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2016年6月20日 (月)

優れているから優れている(笑)

世界文学としての源氏物語  伊井春樹 編  笠間書院

 所謂一つの記念本的なソレかなぁ?〇〇先生を囲んでとかゆー…座談集的な(笑)源氏物語というか、日本文学について語るの世界のよーな気がするが…まぁ、学者先生の学会、学界的が中心というか、基本ですよね、がお約束みたいな(笑)

 でまぁパンピー的には、ふーんな気がしないでもないが、まっともかく源氏物語、前振り色々ありますが詳細は本書をドゾで「サイデンステッカー訳の出現は一九七六年、欧米の日本古典文学の研究者にとっては待望の書であり、またすぐさま重版され、版を変えて出されたというのは、一般の読者も獲得したことになる」そな…しかも「ウェイリーの省略した鈴虫巻も収め、しかも原文に忠実な翻訳に努め、和歌の翻訳にも工夫がなされ、しかも絵入源氏物語の挿絵をすべて挿入した点は、人々の関心を高める効果もあったはずである」(@伊井)とな(笑)

 ちなみに「二五年後にロイヤル・タイラー氏による全巻の翻訳が二〇〇一年にアメリカで出版された。これはサイデンステッカー訳以上に原文に忠実で、それがかえって煩雑になりすぎたという批判もありはするが」(@伊井)の件で、ねっ、ですかねぇ(笑)

 まぁ世界各国で源氏物語の翻訳進んでいるらすぃ…本書的にいけば「イタリアのオルシーさん」とか、「チェコのカレル・フィアラさん」とか…

 もしかして世界最古の小説かも?な源氏物語ですけど、世界のインテリゲンチャ的にはどーなんでしょねぇ(笑)まっ日本人なら日本最古位しか気にしていないだろーけど(笑)

 そんなサイデンステッカーの源氏物語との出会いがコロラド大の学生の頃に「オルダス・ハクスリーの息子が隣に住んでいて」(@サイデンステッカー)とな…「そのハクスリーの「夏、いくたびの後に」に、「紫」というのが出てきたわけですね」(@伊井)とな…そーだったのか?ハクスリー?というか、さすが英のインテリ層、ウェイリー版読後済みってか?

 アリス的には、日本文学研究と煙草の件だろか?サイデンステッカーが戦後日本でのエピで、東京教育大学の小林信明に「蜻蛉日記」を教えてもらっていた話で「煙草…。私は煙草をあげました。あの時代はたいへん大事なものでしたよ」(@サイデンステッカー)とな…煙草で大学教授が買えた時代って…「いい時代でした。でも、本当に煙草でしたよ。煙草があればいくらでもやってくる。奴隷になった(笑)」(@サイデンステッカー)とな…敗戦とはそゆものらすぃ(笑)

 後は、作品についての評価について(笑)の件のとこかなぁ?「文学は不思議なものですが、「一番好きなところ」と「一番優れているところは」は必ず、合うことはないのです。現代文学ですか、問題なく、「一番好きな作家」は永井荷風です。でも、「一番いい作家」とはお世辞にも言えないと思います、小説家としてはね。「源氏物語」もそういうところがあるのですよ。「一番優れている」と思うのはやはり宇治十帖です。しかし、「一番好き」ではないです。…不思議なことです」(@サイデンステッカー)の件は作家的にはあると思いますなんだろーか?アリス(笑)それとも編集者としてどよで片桐さんか(笑)

 ちなみに紫式部については「頭のいい人だったということは間違いないです。でも、どうも美人じゃなかったという気が私はします」(@サイデンステッカー)とな…もしかして清少納言よりも美人じゃなかったのかもなぁ(笑)ちなみにちなみに「「蜻蛉日記」の作者はヒステリー女でした(笑)」(@サイデンステッカー)とな…はい、ここ笑うとこ、とか(笑)

 他に、小説全般で、「自然描写を超えて人間にたとえるようなことは西洋の小説にありますか」(@伊井)の問に「私はないと思います。第一に、西洋の小説に自然描写は少ないですよ」(@サイデンステッカー)とな…そーだったのか?外国文学?

 また「小説のうまさは人物描写にあると思います。人物にそれぞれ個性があって、それを表すのは小説家の仕事だと思います」(@サイデンステッカー)って、そーだったのか?アリス?

