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2016年7月26日 (火)

エジプト、ギリシア、ローマ?

古代の船と航海  ジャン・ルージェ  法政大学出版局

 所謂一つの歴史書なのかなぁ?ちなみに著者は「フランスのリオン大学Ⅱで久しく古代史を講ずる教授であって、古代海運についての著書と論文を多く発表し、その領域では独自の地位を持つ人である」そな…そんな訳で、本書はとっても学者先生が書いた本って感じかなぁ(笑)

 でもって、いつ?どこ?の話よ?とゆーと、「古代と呼ばれるものの初期すなわち紀元前四千年紀または三千年紀ごろから、中世の初期すなわち大ざっぱに紀元後五世紀と六世紀」位の話だろか?でもって、場所は地中海がメイン時々大西洋沿岸みたいな?

 まぁとにかく、よくわからん時には目次に逃げるのいつものパターンで、「序章、1伝統的資料、2現代の資料-改定考古学、第一章 航海に関する一般的考察、1いくつかの常識事項、2航海の条件、3航路の確定、第二章 造船-船体、1造船、2原始的な船、3木造船、第三章 造船-艤装と武装、1外舷保護帯、2推進手段、3操舵具、4錨、第四章 底荷、釣合い、トン数、1底荷、2積荷の釣合い、3トン数、第五章 第一次ポエニ戦役までの海洋支配、1ミノアの海上制覇、2エジプトの軍船?、3古典時代の艦隊、4ヘレニズム時代の艦隊、5海戦の変遷、6ローマとカルタゴ、第六章 紀元前三一年までの海洋支配、1第二次ポエニ戦役と東方の戦争、2大海賊、3内戦、第七章 ローマ帝国の艦隊、1帝国の「艦隊」、2船、3人員、4艦隊の機能、5軍事艦隊の終焉、第八章 ペルシア戦役以前の海洋貿易と海洋の拡大、1古代エジプト、2フェニキア、3ギリシアの国々、4古代の慣習、5カルタゴと西方、第九章 ペルシア戦役からローマ帝国まで、1古典時代、2ヘレニズム時代、第十章 ローマ帝国、1港、2船、3港と船の人員、4海洋貿易の組織、5通商航海のルート、6古代航海の終焉、第十一章 航海者の宗教、結論」なんですが、見る人が見たら、これだけで分かるんだろか?

 個人的には、第1-4章までは文章でより図解での方が分かり易いと思うんだが(笑)何とゆーか、船に関する個別の名称を延々語っている感じなんですが、それって象を一度も目視した事がない人に、象ってこんな形なんですよと文で述べている感じでして、船の構造、道具、構成品について知らないと何がなんだか?それって何?で、それってどよ?がいぱーいってか(笑)

 で5章以下は航海史的な話もキタコレなんですが、これまたどちらかとゆーと、戦争史みたいなノリで…平時の貿易キタコレというより、海戦と海賊キタコレな気がするのは気のせいか(笑)地中海は燃えているか?ってか?

 アリス的に地中海?うーん…船関係は、大阪も港で栄えた土地柄ですから、あると思いますか?まぁ船ってある種、男のロマンですから、どよ?かなぁ?その内瀬戸内海殺人事件とか出てくるのだろーか?アリス(笑)

 歴史というか、社会、国とは何か?の世界かなぁ?例えば当時、「ギリシア人がほとんど心ならずも船乗りになったのは、国土の貧しさ、陸地輸送のむずかしさ、植民時代における人口状態と経済構造のあいだの不均衡に強制されて、また、ある利益追求精神に強制されて、自国に欠けているものを他の地へ探しに行ったからなのである」そな…まぁ何事も、外に出なければならないとゆーのはフロンティアスピリットというと聞こえがいーけど、外に出ざるを得ない貧しさが起因というのはいつの世もあると思いますか?自国、地元が豊かならわざわざ外に出る必要って冒険家とか旅行好きでもない限り、どよ?ってか?

 後、航海とは「昼夜別なく航海した」のだそな…昼間だけじゃちゃいまんねんってか…まぁ星見て云々とかゆーのも必然だったと…それと、地中海的なお話しだと思うけど当時の航海時期って狭義では5月27日から9月14日まで、広義では三月はじめから11月11日までが航海日和とゆー事になるらすぃ…とはいえ、「夏になると東部海域で、大ざっぱにいって七月十日から八月二十五日にかけて北から南に吹く有名な季節風があり、それがエジプトとシリアからイタリアに向かう航海をむずかしくする」のだそな…なので「ローマ帝国の時代に、この方向に向かう大航海はこの季節風期から外れた時期に行われ、そのかわり季節風期は帰路の時期となる」そな…風の向くままというか、風を考慮にいれての航海がジャスティスってか(笑)

 基本的なとこは続くよで、「帆で航海するとき、最も直接の航路が必ずしも直線になるわけではない」とゆー事で「海図の上に帆船航路を線でひくことは事実上、不可能である」そな…そんな訳で速度も不明とな…そして船乗り達は「空の星の位置、風、潮流、計算できる船に速度を考慮にいれて、船位推算法で航行した」のだそな…また「海岸が視覚内にあるとこは、彼らは航海目標の方位測定」をし、夜は「灯台の方位測定をし、また土地の方位測定とその特徴の検討することができた」のだそな…今ドコ?ってか(笑)

