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2016年6月 5日 (日)

愛っあなたと二人(笑)

恋のかけひき  山口仲美  主婦と友社

 サブタイトルは、「源氏物語」もうひとつの読み方なんですが、sどゆ事?とゆーと、源氏物語のカポーの会話から、二人の関係を見てみよーだろか?男と女のダバダバダ、恋愛観と結婚観が如実に現れているんじゃね?かなぁ?

 そんな訳で取り上げるのは二人ないし三人、三角関係もあるからね、というより一夫多妻制の場合、三角関係どころかそれ以上もあり得るよな(笑)

 で、そんな二人(?)はとゆーと、光源氏と空蝉、光源氏と夕顔、光源氏と藤壺、光源氏と源典侍、光源氏と紫の上と六條御息所、光源氏と紫の上、夕霧と雲居雁、夕霧と落葉の宮、薫と大君、薫と匂宮と浮舟の会話から読める関係性というか、人間性ですかねぇ?

 まぁ圧倒的に源氏物語ですから光源氏の出番多しですけど、それにしても光源氏に一番きっぱりNOと言えるというか、言った女性って空蝉だったのか?ある意味一番潔いとも言うかもなぁ…光源氏の熱烈なラブコール(死語?)に対して「現実のこととも思われません。私は、数にも入らぬ低い身分のものですが、お見下しになったお心のほどを、どうして厚いお志と思えましょうか。このような低い身分の者は、低い身分の相手にしかならないと世間でも申すではありませんか」とな…これはまとめると、「否定、抗議、拒絶」の「三段論法」キタコレになるらすぃ…明快さというか、きっぱりさというか、その後も流されないとこというか、「頭のきれる人なのだ」は、己の立ち位置をしっかり把握していたとゆー事だろなぁ…でもって、それを通せるか、通せないかが、源氏とかかわる女性達の幸福度というか、苦悩度に直結しているよーな気がするのは気のせいか(笑)

 とはいえ、殿方的には流し流されの夕顔みたいな女性が一番人気なんだろしなぁ(笑)こちらは逆にNOはないの世界か?まぁ考えるまでもないけど、当時の人気ツートップの二人ともにゲットし、なおかつ双方に忘れえぬ人になった訳だから、まさに殿方がイメージする女性そのものなんじゃね?でしょか(笑)これで生きていたら浮舟コースになったんだろか?

 アリス的に、女性観?うーん…准教授の場合は徹底した女嫌いだからなぁ(笑)でもって、アリスの方はロシア紅茶、スウェーデン館その他を見ると美女に弱いんじゃね?という実に男の子らすぃ反応しているからなぁ(笑)夕霧が紫の上ちら見してドッキリみたいなノリのよな?まぁ元々、男性は見かけが一番大事ぃなのは脳科学というか、心理学というか、認知学というか、で言い古されてきてますけど、アリスの反応って実に分かりやすいからなぁ…ただし、その後が思い切り屈折しまくるけど(笑)

 さて、光源氏の恋の遍歴の一番初めのとっかかりは、この人藤壺じゃね?でして、少年はマザコンである。そして青年もマザコンである。がジャスティスってか?ちなみに藤壺の場合は、この嘆きを憂しと言って、辛しとは言ってないそで…どゆ事とゆーと、相手を責めているのではなく、自分を責めている事になるらすぃ…禁断の恋の責任は自分にあると…

 後の光源氏と女三の宮の関係を彷彿とさせる不倫ですけど、この時、桐壺帝はいったい幾つだったんだろか?だよなぁ?確か、藤壺は光源氏の五つ上だったはずで、この時光源氏が十代後半とすると、パパはいったい幾つなんだ?と?だいたい光源氏の兄、弘徽殿女御の息子(東宮)いる訳だし…こー言っては何だが、藤壺って年齢的には東宮との方がつりあっていたんじゃね?とゆー事か?

 まぁそんな年齢勘定はともかく、結局、殿方の中年(老年?)の夢トロフィーワイフは、己のコキュへの道って事でオケ?仏文学じゃないけど、王様だって所詮コキュって…何だかなぁ(笑)それにしても父息子揃って女の趣味が全く同じって、これも何だかなぁ(笑)父、桐壺忘れられず藤壺キタコレで、息子、藤壺忘れられず紫の上、更に女三の宮だからなぁ…同じ顔なら何でもいいのか?とか、同じ血縁なら何でもいいのか?とか、男の人の好きな女の子のタイプって一生変わらないもんなんだなぁ?だから初恋の君なのか?そーだったのか?ベアトリーチェ?

