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2016年6月27日 (月)

相互不理解友の会、会員ご一同様?

源氏の男はみんなサイテー  大塚ひかり  筑摩書房

 サブタイトルは、親子小説としての源氏物語なんですが、源氏物語に登場する男性陣を一人一人取り上げて、どよ?と考察するエッセイでしょか?うーん、今の価値観で見ると主人公の光源氏からしてアレだし…まっ当時の恋愛事情、社会事情を考慮しても、結局男社会の弊害ってみんな被るのは社会的弱者、女子供じゃね?でして…振り出しに戻るってか(笑)

 まぁこの手の考察は男性陣の多い学者先生はまずしないだろーなぁ?男が最低なんて話を、当の殿方が肯定するとは思えないし(笑)せいぜい、最低かもしれないけど、それは男が悪いんじゃない、〇〇のせいだぁーっになりそーな悪寒に1ジンバブエドル賭けてもいい(笑)

 個人的には、男性にとっての源氏物語とは、男が浮気性なのは仕方がないんだの言い逃れの書のイメージなんだが、まっ光源氏が主人公とは言っても登場する男性は源氏だけじゃない訳で…じゃあ、光源氏以外の殿方の登場人物は真っ当か?とゆーと、タイトルに還れになるのか(笑)

 こーして見るといずこのおのこも皆それぞれに何だかなぁな人しかいないと…そこを突き詰めると浮舟になってしまうのか(笑)ですけど、まずはトップバッター、桐壺帝いっきまぁーすっで、「「昔むかし、多くのお妃達がミカドにお仕えする中に、大した身分でもないのに、ミカドに特別愛されている女がおりました」大勢の妃をさしおいて、女はミカドに愛される。従来の物語ならここでハッピーエンドだ。しかし「源氏」のその女は幸せにならない」とな…

 うーん、白馬の王子サマと名もなき乙女が出会って、そして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさとゆーのはお伽噺の王道中の王道、ど真ん中なパターンだけど、源氏物語は初っ端からそこから外すのか(笑)

 相思相愛の二人の末路は、妃はストレスで病死、後には幼い息子と腑抜けの男とな…当時「父は、娘をミカドと結婚させ、生ませた子供の後見役として、政権を握っていた。性愛という最も個人的な営みが政権につながるという当時の政治の仕組みの中でては、政権につながらないミカドの性愛は凶器にしかならなかった」とゆー事らすぃ…自由恋愛何それおいしいの?の世界か…まさに帝のそれは当事者二人の問題ではなくて、高度に政治的な問題だったとゆー(笑)

 まぁ愛する相手が衰弱死しても平気って辺りが何とも?最愛の伴侶の病より己の寂しさ、感情を優先させるこの帝、半端ない…桐壺更衣死亡後の嘆きと絶望もお気の毒サマとは思うが、藤壺女御が入内したら、桐壺のキの字も出てこないとこが、また何とも…傍から見る分には、弘徽殿女御以外なら誰でも良かったんじゃね?じゃね?と(笑)

 そして、そこに「魔性の男」が生まれたで、光源氏キタコレになる訳ですね、わかります(笑)

 アリス的には、どよ?とゆーか、サイテーの男という概念は、男性と女性では違うだろーしなぁ(笑)特に准教授には(笑)

 さて、光源氏の幼少時のプロフィールとしては三歳で母親と死別、六歳で祖母と死別。その後、父親である桐壺帝に引き取られ、母の実家から後宮へ。よーするに「光源氏は、父をたった一人の味方として投げこまれる」になったとな…まぁ結果として藤壺への思慕となる訳だが、それ以外の恋愛沙汰は若き日の源氏にとって向かうところ敵なしってか?「好きになったら負けだ、と誰かが言っていたが、光源氏は「負け知らず」である。藤壺以外は心底好きにならないんだから、これは強い。強いというか、残酷だ」って…よーするに藤壺以外は誰でもよかったの世界か?

 まぁかの有名な夕顔の件も、夕顔の処理は部下に任せ、自分は寝込み、後「夕顔の死に目に居合わせた、彼女の乳母子である女房を呼び寄せ、口止めのため自分の召使にする。その結果、残されたほかの召使達は、何も知らされぬまま、帰らぬ女主人を延々と待つハメになってしまうのだ」とな…そして九州にまで流れるのか…

 丸めると「光源氏は人殺しである。といっても、彼が直接殺しに手を染めたわけではない。妻と愛人が争って殺しが起きた。その殺人は、女にだらしない夫が犯したようなもの、といったレベルを含めていっているのだが、それにしても、光源氏が原因で死んでいった人達は少なくない」って事じゃね?

