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2016年6月 2日 (木)

選択?選択(笑)

紫式部の欲望  酒井順子  集英社

 源氏物語とは何か?というよりも、紫式部にとって源氏物語とは何であったのか?という観点に立って見てみよーってノリかなぁ?

 でまぁ源氏物語第一のポイントは、「光源氏は、物語の登場人物としては、誰に対しても優しいが故に、どんな女性も本当に幸せにしない。ひどい男性のように思われます」とな…だがしかし、「紫式部の欲望という点から見てみると、光源氏は、彼女が心の中でたぎらせてきた欲望を物語の中で全て叶えるために東奔西走する、いわば妄想上のホストのようにも見えてくるのです」とな…そーだったのか?光源氏?

 まぁ見よーによってはこの世で一番のモテおのこを徹底的に持ち上げて、けちょんけちょんに引き落とすとゆーある意味、女性による男性復讐物語でもあるのか?うーん…

 そんな訳で、源氏物語のエッセイだろか?な本書なんですが、女性視点、作家視点、作者視点からしたらこーじゃね?とゆーお話しかなぁ?もしくはこー見えるみたいな?

 まぁ女性の夢と希望もキタコレになるのか?例えば「男女の逢瀬といえば、女の家を男が訪ねるというのが普通だった時代において、男が女を連れ出すというのは、物語の題材になり得る、非常にドラマティックな出来事であったに違いありません」とな…情熱的にかっさわれる、うーんもしやこれはハーレクインロマンスか?

 てな訳で「好ましくは思ってはいるのだけれど、自分から「好ましい」と言うことはできない相手から、「抵抗もできませんでした」という言い訳が成立するほど強引に、どこかに連れていかれる。不安や恐怖もあるけれど、しかし連れて行こうとする男性の側も大きな危険をおかしていると思うと、自分に対する思いの深さも伝わってくる。…これが、紫式部にとって最もうっとりする「連れ去られ」パターンではないでしょうか」とな…浮舟と匂宮のパターンがコレに当てはまるんだろか?やっぱこれってハーレク以下略…

 ちなみに「今いるこの場所に閉塞感を抱いていればいるほど、人は「連れ去られる」ことを夢想します」とな…平安の時代はガチガチ身分制と男女格差パネェから、あると思いますか?そして21世紀の日本も閉塞感半端ねぇですしおすし…ファンタジーの転生もの流行ってまさにコレじゃね?ここではないどこか、しかも私を必要とし大切にしてくれるどこか希望だもんなぁ(笑)

 まっ夢想の中で、とゆーか、物語の中で会いましょうの世界キタコレってか(笑)

 アリス的に、うーん…本書的に見るならば「頭がいいと思われたい」の章がどよ?かなぁ?「教養がなくてはお話しにならないけれど、身につけすぎてもいけない。…という微妙な状況に、東寺の貴族女性は置かれていました。ま、その辺の自゛ょうはかなり長い間変わらなかったどころか、今でも同じような意識を持つ人が、意外といるものです」じゃね?なんでしょか?朝井さん(笑)それにしても教養豊かって、男らしいを意味していたとは、平安時代パネェ…

  それにしても末摘花って「我が国の文芸史上、最も有名なブスと言ってもいいかもしれない」になるのか?でもって読者的には「末摘花の容貌についての記述は、正直に言って、読むのがちよっと楽しいものです。自分の容姿に自信が無い女であればあるほど、「自分以外の、そして自分以上のブス」の存在を知るのは、喜ばしいことだから」って、そーだったのか?末摘花?というより、この場合は紫式部って事になるのか?とゆーのも「誰が見ても美人という容姿を持っていたのであれば、ブスのことをこれほどまでに悪し様に書くわけがありません」「美人であればあるほど、ブスには優しいのが常」だそで、だから「自分の中にいくばくかのブス要素を持っている人こそが、最もブスには厳しいのです」という事になるらすぃ…ブスにはブスの分があるとゆー事らすぃ、それをわきまえろよってか?こえぇぇ…

 こえぇぇつながりでは、嫉妬キタコレで、六条御息所出番ですってか…というのも「女の嫉妬は、常に男に対してではなく、男が心を寄せた対象に向かうものです」なんだとな…生霊、物怪、とりついたのは…

 そんな訳で綺麗だけとこあい六条御息所じゃなくて、殿方にとっての理想の女性とは何か?と言えば「ひたすらおっとりして従順な女を、何かと教え込んで、妻にするのが良さそうだよね」ばーい左馬頭@雨夜の品定めってか(笑)よーは自分に都合のいい女が一番って事じゃね(笑)そんな訳で光源氏は紫の上をプロデュースしましたが、何か?ってのが、源氏物語のメインストーリーなのか(笑)

 後、見てはいけない系では一番に思い浮かべるのが、メデューサ?あの見たら石になっちゃうよって奴、あのイメージなんですが、この見る、見ないって世界中でどよ?って事だったのか?「結局あたし達は"イスラムの女"だったのね。なにかっていうと、直接男達の目に触れないようにして生活しているっていう点でね」(「桃尻語訳枕草子」/橋本治)という事らすぃ…見てはいけない、見られちゃいけない、と…男社会は視覚にこだわるってか?

