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2016年6月15日 (水)

視点はどこへ(笑)

あたらしい「源氏物語」の教科書  堀江宏樹 藤野美和子・漫画  イースト・プレス

 所謂一つの源氏物語解説本ですが、うーん読後の率直な感想としては、あたらしいとは、との辺が新しいのか、全然分からなかったとこだろか?己の読解力の無さにじっと手を見るってか…

 ただ、著者の序文で、今までの源氏物語の研究というのは男性主導というか、「「おじさん」だけでした」だそで、「恋愛の本質が描かれた「源氏」は、日本文学の最高峰と評される一方で「女性が読むには相応しくない、いやらしい本」というバッシングまで受けたのです」とな…ちなみに「「源氏」に登場するヒロインたちのほぼすべてが、10代とか20代前半です」って、そーだったのか?源典侍(笑)そんな若い女性の恋愛なんてわかってんのかぁーな「おじさん主導」の源氏物語「研究」って「矛盾してますよね」って事になるらすぃ…「著者が知る限り、最大の魅力である「ヒロインの読解」は、ほぼ進んでいません」って、そーだったのか?日本の国文学界(笑)

 ちなみに著者によると「「源氏物語」最大の魅力はヒロインの「現代性」。そして迫真の「恋愛描写」です」なんだそな…そんな訳で、おじさんでもおばさんでもなく、「若き乙女たち」の為にお薦めしたいという事らすぃ…よーは源氏物語の対象年齢というか、読者層は、うら若い女性にあるという事か(笑)

 それにしても序文でおろろいたのは「最高の男」とされる光源氏についても「2帖帚木」冒頭で紫式部自身が「名前だけ立派で、実物はそんなことない」と、バッサリ切り捨てているのはご存じでしょうか?」って、絶世の美男子、世紀のモテ男じゃなかったのか?源氏?なるほろ明石・須磨からのリターン以降ってか?

 アリス的には、源氏…どこよ?と言えば京都御所の辺りが、英都のお隣さんって事でどよ?かなぁ(笑)

 さて、新しい、なのでという訳ではありませんが、本書は旧来の解釈に物申すなノリが幾つかあって、まず最初に登場するのは、源氏の母桐壺更衣じゃまいか?でして…今までの解釈だと「はかない女」だったが、その実は「闘った女」じゃね?というのも父親の遺言で入内した事になっているけど、「父の大納言が息を引き取る瞬間までずっと、娘の夢を叶えてやってほしいと遺言していました」と原文にあるそな…よーする桐壺とは自ら志願して入内したというのが真相らすぃのだ…

 何より身分とバックとお金がものいう後宮生活なのに、そこに行くのが夢って…しかも入内するだけじゃなくて、後宮で成功するのも想定内って事だろしなぁ…ある意味信長の野望もとい桐壺の野望から源氏物語は始まるのか?

 かくて相思相愛となった天皇と桐壺は幸せに暮らしましたとさマルとはいかないのが、現実というか、お話しの冒頭というべきか(笑)よーするに後宮内では「本当は好きでもない女たちでも均等に愛さなければならない」というのが「帝の義務」だったそで、天皇と桐壺のソレは、まさに己の自由恋愛を賭けての革命の狼煙じゃあとゆー事らすぃ…

 だから、桐壺が宿下がりを申し出てもなかなか天皇が認めないとゆーのは、愛だけでなく同志だからだそな…「同志をなくせば帝は弘徽殿女御、そして彼女の後に控えて自分を操ろうとしている大臣家に再び膝を屈さねばならない」からとな…まさに後宮は燃えているか?の世界だったんですねぇ…

 そして、その燃えているか?の最初の山場キタコレが、源氏と藤壺の密会になるのか?「「光」の名前を持つ源氏が、「輝く日の宮」こと藤壺と交わる。これはとても象徴的な設定です」となそな…かくて「そこには想像もできないほど「深い闇」が生まれた」とな…そんな訳で、源氏は、失われた藤壺を求めてとゆー愛の遍歴の旅に出るぅーってか?もしかしたら広い世界のどこかには藤壺以上がいるかもしれないじゃまいか?って…