 夕顔、葵の上、六条御息所、紫の上、女三の宮と遠因も原因も源氏だろって事らすぃ…ちなみに噂の六条御息所を手に入れる為に結婚してくれと迫った挙句、その後は彼女が七歳も年上なのを利用して「でも御息所は迷っている。七つも年下の僕なんかと結婚したいとは思わないみたい」と世間にわざとリークして、六条御息所のせーにおっかぶせているとな…「やんごとない彼女の面目を、光源氏は丸潰れにしてしまうのだ」って…年下をいい事に当時から被害者ビジネスってあったのか(笑)後にこのパターンを朧月夜でやるのか…金持ち女は自分の資産で生きていけるんだから、ほっといてもいいじゃないかいじゃいかってか(笑)

 とはいえ、昔の名前で出ていますもとい、昔の光源氏よ今いずこ?で須磨・明石以降の源氏って、絶世のモテ男からの転落、ただの中年のおっさんに、でも本人の意識の中では昔の栄光が鳴り響いておりますになっちゃったのか?この辺りが、秋好中宮、玉鬘、女三の宮と若い娘には、うとましの世界に突入しちゃっているし、モテなくなってから妻に振り返っても花散里にすら相手にされないと…以下、明石の君、紫の上と、そしてみんないなくなったとゆーのが、光源氏の女放浪記だったのか(笑)何か昔習ったインディアンの子供(もしかしてタイトルからして禁止用語?)の歌の一番と二番そのままの世界か?

 それにしても「若く美しい頃は、女達もつき合ってくれたが、さしもの光源氏も中年以降は美貌も衰える。加えて藤壺の死で、心のストッパーが外れ、賤しい心のガツガツが、表面に出てきたのだろう」って…ちなみに女三の宮降嫁事件とは何だったのか?といえば「彼が、藤壺の死から八年経った当時もまだ、彼女を忘れられなかったこと」「この時点まで、紫の上でさえ、彼にとっては「藤壺の代用品」にすぎなかったこと」だそな…ある意味、源氏の恋愛って、失われた藤壺を求めての旅だからなぁ…藤壺以外の相手の人権なんて、そんなの関係ねぇー(死語?)だろし(笑)

 源氏物語のモテ男として忘れてはいけないこの人となれば頭中将キタコレじゃね?「摂関家のお坊ちゃまという恵まれた境遇にある上、学問にも励んだので、政治の実務にはとても有能だ。しかも「源氏」の主要人物には珍しく「男気」というか「男っぽさ」というものを身に備えている」というと、お伽噺な造形からしたら騎士様キタコレになりそーだが、源氏物語では永遠の二番手のよな…「女を「寝取られる」情けない男として、光源氏の引き立て役に甘んじることになる」そな…

 まぁ女心の分からぬ奴というのでは、例の夕顔に逃げられて、その癖、彼女は今でも私を思っているはずなんて口にするとは…別れても女は一途に一人の男を思っているって、それ演歌でしかないよーな世界観のよな(笑)「頭中将というのはどうも、もてない男特有のズホラさがあったようで、男の本能の命じるままに、女を追っかけ回すものの、手に入れると大事にしない。それどころかダメにしてしまう」じゃねって…「だいいち子まで成した女を、正妻から守りきれないとは、こんな男と不倫したら、えらい目に遭うという証拠」って(笑)一生大切にお守りしますと言って、それを守れた殿方って、全世界に果たしているのか?一人もいないとは言わないが、ほぼいないに1ジンバブエドル賭けてもいい(笑)

 ちなみに頭中将が女扱いが下手という件は、近江の君のとこで如実に出ているそな…玉鬘にしても、近江の君にしても、「最初からちゃんと仕込んでいれば、どんなに素晴らしい姫になったか知れないのに」、平安貴族にとって不可欠の娘という武器を使い切れていない頭中将という男は、所詮そのレベルの男とゆー事らすぃ…「ただ、こんな展望のない性格でも、恋愛下手ゆえに、恋の犠牲者は少ない。代わりに犠牲になるのが娘達、というわけなのだ」とな…

