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2016年10月21日 (金)

ライオンが三つ?

フットボールのない週末なんて  ヘンリー・ウィンター  ソル・メディア

 サブタイトルは、ヘンリー・ウィンターが案内するイングランドの日常なんですが、所謂一つのサッカーエッセイ集だろか?英のスポーツ記者が自国のサッカーを語るとこーなるとゆーのがよく分かるってか(笑)

 なので、内容が濃いというか、プレミアリーグとイングランド代表を知っている人向きだろか?何気にディープというか、お約束がてんこ盛りのよな?例えば「巷のフットボールファンに「99年のギグスのゴール」と話題を振れば、あたかも昨日のことのように熱く語ってくれる。元祖"ウェールズの魔法使い"が披露した独走ゴールの華麗さと胸毛の濃さを」って…これを瞬時に理解できるスキルがないと、本編全編はこんなノリで突き進むでござるなんですよ、奥さん(誰?)

 まぁ、どんなスポーツにもコアなファンはいるもので、それがサッカーとなれば、コアのコアにはフーリガンな方もいらっさいますから…しかも英、元祖フーリガン発祥の地でござるじゃね?とここまで行けば老いも若きも熱血サポですが、何か?の世界を展開していらっさる模様…

 騙されたを思って一コラムだけでも目を通せば、実に英人らしい慈愛に満ちた文章がお待ちしておりますってか(笑)

 アリス的にサッカーはともかく、英というものをこれでもか、これでもかと教えて下さる本書を拝読していると、これってマジですか?とふとウルフ先生にお伺いをたててしまいそーな衝動が(笑)

 後は、モロッコ水晶絡みで、「98年のワールドカップ・フランス大会前に行われた、モロッコとの調整試合」の場合…「地中海を隔てたスペインでキャンプを張っていたイングランドは、試合当日になって初めて空路でモロッコに到着した」そな…しかし、それが「現地のホテルを使わなかったことで主催者側のプライドを傷つけてしまい、ピッチに登場した選手たちはモロッコサポーターの手による「俺たちの国にだってベッドはあるぞ!」という抗議の横断幕で迎えられたのだった」とな…親善試合にも愛の手をってか?成程、お泊りするのがホスト国への礼儀なのか…

 英代表エピもパネェで、キャラ偏、DFのサル・キャンベルの場合…仏W杯では「西部、海岸沿いにあるラ・ボルの洒落た街並」を「オフの時間を利用して、歴史を感じさせる街なかの建造物を見て回っていたという」で、日韓W杯の時は「自らが「豪華な牢獄」と呼ぶチームホテルを抜け出して散策に出かける」「彼はしばしば日本の田園風景を堪能していた」そで…

 選手的にはプレミアリーグならセレブって事ですよねの世界が展開しているのだろか?この辺りの各クラブの選手と監督の葛藤って相当に根深いものがあるの世界らすぃ…こちらの詳細も本書をドゾ。

 ちなみに「監督と選手の軋轢は長く尾を引く、しかも、その波紋は当事者以外にも及ぶ」そで、「トッテナムは、現役時代のホドルとガスコインがともに英雄として伝説を築いたクラブだ。北ロンドンの名門では、歴代有名選手を招待しての晩餐会が供されるたびに、スタッフがテーブルの割り当てに細心の注意を払わなければならない」そな…遂行不可能な任務って一体?

 監督繋がりで、「外国人監督とはほぼ無縁だった当時のイングランドにおいて、極東経由で現れたベンゲルは「未知の人」以外の何者でもなかった。名古屋グランパスというクラブ名はもちろん、そこでチーム再建に成功したフランス人指揮官のことなど、庶民が知るよしもない」とな…

 そこでベンゲルがした事は「就任直後、新監督は筆者を含む記者8人をクラブの役員室へと招き、2時間にわたって自身のビジョンを語った」そな…「ベンゲルの熱弁は我われの心に響いた」そで、「イングランドのマスコミは、ハイバリーのピッチ上ではなくハイバリーの一室で、フランス人指揮官への認識を改めさせられたのだ」そな…何とゆーか、こーして見ると英で成功するには、まず口で勝ってからじゃないと始まらないよーに見えるのは気のせいか?

 それで代表監督はとゆーと「イングランドの代表監督には、記者陣からの非難とカメラマンによるフラッシュの集中砲火を浴びる終焉が付き物だ」そな…しかも「イングランドの代表監督の地位には、就任前の候補者の誰もが「最高の名誉職」と色気を見せる。だが実際には、栄誉ではなく恥辱とともにポストを去る者が後を絶たない」とな…何しろ次から次へと多彩な顔触れだからなぁ(笑)

 ちなみに英代表の場合、「イングランドのサッカー選手と言えば、遠征先では豪勢な5つ星ホテルに閉じこもっているのが通例だ」なんだそな…スター選手はヒッキーにならざる得ないってか?というのが英の伝統芸能らすぃ…「イングランド人サッカー選手の好奇心の乏しさは、昔から変わっていない」そで…遠征先のホテルでポーカー、「金銭を賭けたカードゲームはこれまた、今も昔もフットボーラーが好む余暇の過ごし方だ」そな…観光なんてく〇くらえってか?