 一方藤壺は自分の懐妊を知り、自分の罪の深さを知り、「それまで以上に源氏を遠ざけました。世の中には謝っても許されない罪のほうが多いのです。だからこそ彼女はすべてを自分で引き受け、源氏の息子を帝の皇子(後の冷泉帝)として育てていく茨の道を選択したのでした」となるそな…想定外たがら責任ありませーんとバックれずに踏ん張ったとゆー事らすぃ…子を持つ母は強しってか…そして、藤壺は出家すると…源氏的には最愛の人を永久に失ったに等しい事態になるとな…

 何もかも持っている、恵まれている光源氏にただ一つ欠けていたのが「愛する人を幸せにする能力でした」というのは言い得て妙かも?結局、この後の源氏の幸せ探しは、皆まで言うな結果をたどる訳だからなぁ…

 で、手に入らない女より手に入る女って事で、一番空蝉いきまぁーすっになるのか?まっ空蝉を「気の強い老け顔のブス」ではなく「美人でなくても、「いい顔」の女に成熟していた」んじゃね?とゆー事で元祖雰囲気美人って奴だろか?

 二番手の夕顔の前に、本妻キタコレで、葵の上を忘れてはいけないってか?左大臣家の娘、光源氏は左大臣家の入り婿から始まる物語なんですよねぇ…そこに愛はあるのか?といえば、父親同士の思惑があるのみから始まった結婚って…ある意味究極の政略結婚か?「正妻かどうかを決めるのは、妻の父親のステイタス。父親の権力の強さが夫をつなぎ止める手段だったのです」からお察し下さいってか…

 物語前半というか、殆ど葵の上の評価低いんじゃまいか?で源氏自身、末摘花を見て葵の上のよーな「冷たさとか嵩高さはない」と断言しているそで「恋愛対象として見れば葵の上は源氏にとって、末摘花以下だったと言えるかもしれません」レベルだった模様…晩年になれば、「年上のイイ女」を気取っていたのは「六条や藤壺」だったんじゃね?という事らすぃ…「「冷たい」と言われた葵の上の態度は、ギラギラと欲し続ける周りの女君と比べた結果」に過ぎないんじゃねとゆー事らすぃ…そーいやこれだけ源氏を邪険にして、源氏に邪険にされてきて、生前も死後もたたっていないのは、ある意味究極の諦観の女性だったのか?葵の上?

 そして殿方に絶大な支持を受ける夕顔キタコレになるのか(笑)まぁこちらの詳細は本書をドゾ。さすが頭の中将の忘れえぬ女で、源氏にとってもそーなる女性だよなぁでしょか?「まさに小悪魔的な夕顔ですが、演技を感じさせないところは、彼女が類い希な「恋愛体質」だったことを物語っています」とな…これで一児の母なんだぜ(笑)幼児残して男と夜遊びイェイ(笑)

 「人によってはそんな彼女を、男性を呼び込む所からして「高級娼婦」とさえ言いますが、仕事で恋をする女がここまで客に自分をさらけだし、すべて許してしまえるでしょうか?自分が商品の娼婦は、客の欲望を受け入れるどころか自分の商売ルールを振りかざすものでしょう?」と続いていたりして、著者、水商売の女性と何かあったのか?

 でもって、対極にいるんじゃないか?の元祖重い女、六条御息所キタコレってか…かくて「女性には絶大の人気」を誇り、男性には「非常に恐れられています」とな…

 さて、六条御息所の斎宮下向ですけど、これのモデルが「斎宮女御と呼ばれた、徽󠄀子女王」なんだそな…こちらの詳細も本書をドゾ。何事も前例ってあるもんなんだなぁ(笑)

 そして源氏のパートナーと言えばこの人紫の上(若紫)もキタコレで、さて、こと恋愛に関してはストライクゾーンが果てしなく広大な源氏ですが、そのストライクゾーンど真ん中が紫の上という事になるらすぃ…(ちなみに「あまり物語などには出てきませんが、平安時代、男色も非常に盛んでした」って…)まぁともかく、後から考えると女三の宮って凄いなぁ…

 そして紫の上の場合は「光源氏だけでなく、男性読者からもっとも人気のあるヒロイン」なんだそな…「男という生き物は守られるより、守りたいのですね」って…どこがだ?光源氏の後半生なんて紫の上にすがりっぱなしの人生だったよーな気がするのは気のせいか?

