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2016年6月21日 (火)

多様性?

ビールの力  青井博幸  洋泉社

 夏も近付く八十八夜はとーの昔に過ぎ去っていますが、夏と言えば、海だ、プールだ、スイカだ(?)の前に、とりあえずビールじゃね(笑)そんな訳でビール本、手に取ってみたんですが、これは今まで拝読したビール本とは一線を画するよな?何とゆーか、トーシロから見ても著者が本当にビールが好きなのがよく分かる(笑)そして好きが高じて、ビール造りにまでジョブチェンジですから、勇気ある行動というか、皆まで言うなの世界かも(笑)ここまでするか?とゆーか、いっそそこまで突っ走られると清々しささえ感じてしまうが(笑)

 とにかく、飲み専のビールだと、ビールの種類というか、メーカー、お店ガイドみたいなのに終始してね?だし、作り手であるメーカー系の方のは、ビールとは何か?ビールの歴史とは?日本のビールは?でもって、うちの(他のメーカーのも一応少し触れてみたりもあるけど/笑)ビールは素晴らしスな話にいつのまにかなっているよな?だし、学者先生のだと醸造学とは何か?みたいなノリに突っ走る系かもだし、まぁ、いずこの傾向も皆それぞれにあれもビール、これもビール、多分ビール、きっとビールなんだろなぁ…

 そんな中本書は著者のただのビール好きの青年時代から、ビール交友記と各国事情、そして地ビールメーカーになりましたが、何かまで、それぞれにそのスタンスが読ませるんですよ、奥さん(誰?)とにかく、著者昔から、いつでもどこでもビールなお人というか、必ずビールとの接点があるとゆーか(笑)好きこそものの上手なれって、まさに著者のためにある科白だと思ふ(笑)

 そんな訳で、本書は騙されたと思って、まずは読めの世界かなぁ(笑)読み手がどの立ち位置にいよーと、どこかで被り、なるほろと思う箇所があるんじゃね?な本なんですよ、おぞーさん(誰?)

 

 アリス的にビールというと、アルコール系では一番出番が多いよな(笑)まぁ日本の場合、ノンアルコールの人が増えてきているとはいえ殿方的にはまずビールで乾杯がデフォじゃね?

 他にアリス的というと、201号室他で出てくるソーセージで、ミュンヘンのソーセージ、ヴァイス・ヴルストの場合、白ソーセージなんだそだが「これはバイエルンでは伝統的に午前中しか食べないもの」なんだそな…何故に「午前中にしか食べない風習は、冷蔵技術や殺菌技術が未熟な頃はいたみやすい食べ物だったために生まれた」とゆー事らすぃ…仏のカフェオレみたいなノリだろか?

 他にアリス的というと、「イギリスのビールといえば、エール。市場の半分を占め、英語ではビールそのものを指す言葉だ。ドラフトが多くフルーティな味わいとホップの効いた苦味が特徴で、パブでは「ビター」とも呼ばれる」って、そーだったのか?ウルフ先生?

 世界のビール事情的に、独でもバイエルン出身の場合は「自分はドイツ人ではなくバーヴァリアンだ、と主張する」事になるのか(笑)そして「ビール好きならば絶対僕の故郷に来るべきだ」とも主張するとな(笑)ちなみに独人曰く「オクトーパフェストを知っているかい。ミュンヘンには無数の醸造所があるけれど、中でも大きな六社が毎年この祭りのためだけに腕によりをおけたビールを出して飲みまくるんだぞ」なんだそー…この大きな六社って、ミュンヘン市内での話で、独全域の話じゃないから、独のビール会社ってドンダケェー(死語?)

 まっそんな訳で昔は醸造所から馬車で樽を運んだそで、会場でも樽からドゾなパフォもある模様…後、「オクトーパフェストは、この時期まで腐敗せずに持ちこたえたメルツェンを、ミュンヘンの主要ビールメーカー六社が持ち寄って飲みまくるためにスタートした。表向きは「夏までビールが腐敗しなかったことへの感謝のお祭り」ということになっているが、真相は新酒ができる前に在庫処分から始まったらしい」って、現実って…

 バイエルン事情としては「バイエルン王国は、ジャーマン系の国々の中では「ビールの美味しくない国」と芳しくない評判をとっていた。そこで一六世紀後半に、バイエルン王室の肝いりプロジェクトとして、アインベックのボックに勝るとも劣らないビールを目指し、国を挙げての努力が始まった。そのために建設された当初の「立派な醸造所」がホーフブロイハウス」とな…なるほろ400年以上の精進の結果、ミュンヘン、サッポロ、ミルウォーキーなビール三大都市の一つになったのか…

 独のビール、醸造所にビールジョッキ(マイカップ)持って買いにくるとか、空き瓶持って買いに来るとゆーのが日常らすぃ…もー日常の生活に溶け込んでいるなんてもんじゃね?ちなみに独のデュンケル(独語で黒の意)、所謂黒ビールですけど、これも何故に黒いかといえば「原材料の麦芽のローストが深いからだ。十九世紀頃までは比較的深いローストの麦芽しかなかったので、ラガー誕生から数百年は、ある意味すべてデュンケルだったのだ」って、そーだったのか?黒ビール?