 そんな家族にとってははた迷惑な働くおじさんしている頭中将って、光源氏は「しょっちゅう病気になっているのに、頭中将が寝こむ場面は一度もない」って、そーだったのか?頭中将?これまたまとめると「要するに彼は等身大。凡人なのである。光源氏と比べると、妻一人で手一杯で、子供達とは断絶してて、でも、娘に恋人ができると、むやみに反対したり、息子の良縁を自分の誉れと思ったりする。しかも律儀で仕事熱心で、これっていかにも日本の父、それも、うちの父親世代の父ではないか」って、頭中将も一皮むけば日本のおじさんだったのか(笑)

 そして三番手にキタコレは源氏の義兄、朱雀帝ですかねぇ…「ミカドの第一皇子」「母の弘徽殿は権門の家柄。姿形も「女にしてみたいほど優美」で、性格も優しい」「なのに、もてない。というより、「これは」と思った女はことごとく弟の光源氏に取られてしまう」とゆーお人…東宮時代から、この影の薄さは何事?なお人ですが、まっ父親の桐壺帝からしたら、息子は光源氏ただ一人ってとこだろしなぁ…デキの良い弟をもった兄ってこんなもんなんでしょか?うーん、まっ詳細は本書をドゾ。

 そんな人生とは諦観であるみたない朱雀帝が後にも先にも怒ったぁーっとゆーか、感情のままにキタコレになったのが、あの女三の宮落飾事件の時だろか…自分がみそっ子扱いなのはともかく、娘のソレは許せませんってか?

 まっ「朱雀院には、弱者ならではの、しなしなした強さみたいなものがあって、弟とは比べ物にならないと言われながら、ちゃんとミカドになってしまうし、優柔不断なようでいながら、ミカドの位を自分でさっさと降りてしまう」とな…思い通りにならないわぁーっと嘆いていても、何のかんのと晩年も元気な朱雀院ってか?ある意味打たれ強いとゆー奴なんだろか?うーん?

 そして息子キタコレで夕霧の出番ですと…母方の祖母の家にいた頃は良かったけど、元服して父方に来たら、人生っての世界だろか?雲居の雁との幼馴染シチュは萌えの世界かもしれないが、後の女二の宮の件では所詮彼も源氏の息子って事だろしなぁ(笑)まぁでも柏木と第二世代的なソレで、源氏の世界を暴露していく身の上でもあるのか?

 更に、そんな生い立ちのせいか、実父の光源氏との接点よりも、伯父である頭中将との接点の方が多いとゆーのも何だなぁ…若き日の夕霧青年はともかく「成長していくに従って、弱い者に情け容赦のない尊大な権力者へ変貌していく」とゆーのが何とも…

 息子その二では、柏木キタコレで、こちらは頭中将の嫡男という事になる訳だが、女三の宮の件で、認めたくないものだな自分自身の若さゆえの過ちというものをでジ・エンドで本当に終わっているからなぁ(笑)若死にという事で後のみなはまによる点は非常に甘いけど、それってどよ?というところらすぃ…まっこちらの詳細も本書をドゾ。

 も一つ朱雀帝でもアレだけど、典型的負け男代表となると、源氏の弟蛍宮キタコレになるのか?とゆーのも恋愛レースの最終コーナーでいつも落選するのは蛍宮とな…玉鬘しかり、女三の宮しかり…では誰と結婚したかとゆーと真木柱(髭黒の前妻の娘)とな…で上手くいったのかとゆーと、てゆーか上手くいっている結婚生活って源氏物語に一つでもあるのか?の世界だよなぁ(笑)

 ではもう一人の息子の冷泉帝(院)はどよ?というと、こちらも若い女の子がお好きな世界で、玉鬘の娘とは結局どよ?となり、更に八の宮の二人の娘も実は狙っていたりするとゆー…

 しょーもない男性として、脇役キャラ生きてますで、一番、大夫監でしょか?大夫監って誰ってゆーと、玉鬘の九州時代の求婚者、この人から逃れる為に、決死の九州脱出、そーだ京都に戻ろうになった人物と言えば分かるだろーか?「強引で、自分勝手でお喋りで、無教養なくせに自信過剰で、都への強いコンプレックスがありながら傲慢」って…しかも見た目も粗野でゴツくて田舎者丸出しって…もしかして、はいここわらうとこ、なんだろか?この手の描写ではもしかして末摘花より酷くね?末摘花は頭が回るタイプじゃないけど、性格は悪くないよね?