 ちなみに「紫の上ほど男性操縦術が達者だった女君は「源氏」の中には出てこないでしょう。他の女性に夫がかまけていると知ると、さりげなく怒ってちょっとだけ拗ねる。あとは大らかに「らうたし」と構えている」とゆー事らすぃ…これで世の中上手くいくのか?少なくとも六条院では上手くいっていたのか?まっ紫の上は源氏にとってのセキュリティペースであったのは間違いないよーな気はするが(笑)

 元祖キャリアウーマン源典侍、おひとりさまの末路って一体?でしょかねぇ?「本人は「ちょっとくらい年は取ってるけれど」と思っているだけなのが、よけいに悲劇なんですね。しかし、こんな「おひとりさま」の末路を辿るくらいなら、適当な男と結婚したほうがいいと思うのですが、どうでしょうか」って、男性目線乙だよなぁ(笑)当時が通い婚だけに生涯現役の女性の立場って、一体?むしろここは出家のすゝめじゃないのか?

 そして元祖専業主婦の雲居の雁の場合は、もーもろに専業主婦の悲哀がの世界で、幼馴染の二人が数々の障害を乗り越えてゴールイン、そして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ、なんてお伽噺にしかねぇーよって事ですか?そーですか?

 夫の夕霧は源氏の嫡男にも拘らずどちらかとゆーと父親と反対のタイプに見えて「夕霧は雲居の雁が大好きなのですが、こんな一途な心の持ち主の男でも、身体のほうはそうではない、というのが「源氏」のリアルさなんですね」とな…子供の為に夫の浮気も我慢って、何だかなぁ…夕霧の女二の宮にしても、源氏の女三の宮にしても今なら差し詰めトロフィーワイフって奴じゃね(笑)どちらも迎えて、これで家庭が上手くいくと思い込んでいるところが、実に男って奴はって奴か(笑)

 末摘花とはもーブスの代名詞ともなってしまいましたが、どちらかというとレスポンスの悪さが一番の問題か?天然が許されるのは、若くてかわいい場合だけだよねって事か(笑)「男は物慣れた女が好きではありません。でも同時に「恥ずかしい」という言葉の使い方をわきまえていない女も大嫌いなのです」とな…そんな都合のいい永遠の美少女、一生探しても光源氏並にイケメンじゃないと出会えないんじゃないに1ジンバブエドル賭けてもいい(笑)

 元祖いい女というより、都合のいい女はもしかしてこの人なんじゃね?の朧月夜ですかねぇ?ある意味、六条御息所の陽パターンみたいな?葵の上が亡くなった時に次の正妻は六条御息所じゃね?と噂になったけど、源氏は結婚しなかった…朧月夜との交際がばれた時も責任とって結婚するんじゃね?と話しは出たが源氏は結婚しなかった…君とは結婚できない、でも関係は続けたいって、それ男として最低の科白じゃね?綺麗なセフレが欲しいにしか聞こえないんだが?どよ?経済力があって、派手な美人は己で生きていてくれって事ですか?そーですか(笑)

 でも、この愛に生きるぅぅぅぅーっな恋愛至上主義の朧月夜的には、今そこにある恋愛って事ですかねぇ?まぁある意味、源氏に生き方が一番似ていたのは朧月夜かもしれないが(笑)どんな悪い事でも許されちゃうもんねな、ワル二人ってか(笑)ツーカーの仲の二人だけど、でも昔から「不良少年は清純なお姫様にだけ憧れるものなのです」で、似た者同士の二人はその時点で源氏の結婚観にはアウトだったんだろなぁ(笑)結局、人ってこんなもんか?源氏は朧月夜より紫の上をとり、朧月夜は朱雀帝より源氏をとり、朱雀帝は…