 も一つ、独事情でミュンヘンのビアホールといえば必ず出てくる「ホーフブロイハウス」、どのガイドブックにも掲載されていて超有名店ですけど、現地的には「ここはヒトラーがナチスの旗揚げ演説をしたことでも有名で、地元の人が足を運ぶことは少ないそうだ」って、ホンマでっかぁーっ?

 その他、独各地のビールの詳細については本書をドゾ。いやもー独、いずこの街も皆それぞれに地元のビールありますが、何か?な世界を本当に展開していらっさるよーで、これは一口で語れる内容ではないよーな?とりあえず「ミュンヘン以外の都市では、ドイツ人といえどもやたらにビール自慢をする訳ではない」そですよ、姐さん(誰?)

 ちなみに独では1200ヵ所以上のビール醸造所があって、旅をしたらその土地のビールを楽しめとな…「それをビア・ライゼというのだよ」って…それが本当のゲルマン魂ってか(笑)

 ビール国としては忘れてはいけない白キタコレで、修道院スタイルのビールが有名らすぃ…「これらのビールは、十七世紀に各地のトラピスト修道会の修道院で創られ始めた」そで、著者曰く「カトリックの修道士の中には、あんがい名杜氏が潜んでいるのかもしれない」って、そーだったのか?神父サマ?詳細は本書をドゾですが、「ベルギーの伝統的なビールについては水、自然酵母など土地由来のものが多く、簡単に真似できるものではない」そな…ビールも土地に根差したものなんですねぇ…ちなみに「ベルギー政府は伝統的ビールであるランビックを守るために、その製法の基準を定めているそうだ」そーですから、お察し下さい…

 とはいえ「ベルギーには多様な地ビールが健在だが、もっとも飲まれているのはピルスナー・タイプだ」そですから(笑)

 そして、こちらも忘れてはいけないビール国というか、エール国?の英キタコレでしょか?エールは三つの種類に区別されるそで、その基準が何と色…ベールにアンバー、ダークって…ちなみに「一八世紀に頭角を現したバートンという地域の硬水を使用したベール・エールがあまりに好評を博したため、その地方のビールがペール・エールの代名詞となった感もある」そな…他には、スリースレッズ、よーは三つの種類のビールを混ぜるという伝統的なビールもあるそで「これがロンドンのビール、ポーターの始まりなんだよ」って事になるらすぃ…その場で混ぜるなら、元から混ぜとけって、英って(笑)

 も一つ、忘れてはいけないビール国とゆーとギネスきたこれでアイルランドじゃね?それにしても「実はこのギネス・スタウトは、ロンドンのポーターに対抗して造られた、という話が一般的だ」って、そーだったのか?ギネス?

 後は、チェコもあるよねでピルスナーきたこれか?何かピルスナーの本家本元ってチェコってイメージでいたら、「ピルスナーが有名になったので、バイエルンが真似したという人がいるが、そうではない。醸造技術はもともとバイエルンのものなのだ。ただ、チェコのザーツというホップを使って苦味を強調したタイプのビールのことを、あっちが名前で有名になったので、わかりやすく、バイエルンでもピルスナーと呼んでいるだけだ」と独人のおじさんは言ったとな…なるほろ、日本でいう富士山みたいなもんか?万葉集は知っているかい?の世界だったらすぃ…

 も一つ、海外事情で豪もキタコレなんですけど、豪の場合やっぱ大英帝国グループでしたが?何か?で、エールきたこれなのか?「メジャーどころでもエールが主流というのは世界中でもめずらしい」という事になる模様…豪ワインはよく聞くが、豪ビールもパネェのか?

 で、トリはやっぱミルウォーキーじゃないけど、米キタコレで(笑)ちなみにこちらはバトワイザーキタコレですけど、巨大メーカーはメーカーとして、逆張りの自分で作って自分で飲んでますが、何かとゆー自家製ビールもそれなりにって、さすが米というべきか(笑)

 ちなみにヒューストンで自家製ビール造っている人の場合「こんなに暑いところでもホップは育つのだよ。でも香りは良くないし、苦味もイマイチ。材料屋から買ってくるもののほうがよっぽどましだよ」という事になるそな…ホップって、北の寒いとこでしか育つ事がないと思っていたら、結構オケなのか?そーなのか?殺菌性さえ失われないなら、苦くないビールとしてありじゃね?でも苦くないビールなんて、ビール好き的にはクリープを入れないコーヒーなんてになるのだろぉか?

