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2016年9月22日 (木)

その土地に根ざすものっ

ダヤンのお祭りの本  池田あきこ  中央公論新社

 所謂一つのお祭り参加しますたエッセイだろか?著者、体当たり企画ってとこかもしれんが、日本には祭りがあると(笑)で、こちらで取り上げているのが、ねぷた、竿灯、三社、御柱の四つでして、その中でも紙幅が多いのが、ねぷたと御柱だろか?

 ねぷた、ねぶたとも言われるが、どっちが正しいんだろ?とゆーか、場所によってプとブの違いがあるみたいなんだが?どよ?で、それも気になるとこなんですが、ねぷたって、青森と弘前の二つかと思っていたら、その実青森県内にいっぱいあってなの世界だったのか?それは全然知りませんでした…

 よーするに観光祭り化して、拡大路線じゃねが、この二つって事で、その他市町村で、長年のおらが町のねぷたが続いているみたいなのだ…ただ、観光に結びついていないとこでは、その経費について相当に厳しい模様…まっ祭りってのは、お金と人がいないと成り立たないものだからなぁ…かくて、ねぷたの場合「一台約二千万円ということだ。ほとんど企業の名が台に入ってるのはそういうわけなのだ。「企業ねぷた」と貶められるように呼ばれているけれど」で、企業ねぷたの場合は「青森はスポンサーが絵師に描かせている。生活は出来るけどその代わりひも付きだ」になるそーで…まっお金を出せば口を出す、これはどの世界でも共通か(笑)

 まぁ東京下町、蔵前神社のお神輿の場合は、お神輿を修理するのに1200万円掛かったらすぃーから…お察し下さいかなぁ…新しく造ったじゃなくて、直すだけでそれって…

 まぁそんな世知辛い話はともかく、祭りの熱気というか、情熱というのは、もー日本人のDNA、マインドにセットされているんじゃまいかで、そのパワーみたいなのが全編にドドンとなの世界が展開しておりまする。四の五を言わず、参加してちょって事じゃね(笑)

 アリス的に祭り…何気にアリスって室内芸術派タイプに見えて祭り好きに見えるんだが、如何なものか?まっ阪神ラブで十分に祭りキタコレな気もしないでもないが(笑)

 後、取材旅行とは何か?で「浮世のしがらみは多くて、ふいと旅に出るのはままならない。だけどそこが作家という商売の便利なところで、「祭りの本のためねぷた祭りに出かけます」と言えば家族も会社の人間も」妖しいと思いつつも「いってらっしゃいと出かけられるムードにもなり、これに目掛けて急ピッチで自分の仕事をじゃんじゃんかたづけていく。目的があると休みに出るのも辛くない。やはり人生めりはりがあるというのは大事だなぁなどと鼻歌まじり、出かけることが決まると何もかも楽しい」って…まぁアリスは一人者だから家族の反対はないだろーけど、でもこんな雰囲気なんだろか(笑)

 そして著者はネットサーフィンだが、ググルだが知らんがサイト巡りで当たりをつけていくとこはともかく、「特に公式ページなんか載せてもいいと思うのに公式のは案外つまらないのが多いね」の件は、それは祭りだに限らず、皆似たよーなもんではなかろーか?霞が関の公式サイトが面白い時なんて永遠に来ないに1ジンバブエドル賭けてもいい(笑)

 とりあえず、祭りに戻って、まずはねぷたですけど、ねぷたって、特定の神社のお祭りというのではなかったのか?だから自由度があるとゆー事らすぃ…でもって、あのねぷたって、最終的には川?海?に流すのが本来のあり方だったとは…精霊流しみたいなもんだったんだろか?うーん…それにしては特大だけど(笑)まぁ「もともとねぷたは「眠り流し」といって、農繁期のこの時期襲ってくる睡魔を追い払うために行われたと言われている」そな…更に「ねぷたは七夕の行事でもあったという」そな…

 ちなみに「青森じゃ海上運行してるけどな」って、そーだったのか?青森?でも県民的には「青森は海が入っているからな。海が入っているとこは威勢がいい。津軽藩の中じゃ青森は貧しかったけど流通の発達で金持ちになってったんだな」って事らすぃ…て事は青森のねぷたは維新後にデーハーになったとゆー事なんでしょか?うーん?

