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2016年6月 6日 (月)

ハードボイルドなスクランブルエッグ?

奇界遺産2  佐藤健寿  エクスナレッジ

 写真集なのか?エッセイ集なのか?それとも現地ガイドブックなのか?前回の反響により第二弾キタコレらすぃのだが、世界って広いを地で行くゴーインニマイウェイな気がするのは気のせいか?全世界が舞台なので、この手のものを発掘しよーとすれば、これからも幾らでも出てくるよーな気がするのも気のせいか?自然なものというよりは人工のもの多しで、やっぱ人類ってパネェとしか言いようがこれまたないよな(笑)

 まっ本当に最初から最後までノンストップ劇場で、これまた詳細は本書をドゾなんですが、本書を拝見してハタっと思った事の一つに、殿方は人形遊びが好き?なんじゃなかろーか?でして、人形遊びというと女の子の遊びみたいなイメージがあったけど、そんなの関係ねぇーっ(死語?)とばかりに出てくる出てくる…レイモンド・モラレスの彫刻(仏)、ロボット・レイストラン(日本)、ベイヨー・ロンコネン公園(芬)、ザウリアーパーク(独)、知能特警(中)、怪物庭園(伊)とありまして、とにかく見てくらはいとしか言いよーがないよーな…昨今、殿方がフィギュアにはまる人多しって、そりゃそーだろぉと思わざるを得ないよな…これ伝統芸能だったんだなぁ…ちなみに像がいぱーい系では宗教関係のとこも凄くて、それ入れると更に倍々で世界中に名所あるでござるの巻なんですよ、奥さん(誰?)

 とにかく、どこも気合い入りまくりでして、殿方の情熱ぶっちぎりがキタコレのよな…

 アリス的に、今回の掲載地は国名シリーズの名所(迷所)が幾つか含まれているとこかなぁ?実は露の場合、旧ソ連のそれでいくとどよ?なとこが他にもいぱーいあったりして、例えば、バイコヌール宇宙基地(カザフスタン)…「1955年、ソ連のICBM(大陸間弾道ミサイル)射出基地として極秘裏に建造された」が始まりで、宇宙基地というよりミサイル基地が前身だったのか(笑)ちなみに「基地周辺はカザフスタン独立後もロシアの租借地として維持され、現在もロシア宇宙開発の中心となっている」そな…とはいえ「7万人近い住民の多くは、もとは遊牧民たるカザフ系が占め、牧歌的な町を背景のロケットが打ち上がる様は、どこかSFじみて、まるで別の惑星に造られた人類最初のコロニーすら想像させた」光景らすぃ…最先端基地が大平原のど真ん中にあるって…2001年すかねぇ(笑)

 医療史博物館(ラトヴィア)はいうと、「圧巻なのは、旧ソ連の生物実験で生まれた、結合犬の剥製である」じゃまいか?双頭の鷲もとい双頭の犬なんですよ、奥さん(誰?)誰がといえばウラジミール・デミコフで「臓器移植技術の研究」の一環としてらすぃ…「今日、デミコフの名は狂気の動物実験に手を染めたマッド・サイエンティストとして語られ、その功績が語られることはほとんどない。しかしデミコフに師事した米国の医師クリスチャン・バーナードこそが、世界初の人間の心臓移植手術が成功させた事は無視できない」って…医学史パネェ…