 さて、地中海の航海のメインは、エジプト、ギリシア、ローマじゃねなんですが、これはどーしてかとゆーと資料が比較的いぱーいという事かららすぃ…じゃあ、その他はどよ?とゆー事で、「最古の時代のまぎれもない海上運送業者はある程度ツキジデスの言明を裏付けるものであり、私の考えでは、クレタとエジプトの海上交渉はほとんど必然的にはロードス島、キプロス島、シリア=パレスチナ沿岸を経由しておこなわれたとする普通の考えかたを認めるものである」そな…まっどんなに昔でも船があれば行き来はあったと見るべきか(笑)

 ちなみに軍船っていつでけたの?も不明らすぃ…「軍船ということばでわれわれが解するものは、古代ギリシア人とローマ人が長い船ナウス・マルタ、ナウス・ロンガと呼んだ船である」とな…軍船って長いのか?海戦の方はとゆーと「ギリシアの伝承によれば、最初の真の海戦は前六〇〇年ごろのコルフ人(コルフ島の住民とその母なる祖国コリントスとの戦いであったという。実際は、特別の船を使った海上の最初の大きな戦いは、間違いなくファラオの船と海の民の船(彼らの兜の頂飾りで見分けがつく)の戦いであったようにみえる」そな…ちなみに「その戦いの経過はメディネト・ハプ神殿の壁面に描かれている」そな…

 まっ船の構造についての詳細は本書をドゾ。どーも丸くなくて長いのが軍船的ジャスティスらすぃ?そんな訳でエジプト航海とゆーか、海軍キタコレになるのか?の次が、「前四世紀末に海運技術にまぎれもない革命があらわれる。アレクサンドロス帝国の解体から生まれた革命、ヘレニズム時代の諸王国の艦隊に特徴を与える革命である」キタコレってか?何がきたかゆーと、巨大船化と砲兵隊の発達だとな…まっこちらの詳細も本書をドゾ。

 でもって、「海戦の原始形態は単純である」そで「船の航海性能よりも乗船している皆兵の能力のほうに依存している」そな(笑)接近戦キタコレらすぃ…「この形態の戦いは、非常に大きな損傷を受けていない敵船をを捕えて有利に自らの艦隊の戦力を増すという大きな利点をもっている」とな(笑)

 ところがどっこ「い衝角の出現、ついで三段櫂船の出現」で世界は180°変わったってか?「敵船を抑えるということは問題ではなく、敵船を破壊することが主眼となる」とな…まっこちらの詳細も本書をドゾ。

 そしてカルタゴ、ローマきたこれになるんですが、こちらの詳細も本書をドゾ。かの有名なポエニ戦役キタコレですから、歴史的資料もある程度いぱーいあるらすぃし(笑)ちなみに「ハンニバルが失敗したのは、部分的にはローマ人の海上支配によるということである」だそな…

 そしてローマの時代がキタコレになる訳ですが、ローマとは「経済問題についてはほとんど無知であり、海の安全の重要性を知ることはできなかった」とな…ある意味ローマも陸軍国家か…かくて「高い経費を要し維持・更新のための不断の努力を求める常備艦隊の建設に同意していない」とな…結果「ローマは海洋同盟国の小艦隊を使うという伝統的政策に還っていく」それは「ローマはその結果について高い代償を払うこととなる」とな…昔から海を甘く見ると、そゆ事になるんだなぁ(笑)

 後、帝国は拡大するじゃないけど、ジブラルタルこえて大西洋岸のソレについての詳細も本書をドゾ。やっぱ物流だよなぁ…

 まっとにかく、陸と海ではやはり海の方が何かと低くみられていたのは確かみたいで、ローマ時代も待遇格差はあった模様…こちらの詳細も本書をドゾ。

 さて、話は少し戻って海洋民族というとフェニキア人忘れてはあかんぜよですが、こちらの詳細も本書をドゾ。それとカルタゴも…まぁどちらも交易キタコレで植民しますたの世界だが…どんなに繁盛していも備えがないとヤバイって事ですかねぇ?カルタゴなんてハンニバルがいてもアレですから…

 豆知識的には、古代の船旅の場合、「乗客が自らの食料については自分で処置するのに飲料水の補給については船依存している」とか…干飯くいけりの世界だったんですかねぇ?

 豆知識というか、ローマのポンペイウスの息子のセクストウスのエピもパネェ…スペインで山賊から、元老院と手打ちして沿岸艦隊司令官になって、対オクタヴィアヌスきたこれの件は何だかなぁ…アウグストゥス、カエサルの後を継ぐ前の障害ってどんだけの段階踏んだのか?それだけでもドラマだよなぁ…

 その他にも豆知識はいぱーいでして、船から人員から港から歴史から国から慣習からあげたらきりがないので、これまた興味のある方は本書をドゾ。まぁ言える事は歴史ってパネェというか、一日にしてならずでしょか(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので興味のある方は本書をドゾ。取り敢えず、本書で一番教訓になったお言葉を最後に一つ選ぶとしたら、これじゃね?で「海賊と難破は地中海の伝統的な活動」「海賊行動は地中海の風土病」だそな…お後が宜しいよーで(笑)

 目次参照  目次 文系

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