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2016年9月 3日 (土)

清・明・浄?

日本の祭り 知れば知るほど  管田正昭  実業之日本社

 これ一冊で、日本のお祭りとは何か?がだいたい分かるんとちゃうの世界だろか?というのも、祭りって、トーシロ的にはイベントしての要素に注目しがちですけど、その実、神事としての側面も勿論ありまっせという事じゃね、でして…お祭り、なめたらあかんぜよの世界だった模様…

 なので、そゆお祭りの起源というか、本質とは何か?みたいなお話しもきっちり語られているとこが本書の凄いとこでしょかねぇ?ちなみに祭りの語源って、待つだそで…「神を「まつる」ことは、神を「待つ」ことなのである」とな…そーだったのか?祭り?

 でもって、「神々の「訪れ」の語源は「音ずれ」に発している。カミ、モノ、ヒトがやって来るとき、古代人は着物が摺れるような音を感じたようで、この音擦れが「訪れ」のもとの意味である」って…そんな「神々のオトズレの気配を感じるまで、人ひどはじっと待ったのである」ってて…成程、神様とは待つ対象なんですね、わかります(笑)

 更に「本来、祝詞というのは、神が人に乗り移った際に発せられるコトバのことで、古代のマツリには託宣が付き物だった。いうならば、神の言葉を期待しての祭りだったのである」とな…そーだったのかと、かしこみかしこみもーすーってか?

 まぁ卑弥呼の例を思い出すまでもなく、巫女さんキタコレなんですが、これまたそんな訳なのか?昔からずっと「女性宮司(女性祭祀長)の比率は、仏教やキリスト教など他の宗教と比べても極めて高率である」そな…成程、日本って女性の社会進出が遅れた国だそーですもんねぇ(笑)

 他にもお祭りは夜行われる?なとこで「地域共同体のもっとも伝統的で重要な祭りは、たいてい夜行われている」そな…「神々は夕闇が迫って、顔の見分けもつきにくくなる黄昏時にやって来て、真っ暗な「浄闇」のころになると鎮座し、数日間とどまることもあるが、原則的には夜が明けると帰っていくのである」ってホンマでっかぁーっ?

 まぁそんな訳かはどよですけど、「神道には体系的な教義やまとまった聖典はないが、それに代わって祭りがあるともいえる」って…成程、それが日本の祭りだょぉーってか(笑)

 アリス的には、山車かなぁ?「祭りといえば関東ではミコシ、関西ではダンジリが付き物で、どちらも神の御幸の乗り物である」そな…でそのダンジリなんですけど「ダンジリは庫楽、檀帳、山車などとも書き、祭礼の御幸のとき曳き出す屋台・山車の一種(地方名)である」そな…そんな訳で「京都の祇園祭りが全国に広まり、形を借りた山車の行列が各地に出現した。山車は曳山、だんじり、山笠などと呼ばれ、御幸船が御旅所を巡っていたものが変化し、御幸船に車を付けて陸上を引くものを曳船と呼ぶようになった」そな…そーだったのか?だんじり?

 後はスイス時計絡みで、七夕か?「七夕は棚機を起源とする」そーだけど、これまた詳細は本書をドゾですが、「日本の七夕は、実際には盆行事の露払いとしての禊祓の要素が強い」とゆー事になるそな…

 京都のお祭りとして幾つか掲載されていますが、まずは葵祭り「欽明天皇の五六七年、五穀が実らず、賀茂の大神を崇敬する卜部の伊吉若日子に占わせると、賀茂の神々の祟りとされた。そこで、若日子を勅使として馬に鈴をかけ、人は猪頭をかぶって駆競をする祭礼を行うと、五穀が実り国民も安泰になったというのが起源とされる」そな…祇園祭りの方はとゆーと「清和天皇の貞観十一年(八六九)に、京をはじめ日本各地に祇園牛頭天王の祟りとする疫病が流行し、祇園社の神輿を平安京の神泉苑に送り、国の数の六六本の鉾を立てて祇園の神を祭り、悪疫を封じ込む御霊会を行ったのがはじまりで、天禄元年(九六〇)から毎年行われるようになった」とな…も一つ時代祭りは「京都市民に活力を取り戻させる祭りが要求され、平安遷都一一〇〇年の明治二十八年(一八九五)三月に、桓武天皇を祭神とする平安神宮が創建された。それを盛大に祝おうと、京都が都であった時代の、風俗変遷を表現する時代風俗行列の「時代祭り」がはじまったのである」とな…そーだったのか?京都三大祭り?