 それにしても英代表もアウェイとなれば、欧州中を旅に出るしかないとみえて、ウクライナとか、ポーランドとか、その国の物凄く辺境での試合会場とかもあるらすぃ…こちらの詳細は本書をドゾ。欧州も都市と地方って色々あるんだなぁ…

 後、英代表の思い出の中で一番と言えば英W杯の優勝じゃまいか?で、この時の線審の名前がトフィフ・バフラモフと言うアゼルバイジャン人だとな…こちらのエピの詳細については本書をドゾですが、「ドイツ人も「不当なゴール」として、アゼルバイジャン人審判が認めたこの3点目をいまだに記憶している、忘れたくても忘れられないというのが正直なところだろう」よーするに独的にはあれは入っていないが合言葉らすぃ…でもって「イングランドでは、大人から子供まで誰もがゴールだったという"真実"を知っているというのに、まったくご苦労なことだ」って…

 しかも「ドイツ戦の勝利は、いつの時代も祝杯を上げるに値する意義がある。その舞台が、ワールドカップであっても、親善試合であっても、そしてイングランドのゴールが、微妙な判定によるものであっても、不可解な超能力によるものであっても」だそーだから、英独戦って一体?それより、そーなると南アでの英独戦はどーなるんだろぉ?特にあのゴールのそれは…

 代表ゴール問題では別事件の問題もあるみたいで、こちらは「1984年6月10日、リオデジャネイロはマラカナンでのフレンドリーマッチ」でのジョン・バーンズのゴールという事になるらしい…これは「イングランド史上でも最高レベルにランクされるゴール」らしーのだが、「一部の国民の間では評価されなかった。ゴールを認めることを拒む者すらいた」そで、その理由が「「黒人選手が決めたものだった」から」とな…「人種差別というこの国にまつわる暗い過去とともに記憶されている」ゴールって事になるらすぃ…英というと自国民の階級格差の方が何かと話題になるけど、人種問題、お前もかの世界だったとは…

 後、対独戦と別の意味で、対伯戦も、英人にとっては、難しい試合なのだなぁと…それからすると日韓W杯的に、静岡は英人にとって苦き土地の名とゆー事になるのか…

 それと英のチームの日常となると、ウィンブルドンの場合、国内移動には「貧相で乗り心地の悪いミニバンを使い続けていた。チームのあだ名は「クレイジー・ギャング」。控え室ては新顔の私服を切り裂き、駐車場では互いにチームメイトを出し抜いてタイヤの空気を抜き合い、試合では対戦相手へのドリンク(紅茶)供給の妨害をするという」って…それが英のジャスティス?

 ちなみにそんな悪ガキじゃねなウィンブルドンチームの美談についての詳細は本書をドゾ。FA杯(1988)以降「イングランドでは、ウィンブルドンにあやかれ」の合言葉とともに、全国の弱小クラブが奇跡の実現を夢見るようになった」のだそな…リバプール的にどよ(笑)

 そして選手の方はとゆーと、ロビー・サベージ(レスター)の件の強烈さの詳細は本書をドゾ。いやまぁピッチ内外闘う選手って奴でしょか…英紳士ェ…他にも「近年のプレミアリーグで、"バッドボーイ"と言えば、ジョーイ・バートン」じゃねって事らすぃ…バトルの相手は経営陣、監督、選手、警察官、政治家にも問題児として見られているとゆー…凄すぎて何も言えねぇですが…他にも「英国(北アイルランド)が生んだジョージ・ベストも、ピッチ外での脆さは神のごときピッチ上での姿とは雲泥の違いだった」って…天才って…続いてミッキー・トーマスの場合は「83年に偽札事件への関与で実刑を言い渡されている」そだし、ビーター・ストーリーの場合は引退後とはいえ、金貨偽造、売春宿の経営、ポルノ作品の密輸入した現行犯って…

 問題児ばかりも何なので、この人を見よで、ジョディ・クラドックいかがっすかぁ(笑)タフなセンターバックでしたけど、ピッチの外では「繊細なタッチを見せる画家」だったとな…しかも自作の絵画の売上金は「各種チャリティーに寄付している」そな…

 これは驚くべきなのか、それとも納得の趣味なのかではモリッツ・フォルツかも?「ホテルのキッチンを借りて、ケーキを焼きながら心を落ち着けることができる」って…元祖乙メン?

 他にはとゆーとポール・スコールズだろか?「スポンサー契約で副収入を得る気もなければ、移籍で年俸増を狙う意識もない。その証拠に、彼には代理人がいない」とな…試合が終わればヒーローインタビューもパスして帰宅しちゃうタイプらすぃ…

 も一つ、リバプールとジェラードの忠誠心の関係性についての件は本書をドゾ。監督的には、ニューカッスルのルート・フリット監督の謎采配とか…英のリーグって人材の宝庫じゃねって位話題に事欠かないよーな気がするのは気のせいか?