 でもって、そんな源氏の本妻は紫の上という事になるんだろーなぁ…で、こーゆーと身も蓋もないけど、彼女をそこに据えた事でそれ以前より簡単に浮気できなくなったとゆー…ある種うしろめたさ発生ってか(笑)須磨・明石以前と以後みたいな分け方が定番らすぃが、トーシロが見る分には紫の上前と後、そして破局(女三の宮)と死別以後の四つに分かれると思ふのよな?

 このカポーの場合、限りなく夫の理想の妻に近かったけど、何せ自分で自分好みに育てたんだからそりゃそーだ(笑)問題は、正式な結婚をしていないとこと、兵部卿宮の娘とはいえ妾腹でしかなかったとこか…明石の君の時の娘のよーに、身分的に釣り合うか?否か?それが非常に問題だ?の当時的には、紫の上ですらどよ?の世界らすぃ…それが後の女三の宮降嫁事件につながる訳だが…

 かくて表向きは葵の上死後は光源氏に正妻はいません。実質的には紫の上ですが、何か?みたいな日常が続いていた模様…そんな二人の関係は「紫の上は、夫の心を必ず自分のところによびもどした。嫉妬の仕方がうまいのだ。夫を徹底的に追いつめたり、傷つけたりしない。すねて、「私は私」といった感じでうち沈む風情の嫉妬である。夫に、「そんなこと言わないで」と、機嫌をとらせる余裕を残す恨み方である。深く恨んで、とりつくしまのない葵の上や六条御息所の嫉妬と違って、明るさがあった」ってのは、まぁ葵の上や六条御息所の場合身分的なプライドもあるだろーけど、正妻だったからと独り立ちというか一人になっても生きていけるの世界だからじゃね?光源氏に何の負い目もない人達ともいうとゆーか(笑)そゆ人は迷わず切り込むよな?

 まぁ殿方的本音としては「一夫多妻制下にあって、妻たちが嫉妬などしないで、互いに仲良くし合うことが、夫の心からの願いであった。だが、実際は、なかなか願い通りにいくものではなかった」って、ドンダケェー(死語?)

 まっこれが多分簡単にできると思い込んでいる殿方多しなんだろなぁ…この逆バージョンを考えればどよで、例えば、夫たちが嫉妬などしないで、互いに仲良くし合うことが、妻の心からの願いであったができるのならば浮舟も自殺未遂する必要なかったんじゃね(笑)

 後は、紫の上が「なぜ、夫が他の女の所に通う時の身支度まで整えてやらねばならないのか。自分は、一体、何だったのか」の件は、女三の宮の下に通う源氏の時の話ですが、これって見覚えあるよねで、黒髭と玉鬘のとこじゃね?北の方は夫のおでかけ服に炭だから何だかひっくり返すシーン…結局、これの後長年の連れ合い、正室とは破綻、黒髭は玉鬘というトロフィーワイフを晴れてゲットやったぜになる訳ですが、男性的にはよっしゃぁーでも女性的には、妻、特に正妻格にはどよ?というか、確実に離婚になるパターンなんだなぁと(笑)紫の上も出家決意ですしおすし…

 まっこの辺りはあの純愛路線まっしぐら苦節何年幼馴染婚の夕霧でさえ、長年の妻にアレだから…雲居雁って一体?

 まま、源氏物語に出てくる男性陣は皆「夫は、自分がこんなに愛しているのだから、妻に不満があるはずはないと思い込んでいた」人ばかりじゃね?自分が愛しているから相手は幸せだって、幸せなのはおてめぇの頭だよの世界のよな気がするのは気のせいか(笑)

 その他夕霧、匂宮、薫のお三方に関しては本書をドゾ。ある種、正義とは何か並みのバカバカしさだよなぁ(笑)価値観の共有は本当に難しい、なるほろ外務ってか(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。平安には平安の、平成には平成の、ロマンティク・ラブがあるって事なんですかねぇ(笑)

 目次参照  目次 文系

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