 後大阪では、天神祭りキタコレで「天満宮の社域には少彦名命の社が祀られた地で、天暦二年(九四八)に京都の北野天満宮を勧請し、二年後の六月一日より天神祭りがはじまったとされる」そな…また岸和田だんじり祭りは「元禄十三年(一七〇〇)に、岸和田藩主岡部長秦が城内に京都伏見稲荷を勧請し、五穀豊穣を祈願して行った「稲荷祭り」がはじまりで、氏子が地車を引き、「いわか」を演じて祝った」のが始まりらすぃ…

 他にアリス的なとこでは、タマフリきたこれで、「国土へのタマフリがどうしても不可欠になり、それが大坂の生国魂神社の「八十嶋祭」であった」とな…「大阪市天王寺区生玉町に鎮座する生国魂神社は、「延喜式」神名帳の「摂津国東成郡難波坐生國咲國魂神社二坐(並名神大。月次・相嘗・新嘗)」に比定されているが、その祭神は大八洲の霊を総称する生嶋神・足嶋神である」とななな…ちなみに「古代の八十嶋祭は天皇の一世一度の即位儀礼である大嘗祭の翌年に行われることになっていた」そな…大阪、パネェ…

 歴史キタコレでは、明治維新キタコレで、廃仏毀釈、神仏分離キタコレか?あれって土地ころがしがメインかと思っていたら、失業救済対策もあったのか?よーするに討幕派の人間を全て「中央政府や地方機関」で採用できないから、残りは「神社に振り向けたのである」とな…よーするにそれまでは世襲制とか社家制度とかの既得権益を廃止して、そこに余剰人員突っ込んだと…で元々その手の素養がある人が採用された訳ではないから、祭式の簡略化、統一化キタコレになった模様…そーだったのか?官職(笑)あの二礼二拍手一礼もこの時でけたらすぃ…以外と神社の祭式って新しいきかなの世界だったのか?

 も一つ歴史系では、昨今何かと話題のA級戦犯ですけど、「平成の御代の天皇誕生日は、いわゆるA級戦犯の命日でもある。GH!Qは昭和二十三年十二月二十三日、その日が将来、天皇誕生日になることを見越して、七名の絞首刑を執行したが、この日が冬至の翌日(一陽来復)のタマフリの日になることまでは予測できなかったわけである」とな…さすが、米の正義パネェ(笑)

 豆知識もたくさんありますよってにですので、詳細は本書をドゾですが、例えば、十月の神無月…あれって「全国の神々が出雲へ出かけてしまうからとされているが、それは俗説に基づく民間源説で、実際はカンナヅキのナは格助詞のノの音韻交替形で「神の月」のことである」そな…そーだったのか?神無月?となると出雲の神在月はどーなるんだ?

 後、お祭りエピ的には、和霊大祭(和霊神社/愛媛・宇和島/7/22-4)でしょか?「和霊神社は初代宇和島藩主の伊達秀宗の家老で、貧困にあえぐ領民救済に尽力した山家清兵衛が祀られている。清兵衛は反対勢力によって刺殺されたが、領民が徳を慕って慰霊を祀り、とくに海の民の信仰が厚く、県下で唯一の夏祭りである」そな…いつの時代も庶民の味方って…ブルータスお前もかってか…

 後はまつりごとの総本山宮内庁キタコレで、「宮中には年間二三件の祭儀があるという」だそな…何か、宮中というと年柄年中やってそーな雰囲気があったがそーでもないのか?うーん?ちなみ場所は「宮中三殿で行われている」とな…

 ちなみに「祭典には、①天皇陛下ご自身で祭典を行い、御告文を奏上される「御親祭」の大祭。②掌典長が祭典を行い、天皇陛下がご拝礼になる「御親拝」の小祭。③毎月一日・十一日・二十一日に掌典長が行う旬祭があり、原則的に一日は天皇陛下の御親拝、十一日と二十一日は侍従が烏帽子と浄衣、あるいはモーニングでの親代拝がある」とな…詳細は本書をドゾですが、まっ延喜式や日本書紀の頃からキタコレもある訳で、まさに日本じゃね(笑)つつぎなきやってか(笑)

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。それにしても「祭りの中の神事には、「秘すべし、秘すべし」の秘密宗教(密教)の部分があるということになる。というよりも、神事は本来、秘儀であり、見せることを目的とした祭りではなかったのである」とな…祭りか、祀りか、何事も奥が深いってか?