 ちなみにちなみに「ヨーロッパの伝統的な製法のものとは異なる「純粋でないビール」、すなわち副原料を使用したお手軽なビールは、アメリカが起源だと言われている」そな…水で割ったらアメリカンってか?諸説あるらすぃけど「アメリカの醸造家たち自身が、「アメリカのお手軽ビールの発展は、経済的な理由からだ」と話しているからだ」って…さすが、元大統領が、マネーだと言い切るお国は違う…

 各地詳細は本書をドゾですが、日本のビール事情は国税局との戦いみたいな気がするのは気のせいか?いやぁ法律的に手続きが大変らすぃ…法の改善の見込みは、どーなったのかなぁ?酒税法があるのは知ってはいたが、他にもお役所組織いぱーいで新規参入者が物凄く大変みたいです。こちらの詳細は本書をドゾ。まぁ著者の望む、諸外国みたいな自由な市場、企業というのは、日本では厳しいか?まっ官僚が利権を手放すはずはまずないよな(笑)

 こちらのエピは物凄いので詳細は本書をドゾ。一例だけあげるとデパートへの納品のとこで「デパートで僕のつくったビールを購入して頂いている。これはありがたいことだ。だが、すべてのデパートがそうではないが、消費者はビアライゼ株式会社のビールがどのような取引を経てデパートで購入できるのかご存知だろうか。デパートから注文を受けると、弊社は工場から直接そのデパートに商品を届ける。しかし、請求書は卸業者に送付し、卸業者は弊社出荷価格にマージンを乗せてデパートから卸値を受け取る」って…凄いとゆーか、何ておいしい商売なんだ、お酒の卸売り業者っ。許認可制、免許制って素晴らしス、既得権益っていい響きだよね、天下り的に?これもまたただちにえいきょうはございませんなんだろか?

 ビールの歴史についての詳細も本書をドゾ。メソポタミアやエジプトの昔からビールありましたけど、何か?なので、ビール史も人類史みたいなノリか?ただ、ホップを使用したビール的には「八世紀のバイエルン地方」なんだそ…ちなみに「ホップの微生物への抗菌効果が強いことがビール醸造にとって大きなメリットとなった。ビールはワインほどアルコール度数が高くならず、腐敗しやすい。その欠点をホップが見事に補ったのだ」そな…

 とはいえ、そんな便利なホップの使用も「イギリスだけは極端に導入が遅れた」って、それは何故か?と言えば「一七世紀までホップの使用が認められなかったのだ。ビール造りに使用されていたハーブ類はグルートと呼ばれており、グルートの販売権を役人が握っていたからである」って、どこの国も役人の利権、これ一番大事ってか(笑)

 ちなみにビールに使用されるホップ、「ビール造りにはすべて雌花が使われる」そな…でもって「雄花は厄介者としてホップ畑からすべて取り除かれる」とな…酪農といいオスの立場って…ちなみにちなみに「ホップは日本国内にも自生している。カラハナソウと呼ばれているものの一種」だとか…そーだったのか?ホップ?

 後、ビールに使われる麦芽は二条大麦なんだそな…六条大麦も使われない事もないけど、「二条大麦はビールに適するように品種改良を重ねられてきたので、現在ではもっとも多く使われるようになった」そな…

 豆知識的には、英の家庭の場合、「週に一度は母を家事から解放するためにフィッシュ・アンド・チップスを買って食べる習慣だった」って…フィッシュアンドチップスって英の主婦的には、そゆ立ち位置だったか?

 後、米の大学では「ビール醸造学」なんて講座が各大学結構あるらすぃ…ブームとなれば、のらなきゃなお国柄だけあるなぁ…

 それと豪で、ビール酵母ってどよ?で「パンにつける「ベジマイト」はビール酵母が主原料」ってそーだったのか?ベジマイト?

 豆知識的に、エールよりビールの方が個人で造るのは難しいのか?どゆ事?とゆーと、低温が必至アイテムなんで、丸ごと冷蔵できないととゆー話らすぃ…どこも発酵は適温との勝負だからなぁ…巨大々な冷蔵庫プリーズってか?

 まぁ本書の豆知識的に最大なのは、中ほどにある「最小限の道具でできる手作りビール」の章じゃね?詳細は本書をドゾですが、「実は密閉できるプラスチックバケツがあればビールを造ることができるのです」とある辺り、ビールって(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。最後に一つ、本書で一番笑った、もとい感心したとこを「米国では、「メディアで宣伝されるものは、企業がお金を払って自分の言い分を述べているのです。ですから、すべてを鵜呑みにしてはいけません」と学校で教える」そで、これだけでも教育というか、教師が真っ当に見えるのは気のせいか(笑)

 目次参照  目次 飲物

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