 そんな男から逃れてきたのに、京都でも光源氏の日々のセクハラに、玉鬘は大夫監を引き合いに出して光源氏を疎む訳で…なのに引っかかったのが髭黒大将ですから、玉鬘って実は濃いのから逃れようとして更に濃いとこにとらわれるとゆー…めでたいのか?コレ?な話になる訳で…

 しかも、髭黒には既に立派な北の方がいたのに、玉鬘との結婚を決行するところが凄い…この件の詳細は本書をドゾですが、どーみてもストレスによる発病じゃねな妻に「病気のあんたに今まで我慢してやったんだから、私がほかに妻をもつことぐらい大目に見」ろで、更にプレッシャー掛ける始末、でもって奥さん実家に帰ったら世間の物笑いになると更にプレッシャーを賭け、離婚したいというのも妻が言いだした事で、自分じゃないよとアピールして被害者を装うって、ドンダケェー…しかも本当に奥さん実家に帰ったら、「その後二度と再び、妻を迎えに行こうとはしない。妻を迎えに行ったのはあくまでポーズだった」とゆー、「この冷たさは、「源氏」の男達の中にあって異例である」とゆー…

 まぁある意味、男の本音、欲望を一番素直に表現したのが、この濃い男達だろなぁ…若くて綺麗な女しか興味ないぜ、古女房なんて三行半で無問題ってゆー…同じ(?)体育会系でもやはり頭中将は腐っても摂関家のお坊ちゃんだったんだなぁ(笑)とはいえ、打算で髭黒との結婚を認めた頭中将ですから、どこまでも平安貴族ってか…

 まぁしょーもない男で際立っておステキなのは左近少将じゃね?で、それって誰?とゆーと、元浮舟の許婚じゃまいか?で、浮舟が常陸介の実子じゃないと分かると、途端に婚約を破棄して常陸介の実娘(浮舟の義妹)と結婚した婿どのである…しかも、常陸介は継子の浮舟の婚礼道具から部屋から取り上げる始末で…継父、婚約者共に恵まれていない浮舟だったりする…その点では、さっさと浮舟母子を捨てた実父八の宮もそーで、生まれる前から男運が非常に悪いんじゃないか?浮舟?

 それにしても左近少将のこの変わり身の早さは、所詮この世は金と出世と割り切った感が半端ネェ…現代逆玉男子の元祖か(笑)

 脇役で実はいい男だったのかも?では伊予介だったのか?誰それ?とゆーと、あの空蝉の夫だった人…受領階級の男性だが、「夫は妻一人を愛し、妻は夫に対して「お姫様」のように君臨している」とゆーあのお方でございます。ただ、空蝉からの評価は物凄く低いが…でも「彼女こそ、「源氏」で最もお姫様ライフを貫いた人なのである」とな…究極の「ブスな魔性の女」とゆーのが空蝉とゆー事になるらすぃ…まぁ本書は源氏の殿方とは何ぞや?なので、女性考についての詳細は本書をドゾで、伊予介に戻るが、ある意味真に妻思いの男性って源氏物語の中では彼がダントツじゃね?とゆー事らすぃ(笑)まぁ受領背景も色々あらーなでこちらの詳細も本書をドゾですが…

 それから源氏物語最大の脇役キャラきたこれと言えば、この人明石の入道じゃまいか?身分か、金か、それが問題だ?の世界じゃね?で、まぁこちらの詳細も本書をドゾ。

 娘にとって父親とは何か?系で続けば、八の宮もどよ?とゆー事になるのか?結局、都落ちした父親って、娘にえっへんしないとやってけないのかなぁ?ちなみに「紫式部にはどうも実の親というものへの懐疑のようなものがあって」全体的に実父より継父の方が助けになっているシーン多しらすぃ…実父にとって娘とは政争のコマじゃね?だろしなぁ…

 そして次々世代キタコレで、薫と匂宮キタコレになるのか?片や草食男子の代表と言われる薫、もう片方は肉食男子の代表そのものの匂宮、表向き源氏の息子と、源氏の孫…そして宇治編はこの二人を中心にドロドロの昼メロ化していく訳で(笑)