 そんな訳で源氏物語の面白いとこは人物描写じゃね?とゆー事らすぃ…「「源氏物語」は本当に小説だと思います。西洋の十八世紀以来の小説の中心は、人物描写です」(@サイデンステッカー)とな…それも「千年前に、本当の小説ができていたということです」(@サイデンステッカー)ってか(笑)他に抒情性と自然描写があげられるとな…

 それと源氏の不思議なとこは「会話が非常に少ないです」(@サイデンステッカー)とな…「西洋の小説は、会話を通じて人物描写ができるんです」(@サイデンステッカー)だそで、それに比較すると圧倒的に源氏物語って少なくね?とゆー事になるらすぃ…

 も一つアリス的なとこで、月に関して「自然の中で特に「月」の使い方がいいですね。人が死ぬのは満月ですね」(@サイデンステッカー)とな…そーだったのか?源氏物語?その如月はともかく、望月の頃ってか?

 さて、後に東大でサイデンステッカーは源氏物語を池田亀鑑の下、読む事になるとな…原文キタコレってか?読書会?研究会?講義?の詳細については本書をドゾ。「でも、池田先生はよくやってくれましたよ。アメリカの大学の先生はそれだけの親切心はないと思うね」(@サイデンステッカー)とな(笑)まっ良き師の出会いって本当にその人の運だよなぁ(笑)

 さてさて、サイデンステッカーの源氏物語観で「「桐壺」「帚木」を削りたいと思ったこともあったほどですが」(@サイデンステッカー)とか、小説的には「「葵」巻あたりからじゃないでしょうかね」(@サイデンステッカー)とか、「現実離れということは確かですが。まあ、「夕顔」巻はゴシック(怪奇小説的)な巻と考えるべきです」(@サイデンステッカー)とか、玉鬘については「やり手(笑)。あの女はやり手ですよ」(@サイデンステッカー)とか、「光源氏は「美男子」だと一回だけ言えばいいです(笑)。紫の上は何回言っても結構ですよ。別に抵抗を感じません」(@サイデンステッカー)とか、「女三の宮は愚かだね(笑)。あんな思慮の欠ける女性はね」(@サイデンステッカー)とか、六条御息所は「悲劇的ですよ。自分から進んで悪いことをしないんですが、おのずと悪いことが起きる、という悲劇的な人物です」(@サイデンステッカー)とか、「浮舟を嫌いと思う読者はまずいないでしょうね。かわいそうな女です」(@サイデンステッカー)とか、「「玉鬘」から「若菜」、「幻」巻までですね。一番好きなところです」(@サイデンステッカー)とななな(笑)

 まっ源氏物語とは何か?では、「本当に世界文学にあって一流品と認めなければならないのは、紫式部と芭蕉くらいじゃないでしょうか。まあ、世阿弥も入るかもしれませんが」(@サイデンステッカー)とな…まぁ世界でフラットに源氏物語を評価できる人が本当のとこ、どの位いるのか?それが問題だ、だからなぁ(笑)

 源氏物語関係では、ウェイリー訳の源氏物語を読んで、サイデンステッカーは傑作と思ったそな…ただし「翻訳としてはあまりいいものじゃないと思います。間違いなど非常に多いですが、原文とは関係なしに、文学作品として読めば立派なものですよ」(@サイデンステッカー)とな…

 ちなみに「翻訳は、楽なものは退屈ですよ。難しくなければ退屈です」(@サイデンステッカー)とな…ちなみにちなみにサイデンステッカー訳の源氏物語はクノッフ社から出版されたそな…でもってそのクノッフ社は「枕草子」の出版は断ったそーで、こちらの翻訳の出版は「コロンビア大学から出たんです」(@サイデンステッカー)となる模様…そゆ事で「「源氏物語」の翻訳は一番いい仕事でしたよ。一番面白かったです」(@サイデンステッカー)とゆー事になるらすぃ(笑)

 そんな自身の翻訳評価ですが「私の翻訳がですか?超えるかどうかより、別の翻訳がいいという程度じゃないですか。超えるかどうかねえ…。でも、ウェイリーの翻訳は変な翻訳ですよ。省略して、付け加えて。彼は自由に書き直したんですよ」(@サイデンステッカー)とゆー事らすぃ…