 そして島流し明石の上キタコレってか…こちらは元祖代理母ってか…うーん…しかも「気高くすらりとした長身の彼女は、源氏さえ恐縮するほど奥ゆかしい雰囲気を漂わせていたのです。しかも明石は知れば知るほど、愛さずにはいられない「近まさり」の女でした。(逆に末摘花のように会わなければ良かったと思わせることを「遠まさり」と言いました)」とな…

 まぁ源氏の葛藤云々についての詳細は本書をドゾですが、それにしても生まれた子供が女の子だったから、明石の上は都に呼び寄せられたのか…「もし明石の上が産んだ子が男の子なら「使い道のない」母子をわざわざ源氏が都まで連れだしたとは思えません」だそで、貴族にとって娘は「政略結婚」の駒になるから大切なんですねぇ…

 とはいえ、お若いおぞーさん達の玉の輿ストーリーもビターテイストではありますが(笑)

 そしてビターなのか、スイートなのか、それが問題だの花散里キタコレになるのか?悟った女なのか?諦観した女なのか?もしかしてスーパーリアリスト?まっある意味、源氏に一番精神的にも肉体的にも負担をかけなかった女という事にもなるのか?むしろ、源氏の数少ない友達の一人って事になるよな…しかも頭の中将みたいに付き合いに浮き沈みなしみたいな(笑)何とゆーか、六條御息所と一番の対極にいるのはもしかして、この花散里ではなかろーか?人生割り切ってナンボ?

 妻とは何か?で葵の上も生きざまも凄かったが、もっと凄いのが元祖天然の女、女三宮じゃね?若くてかわいい、まさにトロフィーワイフそのもののおぞーさん、幼妻ですけど、何が凄いって、柏木との浮気(事故?)、不義の子の出産(薫)よりも、あの無類の女好き、ストライクゾーンがはてしなくだだっぴろい光源氏にして、何じゃこりゃと思わせた女、愛せなかった女って、ドンダケェー(死語?)と思いませんかぁーっ(笑)

 こちらは奥さん編というより、娘編じゃなかろーかの明石の中宮、秋好中宮、玉鬘なんですが、こちらは元祖シンデレラストーリーとゆー事になるらすぃ…いや、何かもーこちらの詳細も本書をドゾ。この辺りは、源氏に中年(老年?)の悲哀が、のノリかもなぁ…ある意味、源氏も源典侍をワロエナイになってきたんじゃね?じゃね?

 紫式部のこあいところは、この天下のプレイボーイの光源氏を生涯モテてモテてたまりませんわの人生ではなくて、途中からぐっと落ちるとこがリアルに表現されているとこだよなぁ…でも本人は生まれてこの方モテなかった試しなしで、向かうとこ敵なしな気でいるし…この本人の評価と、世間、特に若いおぞーさんの評価との乖離が何とも…人間、己の劣化には気付かないものなのね…

 そして、宇治キタコレで、大君、中君、浮舟キタコレになるんですが、こちらの詳細は本書をドゾ。この三人に対しては、匂宮と薫を忘れては語れないだろし…

 豆知識的に、一番に上げないといけないのはやはり源氏ならば平安恋愛事情編でしょか?源氏物語的には「夜這いとレイプから始まる」と言われているけど、「厳密には違います」とな…「現実的には手紙を送った時点で、並み居る女房たちの書類選考、姫君自身の意思確認など、段取りを踏まないと、とても夜這いは実現できません」とな…当時、現実にあった夜這い事件は未遂で終わっているらすぃ…前振りがないって事は賊の浸入って事で、その場で取り押さえられて終わりって事らすぃ…まっ家宅侵入罪の現行犯だもんなぁ…この記録の詳細については本書をドゾ。