 また、十字架の丘(リトアニア)については、戦後の鉄のカーテンの向う側とはどんな世界だったのかを知る格好の墓標という事になるんだろか?「小都市シャウレイから少し南に向かう途中に」その丘はいるってか…時は1831年、「当時、ロシアの占領下にあったこの地で若い兵士たちが反乱を起こした。しかし、反乱はすぐに鎮圧され、失敗に終わった。そのとき多くの兵士が処刑され、誰かか弔いに十字架を置いたのが、この"奇跡の丘"のはじまりとなる」そで…で、歴史的に話はそれだけで終わらなかったとゆー事に…どゆ事とゆーと、「名もなき人々を弔う祈りの場」は「1944年、再びソ連が侵攻すると、丘はブルトーザーで破壊され、十字架は全て撤去されてしまう」とな…しかし、リトアニア人の「無言の戦い」なめたらあかんぜよで「ソ連兵が破壊する度、翌日には更に多くの十字架が置かれているのだ」…「ムキになったソ連軍は川を氾濫させて水で流したり、焼却したりと、あらゆる手段を使って丘の殲滅を試みるが、頑なな沈黙の"抵抗"の前に、試みはことごとく失敗。丘の十字架は、増えていく一方となる」そで、ソ連崩壊時には5万本の十字架が立っていたとゆーから、壮観じゃまいか、でしょか…

 ちなみにこちら、1993年にヨハネ・パウロ二世が訪れて祝福した地なんだそで…それ以降、カトリックの巡礼地になったそな…いやまぁリトアニア人の不屈の根性もパネェが、露という国を如実に知るお話しでもあるよなぁ(笑)

 更にノアの箱舟とロンギヌスの槍(アルメニア)ですけど、こちらは「アララト山はトルコ政府や旧ソ連の研究団によって、幾度となく調査されているが、山からは実際に数多くの「箱舟」に似た地形が見つかっている」そな…ちなみに「中世に採取された「箱舟の残骸」と言われるものが、アルメニア正教の総本山にして世界最古のキリスト教会、エチミアジン大聖堂に眠っているのだ」って、そーだったのか?アルメニア?

 でもって、槍の方は、「アララトが位置するアルメニアの首都エレバンの東、アザト河の渓谷に建つゲガルド(「槍」を意味する)教会」って、ドンダケェー(死語?)ちなみに槍は他にもあってバチカンとウィーンとクラクフ(波)にあるそな…

 露関係編で極め付けは、チェルノブイリの卵(ウクライナ)の項じゃまいか?「立ち入り禁止区域の終わりで奇妙なものが目に飛び込んだ。森に置かれた白い卵。ガイドに訊ねると、卵はかつてこの地に暮らした人々の夢を詰めたタイムカプセルだという。「卵は核廃棄物の収納容器と同じ素材で作られているから1000年後に崩壊する。つまり卵が割れるまで、ここに人間は住めないんだ」」そな…それにしてもこの写真はインパクトありまくり…森をバックにした白い雪原のど真ん中にかなり大きな白い卵らしきオブジェがポツンを置かれているんですけど…何も知らなかったら、これは前衛芸術の一つにカウントされそーだけど、その実態はタイムカプセルって…人の業ってパネェ…

 他にも世界各地の名所(迷所)がこれでもかこれでもかと掲載されていますので、興味のある方は本書をドゾ。個人的に目から鱗では、呪術師の市場(トーゴ)をあげときます…とにかく、呪術で使用するものが「各地から合法・違法に集められた獣の遺骸や薬草が所狭しと並び、そんな雑多な市場の中に呪術を生業とする呪術師や、「患者」たちが物色しているのだ」そな…需要と供給に市場ありって、世界中どこでもって事なんですよねぇ…

 何かもーいずこの項もインパクトありすぎて、世界って本当に広いと開眼させてくれる本書かなですけど、まとめは巻末の解説が一番ぴったりかも?「どんな冠も、どんな尊称も、それを授与する際にちいばん肝心なことは、それを献じた相手に喜んでもらえることだ。それなくしては、遺産を紹介する側の資格を問われ、奇怪に対してもはなはだ礼を失することになるだろう」とな…成程、ユネスコってか(笑)

 国名シリーズ関係では、
ロシア・ラスプーチンの失われた巨根、クンストカメラ、
ペルシャ・カンドヴァン、メイマンド、
マレー・バツー洞窟のタイプーサム、
モロッコ・シャウエン、
 それと、
日本・ロボットレストラン、白鹿権現

 目次参照  目次 文化・芸術

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