 とはいえ、翻訳出版キタコレの後、「イギリスのレビューは一番よかったですよ。アメリカのレビューはデタラメでした。イギリスの方がうんと上でした。ただ好意的だという意味ではなく、頭がいいということですよ」(@サイデンステッカー)という事になったとな…中でもC,P,スノー「彼が書いた書評は一番よかったと思います」(@サイデンステッカー)とな…さすが腐っても大英帝国サマは違うってか(笑)

 そんな中、「アメリカのレビューはほとんど決まっているようで、光源氏の好色のことばかり書いていた」「アメリカの書評は好色の話ばかりを話題にしました。つまらないと思いました」(@サイデンステッカー)とな…まっそれが例の米の正義って奴なんですかねぇ(笑)ハリウッド万歳ってか(笑)ちなみに「一番ひどい書評はオーストラリアでした。本当に無知という感じでした」(@サイデンステッカー)とな…こーなってくると、他の英語圏、加とか、NZとか、南アの書評とか、気になるとこじゃね(笑)

 ちなみに「私の翻訳の書評に「好色の小説」と書いてるのがあるんですよ。アメリカの愚かな評論家が。でも、好色小説じゃなくて恋愛小説ですよ。紫の上と源氏との恋愛小説ですよ。恋愛小説として立派にできていると思います」(@サイデンステッカー)って…どこの国も評論家って…

 蛇足かもですが、米の大学生の場合…「学生たちを相手にして人気投票をやったところ、光源氏が一番嫌われていますよ。毎年同じ」(@サイデンステッカー)とな…なるほろ、主人公が一番人気ないんじゃ、米でも評価もむべなるかなってか(笑)ちなみに一番好きなのは誰か?で「女性の場合は、だいたい一番好きなのは、紫の上ということですね」「一番嫌いなのは、弘徽殿の女御でした」(@サイデンステッカー)とな、男子ぃの場合は好きな人はまちまちらすぃ…

 翻訳に戻ると、「一番苦労しましたのは、まず原文を理解するこということでしたね。日本の偉大なる先生は、ごまかしが多いですよ(笑)、いかにも理解している顔をして」(@サイデンステッカー)って…そんな訳で与謝野晶子訳の場合「好きですよ。でも頼りにならないですよ。間違いが多いです。でも面白いですよ」(@サイデンステッカー)とな…

 ちなみに谷崎訳の改定版「書き直したところは、動詞と形容詞が一番多いです」(@サイデンステッカー)とな…こちらの詳細も本書をドゾですが、そんな谷崎源氏を「川端先生は「町人の源氏」と言いました。ちょっと面白いじゃない?」(@サイデンステッカー)とな…ちなみに川端康成も源氏訳出す予定だったらすぃ…今となって幻の企画だけど(笑)

 ちょっと蛇足の日本人作家評、「三島さんは、すごく頭のいい人ですよ。intelligence manということだけでしたら、川端さん谷崎さんよりも上だと思います。でも、小説家としてはあまり買わないです」(@サイデンステッカー)とか、「円地先生は顔のいい人でした。美人とはいえないかもしれませんが。「学者」の顔でしたね」(@サイデンステッカー)とな…サイデンステッカーは見たっですかねぇ(笑)

 更に蛇足の蛇足(笑)「それにしても、何で村上春樹はそんなに読まれてますか?」(@サイデンステッカー)「若者たちの共感を呼ぶのでしょうか。私は全くわかりせんが…。少なくとも日本の若者の間では、大江健三郎よりはるかに広く読まれていますよね。まあ、大江がどうしてノーベル賞を取ったかもわからないんですけれど…」(@加藤(昌嘉))「賛成です」(@サイデンステッカー)の件でお察し下さいってか…

 では理想的な翻訳とは何か?と言えば「翻訳者のやるものは「counterfeit」」(@サイデンステッカー)、よーするに贋金作りとな(笑)そしてサイデンステッカーは誰を想定して翻訳したかに、研究者でも読者でもなく紫式部とな…「ウェイリーの翻訳では紫式部の言おうとしたところは通じていないと思って、やり直してみたいと思ったのです」(@サイデンステッカー)とな…

 これまたちなみに、平安時代の日本語と現代の日本語もちゃうやんけとゆー事で、「私たちがやるのが「翻訳」で、日本人がやるのは「新訳」だということに、私は賛成できないです。日本人がやるのも「翻訳」ですよ」(@サイデンステッカー)とな…気持は分かるが、はてさて(笑)

 後は、翻訳するにあたって英語と日本語ではリズムが違うという、それが問題だとな(笑)詳細は本書をドゾですが、でもって「日本語の本性は「くどい」ということですよ(笑)。それは別に悪いという意味ではないですが、そうなっているのですよ」(@サイデンステッカー)とな…そーだったのか?日本語?

