源氏物語においては仕事は二の次で、私事が常に一番のよーな気がするのも気のせいか?

 てゆーか、これは人の内面の話なんだから、そんなの関係ねぇー(死語?)なのかもなぁ…かくてドラマは常に一人称で進むみたいなノリのよな?

 

 アリス的に、源氏物語…主な舞台が京都で、ほぼ関西圏の話ですから、アリスにとっては地元の話って事になるんだろぉか?

 作家的には紫式部が顔出している文のとこかなぁ?かの有名な雨夜の品定め、今やったらセクハラ認定キタコレになりそーだが(笑)ここで「結果、中流階級の家柄出身の女性が個性的で人柄や気立てもいいという。お父さんの位が受領階級ぐらいの女性が魅力的といわれる(わかる?作者の紫式部は受領である藤原為時の娘、要するに「私みたいな女性が一番いいのよ」と書いているわけ)」とは知らなんだ(笑)紫式部、もてなかったんだろか?

 も一つ、作家的なとこで玉鬘たちの物語談義のとこで、これまた詳細は本書をドゾですが、紫式部は光源氏の口で言わせているとこが「物語という虚構の中にこそ、歴史の記録には見られない真実が込められているものなのでしょう」だそな…「有名な「物語論」の場面で、作者である紫式部の考えたがわかり、おもしろい」となる模様…そーだったのか?アリス?

 他にアリス的というと海奈良の准教授の悪夢じゃないけど、夢に関するとこでしょか?源氏物語の中の夢についての詳細は本書をドゾですが、「当時、夢は人の運命を左右する大事なもので、「神仏のお告げ」や「人の知らせ」と信じられていた。また、夢は現実になるとも考えられ、見た夢を人に話すと実現しなくなるとも言われた」って、でも平安貴族達は夢占いには興じたよーで、それって人に話す事にはならんのか?悪い夢の時だけ占い師の下へなんでしょかねぇ?

 まぁ豆知識的に、まず桐壺更衣殺人事件(?)まっイジメが原因による心労、病死ですけど…これは「もし更衣が大納言の娘でなく、大臣の娘ならこんな悲劇は起こらなかったに違いない。当時、大臣の子は女御、納言級の子は更衣、受領階級の子は女房にしかなれない。女御ではなく更衣の分際で、帝の寵愛を一人占めしたため余計に恨みを負った」とゆー事になるらすぃ…女の嫉妬パネェの前に身分制パネェで、その身分制のトップにいる帝の意思すら凌駕するんだから、何だかなぁ…とゆーか、トップにいて自分の最愛の人すら守れない帝って何?

 ちなみに「当時、京の都には約10万人の住人がいた。その中で貴族と呼ばれる人々は150人程度」しかも「直接政治にたずさわれる人(上達部)は、17人くらいだったんだ」って、平安時代までの日本って、たった17人でまわっていたのか?

 ちなみに上達部(公卿)とは、「直接政治に参与する人たち。一~三位の人。例外で四位の参議も上達部」とな…よく言う殿上人(上人・雲客)は、「四~御位の人。蔵人は天皇の秘書だから六位だが殿上人」なんだそー…

 他に豆知識というか、当時の常識的には「自分より低い女の家に通うときには、自分の素性は明す必要はない」とな…こーなってくると光源氏の場合、どこでもドアもといどこでも内緒で通えるんじゃね?

 後は、薫と匂宮との性格の比較のとこでの説明が、実に著者的かなぁ(笑)「薫はすべてにおいて控えめな性格で、考え深く思いつめるタイプ。後でわかるが、女性に対しても奥手で、そして慎重。現代版でいうと、会社や女房にばれたらまずいので、自分の生活を壊さず不倫しましょうというタイプ」って、控えめか?一方、「匂宮はパリバリ血のつながった源氏の孫。そのせいか、おじいちゃんの源氏と性格がそっくり。かっこよくてみんなに好かれ、うじうじしたところがなく、超行動的なんだけど、やっぱりおじいちゃんの血を引いているせいか、女大好き人間」「女性に対しては超情熱的で、現代版でいえば、女をモノにするためならばなんでもする。別に会社にばれたっていいよ。上等だよ。地位も名誉もそんなもの俺にはいらない。お前がいればいい、というタイプ」とな…何かロミジュリのロミオみたいなタイプなのか?匂宮?

 それにしても源氏物語に登場する男子ぃは皆はた迷惑なおのこばかりに見えるのは気のせいなんだろか?世間的には、だがそこがいい、なんだろなぁ…

 そんな訳で、他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 文系

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