 後は、ヒルズボロの悲劇の件もなまなかな話ではないので、詳細は本書をドゾ。英人の凄いところは自国の負の歴史もさらけ出すとこじゃね?スタジアムの安全管理って一体?もあるけれど、それ以上に警察と救急隊の対応の無さが真実ならば、英の公共機関って、一体?悲劇の責任の「濡れ衣は、警察が惨事における失態を覆い隠すために用意された。当時の責任者たちは、生存者や遺族の発言内容までをも、警察側に都合の良い内容に改ざんしていたことが判明した」って…英の警察も、想定外だから責任ありませんだったのか?

 後は、英の食事情というよりアルコール事情だろか?とにかく、英の場合は、いつまでも延々と飲み続ける、それがジャスティスらすぃのだって、これまたホンマでっかぁーっ?なんですが、こちらの詳細も本書をドゾ。まぁだからこそ、国中にパブありきもあると思いますなんだろけど…詳細は本書をドゾ(笑)

 酒繋がりで、「チームが負けても、オーナーが「クラブの危機というのは、重役に極上の白ワインが振る舞われなくなった時のことだ」と言い続けてきたという話は、気高く粋な個人がトップリーグのクラブを所有していた、イングランドの古き良き時代を象徴していた」って件は、まさに大英帝国サマ乙だよなぁ…

 で、食事情だけど、あのデビッド・ベッカムの場合、フレンチレストランでのは夫妻のメニューは、「油を使わずに焼いた魚にはソースもかけず、付け合わせは温野菜。ワインには手を出さず、デザートなしの食後はミルクも砂糖もなしのブラックコーヒー」って…スポーツマンとして節制しているのは分かるが夫婦共々そーなのか?れっきとした仏料理店らしーけど、夕食だとしたら客単価的にどよ?じゃね?でもベッカム夫妻の来店とゆーだけで、ノープロブレムなんだろか(笑)

 面白豆知識的には、チャンピオンズリーグの準々決勝、レアル・マドリー対マンチェスター・ユナイテッドの件で、ロナウドが大活躍した試合ですが(笑)「マクマナマンが母国の風習にならって、チームメイト全員がサインを入れたマッチボールをプレゼントしたのだ。イングランドでは、それがハットトリック達成者への祝福方法として定着している」って、そーだったのか?ウルフ先生?

 この試合の詳細については本書をドゾなんですが、ロナウドのちょっと嬉しい感動話だけではなく、この試合によってピピっと来た人は他にもいたとな…それが「ロマン・アブラモビッチだ」そな…この試合に魅せられて「プレミアリーグに投資の矛先を向けたと言われている」って…そしてプレミア・リーグのオーナー達は…皆まで言うなの世界に突入していく事になったのだろか?

 他に豆的には、世界最強リーグと名高いプレミアリーグですが、「プレミア勢には、チャンピオンリーグ決勝で他国リーグ勢を"まともに"リードして倒した実績がないということだ」って、そーだったのか?プレミア?

 これも豆になるのかなぁで、移籍事情の件で、「放出はあり得ない」なんて科白だと「裏を返せば価格交渉の常套手段」って事らしく、「代理人が「移籍志願はない」」言っている時は…皆まで言うなの世界らすぃ…二転三転は当たり前ってか(笑)

 世界的にというか、ホンマでっかぁーっ?な豆としては、「二度と御免こうむりたいと思わされたホスト」として、「01年3月のアルバニア遠征(02年ワールドカップ予選)は、アウェイにおける過去最悪の経験だったと言ってもいい。目を閉じれば、さびれたホテルやゴキブリが浮いたグラスワインといった、ティラナ(首都)のイメージが今でも生々しく脳裏に甦ってくる」って、ホンマでっかぁーっ?ホンマでっかぁーっ?ホンマでっかぁーっ?アルバニアって…

 日本的には、その手の表現が使われているとこで、「東京の六本木から華やかさと高級感を取り除いたかのような街、ニューカッスルで」の件で、そーだったのか?ニューカッスル?

 他にも日韓W杯ネタで、「"にわかスパイ"にはありがたい環境だった」そで、英代表は淡路島でキャンプしていたらしく、「練習施設の近くには、グラウンドを一望できる小高い丘があった。著者と同じ使命を帯びた新聞記者たちは、丘の上から持参した双眼鏡やカメラマンから拝借した望遠レンズをのぞきながら、先発布陣の予想を立てたのだった」そな…ピッチの回りに幕も張らなかったのか?英代表?

 他にもたくさんたくさん本当にたくさんエピ満載ですので、興味のある方は本書をドゾ。最初から最後までノンストップ劇場でございます(笑)

 目次参照  目次 スポーツ

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