 それとラブレター事情、「当時の恋文は、誰か他の人に読まれても困らないように、極論すればラブレターであることさえはぐくらした、婉曲表現が好まれました」とな…その上「送り主が簡単に特定されるものではいけない」そで、誰からも分からない、ラブレターかも割らないって、高度に政治的な、もとい恋愛テクニック的な技を身につけてないと読解できないって事だろか?ダイイングメッセージとか、ダブルミーイングとか、ミステリーの世界に近い気がするのは気のせいか(笑)

 後、街中編的には、「当時の都は「平安」とは名前だけで、とても治安の悪い場所でした。夜は野犬の群れや強盗が徘徊する魔都の路地をスキャンダルの露呈を恐れ、わずかなお供だけで連れて馬で女の元に通う…」というのがバターンだったらすぃ…夜遊びは危険がいっぱいってか(笑)

 他に豆知識的には、後宮に入内する為の条件、一「まず処女であること」、二「父親が高貴な身分であること」…ちなみに「父親の身分によって、妻としての権利と義務も大きく変化した」とな…さて、「天皇の正妻は「皇后」あるいは「中宮」と呼ばれ、定員は1名です」だそな、「結婚した時は、中宮」、後に功績があると「皇后の位を得ることが」できたと…とはいえ、それになれるのは、「皇族の娘(つまり内親王)」と大臣家の娘だけだったとな…そして「2番目に重視されるべき奥さんたちは「女御」と呼ばれてました」となると…そしてこちらも「内親王か大臣家の令嬢のみが狙える最高のポスト」だったとな、よーするにこの「女御の中でMVPに輝けば中宮となり、さらに皇后の位も目指せたのです」って、そーだったのか?女御?

 そんな訳で、定員一名の中宮が既に存在していた場合、後から幾ら身分の高い女性が後宮に入内していも、中宮にはなれないというのが「後宮の掟」だったそな…それを藤原道長は、実娘の彰子を中宮にする為に、既に中宮だった定子を皇后の位に「無理矢理押し上げ」たと、定員1名のとこを2名に力技でしてしまったとゆー事らすぃ…

 そして3蕃目の奥さんが更衣という事になるらすぃ…こちらは「大納言、中納言、少納言といった「納言家」、あるいは「参議」という「上流の下」といったポジションの父親を持つ令嬢」がなれたのだそな…

 てな訳で当時の貴族とは何ぞや?となると、まず平安時代とは「帝を頂点とするピラミッド型」、「上流貴族は中流貴族たちにとって親玉」、「中流貴族たちが出世するには、地方に国司として下り、ここで巨額の蓄財をしなければなりませんでした」…ちなみにこの汚職の実例としての詳細は本書をドゾですが、どの位ちょろまかしていたかとゆーと「一般労働者の2万年分」って、ドンダケェー(死語?)どゆ事?とゆーと「中流貴族たる国司は、法律で決まった税金の他に「みかじめ料」を地方でブイブイ請求する、それはやくざな商売をしていました」とな…成程、金絡みのあらゆる癒着を断ち切る(キパッ)なんて、そんなの関係ねぇー(死語?)だったんですねぇ(笑)

 そんな中流貴族の親玉、上流貴族とは「やくざな国司たちを腕力で統括する文字通りの「ゴットファーザー」であり、光源氏のリアルなモデルたちでもあったのです」と…とゆー事は「彼らの生活は、酒と女とケンカに満ちていました」とな…風雅なお貴族サマの実態は実はヤンキーだったってか?

 その実例に「中宮定子の兄や弟で、清少納言に「風流だ」としきりに讃えられた貴公子、藤原伊周や、隆家」の場合…「暴力事件をおこし続けた伊周くんですが、ある時、道長おじさんを「アイツ気にくわねェ」と、とある武装集団に頼んで殺そうとして有罪となり、弟の隆家と島流しにされています」って、ホンマでっかぁーっ?