 京都のお祭り・かるた始め(八坂神社、1/3)、蹴鞠(下鴨神社、1/4)、法界寺裸踊り(法界寺、1/14)、歩射神事(上賀茂神社、1/16)、節分会(吉田神社・平安神宮・壬生寺他、2/3)、鬼法楽(廬山寺、2/3)、五大力尊仁王会(醍醐寺、2/23)、嵯峨のお松明(清涼寺、3/15)、はねず踊り(随心院、3/30)、白川女花行列(北白川天神、4月上旬)、やすらい祭り(今宮神社、4月第二日曜日)、醍醐花見行列(醍醐寺、4月第二日曜日)、亀岡花祭り(出雲大神宮、4/18)、壬生狂言(壬生寺、4/21-9)、松尾祭り(松尾大社、4月第四日曜日)、曲水の宴(城南宮、4/29)、神泉苑狂言(神泉苑、5/1-5)、御霊祭(下御霊神社・上御霊神社、5/1-18)、今宮祭(今宮神社、5/5-15)、藤森祭(藤森神社、5/5)、仏舞い(松尾寺、5/8)、千本閻魔堂狂言(千本閻魔堂、5月上旬)、葵祭り(下鴨神社・上賀茂神社、5/15)、三船祭り(車折神社、5月第三日曜日)、薪脳(゛平安神宮、6/1-2)、虎杖祭り(貴船神舎、6/1)、県祭り(県神社、6/5)、御田植祭り(伏見稲荷大社、6/16)、竹伐会(鞍馬寺、6/20)、夏越祓(上賀茂神社、6/30)、七夕祭り(北野天満宮、7/7)、七夕祭り(白峰神宮、7/7)、祇園祭り(八坂神社、7/1-31)、御田植祭り(松尾大社、7月第三日曜日)、御手洗祭り(下鴨神社、7月土用丑の日)、矢取りの神事(下鴨神社、8月立秋前後)、六斎念仏(壬生寺、8/9-10)、大文字送り火(京都市、8/16)、嵐山万灯流し(右京区、8/16)、宮津灯籠流し(宮津市、8/16)、千灯供養(化野念仏寺、8/23)、地蔵盆(京都市各町内、823-4)、広河原松上げ(左京区、8/24)、花笠踊り(思古淵神社、8/24)、六斎念仏(吉祥院天満宮、8/25)、烏相撲(上賀茂神社、9/9)、石清水祭(石清水八幡宮、9/15)、観月会(大覚寺、9月中秋の名月)、晴明神社祭(晴明神社、9/22-3)、ずいき祭り(北野天満宮、10/1-5)、御香宮祭(御香宮神社、10/9)、周祝祭り(大宮売神社、10/9-10)、二十五菩薩のお練り(泉湧寺即成院、10月第二日曜日)、宮津泣き相撲(日吉神社、10/10)、赦免地踊り(秋元神社、10月第二日曜日)、六孫王神社祭(六孫王神社、10/11)、太秦の牛祭り(広隆寺、10/12)、かっこすり(多治神社、10/15に近い日曜日)、田山花踊り(諏訪神社、11/3)、太刀振り・三番叟(朝代神社、10/20前後の日曜日)、亀岡祭り(鍬山神社、10/20-5)、布団太鼓(岡田国神社、10月中旬)、時代祭り(平安神宮、10/22)、鞍馬火祭り(由岐神社、10/22)、お火焚祭り(伏見稲荷大社、11/8)、紅葉祭り(右京区、11月第二日曜日)

 大阪のお祭り、千本餅き(水間寺、1/2-3)、十日戎(今宮戎神社、1/9-11)、どやどや(四天王寺、1/14)、綱引神事(難波八坂神社、1/15)、野里の一夜官女(住吉神舎、2/20)、御田植神事(杭全神社、4/13)、花滴祭り(大鳥神社、4/13)、蛇祭り(八坂神社、4月第一日曜日)、聖霊会(四天王寺、4/22)、万部お練り法要(大念仏寺、5/1-5)、枕祭り(日枝神社、5/5)、能勢の御田(八坂神社、5/8)、御田植え神事(住吉大社、6/14)、夏祭り(けんか祭り)(杭全神社、7/13-4)、八王子神社夏祭り(八王子神社、7/16-7)、蒲団太鼓(恩田神社、7/19)、天神祭り(大阪天満宮、7/24-5)、台(額生根神社、7/24-5)、葛城踊り(葛城神社、8/14)、ガンガラ火祭り(愛宕神社、8/24)、月見祭り(百舌鳥八幡宮、旧暦8/15)、だんじり祭り(岸城神社、9月敬老の日前の土日)、大森神社秋祭り(大森神社、9/27-8)、鼓踊り(桜井神社、10/5)、西代神楽(西代神社、10/9)、獅子舞い(高向神社、10/10)、亥の子(豊能郡、旧暦10月亥の日)、ヤッサイホッサイ(石津太神社、12/14)

 目次参照  目次 文化・芸術

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