 ちなみに翻訳、日本人の場合ですけど「明治時代の日本人の英語は今より上手でしたよ(笑)。どういうわけかは存じませんが」(@サイデンステッカー)とな…となると、日本の教育さすがでござるって事ですね、文科省(笑)

 で、翻訳に戻りますけど、「翻訳の場合、本当の贋金を作ることはできないですね」(@サイデンステッカー)という事に尽きるらすぃ…「理想的な翻訳に近いものがあり得ると思います」(@サイデンステッカー)とな…完全でも完全じゃないとゆー事か?翻訳道も厳しー(笑)わっかるかなぁ?わかんねぇーだろーなぁってか(笑)

 豆知識的には、「大和和紀のマンガによる源氏物語{「あさきゆめみし」が、これまで一三巻で一六〇〇万部も売れたというのだから、驚異というか、もはや原作とは異なる世界として日本人の間でも読まれているという現実は無視できない。このマンガ本が、すでに英語版となっているだけでなく、ドイツ語、中国語訳が存するなど、源氏物語は大衆化して流布して」(@伊井)るんじゃね?とゆー事らすぃ…まぁ話題にはなっていたけど、そんなにベストセラーになっていたとは知らなんだ…日本のサブカルなめたらあかんぜよってか?

 とはいえ、「漫画で、「源氏」のよさはわかんないですよ」(@サイデンステッカー)と一刀両断ですが(笑)

 米の豆知識的には、「アメリカの一番いい街と評判(@サイデンステッカー)なのはサンフランシスコなんだそな…ちなみにサイデンステッカーによると「一番いい街はニューヨークですよ」になる模様(笑)そーだったのか?米?

 他には、スタンフォード大学は綺麗とゆーとこで「きれいすぎるというのは「退屈」ということです(笑)本当ですよ」(@サイデンステッカー)とな…そーだったのか?スタンフォード?も一つ、米大学事情で、「私が勤めた大学は三つ、東海岸と西海岸と真ん中のミシガンでしたが、だいたいのアメリカ人は東海岸と西海岸の大学が優れていると言うんですが、でも、一番よかったのは真ん中のミシガンでした」(@サイデンステッカー)とな…米の大学の上下って寄付金の差かと思ってますた(笑)

 こっちは面白豆知識になるのか、豪英語って英語的にそんなに違うんでしょか?「ロンドンの下町っ子ですよ。あまり品のいいことばではないですが、面白いですよ。下町っ子と言えば、サッカーの…、若い女性に人気があってすごく騒がれている…、ベッカム?あの人の英語はすごく下品だということです(笑)」(@サイデンステッカー)とな…そーだったのか?ベッカム?

 言葉的なとこで、紫とはどー訳すべきか?でvioletはないないとゆー事らすぃ…バイオレットになると「イタリア系の娘(笑)」(@サイデンステッカー)のイメージで「それはいけないよ。それは品がないです」(@サイデンステッカー)になってしまうらすぃ…米の伊に対するイメージも何だかなぁ…そんな訳からかサイデンステッカー訳の紫は、「Lavemder」と訳しているそな…ラベンダーは品があるのか?英語的に? 

 まぁ源氏物語メインなのでありがちな話なんでしょーけど、「「枕草子」ははるかに小さくて、はるかに狭くて、どっちかと言えば、うまくできてないと私は思うんですね。なせ、その二つを並べるるんですか?」(@サイデンステッカー)だそで、どーもサイデンステッカー的には、清少納言の評価は非常に低い模様(笑)

 も一つ、ご自身話で「これは自慢話になるんですが、教え子の関係では、私は(ドナルド)キーンより成功していると思います。一流の人が出たということで」(@サイデンステッカー)とななななな(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 文系

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