 著者によると薫の場合、「彼は、「源氏」はもちろん物語史上でも空前の根暗な性格をもつ、「恋愛すまいとする」主人公だった」となる模様(笑)ゲイでもないのに女いらない宣言をぶちかましている時点で、逆中二病によーな気がするが、まぁ青春時代とはこじらせやすいものなりかもしれんねぇですから(笑)とはいえ、「夕霧右大臣をはじめとする貴族の娘との縁談を蹴った彼は、今上帝の愛娘である女二の宮との結婚は、拒なかった」とな(笑)しかも、その女二の宮に対して、より高貴な中宮の生んだ女一の宮ならばと夢想し、匂宮が夕霧の娘と結婚するとその圧倒的な財力に本当は自分が婿になるはずだったし、自分が宮様と同レベルとあるとごちる人だったりして…よーするに僕、俗っぽい事はみんな嫌いなんですと言い菜から゛心中は俗まみれな人であったと…もしかして、源氏物語最大の偽善者キタコレになるのか?薫?

 でもって「薫は浮舟を、妻でも恋人さえでもなく、あくまで"人形"として扱った。大君とは「相手がうんと言うまでは」とセックスを控え、中の君ともぎりぎりのところで一線を越えずにこらえていた薫は、浮舟とは会ったその日にセックスした。「私はスケベじゃない」といういつもの口説き文句さえ使わなかった。それでいて、そんな人形を抱くのさえ、あれこれ理屈をつけずにいられなかった」って…まぁ男の身勝手を絵に描いたよーな人物でFA(笑)

 そんな薫の環境と言えば「子育てを放棄した幼稚な母、秘密に満ちた家庭、表面的には親子関係を取り繕いながら、実は妻も息子も見捨てていた継父、死んだ実父のトラウマ…」って一昔前に流行ったアダルトチルドレンってか?まぁこれで鬱屈しない青年ができあがるとはとても思えないが、それにしてもはまりすぎじゃね?そーいえばどこぞの大統領も自称アダルトチルドレンだったしなぁ(笑)

 さて、匂宮の方はどよ?というと、こちらは熱血肉食男子街道まっしぐら、目の前に美女がいれば馬車馬の如く突き進む、それが男の生きる道ってか(笑)

 そんな訳で、「「結婚するなら権門の姫君」という母明石の中宮の反対を押し切って、孤児の中の君を妻にした。「中の君と結婚するとしても忍び妻にしかできない」と考えた薫とは対照的に、好きな女には誠実な一面をもつ宮でもあった」ですから、中の君の老後までそれが続くなら光源氏に続くけど、あの忘れっぽさから言ってこれまた先行きに不安を感じるのは何故なんだぜ(笑)

 というのも、「実は、初めのうちこそ浮舟をお姫様扱いしていた匂宮も、その身分のほどや気弱な性格が知れてくると、「この女を女房として、姉の女一の宮に差し上げたら、姉は喜ぶだろう」などと思っていた」そで、「情熱のさめた女を、彼はすでに数人姉に押しつけていた。彼女達は、宮と関係したものの、彼を通わす地位や財力、愛人として囲われる寵愛もないために、女房として働きながら、セックスの相手もするというお抱え娼婦のような女達だった」って、ドンダケェー(死語?)さすが、匂宮、薫の親友だけあるってか(笑)

 そんな訳で、親友は親友でも、光源氏と頭中将、夕霧と柏木の親友と、親友度が全然違うという事になるらすぃ…

 それにしても、中の君を妻にした匂宮って生活丸ごと引き受けたのかと思ったら、住むとこは提供したけど、衣食の方は薫持ちだったのか?ええ、八の宮に娘達をよろしくされた手前、他人(この場合は親友だけど)の奥さんになっても、その費用は薫持ちって…だからこそ、中の君は自分の保身の為にも浮舟を差し出したとゆー事になるらすぃ…中の君は匂宮と薫両方引き留めておかなければならなかった生活的事情があると…もしかして、薫の援助がなくなり、匂宮の寵愛がなくなれば、女一の宮の女房コースが待っているとゆー事になるんだろぉか?うーん…

 そして、宇治編の男性陣ではこの人を忘れてはいけない、横川の僧都キタコレになるのか?の前に、当時は何が恐れられていたかとゆーと、穢れでして、病気とか死とかは穢れそのものじゃまいか?パンピーもそーだけど、時の僧侶達も穢れを非常に恐れたとゆー事らすぃ…よーするに、死人は勿論、死にかけている人、病人なんて、近寄るなかれ、もっといえば捨てておけの放置プレイが普通感覚だったらしーのだ…