 実はねぷたの人形師、絵師?女性でもオケなんだそな…意外な事に(笑)「神がないから不浄はないという」って、結局、そこなのか…

 さて、その祭り当日、観客も凄い数らすぃが、「何たって一台のねぷたにつく跳ね人だけでも二千人ですと!」ちなみに青森ねぷたの並び順は「先導役、運航責任者などに続いてお茶目な前ねぷた、跳ね人、ねぷた本体、お囃子」なんだそな…ねぶたの後に跳ね人かと思っていたら、跳ね人の後にねぷただったんですねぇ…

 でもって、各地のねぷたの二つ名が凄い…「青森は凱旋ねぷた、弘前は出陣ねぷた、五所川原は喧嘩ねぷた」って…ドンダケェー(死語?)

 まぁ他にもねぷたのエピいぱーいあるので詳細は本書をドゾですけど、も一つだけ五所川原のねぷたの場合…復活の五所川原なんですが、そのドラマの中の一つに「立佞武多運行の邪魔になる電線や電話線を空から取っ払うという快挙をなしとげたのだ」とゆー事で、ねぷたを動かすのに電線が邪魔だから行政がどかしたとゆーから凄い…官民一体で、祭りだっのノリですか、分かります(笑)いやぁ世の中には市民の願い、言う事を聞いてくれる行政もあったんだなぁ(笑)

 御柱祭の方は、もー山から木を伐り出すとこからキタコレでして、これはこれで何気に凄い事なんだろなぁ…これが如何に大変かは、考えるまでもないよな…大木っと本当に大木なんですよ、奥さん(誰?)こゆの見るといつかジァイアントセコイアも見てみたいなぁとは思ふ…屋久島の縄文杉はとても遠そーなので軟弱な己ではたどり着けないと思うので…

 まぁそんな事はおいといて、肝心の御柱祭の方ですが、「諏訪の人たちは七年に一度の御柱に全精力をそそぐと聞いている。すこしまえまでは御柱の年には結婚や他の出費も極力控えたと聞いている」って、そのかわりに御柱の時はドドンとなとゆー事になるらすぃ…六年に一度のハレの日ってパワーが違うんでしょか?こちらの詳細も本書をドゾ。

 そんな御柱にかかわってきている人達の詳細も本書をドゾですが、何とゆーか、どこのポジションの人も皆、意気込みというか、取り組みがマジ、で凄いなぁと…何より凄いのは土地のセレブがちゃんとお金だして仕事しているとこじゃね?最近の日本のセレブが地域社会の為に資産やサービスを提供するなんて、そんな話どこにあるんだぁーっじゃね(笑)

 ちなみに、御柱には保険がきかないぞで、これもこれで凄い話だよなぁ…地元情報としては、御柱の抽選のとこのお話しも興味深い…皆、一番の御柱を引き当てたいけど、それにはくじ引きがあるそな…「抽選はちゃんとやるだよ。始めにまずくじを引く抽選があるだ。うちはそれ一番だっただよ。それで本番を引くだけど、ぐじに書いてある字はこれが読ねえのさ」「宮司様しか読めねえ字が書いてあるんだな」って、そーゆーカラクリか?何事も水面下では色々あるのが常道ってか…お察し下さい…

 ちなみに御柱祭についての地元の医師談かなぁ…「よそ者の目で御柱を観察」して分かった事だろか?これは傍観者視線でよく分かるお話しで、まず「諏訪は中世的感覚がそのまま残っているめずらしい地域」だそで、御柱を支える三つの要素として、一「地区の経済力」ちなみに諏訪には財産区という制度があるそな…二「組織力、統率力」で地域社会のネットワークが根付いているとゆー事らすぃ…三「話し合いの場がある」もしくは尊重されるとゆー事らすぃ…いやはやごもっともの世界じゃね?

 後、日本の祭りはやはり男社会の縮図的な要素が多しで、それをどう進化させ、受容してきたかが、今でしょ(死語?)と、今後の祭りの存続にかかわってきそーな悪寒ってか?

 例えば、著者のよると30年前の弘前ねぷた祭りの翌日の風景、「男たちが車座にあぐらをかいて酒を飲んでいる」のに、その「前庭では女たちがなんとたらいで男たちのふんどしを洗っているではないか」なんですよ、奥さん(誰?)

 また御柱祭の場合は、「ちょっと前までは女は不浄と言われて綱を曳くことはもちろん綱をまたぐなんてとんでもないことのようだった」だそで、祭りとは男の見せ場、男の独占物と化したまま、どこまで存続できるのか?

 どこのお祭りも少しずつ変わってきているみたいですけど(笑)

 他にもたくさんたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。

 目次参照  目次 文化・芸術

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