 他にもこの手は話はいぱーいだそで「御所で、しかも帝の目の前で男たちがとっくみあいのケンカを始めたり、相手が逃げ込んだ御所の部屋を外から打ち壊そうとするのもよくあること」だったそな…平安とは名ばかり、実は喧嘩上等の世界だったらすぃ…パネェな平安貴族…もしかして御所とは、賭場、鉄火場だったのか?

 「日本史上唯一、軍隊を国が解散させたのが平安時代」とは言うけれど、実態はそんなの関係ねぇー(死語?)だったのか…そんな暴力沙汰が日常茶飯事の平安お貴族サマ事情の中で「紫式部は決して、女性や同性にも手をあげたりしない男として光源氏を造形していることを忘れないでください」という件は、まさに女流作家ならではの世界観とゆー事か…なるほろ、彼は彼にして時代のヒーローだったのか…

 豆知識、容姿編では、美人の条件て何?は「スマートさ。身長は高すぎでも低すぎでもなく、鼻筋が通って目がパッチリとした利発な女性」「長い長い美しい黒髪の持ち主」とな…けして「ぽっちゃり体型」で「引目、かぎ鼻、おちょぼ口」ではないそな(笑)

 ちなみに源氏の設定は、「スリムですが腕力もあって背が高い」んじゃね?と…「平安時代の男性は身長が高すぎるのも、痩せすぎ、肥りすぎと同じく「醜い」とされていました」とな…これまたちなみにこの時代の平均身長は「男性が159.5-163.1cm、女性が148,1-151.5cmくらい」なんだそな…

 ファッション編では、「十二単の語源は13世紀に作られたと言われる小説「源平盛衰記」」なんだそな…壇ノ浦で入水する女性達がいかに豪華な衣装を着ていたかの強調のために作られた「フィクション」なんだそな…そーだったのか?十二単?とゆー訳で、「十二単の正式名は「五衣唐衣裳」と言いました」とな…詳細は本書をドゾですが、五枚だろーが物凄く重い事には変わりなしで、普通に歩く事は出来ない、逆に立って歩くなんて無謀、何故なら転んだらおおごとになるやんけですから…十二単、命がけの衣装だったのか?

 ちなみに「衣擦れ」といえば優雅なイメージですが、平安時代の袴や袿を引きずると「ズザザッ」という音がしました」って、ドンダケェー?まさかのロボット物か(笑)平安の姫君、もしかして物凄い肩こりだったんじゃあるまいか?

 結婚関係については、「男性が3ゕ月ほど、女性の家を訪問しなければ、事実上の離婚が成立しました」とな…

 これは逆に、「大抵の男たちは正妻、つまり自分が愛する妻のうちでもっとも身分の高い女と同居していました。いや、寄生していました。衣食住の大半を妻の実家がまかなっているのですから、男に義務を逃れる術はありません」となる模様…お泊りとか、同居とかはもーその手の意味合いが確実に含まれていたとゆー事らすぃ…まさに後宮と一緒、全てをそれなりに公平に愛さないといけないと…その究極の平等性が夕霧バターンか(笑)

 名付け、ネーミングのとこで、「平安時代になると、奈良時代のように、貴族の名前に"虫麻呂"など、動物の名前を使ってはならないという決まりができたので、突然、優美な雰囲気になりますね」だそな、そーだったのか?名前ぇーっ?

 日常生活編では、物語にも瘧病と原文にはありますが、現在のマラリアだとされています」とな…あの寒い京都でマラリアって、夏が暑いからかと思ったら「平安貴族たちは寝殿造りという、巨大な池を構えた庭園に向かい合う邸に住んでいましたよね」とゆー事で、夏は誰でも、蚊にさされまくりしていたらすぃ…その頃には蚊取り線香ないものなぁ…蚊帳か、蚊帳なのか?それにしても当時に日本にはハマダラ蚊がいぱーい生息していたんだろか?うーん…

 ちなみに「あまり蚊に嚙まれる回数が多いと、もう腫れたりしなくなるそうです」って、そーだったのか?免疫機能?