 その点からしてみてもさすが徳の高いお坊さんだけあって横川の僧都は今まで登場してきた僧侶の中でも一番まともじゃまいか?で、浮舟を拾う訳でんねんなのだそな…

 が、しかし、その横川の僧都も最後の最後に薫側につくとゆー、何だかなぁなお人だったとゆーオチなんですよね(笑)詳細は本書をドゾ。小君によろしくってか(笑)

 かくて、本書のタイトルが燦然と輝くになってしまうのか?まぁ「何といっても「源氏」のリアリティが真骨頂を発揮するのは、男達の描写においてであった。我慢強く、人の悪口も言わない、優等生の多い女達に比べ、「源氏」の男達はいわゆる悪人はいないものの、スケベで勝手で権威主義で、情けない」って…そしてついでに「えげつなさ」もねってか(笑)

 当時の宮廷、王朝、貴族社会というものがドンダケェー(死語?)だったのかは「死の汚れへの極端な忌避とか、身体的な現実感の喪失とか、拒食症とか自殺未遂とか宗教の流行とか保守化とか」とかとか、今とあまり変わりなくね?とゆー事らすぃ…ちなみに権力闘争も身内でゴーですから、「差別化はますます狭い範囲の中で熾烈になっていた。誰もが物質的には豊かで、教養もあるという僅差の中で勝負しなければならなかった。それで、ただてさえ閉鎖的な貴族社会では、宮廷内での大人のいじめが横行し、髪が抜けるほどのストレスで職場を去っていく女房達が絶えなかった」とな…まさに今でしょっ(死語?)なストレス社会そのものだったとな…

 そして王朝恋愛絵巻の方はどよ?とゆーと、「高貴な男との結婚も出産も女を幸せにしない。たとえ限りなく愛されたとして…」「要するに「源氏」の男は、どんなにましな男でも、そしてどんなにサイテーの男でも、女を不幸にはしない。もろちん幸福にもしない。誰も私を変えられない。支配できないというのが「源氏」の結論なのだから」とゆー事に落ち着くとな…紫式部の絶望は大きく深いって事か(笑)

 こーして見ると源氏物語とは女性にとってのバイブルじゃまいか(笑)何とゆーか、男性切り捨て宣言キタコレじゃね?となると、最近の未婚というより、否婚、否産化って、元をただせばそんなとこだもんなぁ(笑)もしかして、天国とは男性のいない世界か(笑)

 さて、豆知識的には、リアルな歴史キタコレで、現実の歴史を振り返ると、朱雀院も冷泉院も現実に存在したお名前なんだそな…「朱雀院は、ひ弱ながらも「非常に美しい」男に育つが、彼には三歳年下の弟がいた。そして、弟を可愛いがる母を喜ばせようと、弟に皇位を譲ってしまう。この弟が、英君の誉れ高い村上帝である」って…「光源氏の憧れの「藤壺」なんて、紫式部の女主人の彰子の呼び名である」とか…

 見てくれのとこでも「「顔色が悪く、毛深くて、すごいブ男」(「栄花物語」)の藤原道兼は宮廷女房に総スカンを食らい、「枕草子」の清少納言が、「すごくきれいで優美」と称えた藤原道隆は女房の人気者となって宮廷に君臨する。栄華を極めた道長も、「見た目はもちろん、性格も傑出している」(「大鏡」)ために、大臣夫人の話や、姉の皇后に可愛がられ、そのバックアップで、政治の実権を握る」とな…髭黒ダメ絶対で、イケメンきたこれになるのか(笑)

 また、紫式部という女性自身も、「ライバルサロンの女房だった清少納言を「没落して当然」とこき下ろし、別の有力サロンにいた兄嫁を、明らかにそれと分かるように、スケベな老女源典侍のモデルにして、辞職の憂き目に追いやった式部の性格」って、リアルすぎて引いてもいいですか…

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。まぁ本書を読めば、白馬の王子サマを夢見てという気分にはなれないだろなぁ…ちなみに当時の女性観に「女に惹かれる男が悪いのではない。男を執着させ、性的に堕落させる女が罪深いのだ」って、魔女狩りか?結局、千年前でも男性って、何でも責任は女性に転嫁していたのは変わりなしってか?きっと男君ご一同様は、伝家の宝刀、想定外だったんだと思うよ、じゃね(笑)

 目次参照  目次 文系

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