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2016年7月29日 (金)

眠れる森の?

眠る鉄道  丸田祥三  小学館

 所謂、一つの写真集だと思われなんですが、それも鉄道写真…と書くとこれまたよくある鉄道のある風景って奴ですが、こちらは、どちらかというと廃墟写真の決定版かも?ええ、鉄道廃墟系の写真集なんですよ、奥さん(誰?)ただ、これまた鉄道廃墟系というと、駅とか、線路とかのノリが多いじゃまいか?なんですけど、こちらは、鉄道車両がメインじゃね?でして、日本中に、こんなに車両が放置されているとは知らなんだ…とにかく、山とか、森とか、野にポツンというより、埋もれて、崩壊しつつある鉄道車両…下手なホラーより余程こあい風景なんですが…

 しかも、こちらの写真の色味、着色が、何とゆーか狙っているとしか思えない発色で、これまた自然的なそれでないんですよねぇ…どーゆー画像処理をしたのかはトーシロには不明ですけど、とにかく色のコントラストが凄くてインパクト絶大…写真集と言われなければ、もしや物凄い写実主義の絵画ですと言われても信じてしまう程(笑)モノクロのそれはともかく、カラー写真の方は特にその傾向が強いよな?

 てな訳で、本書程、とにかく見て見てな本はないよーな気がする…およそ、これが自分の知っている日本の風景とは思いたくないよな気にさせられるよな…本当に、こんな景色のとこが日本にあるのか?みたいな?日本ってリサイクルや解体が徹底している国かと思っていたら、世の中そんなに甘くないってか…

 まぁとにかく衝撃の映像の数々です…

 アリス的には、どよ?というか、鉄オタのアリス的にはかなりショッキングな映像じゃまいか?と推察するんですが、どよ?

 本書的には、関西圏の写真は、神戸市電1000形(1017)(神戸市西区)、山陽電鉄700形(明石)、神戸市電1000形(1012)(神戸市西区)、御法臨港鉄道キハ103(和歌山県御坊市)の四つだったりする…百近い写真の中で関西系は四つだけなんですよねぇ…一応全国区の画像がありますよってにですけど、やはり関東圏が一番多いよな?これは関東に放置プレイが多いのか?それとも、近場は取材しやすいのか?そこが問題だってか?

 それはともかく、神戸市電の解説がパネェでして、「71年の市電全廃まで多くが現役だったからか、9両が保存されたが、十年ほどでそのほとんどが取り壊されてしまったという。写真の電車は当初、神戸市郊外の児童施設に保存される予定で、トレーラーを使って運ばれたのだが、山中の施設までの道が狭く、搬入ができなかった。それを見かねた麓の牧場主が、農耕具庫として引き取ったのだ、と地元の人から伺った。文字通り"牧歌的"エピソードである」とな…そーだったのか?神戸市電?道幅考慮せずに搬入決定って、昭和ってそんなにアバウトだったのか?

 山陽鉄道の車両は廃車になってから、倉庫として使われていたそで、車両の第二の人生って倉庫、あると思いますなのか?御坊の方は「70年に廃車となった」そで、「車体のみが市役所前駅に設置され、待合室となった」そな…「数年後、取り壊されたという」だから、もしかして今はもうないという事だろか?

 と、このよーなエピが全国区で展開されていた模様なので、詳細は本書をドゾ。エピを拝読すると、どーも70年代がモータリゼーションというか、自動車、トラックの時代キタコレなんだなぁと…それから鉄道の斜陽待ったなしになったのか?都市部以外の電車は、公共事業か文化財産になったよな…後は観光事業で赤字にならなければいいみたいな?

 他にもたくさんたくさん本当にたくさん画像いぱーいエピいぱーいですので、興味のある方は本書をドゾ。個人的には、新幹線0形(21形37号)東京都国分寺市1989年のとこが衝撃的でした…あの夢の超特急、新幹線がのざらし半壊状態って…分割民営化の余波ってあのJRのスター的な新幹線にも及んでいたのか…

 目次参照  目次 交通

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