 かくて「バルコニーなどという端近に立ってロミオを待つジュリエットの行為は、平安時代にしてみると、姫にあるまじきものということになります」とな…そーだったのか?ロミジュリ?光様、どーして貴方は光なの辺りは六条御息所だと迫力ありそーだが(笑)絵面的には、紫の上の方がありか?最もシチュ的なそれでいくと夕霧と雲居雁か?

 まっそれもともかく、姿をチラ見だろーと見る見ないが物凄い大問題だった平安時代。絶対的に見られない努力を積み重ねてきた姫君達ですけど、それなのに「当時、牛車の下簾から女性の着物の端を外に出しておく「出衣」という行為がありました。着物の出し方によって、そこに乗っている女性の身分やセンスを外に向けて知らせることができたわけです」とゆーから、うーん…弘徽殿女御とか、源典侍とかだと、ドンダケェー(死語?)な小林幸子ばりのど派手な衣装と演出キタコレになってそーと思うのも気のせいか?どんな時代にも自己アピールしないと気が済まない人っているよね(笑)

 他にも男社会だなぁの片鱗はいぱーいあって、例えば女房仕え、当時のキャリアウーマンとは何ぞや?ですかねぇ…清少納言も枕草子で愚痴っているし(笑)「当時のキャリアウーマンを好ましくないと思っていた男性が、確実にいたということ。「女は、結婚して子供を産んでナンボ」という意識が、現前として存在していたものと思われます」とな…今も昔も殿方の意識に変わりなしってか(笑)でまぁ、紫式部も宮仕えしていたわけですから、それはさぞかし色々あってなだろぉなぁと…

 まっ女の幸せとは何ぞ?というのも永遠の課題ですが、紫式部の場合は、自身の女の幸せもあると思いますだけど、娘の女の幸せはどよ?というのもあると思いますで?それが源氏物語に出てくる母娘の関係性にも出ているんじゃね?という事らすぃ…女の葛藤パネェ…

 それの逆張りというか、一方の極が花散里になるのか(笑)それにしても花散里が男性人気No1とは知らなんだ?殿方ってやっぱマザコンか?何でも許してくれて包んでくれる優しい普通の女性に弱いよな(笑)何がいいってやっぱ嫉妬しない女だよねぇ(笑)そして自分が気を使わなくていい女、これ最高でしょ(笑)更に何言ってもしても文句も言われないんですから…家の事は全部任せて自分は外で遊び放題でオケって…清少納言ならブチ切れると思うのは気のせいか?

 ちなみに昔のとか、秘密とか口をすべらして紫の上を泣かせている源氏だったりするしなぁ…嗜虐趣味か、はたまた隠し事のない俺ってえらいとか、思ってそー…源氏の秘密ランクからすると藤壺級が基準になれば、そりゃ朧月夜の事なんて、まだまだ甘いのレベルなのかもなぁ?

 そんな他人の心の内を理解していないんじゃね?な源氏ですけど、それでも行動する時の基準が世間ではどー思うか、思われるかを考慮して動いている訳で…人目は気にしているらすぃ…妻目はあまり気にしていないみたいだけど(笑)まっ世間体を気にする日本人は平安の昔からそーだったよーで…

 後は距離的な問題かなぁ?単純に土地的なものもあるけど、須磨、明石とか、宇治とか(笑)それとも一つは身分の差、これもはっきりとした距離感があったんだろぉなぁ…この辺りの脱構築とやらはトップにいた源氏だからこそでけたとゆーのもあるんじゃね?とゆー事か?まっ一つのギャップ萌えだろなぁで、それを駆使したのが紫式部のえらいとこかも?

 本書的に豆知識なのか?どーか?だけど、気になったとこで、世界の中心はどこか?じゃね?で、当時の国の中心は京都で、その京都の中の中心が御所で、御所の中心は帝のいるとことゆー事らすぃ…これは「ワシントンD.C.とかブラジリアとか、首都機能をその国の最大都市の外に存在させるのは、帝という中央が存在していないからできることなのではないかと私は思うわけで」の件だろか?となるとベルサイユは、パリの郊外って事でオケ?なんですかねぇ?

 まぁ他にも色々エピあるんですが、詳細は本書をドゾで結局源氏物語とは何か?というと、「源氏はつまるところ、「取り残される男」なのでした。彼は、どんな女の気持ちをもとろけさせる「モテる男」でもあるのですが、全ての女性を苦しませてたが故に、彼女達は出家するか、先に死ぬかして、源氏から逃れていったのです」とな…結局、源氏という男は恋は出来ても愛はできなかったお人なのではないか?かなぁ?藤壺を手に入れられなかった時点で、全てから手を引くか、逆に全てを手に入れるかの二択しかなかったんじゃね?

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。最後に一つ、本書で一番なるほろと思ったとこを一つ「私は、性犯罪をとことん憎む者であります。望まぬ性関係を、それも突然強要される苦痛は想像を絶するものであり、性犯罪を犯した人は死刑でもいいと思う」というのは、たいていの女性ならば内心完全に同意の世界じゃなかろーか?法律も、性犯罪のとこだけでも女性の法関係者が作成したら、もっと違ったものになっていただろーなぁとはいと思ふ…

 目次参照  目次 文系

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