 食生活的には、チーズや牛乳などの乳製品も時々とってはいたけれど、「薬かサプリメントといった扱い」なんだそな…「煮沸した牛乳は「整腸効果があり、皮膚を美しくする」」とあったりして(笑)

 も一つ、「平安時代、男が食事をするのは妻の所でだけでした。不倫デートに、食事はついていなかったのです」って、紫の上のとこはともかく、葵の上の時はどーだったっけ?

 後、財産権も「平安時代では女性にも財産継承権があり、邸などの不動産を相続することが多かったのです」とな…だがしかし管理するには現金が必要じゃまいか?で、お金を稼いでくる婿必要って事になるらすぃ…リアルだなぁ(笑)

 仕事的には、典侍の場合…地位的には二番目、上には尚侍がいるけど、「基本的に尚侍は、帝の愛人枠ですから、女官とは言っても形式的なもの」なんだそな…「実質的な帝の身の回りの職務は、彼女たち4名の典侍がすべてこなしていました」とな…宮中女官も色々あってなってか?

 平安貴族の仕事事情、「出勤時間はなんと朝の7時前でした」って…冬はもしかして暗くね?更に「殿上人の身分を得てしまうと、交代に帝の食事を給仕する義務が与えられました。これを複数回そぼってしまうと、殿上人の身分を剥奪されるというペナルティーを与えられたのです」って…

 そんな「帝のお側近くに仕える、最上流の男性貴族を殿上人とか公卿と呼びましたが、彼らに数は30人に過ぎませんでした」そんな小さな閉鎖社会だからこそ、源氏をはじめ人皆スキャンダルを何よりも恐れたとゆー事になるらすぃ…「悪評が立てば即・命取りだったからなんですね」って…

 行事系では、斎宮…「未婚の皇族の血を引く女性が伊勢神宮の近くの宮殿で過ごしながら神事を司るという大事な職務です」とな…どーやって決めるかとゆーと「古代から亀の甲羅を火にくべるという占いによって選ばれました」って、それって亀甲占いっじゃまいか?

 これも行事に入るのかはアレだけど、当時の服喪期間…「妻や子、兄弟の死」は「3ゕ月」、「上司や父母の死は12ゕ月」、「祖父母は5ゕ月」だそな…ただし「妻が夫を亡くした場合は、12ゕ月」なんだそな…男社会万歳ってか?それにしても奥さんや子供や兄弟よりも上司が上って、一昔前のサラリーマンじゃないけど、何よりも会社、上司が大事って、日本の殿方のジャスティスなんだなぁ(笑)

 これはホンマでっかぁーっじゃまいか?で「欧米の研究家を中心に、紫式部はレズビアンではなかったかと言う人がいます」とな…美人には心酔しているけど、老女(源典侍)とかブス(末摘花)とかには「もの凄く厳しい視線の矢を投げつけます」って、そーだったのか?紫式部?「心理学的には、実際の顔の評価はともかく、自分をブスだと思っている人はブスに厳しく、美人だと思っている人は美人に厳しいという説もあるのですが」って…となると紫式部はブスだったとか?

 他にホンマでっかぁーっでは、源氏物語に登場しないもの二つありで、一つがプロの女性、よーするに遊女と、も一つがゲイだとな…男の友情(ちょっと行き過ぎた?)とゆーか、もしやお稚児趣味もどきはあるらしーけど、はっきりゲイはないらしい…そーだったのか?源氏物語?

 作者紫式部についての詳細も本書をドゾ。まっ何事も時代背景から逃れる事はできない訳で…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピというか、解説いぱーいですので、興味のある方は本書をドゾ。最後に一つ、本書でインパクトあったとこを、かの雨夜の品定めの会話で「顔の悪さは自分で見えても、性格の悪さはわからない。そうして人は大事な愛を失ってしまう」なんて科白があったのか?誰しも人は自分の性格を並以上に見ているからなぁ…それを言えば、頭もそーで、誰しも普通と思っている事は世の中多いと思うけど?

 目次参照  目次 文系

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